本来なら、冒険者登録と装備の準備を一話で終わらす予定だったのですが、
文字が15000文字突破してしまったので、小分けにします。
意図した事を書き切ろうとしたら、あっという間に文字が長くなってしまった。
神殿を出た、火の無い灰。
これから冒険者登録を行う為、ギルドに向う事になった。
灰にとっては、街の賑わいもこれから起こるであろうギルドの喧騒も、全てが新鮮に映るであろう。
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薄めの青色の空に、くっきりとした白色の雲が風に緩やかに流されていく。
まだ早朝という時間帯だが、道行く人々は活気に満ち溢れ、その賑わいに目を細め次々と視線を泳がせる若い男が一人。
「田舎者丸出しですぞ?灰の方」
先頭を歩く武装した男が話しかけた。
彼は、地母神の神殿所属の衛兵で、神殿内の保安業務を主任務としている。
それにしても、何度目だろうか。
灰にとって良い意味で街の活気に慣れておらず、目にするもの全てが珍しく新鮮に映るのも、無理らしからぬ事だろう。
まるで初めて祭りやパレードを目にする子供に似た感覚だ。
「失礼。どうしても目が行ってしまってね」
フード越しに頭を掻きながら照れくさそうに身を縮める灰。
「私も昔は冒険者だったのですが、膝にゴブリンの矢を受けてしまってね」
何と、それはいけない。
――今度は、私がゴブリンの膝に矢をお見舞いしてやろう。
「これから嫌と言うほどこの光景を目にする訳ですからな、どうせなら若い美人を目に焼き付けた方が得ですぞ!」
そんな他愛ない話をしながら、衛兵に先導され灰は冒険者ギルドへ案内されて行く。
上質の木材や石材をふんだんに使用し建築された建造物、冒険者ギルド。
剣と盾の装飾が施されたエンブレムが目印となっており、ADVENTURER’S GUILDと書かれている。
数ある冒険者ギルドの中でも、比較的大き目で外から見ても多くの人が出入りしていた。
「此処が冒険者ギルド。冒険者達の拠点となる施設です」
成る程大きい。
灰は直ぐ中に入らず、ギルドの建物そのものを観察した。
「・・・さ、立ち止まってないで中に入りましょう」
衛兵が入り、灰も釣られる様にギルドの扉を潜る。
「みなさ~~ん!お待ちかね、依頼の張り出し時間ですよ~~!」
カウンターの受付譲が、声高々に叫ぶと同時に、待機していた冒険者達が一斉に詰め掛ける。
依頼用紙を取り合う者、冒険者同士で押し退けあう者、過激な所では小競り合いが発生している者達まで居た。
「・・・・・・」
ギルドに入った、火の無い灰。
只々、唖然とするばかりで、とても登録どころではなかった。
「少しの間待つといいでしょう。その内カウンターも空きますからな」
衛兵が言うには、何時もこんな様子だそうだ。
「・・・さて、私は本来の務めに戻りますぞ。それでは冒険者生活とくと堪能あれ!」
彼は見事な敬礼で、踵を返し立ち去った。
灰も丁寧な一礼で返し彼を見送り、喧騒が収まるまで待機する事にした。
時間を潰す為、適当な待合用の長椅子に腰を掛け、改めてギルド内を観察する。
ギルド内の喧騒は、灰にとって味わった事の無い新鮮なものだった。
何もかも静寂で閑散していた火継ぎの祭祀場、静かで穏やかではあったが、そこに居座る人々は自分も含め皆、冷め切った目をしていた。
彼だけだろうか?
