五等分の姉さん   作:リョー

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最後の方が気にくわないから少し変わるかもしれません。

それと胸糞注意。(作者はリョナは好きではありません。寧ろ大嫌いです。ご理解のほど宜しくお願いします)


予兆

 家庭教師を始めてから約1週間。段々三玖の学力が上がってきた頃のことだった。

 

「ん?何?泊まりに来る?」

 

六來は二乃に首を傾げた。今日は二乃の友達が泊まりに来るらしい。それ自体は別に悪いことでもないし、寧ろ家に上げられる友達がいるというのは逆に良いことだろう。だが、それを態々六來個人に言う理由が分からない。二乃の性格上面倒くさいことは避けて、自分を含む五人を集めて一気に言うと思うのだが。

 

「うん。分かった。義眼は自分の部屋で消毒することにして、あ、それか僕は近所のホテルにでも泊まった方が、、、」

 

「別にそこまでしろとは言ってないわよ。でもあんたが居るとちょっと騒がしくなりそうだから」

 

六來は自分が騒がれてるほど嫌われてるのかと本気で落ち込んだ。しかし本当に二乃が言いたいことはそれとは真逆だ。六來は男女問わず物凄く好かれてる。

 善良で素直な人柄だったり、面倒見が良いところ等が同級生や後輩だけでなく先生にまで人気だった。また、愛嬌があり、あどけない顔が主に異性の間で人気を博していた。

 それでいて彼女は居ないというこれ以上にない優良物件。だから六來の知らない所では六來の隣を誰が取るかというバトルが日々繰り広げられている。

 

「取り敢えず大人しくしていてよね。リビングにはいても良いから。あと、悪いけどお風呂は結構遅くに入ってくれない?」

 

「うん。分かった」

 

返事をすると机の引き出しを開けた。クラスメイトが来るなら眼帯をしているのは見せられないと、スペアの義眼を窪んだ目に嵌め込む。

 

六來はまだ気付いていなかった。これから起こる第一の悲劇に。

 

 

 

 

 

 暫くしてインターホンが鳴った。随分と楽しみだったようで二乃が駆け足で出迎えると女子が三人、家に入ってきた。

 玄関で一人を除き、確りと挨拶をすると早速角にある男物の靴、六來の靴を見つけた。

 

「ねぇ!二乃!この男性用の靴って、、、」

 

「やっぱり本当だったんだ!」

 

「?何が?」

 

二乃は何のことを指しているのかが全く分からなかったが、二人が指す方向にある靴と、ガールズトークをするかのような表情で、何を言っているのかを察した。

 

「「六來くんも一緒にすんでいるんでしょ!?」」

 

 二乃は呆れて何も答えないことにした。

 今騒ぎ立てている二人は二乃が本当に信頼している友達で、先程挨拶をしなかった、最奥にいる女子は先日二乃と仲良く成った女子だ。

 二乃は最奥の女子、新谷のことを気に掛けながら、未だ煩い二人、森山と川海を家に上げた。

 

「「お邪魔しまーす!」」

 

森山と川海は元気に挨拶をしながらリビングに入る。リビングにはテレビを見ながら話す三人と、六來の膝の上に座って抹茶サイダーを飲む三玖。

 

「ねぇねぇ三玖。それ美味しいの?」 

 

「私は好き。一口飲んでみる?」

 

「うん。頂戴」

 

そんなやり取りをしていたが、客が来たことに気付いて六來は三玖を乗せたまま振り向いた。

 

「どうもー。って森山さんと海川さん」

 

「「覚えててくれてありがとー!やっぱ六來くん居るんじゃん!なんで言わなかったのよー!」」

 

二乃の友達がこの二人なのはかなり安心する。二人とは一週間前に知り合って仲良く成った。

 そう安心していた六來だったが、急に悪寒を感じて警戒した。

 施設に居たときに何度か経験したことのある悪寒だ。そしてその悪寒を発しているのは最奥にいる金髪で派手な女子だ。

 彼女が六來に向けて放つ視線は、まるで自分自身を値踏みをしているような気持ちの悪い視線で、六來は思い出したくないものを思い出して冷や汗をかいた。

 

「えっと君は、新谷さんだったよね?」

 

「ウフフ!覚えてくれてありがとう!」

 

吐き気がするほど気持ち悪い。自分とこの新谷という女子の相性は最悪だろう。特にあの眼が大嫌いだ。

 六來は笑顔を取り繕ったまま三玖と一緒に自分の部屋に入った。

 それまでの動き、六來が何をして、何処に、誰と入ったのか、新谷は瞬きもせずずっと見つめていた。

 

 

 

 

 

 その夜、六來は二乃の言い付けを守り、夜遅くに風呂に入った。

 

「ねぇ六來くん?居る?」

 

風呂場の外から森山の声が聞こえた。

 

「居るよ。どうしたの?」

 

「今度それとなく二乃に伝えておいて欲しいんだけど、あの新谷っていう女子、ヤバい。今まで一切喋らないでスマホを弄くってるんだけど、六來君が来た瞬間急に態度変えるんだよね。それと三番目の三玖ちゃん?だっけ?を見つめる目線が怖い。弟なんだからしっかり姉ちゃんを守ってあげなよ?だけど六來くんも気を付けてね」

 

「、、、うん」

 

悪寒は正しかったらしい。まだ何もしてきてはいない。だけどいつ、何をしてくるのかは分からない。

森山はこんなに笑えない冗談は言わないだろうし、信じて良いだろう。取り敢えず、三玖には何が何でも手出しさせない。そう六來は決めた。

 

 

 

 

 

 休日は終わって、また学校が始まった。そして昼休みに事は起こった。

 

昼休み、三玖は新谷に呼ばれて一切、人がいない屋上に来ていた。

 

「あんたが色目使って六來君を誘惑したんでしょ!?」

 

そして来たらいきなり言われた言い掛かり。三玖は必死に弁解しているが聞く耳を持とうとしない。

 

「そんなことはしてない!」

 

「惚けないでよね。それとも、、、滅茶苦茶にして言うこと言わせた方が良いのかしら?」

 

「出てきなさい」

 

出てきたのは4人の男子。全員体育部員だろう。4つの大きな影が三玖を覆った。

 

狼狽える三玖に新谷は迫っていき、腹頬を打った。そして腹を殴る。

 

気色の悪い声で笑いながら三玖をいたぶった後、影が三玖に迫った。

 




この女のプライドがずったずたに引き裂かれるとこ、みたくなぁい?
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