ゴブリンスレイヤー ―灰の剣士―   作:カズヨシ0509

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ほんのちょっとしたオマケ話です。
灰の剣士と牛飼い娘との、ちょっとしたアクシデント。
話の大筋とは、あまり関係ありません。
R17ぐらいの描写が含まれてますので、苦手な事はブラウザバックをば!
本当にオマケですので、息抜きに。更に短いです。

では投稿致しますドゾ。( ゚ ω ゚ )



第152.5話―こんな騒動もあるだろうという、お話―

 

 

 

 

 

ロープ

 

麻で作られた丈夫なロープ。

様々な用途で使用され、住民の生活には切っても切れない程に縁深い。

ロープの使い方一つで、冒険者の死活に結び付く事もある位だ。

 

ロープの結びは明暗を分け、運命の結びに帰結する。

 

値段は10メートルにつき、銀貨5枚程度。

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 灰の剣士と牛飼い娘。

ここは牧場から少し離れた平原で、周囲には放逐された家畜たちが悠然と草を食んでいた。

聖黄金樹の移植から数日が経過したが、3重層に張られた結界のお陰で空は青々しく撫でる風も肌には心地いい。

牛飼い娘の幼馴染でもあるゴブリンスレイヤーとの件にも一段落を付け、二人は少々の散策に興じていた。

 

何の事情も知らない赤の他人が見れば、この二人が幼馴染ではないかと思わせる程に仲睦まじく見える。

そんな二人の様子を、遠間から窺っていた男女の集団が後を付けていた。

 

「なぁ~んかさ、めっちゃ仲良くしてない、あの二人?」

「うん、私にもそう見える」

「まぁまぁ。さっきゴブリンスレイヤーさんの事で、話し込むって言ってたでしょ剣士さん?」

 

 穏やかではない心境で、二人の様子を凝視していたライザ、ルルア、エーファたち。

時折り笑みを浮かべる牛飼い娘の表情に、ライザの胸中は靄が渦巻いていた。

 

「うぅ、私の剣士様がぁ…」

「何時から貴女の剣士様になったんです?まだ手を繋いでないみたいだし、これは真面目な話をしている筈…多分」

「でも、お兄ちゃんの事、気に入ってそうだよ?あの牛さんみたいなお姉ちゃん」

 

 ライザ達だけではない。

見習い賢者、見習い剣士、見習い勇者も複雑な思いで前方の二人に視線を注いでいた。

二人が色恋とは関係の無い話をしていたのは皆も承知していたが、やはり年若い男女が二人で平原を歩き会話している光景に心がざわついてしまうのだ。

 

「このまま押し倒したら、即イケますね。絶好の状況(シチュエーション)ですし」

「ちょっと、変な事言わないでよ…!彼はそんな人じゃあ……いえ、そうでもないわ…ね」

「押し倒して、ナニするんです?」

「そりゃあ決まってんだろ。圧し掛かって(マウントポジション)致命攻撃一択よッ!」

 

 草木の丈は少々高めで、只人の腰ぐらいに伸びている。

輝石の貴公子が言及する通り、茂みの丈で周囲の視界からは隠れ、牛飼い娘を押し倒し関係を結ぶのに絶好の地形なのだ。

その上で彼女の口を塞いでさえしまえば、後は自由にする事など非常に容易である。

彼の言葉に、スイーパーは反論しようとするも最後まで言い切る事ができなかった。

あの牛飼い娘は、容姿も然る事ながら年不相応の豊満な肉体を備えている。

これまでも幾度かは、心無い輩の好色な視線や暴行に晒される事案も起きていた。

貞操までは今も無事ではあるらしいが、灰の剣士が情欲に負けないとは断言できないのである。

スイーパー個人としても彼を信じたかったが、何処かで彼が暴挙に及ぶのではないかという懸念も、心の何処かで抱いていたのである。

何せ此処に集う女性陣の大半は、彼と何らかの形で交流を深めているのだ。

今さら牛飼い娘一人が、彼の下に寄り添う事など珍しくとも何ともない。

それにしても銀髪武闘家は、相変わらず男女の理には疎いようだ。

押し倒すという行為から、何にどう繋がるかという意味を全く理解していない。

そんな彼女に応えたのは調香娘。

意味を理解しているのか否か、曖昧に銀髪武闘家へと回答した。

 

