ハイスクールD×D 相棒を奪われた元赤龍帝   作:I S S E I

1 / 2
*余り期待に添えるかは分かりません*

ただの思い付き小説です。

それでも大丈夫な方は、ごゆるりとお読み下さい。


プロローグ1

NOside

 

???「良いからさっさと俺を転生させろよ転生神様」

 

転生神「それがモノを頼む態度なの?」

 

1人の少年が転生神と呼んだ女性へ上から目線でそう言い、その彼女は少年の態度が気に入らない言わんとばかりに少年に注意した。

 

少年「アンタは転生させるのが仕事なんだろ?だったら黙って俺が言った特典を付けて転生させれば良いんだよ。それをうだうだとうるせえな」

 

しかし少年は反省する処か悪態を付いて転生神に食って掛かる。

 

転生神「ハァ、何だっけ?兵藤一誠の立ち位置を貴方に移せば良いんだっけ?」

 

転生神は怒りを通り越して呆れていた。

 

少年「そうだよ。本当は成り代わりたかったんだが、元々存在してる奴はどうにも出来ないんだっけ?」

 

少年は特典を貰う前にされた説明の内容を確認した。

 

転生神「そうよ、元々から存在してる命を消す事は絶対の禁忌なの。だから私にはどうにも出来ないわ」

 

転生神もお浚いも含めて説明した。

 

少年「分かった。もう質問は無い、転生させろ」

 

転生神「分かったわ、さっさと行きなさい」

 

少年の急かしに、転生神はうんざりとばかりにすぐさま転生させた。

 

転生神 side

 

転生神「何なのよあの傲慢な態度!!!腹が立つわね!!!」

 

私はさっきのクソガキの態度に怒り心頭で叫び倒していた。

 

転生神「誰がアンタなんかの思い通りになんてさせるもんですか!!アンタの立ち位置は赤龍帝ってだけよ。兵藤一誠に大特典を与えてギャフンと言わせてやる」

 

そう言って私は大特典ボックスから特典札を2つ取り出した。

 

転生神「さてさて、何が出たかな?・・・プッあははははは!!!これは凄いわ!!まさかゴクウブラックの力と我儘の極意だなんて!!見てなさいよクソガキ、アハハ」

 

私は引いた特典に本当に驚いた。

 

転生神「よし、早速この特典を兵藤一誠に付けてっと・・・これで良しっと。安心しなさい兵藤一誠君、貴方に貧乏クジは与えないわ」

 

私は兵藤一誠君に特典を与えて、やり残した仕事に取り掛かった。

 

転生者 side

 

俺の名前は兵藤 一騎(ひょうどう かずき)

 

あの胸フェチ変態主人公の兄貴って立ち位置だ。

 

それで俺が変態に成り代わってハーレムを築いてやろうと思っていたが、いきなりバグが起きた。

 

イリナが一誠にばかり懐いて俺を避けてやがる。

 

何処から漏れたか知らないが、俺が一誠を痛め付けてるのがイリナにバレたみたいだ。

 

一様は親に言っていないから良いがな。

 

まぁ例え告げ口したとしても、親は俺の事を信じきってる。

 

俺がそんな事をするなんて欠片も思ってないからな。

 

一騎「まったく、転生神の奴どんだけ雑な仕事をしてんだよ。全然思い通りにならねえじゃねえか。仕方ねえ、まだまだヒロインはたんまり居るんだ。それにしても、いい加減うんざりに成ってきたな。そろそろ消えて貰うか」

 

俺はそう言って、一誠を消す作戦を練った。

 

 

俺が一誠を消す計画を立ててから数年の時が流れた。

 

その間に色々と環境の変化が有った。

 

先ずイリナがイギリスに引っ越して行った。

 

更に言うなら、一誠が虐めに遭っている。

 

まぁ、俺が主犯なんだけどな。

 

まぁ表面上は優等生を演じて、イメージ作りはしっかりしてるから疑われる心配は無い。

 

それに表面に見えないように顔や皮膚が目立つ箇所は殴らないように言い付けてある。

 

