アサシンズプライド~赤と青の仮面騎士~   作:暁士道

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皆様、お久しぶりです!
かなり待たせて申し訳ありませんo(_ _)oペコリ

セント「この小説のタグの亀更新を不定期更新に変更しました」

エボルト『作者のモチベがコロコロ変わりやすいからという理由であるんだと』

作者「二人共、俺の代わりありがとう」

セント・エボルト「『投稿ペース早くしろよ、アホ主』」

作者「訂正、ぶっ殺すぞ!!お前ら」

セント・エボルト「『俺らに勝てるのか』」

作者「え?勝てるよ。このジクウドライバーとライドウォッチがあれば( '-' )」

セント・エボルト「『チートだーーーー!!』」

[ジオウ]

[エボル]

[ライダータイム!カメンライダージオウ!]

[アーマータイム!エボリューション!エボル!]

作者「さあ、祭りの始まりだ」

セント・エボルト「『上等だ!!コラーー!!』」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

クーファ「えーーと、なんかバトルを始めてしまったので私が代わりにと言ってもこれを言うしかないのですがw」

クーファ「さてさて、どうなる第1話!!」




※クーファの本名が原作で判明していないため、クーファという名前にします。



1章 【暗殺教師と無能才女 】編
第1話 物語の始まり


メリダ=アンジェル

 

位階:不明

 

HP :5

MP :0

攻撃力:1

防御力:1

敏捷力:2

攻撃支援:ー

防御支援:ー

思念圧力:0%

 

主なスキル/アビリティ

なし

 

総合評価……【1ーG】

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

クーファ・セント「「これは、ひどいな……」」

 

思わずといった様子で唸り、俺たちは羊皮紙から顔を離した。目の前には灯りひとつない玄関ホール。高そうな椅子に蹴躓かないよう留意しつつ、ため息とともに歩み出す。

 

クーファ「ここまでどん底のステータス数値は見たことがない。というより、養成校の成績評価で【G】なんていうランクが存在していたのか」

 

おっさん「おう、俺も初めて知ったよ」

 

セント「(まぁ、普通はそう反応するよな……)」

 

隣を連れ立って歩くおっさんが、嘯きながらひょいとレポートを引き取っていく。一桁ばかりのステータス数値を眺めて、「くははっ」と乾いた笑いと煙草の煙を吐き出した後、歩くのに使っていた杖でひょいひょい、と上階を示し、俺たちは無言で頷く。クーファは腰に差していた漆黒の刀に左手を添え、俺はカスミからビートクローザーを取り出して肩に担ぎながら、先んじて螺旋階段に足を踏み入れた。

 

クーファ「まぁ、細かいステータスは置いておこう。どん底だろうがなんだろうが、これからの成長次第だ。ーしかしそれはなんだ?位階(クラス)が不明に、MP(マナ)がゼロというのは」

 

クーファがおっさんの手のなかにあるレポートを振り返り、ついでに彼自身をじろりと睨みつける。

 

クーファ「確認するが、幼年学校の入学資料じゃないんだな?」

 

セント「もちろん違うぜ。彼女が今年の四月…つまり三ヶ月前から通っているのは、由緒ある聖フリーデスウィーデ女学院。貴族のご令嬢が集う、まぎれもないマナ能力者の養成学校さ。 あっいるだろおっさん?」

 

クーファ「なんで知っているんだ?セント」

 

セント「…………まぁ、色々とな」

 

言えねよ、原作知識で知っていたなんて。

 

おっさん「あぁ、あっているぞ。それにつけ加えて驚くべきことに件のメリダ嬢は生まれてから今日に至るまで全くマナを発現できず、当然として、どんな位階を秘めているかもいまだ不明というわけだ」

 

クーファ「ということは、十三歳か……」

 

まぁ、ありえない話だと思うよな。通常であれば七歳前後で覚醒する、それが《マナ》というものだ。

※ここでマナについて説明すると、能力者に様々な異能を授け、身体能力を常人以上に高めさせるマナは、選ばれし貴族階級のみに授けられたギフト。ーいや、逆か。彼らはマナを持つがゆえに貴族の特権を与えられて、その引き換えとして《外敵》の矢面に立つ責務を課せられているのだ。

 

クーファ「しかもアンジェル家と言えば、三大騎士公爵家の《パラディン》じゃないか!」

 

驚嘆混じりのクーファの声が、螺旋階段の吹き抜けに反響する。

※マナがもたらす異能の力は、その方向性によって十一種類の《位階(クラス)》に分類される。

 

