閑話休題 休日と休息
「眠い…」
彼ー志々雄勇誠ーは今猛烈に暇を持て余していた。
彼は入院していた病院から退院した後仲がいい野郎たちとゲーセンやら遊園地やらと遊びに
繰り出そうと考えていた。
しかしその野郎どもは急遽予定が入ったとかでいきなり俺に電話をよこしてきたのだ。
まぁそいつらの予定は何となく想像がつく。
俺の中のいい野郎ども…つまりは垣根と眞白なのだがこの二入は多分わがまま姫様たちのわがまま
で忙しいんだろう。
つまりは…リア充爆発しろ!と言う事である。
眞白は年下の彼女、佐天涙子との買い物だろう。
垣根は心理定規(メジャーハート)との買い物(主に洋服)と初春飾利との買い物
(主に電子機器)付き合わされているはずだ。
まったく彼女がいるのも考え物だと溜息をつくと彼は映画館へ足を向けた。
今から行く映画館は上映しているものはまともではないもののそこで売られているフランクフルト
のうまさが人気で連日大繁盛しているところだ。
俺も前ソコノを食べてみたがアレを食べた後ほかの店のフランクフルトを食べると何か
味気なくていけない。
まぁ簡単に言えばはまってしまったのだ。
「今日は…ラッキー、メチャクチャすいてんじゃん」
1日に2度3度あるか無いかの幸運に恵まれながら映画館に入り目的の飲食物販売コーナーへと足を
向ける。
「アイツらも不幸だよな、俺と一緒にいないばっかりにこれを食い損ねるなんて」
彼女のいる(一人は軽いハーレム状態)二人に負け惜しみをぶつけながら買ったフランクフルトを
ほおばる。
口に広がるマスタードの辛みが食欲を増進させ、その後程よい酸味を持ってくるケチャップと
ジュワリと広がるソーセージの肉汁がパンと混ざり合って得も言われぬような感動的な味を
引き出していく。
「あぁ~…生き返る」
咀嚼しながらやっぱりこれ食わないと一週間始めらんないなと安い幸福感に浸る。
すると後ろから背中を突っつくようなそんな気持ち悪い感覚が背中を駆け巡る。
後ろを振り返ると丈の短いセーターのようなワンピースを着た中学生のような少女が立っていた。
「超少し宜しいですか?」
どうしたのだろうか?多分俺に何か用なのだろうが出来れば穏便な奴で済ませてほしい。
口調から画の強い性格だと言うことを瞬時に理解した俺は神に手を組みながら休日の安息を願う。
「すいませんがこれ超一緒に見てもらえませんか?」
ここに重要なことを記そう…彼女は同志(非リア充)だった。
「わかったよ、一緒に行こうか」
「いきなりあなたの周りの空気が柔らかくなったような気がしますが…まぁいいでしょう
だったら超急いでいきますよ」
俺は中学生とは思えない怪力で首根っこを掴む少女を見て選択をはやまった?と小首を傾げながら
拷問が行われる部屋へと向かった。