それにお決まりの脅し文句で一誠にも口止めしてあるから告げ口する心配も無い。

 

そして今日は家族でキャンプに来ている。

 

一騎(これはチャンスだ、等々一誠を始末出来るぜ)

 

計画はこうだ。

 

親達が寝静まってから一誠を呼び出し崖から突き落とす。

 

至ってシンプルだか、俺を絶対に疑わない両親は誘拐されたと思う筈だ。

 

 

時は過ぎて深夜2時。

 

一誠「兄さん、こんな所に呼び出して何なの?また俺を痛め付けるの?」

 

一騎「いや、もうお前を痛め付けるの必要は無い」

 

不安そうな声音で聞いてくる一誠に、俺はそう返した。

 

一誠「それってどういう事?」

 

一騎「お前と仲直りしたいんだよ。今まで悪かったな」

 

俺は一誠を油断させる為に嘘を言って握手を求めた。

 

一誠「本当に?」

 

一騎「あぁ、その証拠に此処1週間なにも無かっただろ」

 

俺は信用させる為に1週間の間虐めを控えていた。

 

これはこの時の為の伏線だ。

 

一誠「そう言えば、確かにそうだね。兄さん、これから・・・よろしく」

 

信じきった一誠は俺の手を取った。

 

一騎「・・・」ニヤッ

 

ブンッ

 

俺は一誠が手を取った瞬間、一誠を思いっきり投げた。

 

一誠「え?」

 

一騎「くたばれ脱け殻」

 

信じられない表情の一誠に俺はそう吐き捨てた。

 

一誠 side

 

一誠「何で?」

 

俺はそう呟いた。

 

俺は落ちながら考えていた。

 

俺は何もしていないのに、兄さんはイリナが引っ越してからいきなり虐め始めた。

 

その前から俺を殴ったりしてたけど。

 

俺は思い返して無性に腹が立った。

 

一誠「畜生、許さねえ。絶対に許さねえええええええええ!!!」

 

俺がそう叫んだ瞬間

 

ドオオォォン

 

体に凄い衝撃が来た。

 

それと同時に今で味わった事がない痛みが走った。

 

一誠「ち、ちくっしょう」

 

もう絞り出すようにしか声が出ない。

 

一誠「死に、たくない。だ、誰が、助けて、くれ」

 

俺はそのまま意識を失った。

 

???side

 

私はサーゼクス・ルシファー。

 

私は人ではなく悪魔、悪魔の長である魔王を勤めている。

 

今私は、SSS級はぐれ悪魔を追って人間界のとある森に来た。

 

サーゼクス「あらかた捜索したが魔力も気配も感じない。しかしアイツは最上級悪魔だからな、人間界で暴れられては大惨事に成る。何としても見つけ出さないと」

 

私は更に警戒しながら捜索を続けた。

 

捜索する事1時間、眷属からも発見の連絡は無い。

 

そろそろ捜索場所を変えようかと思った時だった。

 

サーゼクス「ん?あれは!?」

 

私は崖の側で横たわっている血だらけの子供を見付けた。

 

サーゼクス「君、大丈夫か!?しっかりするんだ!!!」

 

私は子供に駆け寄り、声を掛けながら首に指を当てた。

 

ドクン・・・ドクン・・・ドクン

 

サーゼクス「まだ微かに生きている。しかし、何でこんな所に?」

 

私は崖を見上げた。

 

サーゼクス「まさか、落とされたのか!?こんな幼い子供を」

 

私は結論に至った瞬間から怒りが込み上げてきた。

 

私は急いで眷属の1人に魔方陣で連絡を取った。

 

サーゼクス「グレイフィア、今から此方に来れるか?」

 

グレイフィア『大丈夫ですが、はぐれ悪魔を見付けたのですか』

 

サーゼクス「いや、見付けたのは子供だ。大至急来てくれ、どうやら落とされたようで虫の息なんだ!!」

 

グレイフィア『わかりました、すぐ参ります!!』

 

グレイフィアは子供の容体を聞いて焦った声音でそう言った。

 

連絡を終えた瞬間、すぐ側に魔方陣が現れた。

 