基本位階

剣士(フェンサー)…高い防御性能と支援力を誇る、防御特化の盾のクラス

闘士(グラディエイター)…攻撃・防御共に抜きん出た性能を持つ、突撃型クラス

(サムライ)…俊敏性に優れ、《隠密》アビリティを有する暗殺クラス

銃士(ガンナー)…様々な銃器にマナをこめて戦う、遠距離戦に特化したクラス

舞巫女(メイデン)…マナそのものを具現化して戦うことに長けたクラス

魔術師(ワイザード)…攻撃支援に特化し、《呪術》というデバフ系スキルを持つ後衛クラス

神官(クレリック)…防御支援能力と、味方に己のマナを分け与える《慈愛》を持つ後衛クラス

道化師(クラウン)…他の7つの位階の異能を模倣するとこができる、特殊なクラス

 

上位位階……三大騎士公爵家・アンジェル家、シクザール家、ラ・モール家のみが継承する、特別な位階

聖騎士(パラディン)…戦闘力、味方への支援、すべてにおいて高い水準を誇る万能クラス。

全位階中唯一の回復アビリティ《祝福》を宿す。アンジェル公爵家がと代々受け継ぐ

竜騎士(ドラグーン)…《飛翔》アビリティを持つクラス。恐るべき跳躍力と対空能力を生かし、慣性を余すところなく攻撃力へ転化する。シグザール家が宿す位階

魔騎士(ディアボロス)…相手のマナを吸収することができる固有アビリティを持ち、正面きっての戦闘では無類の強さを発揮する、最強の殲滅クラス。ラ・モール家が継承

 

マナは血に宿り、血によって子孫へと引き継がれていく。ゆえに貴族の子供はまだ貴族。そしてその潜在能力(ポテンシャル)は、貴族としての血の純度が大きく影響すると考えている。

 

セント「(このロジックもまた、上級位階が至高たる所以だ。彼らのマナには、その血には不可侵の優位性があり、下級位階の貴族どころか仮に平民の血と交わったところで、生まれてくる子供は揺るぎなく上級位階のマナを宿しているはずー……そのはずなのだ」

 

たが先の資料の通り、その常識が覆されてしまっているけどな、すなわち。

 

クーファ「そのメリダ嬢は……アンジェル家の本当の娘ではない……?」

 

おっさん「そうだ。まさにその可能性が疑われている」

 

おっさんが低い声で頷くのと同時、階段を上り切って二階に辿り着いた。ガス燈がすべて消えていて、住人の気配すらない。上司の向ける杖に従って、俺らは左側の廊下へ向かう。その時に、おっさんが俺の方にレポートの束を渡してくるので受け取った。

 

セント「つまり、何者かが赤子をすり替えたと?(まあ、それはないけど)」

 

おっさん「いいや、出産には大勢が立ち会っていたからそれは考えにくいそうだ」

 

クーファ「とすると……」

 

言いよどんだクーファとは逆に、俺はあっさりと口に出した。それが残酷なことだと知りながら。

 

セント「簡単だよ。件のメリダ嬢はアンジェル家現当主、フェルグス=アンジェルの実子じゃない!彼女の母、メリノア=アンジェルと不倫相手との不義の子である可能性があるってことだ」

 

クーファ「………………」

 

おっさん「この仕事の依頼人は評議会の一員でもあるかのモルドリュー武具商工会の長、モルドリュー卿。メリノア=アンジェルの父にして、メリダ嬢にとっては母方の祖父にあたる人物だ。彼にしてみれば騎士公爵家に嫁いだ自慢の娘が、よもやパラディンの血筋を途絶えさせたなどと認めるわけにはいかない。何が何でも真実を突き止めねばならぬと、こうしてメリノア夫人の交友関係をしらみつぶしに洗わせているってわけだ」

 

セント「つまりはこの屋敷の主が、その不倫相手の《容疑者》のひとりということか」

 

(。´-д-)ハァ-どうでもいいから早く変身したい

 

相変わらず死んだように静まり返っている屋敷の天井を、クーファは見上げる。廊下の途中にあった扉を開けてみれば、その先は暗闇に包まれたビリヤードルームだった。そこももぬけの殻で、怪訝そうに眉をひそめて、音を立てずに扉を閉める。

 

おっさん「ーーー宝石商・ジヴニー=エルスネス。昔、モルドリュー卿が彼の父を訪ねた際、付き添いで来ていた当時十一歳のメリノア嬢はひどく暇を持て余していた。それを気遣ったジヴニー青年が得意のピアノを披露し、それに感激したメリノア嬢はお返しに彼の似顔絵を描いて贈った。ふたりの様子はひどく仲睦まじげに見えた……とのことらしい」

 

おっさんは懐から別のレポートを取り出して、折りたたまれていたそれをばさりと広げて、俺たちに言ってきた。

 

クーファ「たったそれだけか?十一歳の頃の話だろう?」

 

クーファが思わず素でおどろくと、おっさんもまた嫌そうな顔でレポートを仕舞い込んだ。

 

