とある科学は創造物質(クリエイトマター)   作:賢者

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注意!伏線らしい伏線は出てきておりません‼
あとヤンデレっぽいものが来てます(ヤンデレ初めて書いたからどうだろうか?)


報告と伏線

「ッ…ふあぁぁぁぁ~~」

 

目が覚めるとそこは見覚えのある天井が目の前にあった。

 

「見覚えがあるって言うのも困りものだけどな…」

 

少し苦笑しながら今回の事を振り返った。

 

まず最初はお得意の方向音痴がきっかけだった。

 

初春さんの言う通り何の気なしに通った道が偶々実験の戦場だった。

 

俺は其処で御坂妹に会ったんだっけ?

 

御坂妹が自分の事をモルモットと呼んでそれが気になって調べさせてみたら

絶対能力進化(レベル6シフト)計画なんてものが始まっていて

それを止めるために俺とヒーロー…いや上条当麻が奮闘した…ねぇ

 

「これって偶然にしちゃ出来すぎてんだよなぁ~」

 

これも『プラン』の一部なのかね?なんて思ったりもするがこれが偶然にしろ、意図的にしろ

御坂妹を助けたことには変わりはない。

 

これで少しは俺のちっぽけな正義感モドキも満たされた。

 

コレで当分の間は厄介ごとは起きない…はずだと思う。

 

「これって思いっ切りフラグだなぁ…なんつって」

 

コレでホントに厄介ごとが舞い込んで来たらそれこそアイツの不幸がうつったのかも…

なんて考えていると俺の病室に見舞客が訪れた。

 

「よぉ、生きてるか?同志」

 

「生きてるよ、同志…んでお前は恋人連れかよ…」

 

「あれ?私お邪魔でしたか?」

 

一番上から眞白博隆、俺、野郎の彼女の順番だ。

 

因みに彼女の名前は佐天涙子。

 

都市伝説好きが高じて俺と知り合った凄いのか、凄くないのかよくわからない少女だ。

 

都市伝説…近代あるいは現代に広がったとみられる口承の一種である。大辞林 第二版には

「口承される噂話のうち、現代発祥のもので、根拠が曖昧・不明であるもの」と解説されている。

 

これは偶に…と言うか極稀に本当では無い物(俺にしたら全部うそに見えるが)があるらしく

それは実地で見てみないと分からないとのことだそうだ。

 

一応俺も都市伝説になっているらしいが科学の都市には似合わないオカルティックな物ばかりで

曰く「その実第8位は存在していない」だとか、曰く「その能力者は戦国時代の生き残り」だとか

あり得ないものでは「宇宙生物が第8位の正体」なんてものもある。

 

それで共通しているのが「能力を使用しているときに黒い煙のようなものが出てくる」と言うもの

らしい。

 

俺はなんの気なしに歩いていたら俺…第8位の存在を探している最中に不良に絡まれていた

佐天涙子とであった。

 

話を聞いていくうちに俺の存在の有無の証拠を探している…なんて言うもんだから流石に

恥ずかしくなって「頑張って」の一言で退散しようとしたのだが不良の一人が能力で作った火球

を放り投げて来たので情景反射で能力を展開しぶっちめてしまった。

 

その後は皆さん予想通りの質問攻めタイムだ。

 

「あの~志々雄さん?聞いてますか~」

 

耳元で叫ばれ意識が強制的に浮上してきた。

 

「耳元で叫ばないでくれ…耳がキンキンなってる」

 

「それはおまえが悪いよ、志々雄」

 

クッソ眞白が…彼女がすべての正義なんですか?ふざけんじゃねぇ

 

「これだからリア充は…」

 

「なんか言ったか?」

 

「いいえ何とも言っておりませんよ?それより佐天ちゃん」

 

「露骨に話をそらしましたね…それで何ですか?」

 

露骨に話をそらす?当たり前の措置だ、こんなところでコイツの全力の磁力を浴びたらそれこそ

今の俺なら一瞬でお陀仏だろう…まぁ簡単にやられるつもりはないが

 

「いや、お前が知りたがっていた『能力を無効化する能力者』がここの病院にいるかもだから

教えておこうかと思ってな」

 

「え?本当ですか!?」

 

「あぁ、ついでにアイツ第3位にフラグも立ててたぜ」

 

「それ本当ですか‼いかないと…ネタが私を待っている‼‼」

 

都市伝説の事となるとすさまじいエネルギーを出す少女はそれを開放しこの病室から出ていった。

 

「オイオイ、そのことは話すんじゃねぇよ…」

 

「大丈夫、彼女はプランには関係ないよ」

 

「そんなことじゃねぇよ」

 

プランをそんな事呼ばわりするとはどういうことだ?もしかして…

 

「フラグを立てられることを心配しているのか?」

 

「それもあるがお前にも関係のあることだぞ」

 

「どういうことだ?」

 

「『木原底辺』が動き出した」

 

「…マジかよ………」

 

「マジもマジ、大マジだよ」

 

アイツが動き出すのか…

 

「少なくとも楽な生活は遅れそうにないな」

 

「あぁ死んでいったみんなの為にもアイツだけは俺たちの手で殺らないといけない」

 

そんなこんなで平穏な休日が逃げていく俺、志々雄勇誠は次の戦闘に向けて静かにそれはもう

静かに自身の憎悪をかき集めていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うん、いいね」

 

彼は予想以上の成長っぷりだ。

 

「そそるよ、本当に君はそそる実験体だ」

 

あの綺麗な肢体にメスを入れてみたい…そんな衝動に駆られる。

 

「ダメダメ…それはまた今度だ…」

 

そんな欲望を開放の一歩手前で押さえつけ事なきを得る。

 

「その前に彼をどうにかしないとね…」

 

邪魔なコイツは早急に消すべきだ。

 

「邪魔もののくせに彼女なんか作っちゃって…腹が立つ…!」

 

彼は僕だけのものなのにコイツのせいで他の女が彼に触れちゃってる…

 

「彼だけは僕だけのものだ…」

 

目を向けた先には

 

志々雄、志々雄、志々雄、志々雄、志々雄、志々雄、志々雄、志々雄、志々雄、志々雄…………………

 

彼の名前が書いてある自分で作った自分だけの彼のブロマイド…

 

「やっと…やっと僕の『木原』を埋められる…」

 

彼女はもう一度狂気の目線を監視カメラ越しの志々雄をいとおしげに見つめてキスをする。

 

「僕の『木原』が満たされるのが先か、それとも僕が殺されるのが先か…」

 

彼女の顔はまさに恋する乙女のような顔…

 

なのに…なのになぜこんなにも歪んで見えるのだろうか?

 

「勝負だよ、愛しの愛しの志々雄勇誠君…」

 

それは実験の被害者でもある彼らさえもわからない…

 

只わかるのは…これから復讐と愛の殺し合いが始まると言うその一点のみ…

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