ゴブリンスレイヤー ―灰の剣士―   作:カズヨシ0509

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 少し日にちが開いてしまいましたが、投稿します。

暖かくなったり寒くなったり、寒暖の差が激しく体調管理に苦慮する日々が続きます。

それにしても何時なったら本編と合流出来るのやら。


第15話―故郷の流れ着く地、ロスリック―

 そこはロスリック。

 

火を継いだ、薪の王たちの故郷が流れ着く場所。

 

巡礼者たちは、皆北に向かいそして、予言の意味を知る。

 

“火は陰り、王たちに玉座なし”

 

継ぎ火が絶える時、鐘が響きわたり古い薪の王たちが、棺より呼び起されるだろう。

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 「大将、見えて来ましたよ!」

 

馬車の荷台の窓から、遠眼鏡を通して見ていた少年斥侯が叫ぶ。

 

灰を除くメンバーが、次々と馬車の窓から今回の目的地ロスリックの高壁に視線を向けた。

 

距離的にはまだまだ遠いが、絢爛且つ荘厳な城の造りは、視る者を圧倒した。

 

王都でもこれ程の立派な城砦が果たして存在するだろうか。

 

高壁だけでこの圧倒感が伝わって来るのだ、高壁の奥ロスリック城に至っては神々の領域に達するだろう。

 

実際皆が皆、高壁に釘付けになっていた。

 

暫くして馬車が停車した。

 

御者が言うには、此処から先は危険区域に分類される為、近づけるのは此処までが限界らしい。

 

全員馬車を降りる。

 

どうやら巨大なクレーターの様な窪地にロスリックの大地が存在していた。

 

巨大と言ってもそのクレーターの規模は、王都を遥かに凌駕する程の高さと広大さを誇る。

 

冒険者全員が息を呑み、その広大で荘厳な城に目を奪われ言葉を失った。

 

先人達は王都を凌ぐ、この巨大な遺跡に挑んだのだ。

 

己の命を懸けて。

 

 

 

「それにしてもこんな所に、亡者がうようよしてるとは信じられねぇぜ!」

 

 槍使いが誰に対してでもなく、呟く。

 

「そう、ね。今でも、国として、機能して、そう」

 

 女魔術士も同意する。

 

遠目から見ればそう見えても何ら不思議ではなかったが、間違い無くロスリックは亡者の巣窟なのだ。

 

でなければこの様な状況は発生していない。

 

 

 

灰は、ロスリックを注視した。

 

霞がかってはっきりと見えないが、ロスリック城の反対側には不死街に続く道が辛うじて確認出来た。

 

更に奥地には巨大な建造物の輪郭や雪に覆われた山脈が、うっすらと見える。

 

恐らく、深みの大聖堂を始め、冷たい谷のイルシールも流れ着いているのだろう。

 

ロスリックがこの世界に流れ着いたのか、この世界がロスリックに流れ着いたのかは、灰には判断出来かねた。

 

 

 

「近くに緩やかな下り道があるな。そこから侵入出来そうだ」

 

 男神官から託されたメモを頼りに、灰が侵入路を指し示す。

 

巨大なクレーターは断崖絶壁だが、幾つか緩やかな下りになった坂道が点在していた。

 

人が通るには充分な広さだが、馬車が通るには狭く反転も出来ない、襲われれば一溜まりもないだろう。

 

「皆、隊列を決めるぞ!」

 

 重戦士の号令と共に隊列が決められる事になった。

 

「先ずは斥侯を先頭に、……と言いたい所だが」

 

 重戦士は、年齢を偽り冒険者になった幼い少年斥侯に視線を向けるが。

 

――とても役割を果たせそうにねぇな。

 

自分自身も新人の域を出ていないが、斥侯は更に幼く圧倒的に経験が不足していた。

 

現に震え、足元もおぼつかない様子だ。

 

完全に緊張で満足に動けるかどうかも怪しい。

 

下手に先頭など任せたら、間違い無く全員に危険が及ぶだろう。

 

「先頭は私に任せて頂きたい」

 

 名乗りを上げたのは、火の無い灰だった。

 

「大丈夫なのですか?」

 

 半森人の軽戦士が尋ねてくる。

 

「大丈夫だ、心配ない。そいつは古文書を通じて、この遺跡に対して多少なりとも知識を持ち合わせている。寧ろ適任だろう」

 

 女騎士がフォローに回った。

 

「決まりだな。先頭は、灰のアンタ。続いて俺。それから……」

 

 重戦士が隊列を決めていく。

 

先頭が灰、順に重戦士、女騎士、半森人の軽戦士、少年斥侯、圃人少女の巫術士、半森人少女の野伏、女魔術師、禿頭の僧侶、同期戦士、槍使い、鉱人の斧戦士の順だった。

 

先頭と最後尾に戦士職、中央に後衛職を集中させた陣形だった。

 