一心不乱に武器を鍛え続けていた不死の職人、アンドレイ。
火が陰ろうとも、世界の終焉が迫ろうとも、彼だけは武器を鍛え役割を果たし続ける。
時に豪快に笑い飛ばし、武器を鍛える為の特殊な種火を見つけ手渡した際、様々な知識を披露してくれた。
何処と無く、カタリナのジークバルトと通ずる何かがあった。
――もしかしたら、あの二人何らかの交流が有ったのかも知れないな。
そんな思いに更けながら、ギルドの騒々しさを暫し楽しむ。
灰に声が掛かった。
カウンターの職員が手招きをしている。
彼女には見覚えがあった。
地母神の神殿にて、司祭長の傍らに居た監督官候補の女性だ。
――成る程ギルドの職員だったのか。
これも司祭長の配慮によるものだろう。
灰は、カウンターに近付いた。
「冒険者ギルドへようこそ!どういった御用件でしょうか?」
彼女は、にこやかな笑みを向け灰を迎えた。
――解ってるくせに・・・・・・。
そう思いながらも彼女に用件を伝えた。
「冒険者登録をお願いします」
「登録を御希望ですね。それではこの用紙に必要事項の記入をお願いします。読み書きは出来ますか?」
彼女からの質問に、『出来る』とだけ答え、灰は用紙に必要事項を記入していく。
氏名、年齢・・・・・・。
・・・ん?昨日も同じ体験をしたような?
記入を終え用紙を手渡す。
すると彼女は、おもむろに見覚えのある用紙を取り出した。
――あれは昨晩、神殿の試験で・・・・・・。
灰が目にしたのは、試験と称して記入させられた用紙であった。
彼女は、今書いた用紙と昨日の用紙を丹念に照らし合わせ、一つ一つ項目を確認していく。
――周到な事だ、全てしてやられたわけだ。
灰は、やれやれといった感じで軽い溜息をつく。
だが唐突に、彼女から小声で話し掛けられた。
「言っとくけど貴方かなり恵まれている方よ。これが我が、至高神の神殿だった場合どうなっていたか・・・・・・」
どうやら地母神は、かなり慈悲深いらしい。
至高神なら、さらに重い刑罰も決して珍しくないのだ。
「・・・あの人には本当に感謝している。本当だ」
灰は、そう告げた。
程無くして、手続きが終わり最終確認に移る。
「氏名は火の無い灰(変な名前)。技能は剣士一(妥当ね)、奇跡一(・・・へぇ、奇跡使えるんだ)、呪術の火一(…何これ?)、年齢は15~16歳(私より若いじゃない)、他には・・・・・・」
彼女は、手際良い手順で認識票を作成していく。
「・・・はい、完成です。今日この瞬間から、貴方様は冒険者になりました!」
そしてパチリと机の上を置いて滑らせ、彼に第十位、白磁等級の認識票を差し出した。
「・・・これが認識票」
それをゆっくり受け取り、まじまじと見つめる。
「はい、そうです。何か遭った時、身分の証明にも使われますから、亡くさない様にお願いしますね」
――何か遇った時・・・・・・、・・・そうか、あれか。
灰の墓所で犠牲となった、黒曜等級の冒険者達。
自分も一歩間違えば、彼等の様な結末が待ち受けているに違いない。
この瞬間より、火の無い灰は冒険者となった。
灰は、白磁のプレートを首に懸ける。
「・・・ああそれと、先立つものが無くて換金をお願いしたい、可能か?」
灰自身この世界で使える資金を所持していない為、墓所で拾った『錆びついた金貨』を換金する事にした。
どれだけの価値になるかは分からないが、一文無しでは冒険以前の問題だ。
火継ぎの世界の様に、何事もソウルで取引は通用しないのだ。
この四方世界では何をするにも金が要る。
「可能ですよ。鑑定に少し時間が掛かりますが、宜しいですか?」
監督官候補の受付嬢が確認を求めた。
灰は構わないと伝え、冒険者の等級や基本的な説明を受ける事にした。