その魔方陣から女性が現れた。

 

先ほど連絡したグレイフィアだ。

 

グレイフィア「サーゼクス様、その子が?」

 

サーゼクス「あぁ、早くフェニックスの涙を」

 

私はグレイフィアにそう言った。

 

フェニックスの涙とは、72柱有る悪魔の家系にフェニックス家がある。

 

その家系だけが唯一作る事が出来る回復アイテムだ。

 

その効果は、ある程度の傷なら瞬く間に治してしまう。

 

サーゼクス「すまないな、グレイフィア」

 

グレイフィア「構いません。それより、この子は如何なさいますか?」

 

私がグレイフィアに謝罪すると、グレイフィアはそう言った。

 

サーゼクス「我が家で保護しよう。少なくともこの子のケアが終わるまでは」

 

グレイフィア「畏まりました。それでは旦那様には私から連絡しておきます」

 

私が方針を決めると、グレイフィアが気を利かせて父上に連絡してくれた。

 

グレイフィアが連絡している最中、もう1人の眷属から連絡が入った。

 

沖田『こちら沖田です、はぐれ悪魔を討伐しました』

 

サーゼクス「分かった。それじゃあ各自、持ち場に戻ってくれたまえ。ご苦労だった」

 

連絡を受け、任務を解散させた。

 

グレイフィア「サーゼクス様、沖田さんからですか?」

 

サーゼクス「あぁ、討伐は終わったそうだ。私達も帰ろう」

 

グレイフィア「畏まりました」

 

こうして私達は討伐を終え、子供と共に冥界に帰った。

 

一誠 side

 

俺は暗闇の中に居た。

 

一誠「俺はどうなったんだ?それにしても兄s・・・一騎の野郎は許さねえ。散々俺を痛め付けて、挙げ句の果てに騙し討ちで崖から落としやがった」

 

俺は一騎との最後のやり取りを思い出して怒りが込み上げてきた。

 

すると目の前が光った。

 

一誠「お迎えかな?本当に酷い人生だったな、生まれ変わったら普通に暮らしたいな」

 

そう言うと、光が更に強くなり全体が光った。

 

一誠「ん、うん?」

 

目を開けると、かなり豪華なベッドで寝ていた。

 

一誠「・・・此処は何処だ?」

 

俺は体を起こしながら部屋を見渡した。

 

一誠「何かテレビに出てくる外国の城みたいだな。よいしょっと」

 

俺は何となく景色が見たくなり、窓の外を見た。

 

一誠「・・・え?」

 

俺は信じられなかった。

 

空が紫って普通はありえない。

 

俺が空に見とれてると、ドアが空いた。

 

ガチャッ

 

一誠「!?」

 

俺は音に驚いて焦って振り返った。

 

其処に居たのは、銀髪のメイドさんだった。

 

メイド「あら、目が覚めたようですね」

 

一誠「誰だよ、アンタ?」

 

俺はメイドさん睨みながら聞いた。

 

グレイフィア「申し遅れました。私はこの家でメイド長を勤めさせて頂いているグレイフィアと申します。それと、そんなに警戒しなくても大丈夫ですよ。崖の側で倒れていた貴方を手当てする為に此処へ連れてきました」

 

メイドさんは自己紹介した後、俺が気になっていた事を聞く前に説明された。

 

一誠「(何か心を読まれたみたいだ)手当てしてくれた事はありがとう。だけど、何で俺に食事なんか持って来たんだ?其処までする必要は無いと思うけど」

 

俺は他人が信じられなくなっていた。

 

メイドさんが入ってきた時から良い臭いがしてたけど、何で其処までするのか分からなかった。

 

俺がメイドさんに聞いた処で、またドアが空いた。

 

今度は鎧みたいな服を着た紅色の髪の男の人が入ってきた。

 

紅色の髪の男「どうやら目覚めたようだね、しかし警戒心が強いな。出来れば君の名前と、どうして君が崖の側で倒れていたのか教えてくれないかな?」

 

俺に目線を合わせながら聞いてきた。

 