 

 

 

 

下り道を歩き、圃人少女の巫術士があるものを見付けた。

 

「あれってもしかして、他の冒険者さん達じゃありませんか?」

 

 別の下り道を指差す。

 

良く見ると別の冒険者集団が、違う侵入路からロスリックへ挑もうとしていた。

 

「考えとる事は同じかのう!」

 

 鉱人の斧戦士がその集団を見やる。

 

どうやら別ギルド冒険者達も、複数の党で徒党を組み、まとまった戦力で挑む様だ。

 

一党では明らかな戦力不足と踏んだのだろう、彼等も過去の教訓を生かし徒党を組んだのだった。

 

下り道を進んで行く一行。

 

このまま行けば、見覚えのある場所に出るだろうと灰は確信していた。

 

火の祭祀場から篝火を灯し、そこから高壁へ初めて転送したあの場所だ。

 

 

 

特に敵の襲撃も無く道を歩き、建物の重い扉を開ける。

 

その中は、祭壇に螺旋の剣と器の模造品が置かれていた。

 

 

 

――やはりな、間違いなかった。

 

 

 

中は薄暗い、もう一つの頑丈そうな扉が閉まっていた為である。

 

「今から扉を開ける。此処から先は敵の巣窟だ!警戒するんだ!」

 

 灰は皆に警戒を施し、扉に手を掛け押し込んでいく。

 

扉はかなり重く、腕力に優れた重戦士と鉱人の斧戦士も手伝った。

 

3人がかりで押し込み、扉は重く軋む音を立てながら、ゆっくりと開かれた。

 

 

 

 

 

―― ロスリックの高壁 ――

 

 

 

 

 

高台から周囲を見下ろし、灰以外の全員が言葉を失う。

 

外から見た絢爛で厳かな景観とは打って変わって、禍々しく荒廃した景色が広がっていた。

 

朽ちかけた、石造りの砦。

 

亡者と樹木が融合したかのような、気味が悪いオブジェ。

 

それを拝む動く死体、亡者。

 

獲物を求め徘徊する、干乾びた亡者犬。

 

そして其処彼処に散乱する、冒険者らしき死体。

 

言葉でどう表現して良いか分からなかった。

 

「俺は悪夢でも見ているのか?」

 

 同期戦士が言葉を漏らす。

 

額に汗を滲ませ、瞬時に緊張感が跳ね上がった。

 

否、彼だけでは無い。

 

他のメンバーも差異こそあれど、同様の反応を見せていた。

 

特に半森人少女の野伏と圃人少女の巫術士は、既に涙目になっていて今にも泣き出しそうにガタガタ震えている。

 

『大丈夫!俺が守ってやるから安心しろ!』

 

 半森人の少女にそんな声を掛ける事が出来ない、同期戦士。

 

まだ戦闘もしていないのに、誰かを気に掛ける余裕など一瞬で失われた。

 

唯、火の無い灰だけが一人階段を降り、嘗て篝火が存在していた場所に落ち着く。

 

 

 

――やはり都合良く篝火は存在していないか。

 

 

 

皆が困惑し戸惑う中、灰は無言で意識を集中させソウルの感知を行う。

 

瞬時に敵の配置状況が、頭に流れ込んで来た。

 

――明らかに配置が変わっている?それに数も増えている、幸い此方に気付いていない様子だが。

 

灰は苦い顔をした。

 

託されたメモから大方察しは付いていたが、これ程変わっていたとは。

 

一応警戒を怠らない様に皆を誘導する灰。

 

他のメンバーが、次々と降りて来て灰の下に集まった。

 

「周りに気を配るんだ。奴等も奇襲を得意とする」

 

 嘗ての灰も、敵の奇襲に嵌り何度も何度も痛い目を見て来た。

 

その時は、不死人であった為、死に覚えると言う教訓を生かせたのだが、只人となった今それは出来なくなった。

 

仲間の為にも、こんな所でむざむざ死んでやる気は無かった。

 

「……少しでも冒険だと浮き足立ってた俺がどうかしていたぜ……」

 

 同期戦士が苦々しく顔を歪め呻く。

 

 

 

――その時!

 

 

 

彼は余りの一瞬の出来事に、理解が追い付いていなかった。

 

自分の目の前に、灰の握り拳が視界に入っていたのである。

 

いや、正確には何かを掴んでいた。

 

良く見るとそれは金属性の杭、クロスボウに使われるボルトだった。

 

「弓兵が居るぞ!」

 

 女騎士が叫ぶ。

 

「野伏!弓で応射を速く!!」

 

 重戦士が半森人少女の野伏に指示を出すが。

 

「え?あ、えっと……」

 

 余りの唐突な奇襲に対応が追い付いていない。

 

それでも辛うじて弓を構え、クロスボウ兵に弓で応射する野伏。

 

覚束(おぼつか)無い動作で放たれた矢。

 

その矢と共に無言で疾走する灰。

 

矢は敵の肩に命中するが、怯む様子が無い。

 

痛みを物ともせず次の矢を番える亡者。

 

しかし、瞬時に間合いを詰めた灰のシミターによって亡者の首を切り飛ばされた。

 

「――GyeAaaaa!!」

 

 灰が止めを刺したと同時に、聞き覚えのある金切り声が響き渡った。

 

倒した亡者の更に下段の階で、ランタンを装備した亡者が異常な叫び声で、周囲に警戒を呼びかけたのだ。

 

――くっ!あんな所に歩哨兵が?!

