とある科学は創造物質(クリエイトマター)   作:賢者

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っしゃー!気張っていくぜ野郎どもォォォォォ!








すんません調子乗りすぎました


戦闘と考察そして時々邂逅

「テメェ眞白何しやがった!」

 

俺は倒れた眞白に駆け寄りながら叫ぶ。

 

奴ー木原底辺はー眞白を見下したかのような表情を浮かべながら説明した。

 

「僕は其処に倒れているガラクタを再利用したに過ぎないよ、ったくどんだけバカでかい金をつぎ込んで作ったと思ってんだよこれぐらいしないと割に合わないってんだよ」

 

俺は怒りで我を忘れて奴に突っ込んでいく。

 

しかし右手に装着している極小AIMジャマ―によって俺の能力がすべてかき消され無防備となった

俺の腹に掌底をかました。

 

「ちゃんと聞いてよ…そんなに焦ってると勝てる死合いも勝てないよ?まぁ僕相手じゃ

いくらあがいても無理だけどね」

 

そう言うと木原底辺は眞白に近寄りながらポケットに手を突っ込みポケットから昔ながらの

テレビリモコンのようなものを取り出した。

 

「これね、ボタンを押すとあそこにある機械が作動するんだよ」

 

木原が指をさした方へ顔を向ける。

 

そこにはふつうこんな廃墟には無いはずの大きな機械が立っていた。

 

「あれねパソコンを使って対象を設定するとそこの周辺に特殊な磁力波を出すように作られてるの

そしてそれに連動してあそこには特定の周波数を出す機械、あそこにはそれらを調整して調和

させるための機械、他にもいろいろと設置したよ」

 

まさか…スクールの隠れ家がこんなにも早く見つかるとは思いもしなかった。

 

それどころかここをアイツのいいように改造されているなんて…どこでばれた?

 

「ハハッ、君のその顔ホントに愛おしいよ…因みにこれは君たちの失態じゃないよ?

とある情報筋からの善意のボランティアさ…君達には滞空回線(アンダーライン)と言ったら

わかるかな?」

 

俺はハッとして周囲を見回す。

 

「アレイスターの野郎からかよ…ったくメンドくせぇのが敵にまわったな…」

 

「善意のボランティアと言ったろ?まぁいい…この周囲に設置してある機械はすべてある現象を

起こすための機械だ」

 

木原は説明を続ける、それはもう淡々と

 

「彼は…失敗作のゴミはこれから僕の究極の目的に昇華する供物となるのさ」

 

「人のダチを勝手に供物にしてんじゃねぇ!」

 

そう言うと木原は俺に呆れたような視線を向けた。

 

「君はそれだからダメなんだ…もうちょっと従順で、もう少しおとなしかったらこの今から行う

実験の素晴らしさを理解できるのに…」

 

「実験…だと…?」

 

俺が真っ先に思い浮かべたのは『明け方の弥生計画』で行われた倫理観を完全に無視した地獄の

実験の数々…今でも少し幻痛を覚えるほどだ。

 

「そ、実験…と言ってもあんな美意識の欠片もない実験なんてやんないから安心してね?」

 

そう言って木原は眞白に近づいて何かの装置を取り付ける。

 

俺はそれを阻止しようとするが今能力を使って攻撃しても無力化されるし、うまく当たっても

二次被害が眞白に及ぶため使えない。

 

「これで準備オッケーっと…よっしおい失敗作起きろ」

 

木原はそう言って眞白の頭を踏みつける。

 

俺は怒りを覚えるが下手に動いてアイツが眞白を殺ってしまったら目も当てられない…

そのため俺は握りしめた拳を行き場のない中空へと彷徨わせるしかなかった。

 

すると眞白は頭を抱えながら体を起こした。

 

「っつぅ~…ってここどこッスか?え?もしかして死んじゃってココきちゃった的な

展開ッスか!?いやいやいやそれは無い…とは言い切れないから怖い」

 

「お前眞白…じゃなくて誰だ?」

 

「眞白って誰ッスか?もしかして俺の事?」

 

「フフン実験は成功したようだね…で?君は誰かな?」

 

満足げな笑みを浮かべて木原底辺は眞白の顔をしたほかの誰かに名前を聞く。

 

