因みに前言ってたコラボこの章でやる予定です
報告と通達
数日が立ち俺ー志々雄勇誠ーの体も完治しめでたく退院することが出来た。
今は退院のお礼参りと言うものを行っていたのだが途中で御坂妹に捕まり彼女の愚痴に
付き合わされている。
「お前ってば助かってもまだ無表情なんだな…」
「これはミサカの個性ですからとミサカは胸を張りながら答えます」
そんな個性はいらないと思うんだがなと心の中で呟きながら空を見る。
晴れ渡っている空には雲一つなくそれこそ夏と勘違いするような熱気を放っている。
そんな中俺は病院を歩き回っていたら御坂妹に出会ってしまったと言う訳だ。
俺は彼女の話を聞きながらこれからの事に思いをはせる…
(木原底辺も動き出した…もう光の当たる場所では生活できないかもしれない)
俺は木原底辺の主導した実験…「明け方の弥生計画」の謂わば被害者に当たる。
そんな俺が木原底辺にいい感情など持っているはずもない。
「どうかしたのですか?とミサカは恩人の表情の変化を目ざとく察知します」
考えにはまりすぎていたようでそれが表情に出てしまったらしい。
これからは気を付けなければ心の中で呟き口では問題ないと答えた。
「にしても熱いな…ホントに秋に近づいてんのか?」
「一応暦の上ではもう秋ですが…とミサカはインテリっぽく反論してみます」
反論すなと軽く小突いて微笑する。
「じゃあもうでるから…一応言っておくが無茶すんじゃねぇぞ?」
「それは私のセリフですとミサカは片腕の使えないあなたに忠告します」
「片腕が使えないじゃなくて片腕が無いの間違いだよ」
そう俺は一方通行戦で負った右腕のけがが完治しておらずそれどころか腐りかけてき始めて
来たので右腕を切り落とし今本物っぽい義手をつけている。
「その節は本当に申し訳ありませんでした…とミサカは誠心誠意お詫びします」
「その件はもう話がついたろ…ホントに俺は気にしてないって…」
「お詫びとしては何ですが私の体を…とミサカは顔を朱に染めて胸の前で腕を交差します」
「貴様…今さっきシリアスっぽい空気になっていたのになぜ壊した!と言うかどこでそんな知識を
手にしやがった!お前はまだ純粋でいるべき年齢だぞ‼」
俺は義手でグーを作り大きく振りかぶって頭の上に振り下ろす。
あうぅと言う泣き声と共に崩れ落ちる御坂妹…うん強度は完ぺきのようだ。
「まぁこれは冗談ですとミサカは本当か嘘かわからないような声色で答えます」
「お前の声は浮き沈みが無いから声色と言われてもわからん」
「おふざけはここまでにしてまた危ない場所へ行くのですか?とミサカは心配そうな
表情をします」
「心配してくれんのか?そら嬉しいな」
「ええ、あなたは一応彼の友人のようですし…とミサカは初恋の彼を思い浮かべます」
俺はアイツのついでかよと思いながら俺は病院の出口へ向かう。
「まぁ心配してくれんのはうれしいよ…でもアイツには教えんなよ?」
「ですが…」
「これは俺の問題なんだよ…俺がケジメつけなきゃなんない問題なんだ…」
「わかりましたとミサカはあなたの目を見つめ真剣な顔でうなずきます」
俺は背を向けて病院から出る。
多分またここに世話になるんだろうなぁ~とか思いながら眞白との待ち合わせ場所に向かった。
「よぉ眞白、調子はどうよ?」
「それはこっちのセリフだ志々雄…義手の方は大丈夫なのか?」
まぁ一応と答えて俺は能力を発動させる。
「んでお前は何連れてきやがった?出来れば面倒事は避けたいんだけど…」
「多分それだ…完全に面倒事だ…」
俺と眞白は背中合わせになり能力を発動しようとする…しかし
「グガァァァァ…んだこれは!頭がイテェ…」
「チィッ…演算式がうまく組めねぇ…もしかしてこれキャパシティダウンか!」
『御名答、さすがこの町の誇るレベル5の第8位なだけあるね』
突然のキャパシティダウンに膝をついて苦しむ二人とは対照的な声が頭上から降り注いだ。
その声はまるでモルモットを見下す科学者のようなそれでいて恋をしているような狂ったような
声だった。
「木原…底辺…‼」
『会いたかったよ志々雄君…まぁ今回は君たちへの招待状と宣戦布告だけだから』
一息置いて木原底辺は衝撃的なひと言を言い放った。
『正式に君たちを対等とみて招待状を出そう…私が望むのは志々雄誠君…君たちは私の命かな?
まぁ頑張って私を殺しに来てよ…愛しの志々雄君?』
「おい…志々雄…」
「何だ?…眞白…」
キャパシティダウンから解放された二人はロボが去った後を眺めながら険しい顔をしていた。
「俺…完全に無視されていたよな?…」
「そこかよ!空気が重いから何か重要なことかと思ったよ‼」
しかし二人はやはりいつも通り軽い空気を纏ったまま憎しみを自分の心に溜めていった…
何故か志々雄君がツッコミ役になってる…‼