一誠「俺は一誠・・・倒れてた理由は、兄さんに投げ落とされたからだよ」

 

サーゼクス「・・・え?」

 

グレイフィア「・・・え?」

 

2人は信じられないって顔に成った。

 

サーゼクス side

 

私は一誠君から、倒れていた理由を聞いた。

 

しかし、内容があまりにも残酷だった。

 

物心付いた頃から、兄に極度の虐めを受けていたらしい。

 

そしてあの悲劇の日、彼の兄は一誠君を油断させる為に1週間前から虐めを止めていたと言う。

 

それを言われ、油断してしまった一誠君は求められた握手に応じてしまった。

 

そして掴んだ瞬間、崖に投げ落とされてしまった。

 

これが経緯の全てだ。

 

サーゼクス「・・・」

 

グレイフィア「・・・」

 

私とグレイフィアは言葉が出なかった。

 

一誠「く、くぅぅ」

 

表情は俯いていて分からないが、心なしか嗚咽に聞こえる。

 

サーゼクス「一誠君」

 

私が呼び掛けたその瞬間

 

一誠「くっぐあああああああああ!!!」

 

ボオオオオォォォン

 

ドオオオォォォン

 

一誠がいきなり絶叫した。

 

それと同時に彼から黒いオーラが一誠君を包みながら炎のように揺らめいている。

 

それだけでなく、オーラは発現と同時に衝撃波が部屋中に響き地震のように城全体が揺れた。

 

部屋の物はその衝撃波で粉々と成り、跡形も残っていない。

 

サーゼクス「な、何だこの力は!?」

 

グレイフィア「サーゼクス様、彼のこの力は一体!?」

 

私達は彼が放ち続けている風圧に耐えながら彼がいきなり発現した力について考察していた。

 

すると、突如扉が開いて3人の人物(悪魔)が入ってきた。

 

???「サーゼクス、今の衝撃は何だ!?」

 

???「一体何事なの!?」

 

???「お兄様、今のは何ですか!?」

 

上から順に

 

父上のジオディクス

 

母上のヴェネラナ

 

妹のリアスだ。

 

サーゼクス「3人共、下がっていて下さい!!この力は凄まじい!!結界を張っていますが、何時まで持ち堪えられるか分かりません!!」

 

一誠「うおおおおああああああああ!!!」

 

私達が会話している間も、絶叫を続ける一誠君。

 

それに茶色だった髪が、オーラと同じ黒に染まっている。

 

ピキッ

 

パキッ

 

等々結界に亀裂が入った。

 

リアス「やめてえええええ!!!」

 

一誠「!?」

 

するとリアスが突如叫び、それに一誠君が反応した。

 

しゅううううぅぅぅぅ

 

それと同時に、まるで台風のように荒ぶっていたオーラが消えた。

 

サーゼクス「収まった」

 

リアス「クスッ、ヒック」

 

私が安堵しているとリアスが嗚咽を漏らし始めた。

 

サーゼクス「リアス、もう大丈夫だ。落ち着いて」

 

私はリアスを宥めた。

 

一誠「ごめんな、怖がらせて」

 

すると、いつの間にかリアスの前に移動していた一誠君がリアスに謝った。

 

一誠「君、リアスちゃんで良いかな?さっきそう呼ばれてたから言ったけど」

 

リアス「・・・うん」

 

まだ少し怯えていたが、リアスは彼の問い掛けに頷いた。

 

一誠「俺は一誠、さっきは本当にごめんね」

 

一誠君はリアスに目線を合わせるように膝を付きそう言った。

 

ジオディクス「この子がグレイフィアが言っていた子か?」

 

サーゼクス「はい、その通りです」

 

私は父上の問いに頷いた。

 

ヴェネラナ「この子、リアスと代わらないわね。一体何が遭ったの?」

 

サーゼクス「彼から聞いたので、私から説明します。ですが、かなり気分を害する話です」

 

私は母上に事情を話した。

 

一誠君の、残酷と言っても過言ではない生い立ちを。




最後まで読んでくれてありがとうございます。

宜しかったら他2つの作品もお試し下さい。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。