一方の灰の剣士と牛飼い娘の二人。

 

「そろそろ戻るか。後ろの連中が変に疑ってる」

「ウフフ、少し見ない間に剣士君、女の子からの人気者になってるね♪」

 

「貴公も、仲に入れて差し上げようか?」

「え、えぇ~!?ま、まま、待って…!?わ、私にはね――」

 

「冗談だ。()には貴公が必要だ」

「んもぅ…、揶揄うんだから…!」

 

 もう話す事も特にない。

先程からライザ達の勘繰る視線とソウルが背中を突き、むず痒くて敵わない。

 

このまま戻ろうとした矢先、突如として二人に異変が襲い掛かる。

 

「――ぬぁッ!?」

「――ひぇッ!?」

 

 足元の空虚感を覚えた時には、もう手遅れだった。

 

「あれ、あの子と灰君…急に消えちゃった…?」

「嘘、ホントに押し倒したんじゃ…?」

「それにしては不自然すぎます!」

「アイツ等のルーンは留まったままだぜ?」

「とにかく行ってみようってば…!?」

 

 二人の異変は、ライザ達も目撃していた。

ライザ、エーファ、輝石の貴公子、調香娘、見習い勇者も各々の反応を見せ即座に急行する。

 

「うぐぅぐぐ…ご…」

「うわわわわ…な、な、なにこれ…?――んぅッ…!?」

 

 結論から言おう。

灰の剣士と牛飼い娘は、()()()()()()()()()()

誰が掘ったのかも定かではない、少々幅広の深い穴だ。

しかも穴底には竹の杭が多数設けられていた。

落下した二人だが、正確には穴底には到達していない。

 

灰の剣士は仰向けの体勢に加え、両手で杭を掴み両踵を杭に押し付け体重を支えていた。

杭を掴む手はともかく、踵は杭に食い込み少し痛い。

幸いにも風化が進んだ()()()()()なのか、靴底を突き破る程ではなかった。

だが一つ問題が生じている。しかも見方によっては、かなり深刻な問題だ。

 

「む…ぐぐ…うぐ…(い…息が…それと…匂いが…)」

「あ…の…、ン…んぅ、ぅうぅ、ンン…!?」

 

 牛飼い娘との体勢である。

上体を反らし仰向けの体勢で両腕両脚は杭を掴み身動きの取れない()()()()()()()()()()()()()()()()()()のである。

いわゆるブリッジに近い体勢だ。

しかも彼の顔部…取り分け口元には、彼女の脚の付け根部分…つまり()()()()()()()()していた。

年若い娘である彼女だが、体型の関係で少しばかり体重も嵩んでいる。

その全体重が、彼の顔面の口元に圧し掛かっていたのである。

呼吸器官である彼の口部と鼻孔が、彼女の際どい部分で塞がれ呼吸に支障が生じていた。

彼女の状況は察するが、何とか体勢を変えてもらわねば酸欠で完全に落下してしまう。

同時に視界もままならず、この体勢のまま落下すれば自分はまだしも、牛飼い娘が杭の餌食となる危険性もあるのだ。

何とか彼女に動いて貰おうと言葉に出そうとするが、その度に彼女は奇妙な声を漏らすばかりでブルブルと全身を震わせるのみ。

自分の体重を支えていると思わしき両手も、彼の衣服を掴みクシャクシャに掻き回す事しか出来ていない。

 

「ふふぉしふふぅふぇひぃ…、ふぁえふぇ、うふぉいふぇふふぇ…」

(少しずつでいい。前へ、動いてくれ…)

 

「ん、うぅん、ンん…!んッ…いッ…んぅ…ア…ン…❤」

 

 駄目だ、思惑が伝わらない。

何とか言葉を出そうにも、彼の口元には彼女の際どい()()()()()が圧し掛かっているのだ。

しかも彼女の足が地に着いていない状況のため、全体重が彼の口元に集約されている。

彼が無理やりにでも口を動かせば、その度に牛飼い娘は未知なる刺激を体験してしまう。

その刺激に耐性は無いのだろう。

彼の顔を挟む両脚には一層力が籠り、更に彼の顔側面を力強く挟み込み少しでも動かないようにと抵抗している様だ。

 