 

それに見付けるのが早すぎる!

 

こんな広い索敵範囲ではなかった筈だ!

 

灰は僅かに舌打ちし、皆に危険を呼び掛けた。

 

「皆、戦闘体制!気付かれたぞ!!」

 

「戦士職は、前へ!魔術師組みは下がれ!」

 

 重戦士が剣を抜き、指示を出す。

 

女騎士、槍使い、斧戦士、そして同期戦士や軽戦士も動揺しながらも武器を構え前に出た。

 

亡者達の集団が、一斉に襲い掛かって来る。

 

戦いは、まだ始まったばかりなのだ。

 

折れた直剣や刃毀れした剣を振り被りながら、亡者の群れが階段を駆け上がって来た。

 

階段は二つあり、灰は亡者犬が居る側で迎撃体制に入る。

 

もう一つは残りの戦士職に任せるとしよう。

 

 

 

亡者犬は、非常に俊敏な動きで相手を翻弄し、隙を突いて急所に噛み付く非常に厄介な存在だ。

 

素早い動きに加え他の敵と連携されれば、その脅威度は格段に跳ね上がる。

 

何度亡者犬に生きながら食い殺された事か、枚挙に暇が無い。

 

 

 

亡者犬だけではない、大柄なロスリック兵の存在も懸念材料だった。

 

破壊力とリーチに優れた、グレートアクスやハルバードを装備した亡者の兵士。

 

耐久力も備えまともに攻撃を喰らえば、瞬時に肉塊にされるだろう。

 

亡者犬二匹が吠えながら、階段出口で陣取る灰目掛けて駆け上がって来た。

 

慎重に間合いを見定め、灰の喉笛目掛けて噛み付こうとする亡者犬の首を一閃して切り落とす。

 

――まず一匹!

 

完全に仕留めた事を確認し、次の亡者犬に備える。

 

階段という狭い通路では、俊足を誇る亡者犬と言えども獲物を翻弄する事が出来ず、攻撃進路を限定させる事が出来る。

 

結局真正面から飛び付くしか攻撃手段が無く、二匹目もアッサリ切り捨てられた。

 

これで最大の懸念材料である亡者犬は始末出来た。

 

灰は後方の戦士達に視線を向けた。

 

重戦士達を筆頭に、皆が応戦している。

 

互いの武器が当たらない様に、距離を保ちながら亡者達を迎撃していた。

 

「どるぁッ!!」

 

重戦士のグレートソードが亡者兵の剣毎、腕を粉砕した。

 

敵はその衝撃で一瞬だけ揺らぐが、武器を失おうが関係無く更に距離を詰める。

 

「クソ!何だよ、コイツは?!怯みやしねぇ!」

 

 重戦士に噛み付こうとする頭部を槍が貫き止めを刺す。

 

「しっかりしろ!こいつ等は完全に倒さねぇと、反撃食らっちまうぞ!」

 

 止めを刺したのは槍使いだった。

 

「すまん!」

 

 すぐさま体制を整える重戦士。

 

階段を駆け上がって来た亡者兵達が女騎士と同期戦士に襲い掛かる。

 

亡者の剣が女騎士を袈裟懸けに振るったが、彼女は盾で防ぎ亡者の腹を横一文字に切り裂いた。

 

だが、よろめいたのは一瞬だけで直ぐにも剣を突き出して来た。

 

その剣を盾で受け流し、頭部目掛けて剣を突き刺す。

 

漸く活動を停止した亡者兵士。

 

「こいつ等は痛覚というものが無いのか?!」

 

 亡者に対して恐怖を顕にする女騎士。

 

時を同じくして、同期戦士も亡者の剣を剣で受け止めていた。

 

「ぐぉっ!なんて力だ……!」

 

 干乾びた亡者の細腕からは、想像も着かない程の膂力に押され気味の同期戦士。

 

再び剣を振り上げ、上段から剣を振り下ろす亡者。

 

その攻撃を剣で防御するが、勢いに負けて体制を崩す同期戦士。

 

亡者の追撃が迫る中、突如頭部が叩き割られた。

 

「おぅ!生きてるか!」

 

 鉱人の斧戦士が、横から亡者の頭部を斧で叩き割っていた。

 

