では、続きをどうぞ!
「………け、……佑」
(うーん…あと5分…いや30分…)
「…ん佑、幻佑!」
「うーーーん…あと1時間……」
「いつまで寝てるつもりじゃ!!」
「ウボァー!」
狼の凛子に蹴り飛ばされた。
「あっ痛つつ……」
2回目で能力のおかげで意識は飛ばなかったけど、
やっぱり慣れないなあ…
(慣れるもんでもないけどね)
朝食を食べた後、
凛子が「散歩に行ってくる」と言って出かけたので、
神社には霊夢と二人っきりになってしまった。
「じゃあ、スペルカードルールについて
説明するわね。」
「スペルカードルールとは、
人間でも神様と同等の強さを発揮できるように
出来た決闘のルールのことよ。
もちろん相手を殺してはダメ。
妖怪の争いが幻想郷の平和を壊さないよう作られた…
っていうか、発案者は私なんだけどね。」
「へえ…(霊夢って、意外とすごい人だったんだ)」
「弾幕勝負は、スペルカードという契約書に
則って行われるの。こんな感じのね。 」
そう言って、霊夢はどこからか、
『霊符 夢想封印』と書かれたカードを取り出した。
(?こんなカード、どっかで見たような…
ああ、昨日魔理沙が使ってたな…って、)
「あっ!」
「?どうかしたの?」
「僕も1枚、持ってるかも。」
それは凛子と初めて戦った時の、
技が出た時に現れたカードである。
あの後どこに行ったか分からないけど、
アイテム欄にあるかな…と思ってメニューを開き、
探してみた。
「あなた、そんなことも出来るのね…」
・
・
・
「…あった!」
僕はそのカードを具現化した。
「ふうん…『斬符 超究武神覇斬』、ねえ…
どんな感じの技なの?」
「うーんと…実際に見せた方がいいかな。
カカシかなんかないかな?」
「カカシなんてないわよ…私に使ってみたら?」
「えっ!?さすがに…それはまずいんじゃない?」
「大丈夫だ、問題ない。」(大問題だよ)
「じゃあ…」
そう言ってバスターソードを出し、構えた。
「じゃあ…行くよ…
斬符『超究武神覇斬』!」
スペカを宣言し、一瞬のタメの後、
霊夢に斬りかかった。
「! 純粋な近接技!」
まあ、そりゃあそうだ。
FFの剣技に多段弾幕型の技なんてほとんどない。
霊夢は一瞬戸惑ったものの、
僕の剣撃を難なく躱して行った。
(うーん、やっぱりほかの攻撃がない分
スイスイ躱されるな…)
そんなことを考えていると、14撃目が終わり、
ラストのタメに入った。
この技のタメの長さはネックだなあ…
そしてラストの一撃も躱された…のだが、
ラストの振り下ろしが地面に直撃し、爆発が起きた。
それに巻き込まれて、霊夢が軽く吹っ飛んだ。
「ごめーん!大丈夫?」
「いたた…ええ、大丈夫よ。と言うか、
最後の爆発のこと先に言っときなさいよ。
格好つかないじゃないの。」
「なはは…こっちもすっかり忘れてた…」
と言うか、当たらなくても爆発するんだ…
「で、さっきのが僕の初めてのスペカなんだけど…」
「うーん…とりあえず弾幕勝負には向いてないわね。」
だよなあ…当たる可能性も低いし…
そもそも、FFの技・魔法は全体的に単発で、
相手を確実に倒すために威力に重点を置いている。
つまり量より質である。
対してこの世界の弾幕は、逆に質より量である。
さらに、相手を殺してはいけない。
なので、FFの技はこの世界での戦闘には
向いてないかもしれない。
「かと言って魔法も単発ものだし…あっ。」
「ん?どうかしたの?」
「もう一つの能力のこと忘れてた…」
FFはATBシステムで、
技中に相手が攻撃してくることが想定されてないので、タメなどは大きな隙になりやすいですね。
次回はスペカが数枚出来るかもですね。