「だ…め…、うごいちゃ…、あ…!ん…、ンン…、ぅぅん…❤」

 

「……(動いてない、というより動けんよ、私はな)(;・ω・)」

 

 震える、身体を揺らす、その位なら出来るだろう。

しかし下手に身体を揺らせば、かなりの確率で重心が崩れ直ぐに落下の憂き目に遭いかねない。

自分は多少杭に刺さったとて死ぬ事はないだろうが、牛飼い娘は違う。

たとえ風化の進んだ竹の杭とて、刺さり所が悪ければ致命傷の恐れも生じる。

しかも今日に限り、奇跡の触媒を持ち歩いていないという悪条件。

下手に動かす事は出来ず、彼女が率先して動き体勢を変えてもらうしか方法は無い。

先程から刺激に翻弄されていた牛飼い娘だが、実は()()()()()()()()()()()()()()のである。

際どい部分から刺激が直走る度に、彼女は腰を僅かに動かし結果的に擦り付けていた。

最初は抵抗を目的としていた筈だが、何時しか彼の口元に食い込ませようと変化が生じている。

 

――ま…不味い…、非常に宜しくないぞ、この状況…。(-_-;)

 

牛神娘の反応だが、彼には覚えがあった。

これまで複数の女性陣と仲を深めて来た訳だが、彼女の反応も類似するものに違いなかった。

 

「んく、ンん、ン、んぅぅう…ンンぅ❤」

 

 やはり彼女も同じだ。

際どい部分の刺激に()を覚えたのか、徐々に腰の動きが規則染みている。

 

――酸素が足りぬ。あと…この匂い…やはり…。(;゚Д゚)

 

彼女の全体重に加え衣服越しの身体の感触から漂う体臭に、彼は一種の恐れを抱いていた。

少し()えた様な匂いは汗で間違いない。しかし汗に混じり、生臭さと潮の混在に近似した匂い…、酸欠気味の彼には、もう対処が思い付かなかった。

牛飼い娘が無意識に身体を揺らす毎に、彼の口元あたりから衣服の擦れる音と粘着質な摩擦音が耳に届く。

加えて、口元に熱と湿ったような感触だが自分の唾ではない事は確かだ。

 

喜びに打ち震えたい状況なのだ、本来なら。

この様な可憐で豊満な娘と密着し、艶めかしい事態に直面している空間と時間。

だがしかし、両者は生命の危険に遭遇している。

今の彼に、この状況を楽しもうなどという無粋な考えは微塵にも湧いていなかった。

 

だがそろそろ呼吸に限界が訪れている。

とにかく無理やりにでも顔の角度をズラし、呼吸を確保が急務だ。

 

――…我慢してくれ、スマヌ。

 

下手に口を動かせば、余計な刺激を彼女に与えてしまう。

彼は心の中で謝罪し、彼女の腰の動きに合わせ顔を少し横向けに傾けた。

ほんの数度という微小な角度だが、取り敢えず鼻孔だけは呼吸の確保が叶う。

 

「スゥ、ハァ、スゥ、ハァ…もごもご…もご…」

 

「ひんっ!?あぅ、ンん、ンん、ンン、ンン、ンンん…❤」

 

 鼻だけとはいえ呼吸が叶い酸素を体内へと取り込むが、やはり塞がった口で言葉を発す事は出来なかった。

それでも鼻孔から来る匂いだが、これは彼女の臀部孔から来るものだろう。

数センチの空間が開いたとて、彼女の臀部の密着から逃れただけなのだ。

また口を無理にでも動かせば、相変わらず彼女は艶のある声を漏らし、今も腰を揺らし女の部分を摩擦させてしまう。

彼の本心では止めさせたいのだが、寧ろ彼女を昇り詰めさせてしまった方が事態が好転する可能性が高い。

牛飼い娘の大事な存在でもあるゴブリンスレイヤーとの義理立てに、少しばかり良心が痛む灰の剣士。

まさかこんな状況に陥るとは彼自身も予期していなかったが、とにかくこのままでは放置も出来ないのだ。

 