冒険者は、十段階からなる階級で区別されている。
最下級の白磁等級から始まり、白磁、黒曜、鋼鉄の下級層。
中堅の、青玉、翠玉、紅玉の中級層。
上位の、銅、銀、金、白金。
だが金等級は、主に国家規模の難事に関る冒険者で、白金等級に至っては伝説に準(なぞら)える存在だと言う。
従って、在野最上級は銀等級の冒険者になる訳だ。
一段階下である銅等急でさえ、実力と実績、人柄や社会的信用度を高い水準で満たした、冒険者である。
更に、ギルドには昇給審査が存在する。
数多くの依頼をこなし、その実績と報告の審査に基き、人柄や社会的信用度等を加味した結果、最終面接を得て、昇給出来るのである。
「・・・つまり、私は新人。駆け出しという事か」
「その通りです。先ずは実績作りからですね」
灰は深く頷き、説明に耳を傾けた。
説明を聞き、暫くして。
「・・・あっ、査定が終了したみたいですよ」
カウンターの机に薄布を敷き、その上にこの世界での王国金貨が並べられていた。
全部で、十二枚ある。
「金貨十二枚、多いのか少ないのか」
灰には、その基準は判別しかねた。
「多い方だと思いますよ。古い金貨一枚につき四枚」
錆びついた金貨、その内の一枚は神殿の世話になった礼として、宿代と文化財布施の一環として、差し出してきた。
「あの金貨、魔力が含まれてたみたいだけど、どういう事なの?」
彼女が尋ねてくる。
聞かせようか?と灰が言うと、
是非聞きたい!!と彼女が、カウンター越しに身を乗り出してきた。
――周囲の視線が痛い・・・・・・、貴公、もう少し落ち着き給えよ。
そう思いながらも説明を始めた火の無い灰。
― 錆びついた金貨 ―
金貨を握り砕き特集なソウルの恩恵により、一時的に発見力を高める効果がある。
灰は、更に古き言い伝えを付け加えた。
「富を失った者は、いつかより豊かな富に出会う。ならばより多くを失うべきではないか」
実際のところ殆ど使う機会など無く、木箱の肥やしとなっていた印象が強い。
「・・・やっぱり変わった世界ね、貴方の居た世界」
聞いていた彼女は、感心するやら驚くやらだった。
兎に角、これで幾許かの資金を得ることが出来た、この金で装備を整えるべきだろう。
「それじゃぁ、折角だから依頼を見ていきます?あちらの掲示板に張り出されていますから、等級に見合った内容を選んで下さい」
彼女が指差した先に掲示板があり、何枚かの張り紙が張り出されていた。
灰は掲示板の依頼用紙を見つめ、ある依頼に注目した。
―― 正体不明の遺跡調査 ――
突如、同時多発的に発生した、巨大遺跡群。
それらの一つ、城砦の高壁らしき遺跡の調査を頼みたい。
全容が全く掴めず判明しているのは、古い文献に記載されてる、ある居城に似ていると言うだけだ。
物見からの報告では、高壁に巨大なドラゴンらしき怪物の目撃例がある。
気を付けられたし。
追記: 現在、青玉等級の冒険者一党が調査中。
結果報告を待て。
「……間違いない・・・、これはロスリックの高壁じゃないか」
すかさず依頼用紙を剥がし、受付へと持っていく灰。
「この依頼を受けたいのだが」
しかし、監督官候補の彼女は、渋い顔で首を振る。
「申し訳ありませんが、今の貴方は白磁等級。この依頼は最低でも青玉等級が必要です。ましてや貴方は単独、尚更行かせる訳にはいきません!」
きっぱりと断られてしまった。
「やっぱり駄目か・・・・・・。先ずは、下積みが必要と言う訳か」
灰は些かの落胆を見せる。
「ごめんなさい。白磁でどうしてもと言うのであれば、最低でも三党分位のパーティなら何とか・・・・・・」
少し申し訳なさそうな顔で彼女が説明した。
更に付け加えるならば、他の白磁等級の冒険者一党も、この依頼を受けようとしていたらしい。
