東方究幻伝   作:OKSK

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インフルなのに元気だった自分。
どーすりゃいーの?
…では、続きをどうぞ!


8話 弾幕勝負指南②

ここで僕のもう一つの能力、『あらゆる物を合成・分離・増殖させる程度の能力』について説明しておこう。

名前の通り、あらゆる物を合成・分離・増殖させることが出来る。

合成することによって全く違うアイテムに変化したり、

合成に失敗したアイテムを分離したり、

既製品を素材に分離したり、

上記の物などを好きなだけ増やしたり出来る。

しかも、FFには素材となるアイテム、

解体すれば貴重な素材に化ける武具などが沢山ある。

この二つの能力の組み合わせは

もうチートやチーターやんと言われても文句が言えないレベルの相性の良さである。

 

 

 

…話を戻そう。

この能力と魔法を使えば、擬似的…いや、

場合によっては実戦的な弾幕が作り出せるかもしれないということである。

 

試しに、ファイアでやってみる。

「ファイア!」

唱えた瞬間、火球が現れた。

「ほっ!」

それを保持したまま、能力を使って火球を増殖させた。

「よし、こんなものかな!」

すると、目の前に1枚のカードが現れた。

『火符 ファイアボール』

「よーしっ!この調子でじゃんじゃん作るぞー!」

 

 

 

 

 

「早っ……こんなに早くスペカを作るなんて…」

この少年は一体何者なのだろうか…

ほとんど、いや、全く戦闘経験が無いはずなのに、

幻想郷の中では有数の実力者である魔理沙や

あの凛子という狼に勝つことが出来るなんて…

彼自身は能力のおかげだと言っていたが、

あの動きからは能力だけではない、

天性の才能のようなものを感じた。

 

(でも、彼は……幻想郷にとって……

脅威となりかねない?)

彼の能力はまだ未知数。でも、彼がその気になれば、

幻想郷を崩壊させる事も可能なのかもしれない…

(紫は…どうするのかしら…)

 

 

1人でそう悩む霊夢の事など気にかけず、

幻佑はどんどんスペルカードを作って行った。

特に青魔法は、バリエーションが多く

様々なスペカが出来た。

さらに魔法だけでは飽き足らず、各技や魔法剣、

召喚獣にも手を出し始めた。

 

 

 

 

 

 

そして、その最中に「あること」を発見した。

 

 

 

 

 

「ふーっ、疲れたー!」

約4~5時間ほどにわたって

スペカを作り続けたせいで疲労がたまったのか、

幻佑はその場に倒れ込んでしまった。

一方霊夢は、召喚獣を呼び出した辺りから

信じられないようなものを

見てしまったかのような顔をして固まっていた。

 

まあ、普通の人(?)からすれば召喚獣なんて

想像も出来ないような存在だもんな…

 

「本当、貴方には驚かされてばっかりだわ…」

霊夢が呆れ半分、驚き半分で言った。

「まぁ、こんなもんよ!」 幻佑が言った。

(寝転んだままだからカッコつかないけど…)

 

ぐぎゅるるるるる…

「お腹空いた…」

 

「よっと、」

幻佑は起き上がると、霊夢に言った。

「お昼、どうする?」

「うーん…作るのも面倒だし…食べに出る?」

「じゃあ、凛子が帰って来るの待って出よっか?」

「帰ってこなかったら?」

「すぐ帰ってこなかったら…

残念だけど、置いていこっか。」

その時、鳥居の方から、

 

「誰を置いていくって?」

凛子の声が聞こえた。

 

こうして、3人は、揃って昼食を食べに人里に降りた…

 

 

 

 

 

 

 




ここで幻佑が大量に作ったスペカ、
果たしてどんなものなのか…
そして幻佑の見つけ出した「あること」とは…
ヒントは「召喚」です。
次回もよろしく!

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