――すまん…、貴公、そして〇〇〇。( TДT)

 

このまま敢えて口を動かし、彼女を昇り詰めさせれば動きも収まるだろう。

罪の意識に苛まれながらも彼は意を決し、牛飼い娘に刺激を与えるべく自ら口を動かそうとした。

だがその時である。

 

「ねぇ二人ともぉ…って、だ、大丈夫っ!?」

 

 頭上からライザの声が降り注いだ。

 

「あ…ライザ…ちゃん…?…あッ…❤…出ちゃった…あふぅ…ハァ…すご…い…よ❤」

 

「……(勘弁してくれ)( ;∀;)」

 

 二人の異常を察したライザ達が追い付いたと同時に、牛飼い娘が()()()()()()()()()

上気し天井を仰ぎ見た彼女の表情は、天にも昇る心地でライザを見ていたという。

そして彼女の下半身からは大量の体液を分泌し下着を経て衣服を通り過ぎ、彼の口部へと流れ込んで行く。

只今絶賛、潮辛味と酸味にも似た味が、彼の口内という宇宙に拡がり深淵の入洞へと流れ旅立った。

 

「ハァ、ハァ、ハァ…❤」

 

 だがお陰で、牛飼い娘は彼の身体の上へと上半身を倒れさせた。

下腹部からは、彼女の豊かな胸の感触が伝わり何とも柔らかいが、それを堪能している場合ではない。

 

「お~いライザぁ…、ロープを持って来てくれ、先ず彼女を脱出させる…!」

 

 牛飼い娘が僅かでも体勢を変えた事で、漸く口元が自由となった灰の剣士。

彼女の小水を飲み込んでしまった事など意に介さず、ライザへと助けを求めた。

 

「分かった、ちょっと待っててっ!」

 

 事の重大さに気付いてくれたのか、ライザは即座に引き返す。

少しの時間の後、ライザ達が丈夫で長めのロープを垂らしてくれた。

 

「一人でロープを伝って登れるか?」

「どうかな…、やった事ないから厳しいかも」

 

 先ずは、牛飼い娘を脱出させなくてはならない。

普段の作業で培われ、同年代の少女と比較しても腕力には優れている彼女だ。

しかしロープで自分の体重を支えながら、土とはいえ垂直の壁面を攀じ登るのは、相当の体力と持久力が必要になる。

初見の試みに、牛飼い娘も不安げな表情を見せる。

 

「分かった。ロープを手に巻き付け絶対に放すなよ。ライザ達に持ち上げるよう声を掛ける」

 

 自力で攀じ登れないのなら、向こう側でロープを曳いてもらえば良いだけだ。

ロープさえ放さなければ、何れは穴からの脱出が叶う。

牛飼い娘にそう助言した彼は、上方のライザ達に大声で叫ぶ。

ロープで牛飼い娘を引き上げてくれと。

 

「うん、任せて!」

「本当に怪我はないんだな!?」

 

 ライザたちの他に、牧場主も現場に駆け付け上から覗き込んでいた。

彼の不安を少しでも和らげるために、怪我はないと返答する灰の剣士。

 

「いいか、引っ張って貰う際、足を壁に付け少しでも負担を減らせば、そのぶん楽になる」

「う、うん…やってみるけど、剣士君は…大丈夫?」

 

 垂らされたロープを腰に括り付け、脱出準備を整えた牛飼い娘。

未だ仰向け体勢で杭を四肢で支える灰の剣士に、彼女は容態を訪ねた。

端から見ても彼の様子は苦し気に見えて仕方がないのだ。

 

「心配するな。私なら自力でも脱出できる」

 

 灰の剣士の実力なら、三角飛びを繰り返すなり壁面を攀じ登るなり、幾らでも脱出法が存在する。

尚も気遣う牛飼い娘を諭し、脱出を促した。

 

「準備はいい!?引き上げるからねッ…!」

「「「「「――せ~のッ…!」」」」」

 

 ライザの合図と共に全員が一斉にロープを曳き、あっという間に牛飼い娘は穴から引き上げられた。

 

「次は灰君だよぉッ…、いける~!?」

「大丈夫だ、ロープを頼む」

 