破壊力のある斧の一撃に、亡者も一撃で絶命した。

 

「生きてるなら早く立て!次々来るぞ!」

 

「あ、ああ……」

 

 斧戦士の叱咤で、よろめきながらも立ち上がる同期戦士。

 

「全然怯まないよ、どうしよう!」

 

 前衛の戦士達の後方から弓矢で援護するも、胴体や手足に当たったところで意に介さず迫って来る亡者達。

 

半森人の野伏は、火力不足を痛感していた。

 

同期戦士の脇をすり抜け野伏に迫る亡者を禿頭の僧侶が、槍付きの錫杖で亡者の頭部を突き刺し止めを刺した。

 

「大丈夫ですか?」

 

「う…うん、大丈夫」

 

 野伏は力無く答えるも、新たに2体の亡者が接近して来た。

 

「サジタ、インフラマラエ……」

 

 女魔術師が詠唱を始める。

 

「ラディウス!」

 

 詠唱終了と同時に、杖先から火の矢が2発打ち出された。

 

 

 

火矢『ファイアーボルト』。

 

 

 

魔力で生成された、火の矢を射ち出す呪文。

 

通常は一発だが、術者の力量次第で複数同時に行使できたり、弾速を高速化出来たりも可能だ。

 

一発ずつファイアーボルトが敵に命中し、燃え盛りながら亡者は崩れ落ちた。

 

「こんな時、攻撃魔法は重宝しますね」

 

 半森人の軽戦士は安堵する。

 

「過信、しないでね。回数が、限られてるから」

 

 念を押す、女魔術師。

 

多少の混乱はあったものの亡者の数は徐々に減り、残るは斧槍持ちとグレートアクス持ちの二体のみとなった。

 

階段を駆け上がり斧槍を振り上げ、灰に襲い掛かるがバックステップでこれを回避。

 

だが、その回避で階段に隙間が生じ、その隙間を斧持ちの亡者がすり抜け、他の冒険者に迫った。

 

――しまった!

 

灰は僅かに後悔するが、時既に遅し。

 

その僅かな隙ですら、亡者は見逃してはくれない。

 

斧槍を肩掛けから叩き付ける。

 

最小限の捻りでこれを回避し、目に留まらぬ速さで切り掛かった。

 

武器を持った腕を切断し、返す刃で逆手を切り飛ばし、回転切りで亡者の両足を一閃、その勢いを消す事無く更に回転。

 

斧槍持ち亡者の首を刎ね、完全に絶命させた。

 

斧持ちの亡者が見境無しに、グレートアクスを振り回し飛び掛って来た。

 

槍使いが即座に反応し、槍で胸元を突き刺すが効果が薄く、槍で貫かれたまま斧を振り翳し迫って来る。

 

「くそ!やっぱり急所狙いじゃねぇと効果が無いか!!」

 

 舌打ちする槍使いに、グレートアクスが迫って来た。

 

そのグレートアクスを横から乱入して来た、鉱人の斧戦士が斧で受け止める。

 

亡者の斧と鉱人の斧がかち合う。

 

「なんちゅう馬鹿力じゃ!このシワシワのゾンビのどこに、こんな力が!」

 

 互いの力が拮抗しているのだろう。

 

両者の斧は、微動だにせずギリギリと押し合ったままだ。

 

「そこ動くなよ!」

 

「援護する!」

 

「止めを刺します!」

 

 重戦士、女騎士、半森人の軽戦士が隙だらけの亡者に攻撃を仕掛けた。

 

女騎士が亡者の腕を刎ね、軽戦士が脇腹を突き刺し、重戦士の大剣が頭部を断ち切り粉砕した。

 

斧持ちの亡者が崩れ落ち、周囲に敵は見当たらなかった。

 

全員気を張り詰めていたが、やがて戦闘体制を解き緊張を解した。

 

「皆無事か?!」

 

 重戦士が皆の安否を気遣う。

 

「負傷者は居ません、全員無事です!」

 

 禿頭の僧侶が全員の無事を伝えた。

 

「ふぅ、取り敢えずは凌げたか……。灰のアンタは大丈夫か?」

 

 重戦士は灰に視線を向けた。

 

灰は重戦士に頷きで返した。

 

灰の足元には、複数の亡者の死体が転がっていた。

 

 

 

――すげぇな!こいつ一人で……。

 

転がる屍を見た、重戦士は無言で硬直した。

 

複数掛かりで苦戦した亡者を灰は一人で対応していた。

 

正直灰が参戦していなかったら、今頃犠牲者が出ていても不思議ではなかっただろう。

 

重戦士は、大きく息を吐き出しながら周りに号令を掛けた。

 

「全員、隊列を元に戻せ!但し抜刀したままだ!」

 

 どこに敵が潜んでいるか分からない、直ぐ対応する為の措置だ。

 