「草壁流砂…アンタの名前は?」

 

「その失敗作の頭の中をのぞけばいいんじゃないかな?と言うかよくそんな冷静でいられるね

普通テンパって今の状態を受け入れようとしないのが普通なんじゃないかな?」

 

「普通じゃないことくらい何度も体験してるっスよ…まぁ今回のは流石に予想外だったがな…」

 

彼ー草壁流砂ーの周りの空気が凍った…まさに絶対零度の怒気が彼の怒りを表していた。

 

「アンタ…相当ゲス野郎ッスね…まじで吐き気がする」

 

「褒められていると思っていいのかな?まぁそんなことはどうでもいい…僕が聞きたいのは

ただ一つだけだ…君は志々雄勇誠を知っているかい?又はあそこにいる奴に似ている容姿でもいい」

 

彼女は志々雄勇誠を愛している…それはもう狂信的と言っても過言ではない。

 

そんな彼女は考えた…もし、もし彼がこの世に何人もいたらどうだろうかと

彼女は木原の中でも最上位に食い込むくらいの頭脳と残忍性、そしてずる賢さを持っていた。

 

そんな彼女が求めるのはただ志々雄勇誠と言う男性のみ…他はどうでもよかった。

 

彼女は彼との接点を作るために『明け方の弥生計画』なる意味のないおままごとを立ち上げ

そして今に至るまでこの機会の為だけにこの大規模な実験装置を作った…

 

「知らないっスよ…んなことよりアンタ志々雄勇誠だっけか?こいつに相当入れあげてる

みたいじゃないっスか」

 

「当たり前だよ…彼は僕の生きる目的であり、目標であり、そして愛する人だよ」

 

彼女はいとおしそうに志々雄を見つめる…しかしそのまなざしは周りの人達をおびえさせえるには

十分だった。

 

しかし草壁流砂はそれに動じず彼女の愛を

 

「それは愛じゃない…ただの収集家だ」

 

否定した。

 

「俺にも好きな人がいる…確かにお前の話した内容の中には少し共感できるのもあった…でもな

ただそれだけなんだよ」

 

「僕の愛が愛じゃない?どういうことだい?君も人を愛しているならわかるはずだ」

 

「わかるからこそ違うって言えるんだよ…俺の彼女はそら怖いし、隙あらば喰おうとするし

(てか喰われたし)で完璧な彼女とは言えないだろうけどな」

 

彼は自身に満ち溢れたそれこそ志々雄の言う『ヒーロー』のごとく言い放った。

 

「でも好きなんだよ、俺はアイツの事が好きなんだよ…完全なとこも不完全なとこも

全部ひっくるめて大好きなんだよ」

 

「アンタのそれは愛じゃなくてただの収集家にしか見えないって言ったのはアンタが好きな相手を

よく見ていないからッス…アイツの全てを見てそれでも好きだって言えるならアンタのそれが

収集から愛に昇華したと言えるんじゃないッスかね?」

 

「偉そうに言うなよこの雑種が…!お前が偉そうに僕を語るな‼‼」

 

彼女は自分の『愛』を真っ向から否定した目の前の男に怒りの視線を向ける。

 

「やはり私の事を分かってくれるのは志々雄君だけだよ…そうでしょ志々雄君?」

 

「それはお前の思い違いだ…俺はお前の事なんてさっぱりわからないし分かろうとも思わない」

 

「君まで僕を否定するのか…もういい…僕を分かってくれない志々雄君はもういらない…

消えてしまえ…全部…何もかも‼」

 

一度も仕掛けてこなかった木原が初めて動いた。

 

爆発的な脚力を開放した木原底辺はまさにロケットのような速度で肉薄する。

 

「化けの皮がはがれて自棄になったッスか…いいぜ受けて立ってやるッスよ!」

 

彼はー草壁流砂ーは一歩も引くことなく能力を発動する。

 

彼が右手に発動したソレはいつもの電流ではなくすべてを消し炭へと変えるあの第1位しか

使う事の許されないような圧倒的な破壊の象徴である高電離気体…プラズマを作った。

 

「ハハッこの体演算能力が安定しててマジで羨ましいッスね…まぁでもさっさとコイツやって

元の持ち主に返さないとなんか嫌な予感がするッスね…」

 