無論彼女は、きっぱり丁重にお断りさせて頂いたが。
それならば仕方が無い、ギルドにはギルドの事情がある、規定に基くべきだろう。
灰は、白磁等級向けの依頼に目を通す。
1:ドブさらい。
1:下水道での大ネズミ退治。
1:下水道での黒蟲退治。
1:荷馬車の護衛。(定員オーバー)
1:倉庫の番。
荷馬車の護衛だけ定員オーバーか、つまり人気があるという事だな。
余り多くの種類は見当たらない様だ。
流石に懸け出し用の依頼だ、種類が少ない。
そう吟味していると、彼女から声が掛かる。
「もし良かったら、あの娘の元へ行ってみたら?」
そう言われ、少し離れた所に別の受付譲が居た。
髪を三つ編みに束ね薄化粧を施した、容姿に優れた女性だった。
聞けば彼女とは、都の研修時代からの付き合いだと言う。
「ありがとう。行ってみるよ」
軽く頭を下げ、その受付嬢の受け持つカウンターに歩みよる。
「あの、すいません。これ等以外での白磁用の依頼はありますか?」
「ああっ、はい!ありますよ。ゴブリン退治ですけど」
受付嬢は少し慌てた様子で対応した、まだ新人っぽさが抜けきれていない感じだ。
誰か待っていたのかもしれない、そんな様子にも見られる。
そして灰に提示された、膨大な数の依頼用紙。
ゴブリン退治。
1:辺境の村に出現したゴブリンの群れの討伐。
1:洞窟に棲み付くゴブリンの殲滅。
1:近隣のゴブリンを退治してほしい。
1:畑を荒らすゴブリン達の退治を。
1:村の家畜が奪われた。ゴブリンの討伐を。
ゴブリンの討伐してほしい。
ゴブリン退治……。
ゴブリン…。
ゴブ…。
ゴ…。
……何だこれは?
あまりの膨大なゴブリン関連の依頼に目が眩み若干眩暈を覚える灰。
目にする依頼の全てが、ゴブリン、ゴブリン、ゴブリン、ゴブリン。
ゴブリンに関しては、灰にとっても記憶に新しい。
あの灰の墓所で出会った、最初の住人。
それがゴブリンだった。
忘れもしない、あの強烈な印象は灰の心にも深く刻み込まれていた。
「どうしてゴブリンだけこんなに沢山……」
受付嬢に質問する灰。
すると、彼女は目を伏せ影を落しがちに、ゴブリンに着いて説明しだした。
ゴブリンは最弱の魔物で、単体では人間の子供程度の身体能力だが、集団や徒党を組む傾向にあり、近隣の集落や村を襲い略奪行為に走る。
襲った村の住人を殺し、食料や家畜、更には人族の女まで奪っていく。
元々雄しか存在しない為、多種族の女を孕ませ数を増やす。
悪辣極まりない精神性で常に、他者を見下し、弱い者には徹底的に悪意の暴虐をぶつけて来る。
略奪民族なので、常に奪う事しか頭に無く、自分で何かを生産するという概念が無い。
自分は常に被害者意識で、自らが加害すると言う発想は一切無い、だから人間の子供にも容赦が無い。
最も厄介なのは、ゴブリン=弱い このワードに尽きる。
即ち国や街の正規軍が動かないのである。
この世界には、ゴブリン以上の脅威がそこら中に転がっている。
ドラゴン、デーモン、アンデッド、巨大なモンスター、邪教集団、等枚挙に暇が無い。
それ故冒険者が、依頼を受け討伐に向かうのだが、新人の仕事という認識が強い。
その先入観は、油断を生み慢心を誘発させ結果、討伐に失敗し全滅する事例も数多くある。
生きたまま解体されたり、女は基本死ぬまで陵辱され尽くし、孕み袋に成り果てるのである。
それでも二度三度と数回に渡り、新人の一党送り込めば退治出来てしまう。
ますます国は、動かざるを決め込む要因となっていく訳だ。
更に依頼者は、あまり裕福ではない集落の住人から来る事が圧倒的に多く、危険度の割りには収入が少ない。
これ等の悪条件が重なり、経験豊富な冒険者はゴブリン関連の依頼を敬遠され、新人も数回のゴブリン退治で卒業というのが、半ば一般常識化しているのである。