其々が隊列を組み直す中、少年斥侯は未だに歯をガチガチ震わせ、慄(おのの)いていた。

 

「どうした?怖じ気付いたんなら、今から引き返しても良いんだぜ?」

 

 重戦士が見かね、斥侯を気遣う。

 

「い、行くに決まってますよぉ!」

 

 斥侯の精一杯の虚勢。

 

だが少年斥侯や圃人の少女に、出来る事は有るのだろうか。

 

重戦士は、暫し思案した後二人に語り掛けた。

 

「分かった!だが無理に戦闘に参加しようとは思うな。マッピングの方を頼む」

 

「は、はい!」

 

 戦闘以外でも貢献出来る事は幾つもある。

 

本来先行し、敵や罠を察知して貰うのが役割だが、今の戦闘でロスリックの危険度を身を持って体感した。

 

少年斥侯には、地図作り。

 

圃人の巫術士はその援護に専念して貰うとしよう。

 

幾分落ち着きを取り戻し、隊列に戻る斥侯と巫術士。

 

だが、亡者の死体を見据える者が一人。

 

「どうしたの?どこか怪我でもした?」

 

 半森人の少女野伏が心配そうに語り掛けた。

 

そう、同期戦士にだ。

 

彼は一点に亡者の死体を見据えた後、ゆっくりと近付き膝を付きしゃがみ込む。

 

そして自分のポーチから布束を取り出し、ターバン状にして頭に巻きつけた。

 

皆が怪訝な表情で様子を覗う。

 

同期戦士は亡者の頭から兵士の鉄兜を外し、装備した。

 

多少大きめのサイズだが、布束を加工した即席の詰め物で強引にサイズを合わせ、紐を顎に括り付けしっかりと固定した。

 

一呼吸置いた彼は皆の方を向き、待たせたと一言詫びを入れ、隊列に戻る。

 

 

 

これは彼なりの苦肉の策だった。

 

冒険譚に憧れ、自分も英雄候補だと幻想を抱き、見栄えや外面ばかり重んじた。

 

その結果が現在(いま)だ。

 

亡者の襲撃に仲間達が必死に応戦する中、自分は碌な応戦も出来ず他人に負担を強いてしまった。

 

更に武器工房で自分以外の仲間は、生存性を重視し頭防具を装備していたというのに、自分はこの様だ。

 

決定打となったのは、火の無い灰の存在だった。

 

自分が亡者に足元を掬われる中、灰は率先して前に出て敵を迎撃していた。

 

何が英雄になる、だ。

 

何が大成する、だ。

 

これが今の俺じゃないか。

 

正直灰が庇ってくれなければ、俺の頭はクロスボウで射抜かれ間違い無く即死していた。

 

見栄えなど気にしていられない。

 

俺一人で死ぬのは一向に構わない。

 

だが俺自身の虚栄心の為に、仲間を危険に晒す事だけは絶対に許せない。

 

 

 

――それだけは、何としても。

 

 

 

「すまなかったな、皆。さぁ、探索を再開しようぜ!」

 

 彼はいつもの調子で、皆に準備良しを伝えた。

 

「へっ!結構似合ってるじゃねぇか!」

 

「褒めてんのか?それ」

 

 槍使いと他愛無いやり取りをしながら、一行は探索を再開した。

 

この瞬間を持って彼、同期戦士は現実と向き合う事になった。

 

「さてどっちの階段を下りるかだな?」

 

 重戦士が二つある階段のどちらから下りるかを決めあぐねていた。

 

「此方の階段から降りるべきだ」

 

 灰が進言した。

 

亡者犬や大柄な亡者兵士が上って来た階段の先は、昇降機がある。

 

その昇降機を使えば、一気にロスリックの城門前に辿り着く事が出来るだろう。

 

だが昇降機の前には閉ざされた格子扉があり、昇降機側からしか開ける事が出来ない。

 

従って実質行き止まりも同然で、その先の亡者は突如、人の膿を暴走させ強大な敵へ変貌する極めて危険な亡者も存在する。

 

わざわざ危険を冒してまで、探索する必要はあるまい。

 

そんな理由も在り、灰は嘗て自分の辿った道を皆に提示した。

 

神官から託されたメモに記してあったと適当に理由付けしながら。

 

警戒兵が早期に敵を呼び寄せたお陰で、道中に亡者は見当たらず却って進行し易くなった。

 

途中で塔の入り口と横向きの上り階段に辿り着く。

 

「先に階段を上がろう、その屋上から次の道を一望出来る筈だ」

 

 灰は重戦士に進言し、彼も聞き入れ皆に号令を飛ばす。

 

「お待ち下さい。私が敵を感知してみましょう」

 

 待ったをかけたのは、知識神に仕える禿頭の僧侶だった。

 