「ハハハハハハハハハハ!君が何を作ろうと僕の作ったAIMジャマ―があればすべて無力化

されるんだよ!」

 

右手を伸ばし彼女はこの場で今一番最強の武器を振り上げた。

 

「消えろプラズマァァァァァァァァァァ!」

 

しかし草壁流砂の手にあるプラズマは消えることなくどんどん距離を詰めていく。

 

「ど…どういうことだ!僕の作ったAIMジャマ―は完璧なはずだ!どうして奴の腕からプラズマが

消えないんだ!」

 

「知らねぇよ…」

 

草壁は淡々と歩いていく…そして彼の全身から流れ出ているオーラが一点へと集約され

 

「でもまぁ一つ要因を上げるとするなら…」

 

放たれた

 

「ただ単に愛の力ってやつじゃないッスかね?」

 

放たれたプラズマは吸い込まれるように木原底辺の右手に当たり暴威をまき散らした。

 

木原の右手が草壁のプラズマに食い尽くされていく。

 

「なぁちょーっといいッスか?志々雄さん」

 

そんなとき草壁が志々雄に向かったこう言った。

 

「勢い余って周りの機械を壊しちゃったみたいなんすけど…大丈夫ッスかね?」

 

志々雄は周りを見回してこう言った。

 

「草壁さん…多分全然大丈夫じゃなさそう」

 

「やっぱりッスよねコンチクショウ!」

 

その言葉を最後に彼らはこの場から姿を消した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここはとある学区に存在する『窓のないビル』と呼ばれる空間の中…

そこには男にも女にも、子供にも老人にも、聖人にも囚人にも見える『人間』が存在していた。

 

「フム…今回の事はとても興味深かった…さすが木原底辺と言ったところか…」

 

『君の興味だけで手のひらの上で踊らされる僕の患者が不憫でならないよ』

 

何もない空間から突然声が聞こえる。

 

「申し訳ないな…しかし君は僕の事を知っているだろう?『盟友』」

 

『知っているからこそ釘をさしているのが分からないのかい?』

 

『盟友』と呼ばれた男は皮肉を込めて『人間』ーアレイスター・クロウリーーに言う。

 

「まぁ電話したのはそれだけでは無い、君に異世界へ渡った能力者のデータを

取ってもらいたいんだよ…頼めるかな」

 

『それは命令なのかな?それともお願いかい?』

 

「一応お願いのつもりなのだが…気分を害したのであれば謝ろう」

 

ピリピリとした空気が何もない空間に満たされる…がそれを破ったのは声の方だった。

 

『まぁいいさ…その代わりやり方は好きにさせてもらうよ?』

 

「あぁすべての私を代表してお礼を言うよ」

 

『その言い方…まるで他にも君がいるような言い回しだね』

 

「ふっ…この私を誰だと思っている?」

 

『君も僕の患者さ…では急患が入ってきたんで失礼させてもらうよ』

 

プツリと声が途絶えまたこの空間から刺激が消える。

 

『人間』は入っている生命維持槽のビーカーの液体をコポリと揺らして『笑う』

 

「あの世界にいる私は『プラン』をうまく進められていないようだが…まぁいいそれも面白いさ

その分私が成功させればいいのだから…」

 

『人間』は先ほど送られてきたデータを見ながら顔をしかめる。

 

「やはり『幻想殺し』と『一方通行』それに『未元物質』の成長が以上に早い…

やはりあのイレギュラーが原因か…」

 

『人間』は虚空を眺めながらこうつぶやいた。

 

「下手をすれば君の患者に手をかけなければいけないかもしれないが…その時は許してくれよ

『盟友』」

 

そして窓のないビルはまた静寂へとつつまれた…




オリジナルANDクロスストーリー終わりの段!
詰め込みすぎて過去最長!
…てかこのくらいの方が読み応えあっていいんじゃねって思う今日この頃
~追記~
草壁君は月日陽気様の『ゴーグル君の死亡フラグ回避目録』と言う小説で活躍しております。
一度読んでみてください…マジでいい話です、ハイ









にしてもあれだよね、ルルーシュカッコいいし優しいし泣ける。
はいコレなんも関係ない話ですよ
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