「…成る程、想像以上に厄介な異形だな。ゴブリンは」
灰は、ゴブリン関連の用紙を次々と確認していく。
やがて決心したのか、一呼吸置いた。
「…ゴブリン退治を受けさせて下さい。私の様な単独でも達成出来そうな依頼はありますか?」
戦闘力は充分でも、冒険者としては全くの無知蒙昧な輩であり、灰は受付嬢に助言を請う事にした。
実際灰の見てくれは、白い布フードを被った、何処からどう見ても立派な不審者にしか見えない。
誰も率先して、新人ホヤホヤの灰に声を掛ける者など、一人も居なかった。
「そうですね、単独だと……」
受付嬢は、単独でも達成出来そうな、なるべく難易度の低い依頼を探そうと、用紙と睨めっこしていると。
「ゴブリンか?」
突如くぐもった男の声がした。
受付嬢と灰が声の方へ振り向くと。
「ゴブリン退治だろう?」
そこには二人にとって見覚えのある鎧姿の男が立っていた。
「あっ…ぼ、冒険者ギルドへようこそ!」
突如受付嬢の顔が明るくなり、満円の笑顔で彼を迎えた。
「灰よ…、冒険者になったのか」
「ああ、おかげ様で…な」
お互い、短い挨拶を交わす。
灰の墓所以来の再開であった。
「あれ、二人ともお知り合いですか?」
受付嬢が尋ねた。
「ああ、この前話した旅人だ」
「彼には、ゴブリンに襲われていた所を助けてもらいました」
それぞれが答えを返す。
「それで、ゴブリン退治を受けるのだろう?」
鎧姿の男、鎧戦士は灰に尋ねた。
「ああ、単独でもこなせる依頼を探していたんだが……」
灰は、単独でゴブリン退治を引き受けるつもりでいた。
「俺と組め。ゴブリンのイロハを教えてやる」
鎧戦士が共闘を提案してきた。
これは灰にとっても渡りに船だった。
素性も知れぬ誰かと組むより、少しでも気心の知れた相手と組めるなら、それに越したことは無い。
安心感が桁違いだ。
墓所で、たった一度の共闘だったがあの激しい戦いは、両者にとって大きな影響を与えた様だった。
「頼めるか?君となら心強い」
灰も快諾する。
「ああ。依頼は、俺が決めるぞ」
そう言うと鎧戦士は、一枚の用紙を手に取り受付嬢に渡す。
「この依頼を頼む。今日は一件で良い」
依頼内容はこうだ。
― ゴブリン退治 ―
近隣の農村に出現した、ゴブリンの群れを退治してほしい。
毎夜、畑や家畜が襲われ被害に遭っている。
被害が拡大する前に退治してほしい。
数は不明。
報酬金額、金貨二枚。
「この依頼ですね。承りました、お気を付けて。報告するまでが仕事ですよ」
受付嬢は、笑顔で彼の対応する。
用紙にサインをし、依頼受注の手続きが完了した。
登録を済ませ、依頼を受け、いよいよ火の無い灰の最初の冒険が始まるのだ。
「灰…まさか、その装備で戦うのではあるまいな?」
鎧戦士に忠告され灰は、これから装備を整えに行くつもりだと伝えた。
「ギルドに併設された、武具屋がある。付いて来い」
どうやら装備は、併設された武器屋で買えるらしい。
鎧戦士に付いて行き、武器屋に向って行く二人。
その背中を其々の想いで見送る女性が二人。
受付嬢は、――あのフードの人、何処となく彼に似ていたなぁ。
監督官候補は、――無理をしないで生きて帰ってきて、二人共。
――な、何?何なの二人共、神妙な顔しちゃって?
分けも分からず、蚊帳の外に置かれた先輩嬢が一人、きょろきょろと視線を泳がせた。
ギルドの中に冒険者の姿は、疎(まば)らになっていた。
如何だったでしょうか。
やっと冒険者になれた。
長かった……。( ̄□ ̄)
もっとサクサクと進ませれば良かったかな?なんて思っています。
少しでも楽しんで頂けたら幸いです。
デハマタ。( ゚∀゚)/