確かに敵が潜んでいないとも限らない、危険性は可能な限り察知しておくべきだろう。

 

灰もソウルを感知する事で敵の位置を大まかに把握出来るが、必要以上に能力を晒したくなかった為、彼に任せる事にした。

 

「いと深き知識を司る神よ、浅慮な我らに知性の恩恵を……」

 

 僧侶が詠唱し、敵感知の奇跡を行使する。

 

間も無く、彼の頭に敵の気配が流れて来た。

 

「ふむ、屋上に数体気配がしますね。微弱ですが6体ほどでしょうか」

 

 彼の情報を頼りに一行は警戒しながら、階段を上った。

 

階段を上り切り、目にした光景は異様の一言だった。

 

朽ち果て色を失ったドラゴンの死体。

 

それを崇め祈りを捧げる亡者達。

 

徘徊するランタンを装備した亡者の警戒兵。

 

 

 

「見ろよ。ドラゴンの死体だぜ」

 

 槍使いだけでなく、他のメンバーも朽ちたドラゴンの亡骸に目を向ける。

 

嘗てロスリックが栄華を極めていた頃、常に竜と共にあり流れ着く全てを制したそうだ。

 

一行は固唾を呑み竜に目を奪われる中、突如灰が警戒兵に突進し、シミターで切り伏せた。

 

音を発する間も無く事切れる亡者。

 

そのまま祈りを捧げる亡者諸共切り伏せ、階段を駆け上がり、死んだ振りをしている亡者へも容赦なく切り捨てた。

 

「お、おい。そこまでしなくても……」

 

 その様子を見ていた女騎士が、僅かばかりに抗議するが灰は。

 

「亡者に情けは無用、一つ間違えれば死ぬのは私達だ」

 

 静かだがはっきりとした口調で言い切った。

 

死んだ振りの亡者から奇襲を受け、それが切っ掛けで何度殺されて来たか、枚挙に暇が無かった彼の時代。

 

あの時は不死人であったからこそ、死んでもやり直せたが今度はそうは行かない。

 

命は一つしかないのだから。

 

周囲の亡者を一掃した後、禿頭の僧侶は首を傾げた。

 

「変ですね。亡者は4体、反応は6体。残りの2体の姿が見えませんね?」

 

 一行は辺りを見廻し警戒を続けた。

 

もしかしたら壁にぶら下がり、奇襲の機会を覗っているのかも知れない。

 

戦士職を中心に城壁を隈無く見回るが、特に怪しい者は居なかった。

 

ふと少年斥侯が立ち止まり、声を上げる。

 

「見て下さい!ゴブリンの死体ですよ」

 

 斥侯の足元に転がる一体のゴブリンの死体。

 

皺(しわ)だらけに干乾びているがそれは間違い無くゴブリンだった。

 

大方侵入を試み亡者か鉢合わせた冒険者にでも、やられたのだろう。

 

「放っとけゴブリンなんざ、珍しくもねぇ」

 

 槍使いが歯牙にも掛けずに言い放つが……

 

――その時!

 

突如目を見開き、物言わぬ死体だった筈のゴブリンが斥侯の腕に咬み付いた。

 

「――?!!、ぅうっぎぃゃあぁぁぁ…!!」

 

 断末魔の悲鳴を上げ、白目を向く少年斥侯。

 

ゴブリンとは思えぬ咬筋力で腕を噛み千切ろうとする。

 

「大丈夫か?!」

 

 重戦士が駆け寄り引き剥がそうとするが中々剥がせない。

 

「ひぃでぇよ゛ぉぉぉぉ!!」

 

 尚も絶叫を上げ、涎を垂らしながら痙攣する斥侯。

 

――その時、噛み付くゴブリンの首と胴が綺麗に切り離された。

 

それと同時にゴブリンの活動は停止し、完全に動かなくなった。

 

全力で駆け付けた灰の一閃で、ゴブリンの首を刎ねたのだ。

 

「ゴブリンが亡者化した!もう一匹居るぞ!」

 

 灰は、皆に警戒を促す。

 

「そいつを頼む!」

 

 重戦士は巫術士の少女に斥侯の処置を任せ、武器を構えた。

 

程無くしてもう一つの死体が起き上がった。

 

その死体はゴブリンではなかった。

 

「この死体、まさか冒険者の?」

 

 半森人の軽戦士は、起き上がった死体を見てそれが冒険者だと判断した。

 

干乾びた死体は、首に冒険者共通の認識票をぶら下げていたからだ。

 

鋼鉄等級の森人の女性らしき冒険者の成れの果てだろうか。

 

既に干乾び、眼球は黒く窪み、生前の端麗だった容姿は見る影も無い。

 

纏っていた皮鎧はズタズタに引き裂かれ、刃毀れした剣を片手に近付いて来る。

 

「いいか!そいつは亡者だ、殺されて亡者化したんだ!一切躊躇するな!!」

 