 皆のお陰で、二人は脱出を果たす。

 

牛飼い娘は小水を漏らしていたため、女性陣に付き添われ着替えに戻った。

灰の剣士は、落下の衝撃で失禁したのだと弁明しておいた。この状況で、真相を疑る者は居ないだろう。

加えて彼は、アンチドーテ(毒消し)を分けて貰い服用する。

幾ら年頃で牛飼い娘の小水とはいえ、雑菌だらけの汚物には違いないのだ。

直ちに健康には影響しないと思われるが、胃に流れてしまった以上、念には念を押し飲んでおくに越した事はない。

 

それにしても少々大き目の落とし穴だ。

とてもゴブリンスレイヤー個人で掘ったとは考えにくい。

数人分の半径に15メートル前後の深さを単独で掘るには、何か月もの月日を要すだろう。

またこれだけの穴はを掘る為の道具など、牧場には備わっていない。

穴底の杭の腐敗ぶりからして、かなりの年月が経過した気配を匂わせていた。

その事からも、見知らぬ誰かが此処に設置したという推察が有力となる。

だが重要なのは誰が掘ったのかというよりも、穴の今後の処遇に焦点が置かれた。

 

牧場主の提案で、この落とし穴は『ゴミ捨て場』として再利用されることが決まる。

これだけの大きな穴だ。

単純に埋めるだけでも、かなりの労力が必要不可欠。

いま彼等が総出で穴埋め作業に取り掛かったとしても、1週間はかかる。

ならば、そのまま穴場を有効に活用した方が賢明だ。

 

灰の剣士は、ロープを伝い再び穴底まで下りた。

そして古びた竹の杭を完全に粉砕し、罠の殺傷力を無力化させる。

その後は、穴の周囲に簡単な落下防止用の柵を設け、ゴミ捨て場となる標識を立てた。

こうして少しでも目立つようにしておけば、2次被害の防止にも繋がる。

 

帰り際、着替えを済ませた牛飼い娘は密かに彼へと耳打ちした。

 

()()()()は、秘密にしてね」(〃´∪`〃)ゞ

「分かってる(言えるか)(;・ω・)」

 

 本当にゴブリンスレイヤーが不在で良かったと、心の底から安堵した灰の剣士は冷や汗を滲ませながら承諾する。

半面、牛飼い娘は耳打ちする際、顔を真っ赤に染め真面に視線を合わせられなかったが、周囲に勘繰られる事は無かったという。

尚、彼の喉奥は辛味の名残が纏わり付いていた。

 

 誰も語られる事のない、偶発的な事件(ハプニング)のお話でした。

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

落とし穴(初歩)

 

罠の一種として知られ、その認知度は広い。

地面が柔らかい土であれば、掘削道具さえ有れば時間をかけ掘る事で完成できる。

後は草などで被せておく事で、漢の鈍い無警戒な獲物は容易にかかる事だろう。

大抵は迎撃用に設けられるが、時には狩猟のために用いられる事もある。

底に尖った杭などを仕掛けておけば、落下と同時に致命傷を与えそのまま仕留める事も出来る。

 

幾多もの冒険者が罠の餌食となり、帰らぬ者と化した者は星の数ほどに上る。

仕掛けたまま解除を怠る無責任な者も後を絶たず、それが人里に設置されたとなれば傍迷惑な話だ。




多分、R18には到達していないと思うので今回は此方に投稿致しました。
R18版で、牛飼い娘とのシナリオを構想してみたのですが、どうしても無理が生じる。
実現しようと思えば、ゴブスレを何らかの形で離れされるか関係と断つか、最悪死亡させるしかない。それは個人的に避けたいですし、IFとして構築するしかないようです。後は精々、不可抗力(ラッキースケベ)ぐらいでしょうか?
今回は検証も兼ねて執筆してみましたが、それでも無理やり感が強い気がする。
今後も牛飼い娘との何らかの関係が起こり得るとすれば、今回のようなソフトな関係が精々です。ちょっと難しそうだ。
(個人的にはガッツリと書きたい!…が、これといったネタが思い付かない…!)

如何だったでしょうか?
少しでも楽しんで頂けたら幸いです。  
デハマタ。( ゚∀゚)/

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