 灰が声を張り上げ叫ぶ。

 

それと同時に森人亡者が奇声を上げ、半森人の軽戦士に襲い掛かる。

 

 

 

見るも無残な、美しかったであろう森人の変貌。

 

理性の欠片も見られない敵意剥き出しの狂気。

 

殺されれば自分もこうなる。

 

目の前に迫るのは、自分の未来の一つ。

 

 

 

軽戦士の顔面は引きつり心は恐怖で塗り潰され、体が硬直して思う様に動かない。

 

何をすべきかは分かっているのだ。

 

だが頭で理解していても、精神と体が分離してしまったかのように微動だに出来なかった。

 

振り上げられた亡者の剣が軽戦士の眼前に迫る。

 

肉を切り潰される不快な音と共に、赤い鮮血が飛び散った。

 

軽戦士は倒れ伏し、困惑した表情で鮮血の主を注視する。

 

その主は、火の無い灰だった。

 

咄嗟に灰が庇っていたのだ。

 

亡者は灰に追撃を試みるが、同期戦士が腕を刎ね、槍使いが頭部を貫き仕留めた。

 

森人の亡者は倒れ伏し、今度こそ物言わぬ完全な死体となった。

 

――これで6、周囲の敵影無し。

 

灰は周囲を見廻し、敵が居ない事を確かめた。

 

「おい大丈夫か?アンタ!」

 

 同期戦士が駆け寄って来た。

 

「なんて事だ、私が不甲斐無いばかりに!」

 

 軽戦士も申し訳無さそうな表情で駆け寄って来る。

 

「いいんだ、それよりも彼を此処に連れて来てくれ。奇跡で治療する」

 

 灰は手で制し、先ほど亡者化したゴブリンに噛み付かれた少年斥侯を此処へ連れて来る様に促した。

 

「いてぇ…、いてぇよぉ……」

 

 呻き泣きながら、巫術士の少女に付き添われる少年斥侯。

 

恐らく冒険者として初の負傷なのだろう。

 

痛みに慣れていない様子が此方にも伝わって来た。

 

「もう少しの辛抱だ」

 

 灰は腰に括り付けておいたタリスマンを握り、静かに精神を集中させる。

 

「我に恩恵を、回復!」

 

 短く祈りを捧げ、灰と斥侯の周りに淡い聖なる光が包み込む。

 

同時に二人の傷口が塞がり、痛みと出血が収まった。

 

 

 

灰が行使した白教の奇跡、回復。

 

 

 

軽傷なら充分完治させる事が可能で、周囲にも効果を分け与える事が出来る。

 

「お、おぉ?!痛みが引いていく……」

 

 先程の弱気な態度は何処へやら、斥侯はいつもの調子を取り戻した様だ。

 

「さっきの痛みを絶対に忘れてはいけない。冒険者なら誰もが通る痛み。それは決して平坦な道じゃない」

 

 灰の言葉に斥侯は戸惑いの貌を隠せない。

 

「だが、君は階段を一つ上ったんだ。その身を持って苦難を味わった、それは必ず自分の良き経験となる。それを生かすも生かさずも君次第だ、心して励んで欲しい!」

 

 更に付け加えた灰の励みの言葉に、力強く頷く斥侯。

 

その言葉は、半ば折れ掛かっていた彼の心を大きく揺さぶった。

 

「すまなかったな、押し付けちまって」

 

 本来なら自分が成すべき役割なのだと、灰に謝って来た重戦士。

 

「彼が一歩でも前進してくれればそれで良い」

 

 なんて事は無いと返す灰。

 

 

 

「それにしてもよ、此処に挑んだ冒険者が襲い掛かって来るとはなぁ」

 

 槍使いが先程の亡者化の事を言及している様だ。

 

亡者に殺される事により亡者化するのか、ロスリックの地で死を迎えれば亡者化するのか、その原因は定かではない。

 

或いは両方なのか?

 

だが確かな事は、此処で命を落とせば亡者と成り、魂の無いまま他者へ襲い掛かる存在に成り果てるという事だ。

 

「ギルドの見解は正しかった。白磁の領域ではないな」

 

 女騎士は、早くもロスリックの恐ろしさに戦慄していた。

 

これだけの仲間が居たからこそ、辛うじて平静を保っている様なものだ。

 

 

 

「今からでも遅くは無い、引き返す選択肢もある」

 

 灰は、此処で引き返せば成果は得られないものの、確実に皆生還出来る選択肢を提示した。

 

「……」

 

 暫く皆に沈黙が流れる。

 

ロスリックの高壁を探索し始めて、まだ一時間と経っていないが全員がその恐ろしさを体感した筈だ。

 

「尤も彼との約束もある。私は続行するよ、一人でもな」

 

 最初に宣言したのは選択肢を提示した灰自身だった。

 

一定の成果を収めるまで引き返す気は毛頭無かった。

 

「一人で行かせられる訳ねぇだろ、俺も付き合うぜ!」

 

 やれやれと言った具合に同期戦士も同調する。

 

その後皆が次々と続行の意思を召し、結局引き返す者は誰も居なかった。

 

「よぉし、分かった!探索を続行する!但し、危険だと判断した奴は無理に戦闘に参加するな。成果も大事だが生き残る事も念頭に入れておけ!いいな!」

 

 重戦士の喝で、メンバー全員が奮起し探索を続行する事になった。

 

 

 

「皆こっちへ来てくれ」

 

 灰が皆を誘導し、ドラゴンの陣取る塔へ続く道を一望出来る場所に案内した。

 

「なんだぁ?!あの馬鹿でかいドラゴンは!!」

 

 重戦士を始めとした面々は、始めて見る規格外の巨体を誇る灰色のドラゴンを目の当たりにし、唖然とする。

 

「ちょっと、大き、過ぎるわ」

 

「どうやって戦うんだよ?!あんな化け物」

 

 槍使いも女魔術師も、驚愕するばかりだ。

 

「一度だけドラゴンを目にした事が有りますが、私の知っているドラゴンはあれの半分ほどですよ!」

 

 半森人の軽戦士は過去に遭遇したドラゴンと今のドラゴンを照らし合わせる。

 

高台から遠目に見ただけだが、眼前のドラゴンは桁が違った。

 

「くそ!ドラゴンスレイヤーに成るとか抜かしていた自分を殴りたくなって来たぜ!」

 

 同期戦士も顔を顰(しか)めた。

 

「……道が二つあるね、どっちも亡者だらけだけど」

 

 半森人の野伏が二つ道があり、上段と下段に分かれている事に気付いた。

 

「メモによれば、ドラゴンはブレスしか仕掛けて来ないそうだ。私が上段でブレスを引き付ける。君達はその隙に下段を突っ切って欲しい」

 

 予め灰には分かっていたが、敢えてメモの情報に基づいてと辻褄を合わせておく。

 

「一人で大丈夫ですか?」

 

「ああ、任せて欲しい」

 

 巫術士の少女は灰を心配するが、灰は一人の方がやりやすいと言った。

 

「それともう一つ。走り抜けた後、階段の踊り場で待機してて欲しい。私と合流するまで、建物の入り口には決して近づかない事だ」

 

 灰は追加で忠告した。

 

不必要に進行すると、ロスリックの騎士と戦う事になる。

 

男神官の報告にもあった、ロスリックの騎士。

 

その強さは前衛を専門とした、銅等級の騎士以上の戦闘力を誇ると言われていたのである。

 

現に何人もの冒険者が、ロスリックの騎士に敗れているのだった。

 

「了解だ。まずは現場に向かうぞ」

 

 重戦士の号令で隊列を組み、階段を下り建物の入り口を潜る。

 

下へと続く梯子があり、中は薄暗かった。

 

何が入っているのかも分からない木箱や壷が無造作に置かれている、視界は劣悪だった。

 

途中で物陰に潜んでいた亡者が数体居たが、皆警戒していた為何事も無く凌いだ。

 

梯子を下り出口へと出た一行。

 

そこは屋上から見下ろした、上段下段二手に分かれた道とドラゴンが陣取る塔があった。

 

近くに槍と大盾を装備した亡者とクロスボウを装備した亡者が此方に気付き、攻撃を仕掛けて来た。

 

腕力に優れた斧戦士と重戦士が大盾の亡者をクロスボウを装備した亡者を半森人の野伏と槍使いで対応する。

 

重戦士の大剣が大盾を破壊し、斧戦士の戦斧が頭を粉砕した。

 

一方、野伏の弓矢がもう一体の亡者の頭部を射抜き、槍使いが心臓部と顔面を貫き亡者を倒した。

 

「それじゃ、作戦開始と行きますか」

 

 重戦士の号令で皆に緊張が走り、持ち場に着く。

 

灰がブレスを引き付ける囮となり、上段へ。

 

他の面々は、その隙を塗って走り抜ける下段へ。

 

 

 

 

 

 

 

故郷がが流れ着く地ロスリックの高壁。

 

流れ着いたのは、故郷かそれとも四方世界か。

 

 

 

 

 

冒険は始まったばかり。

 

 

 

 

 

 




 文章力と文才が欲しい!

そう願いながら、ボチボチと続けていきます。



予想以上にロスリックの表現に手こずりました。

短く濃密に表現できれば、無駄に文章を長くせずに済むのですが、これが私クオリティ。

ゲーム中でもロスリックの地は、細部まで造りこまれてて、ついつい目が行ってしまいます。



如何だったでしょうか。

これからも精進して行きたいと思っています。

デハマタ。( ゚∀゚)/
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