おっさん「要はそれだけ行き詰まってんだよ。ーーー通っていた寄宿学校の友人、習いごとの同輩、商工会の若い男衆、それぞれの親戚に至るまで!とにかくメリノアさまと交流のあった人物を手当り次第に探ってるんだが、まったく有力な情報が出てこない!」

 

クーファ「そこまで苦労しているのなら、いっそのことメリノアさまを直接問いただせば……」

 

おっさんはやらやれと頭を振っているのを見て、俺がクーファの台詞を遮った。

 

セント「ところがどっこい、メリノアさまはすでに墓の下にいる。五年以上も前にな」

 

クーファ「……そうか」

 

おっさん「そこで!いよいよもってお前さんらので版となるわけだ!」

 

ぱんっ、とたからかに手のひらを打ち、おっさんは芝居がかった仕草で腕を広げた。

 

おっさん「お前らの任務はこうだ。この無能才女、メリダ=アンジェル嬢の家庭教師となり、彼女のパラディンとしての覚醒を助け、導き、騎士公爵家に相応しい戦乙女へと教育せよ!」

 

セント「外が駄目なら内から、というわけか」

 

おっさん「そうとも。モルドリュー卿の方でもたびたびプレッシャーをかけているそうなんだが、まったく効果が上がらないらしくてな。これは専門の講師が必要だって話になったわけだ」

 

クーファ「それは理解したが……」

 

クーファは壊滅的な数値のステータス表を取り上げ、ゲンナリとため息をつく。

 

クーファ「なぜ私もなんだ?任務だったらセント一人でもいいはずだろ?」

 

おっさん「いやいや、お前がいないとだめなんだよ。思い出してみろ、セントのこれまでの行いを!断る事に何かしらの発明品を俺たちに使って実験してきて………」

 

おっさんは俺の方を一瞬見てから、またクーファの方を見た。

 

おっさん「それに、お前ときたら、ほら!外面の良さと猫っかぶりは天下一品だし!」

 

クーファ「……よし、最後のやつがなかったら受けようと思ったが、断らせてもらう」

 

ばん、とおっさんの胸にレポートを叩き返し、クーファは軍服の裾を翻した。廊下の行き止まりにあった両開きの扉に足を向けると、おっさんが猫なで声で追いすがってくる。

 

おっさん「た~の~む~よぉ~騎士公爵家からの依頼だよ?父ちゃんを助けると思ってさあ~」

 

クーファ「単に拾いものをしただけのくせに、都合のいいときだけ父親面をするなクソオヤジ」

 

セント「なぁ、エボルト」

 

エボルト『(なんだ?セント)』

 

セント「今の俺のハザードレベルって、どのぐらい?」

 

エボルト『(そうだな、ハザードレベル7.6ってところかな)』

 

セント「7.6か……よし、エボルでいこか」

 

エボルト『(唐突だなw)』

 

セント「っと言うことで、カスミ」

 

カスミ『はい、マスター』

 

セント「エボルドライバーとコブラエボルボトル、ライダーエボルボトル出してくれ」

 

カスミ『分かりました』

 

カスミから青いレバーがついた赤と青と金で塗り分けられた《エボルドライバー》とコブラ、ライダーのエボルボトルが出てきて、それらを懐に仕舞ってからクーファ達のところへ歩いて行った。

 

おっさん「分かった、オーケイ、真面目に話をしよう、いいからこっちを向け」

 

となりに並んだおっさんは身振り手振りをまじえてそれなりに真摯に訴えかけてくる。

 

おっさん「実際のところ、もう選り好みさせてる段階じゃねえんだよ。事態は動きはじめてる」

 

セント「というと?」

 

おっさん「犯罪組織さ。メリダ嬢の無才の噂が、徐々に国中に広まり始めていてな。暇なご婦人がたの社交場の話のネタになるぐらいならまだいいんだが、不穏な輩までメリノアさまの不倫の真相を嗅ぎ回っているらしい、階級制度の撤廃を謳ってるような連中にしてみりゃあ、公爵家の基盤を揺るがしかねないこの事件はさぞや美味い餌に見えることだろうよ」

 

クーファ「そいつはゾッとしないな」

 

言いながら廊下の端に辿り着き、両開きの扉を、俺とクーファが並んで同時に押し開ける。

 

ーそこには、いかにも犯罪者でございますといった悪人面が、扉の向こうにずらりと勢揃いしていた。

 

「「…………………………………………」」

 

あちらにとっても予想外の闖入者だったのか、どこか間の抜けた沈黙が数秒横たわっていたので、その隙に懐からエボルドライバーを取り出して腰につけてベルトが巻かれるの確認したら懐から2本の小型のボトルを取り出し片手に一本ずつ持ってキャップを正面に合わせてからドライバーのスロット部分に差し込む

 

[ゴブラ!]

 

[ライダーシステム!]

 

[エボリューション!]

 

軽快な待機音が鳴り、ドライバーのレバーを回していくとベートーヴェンの交響楽第九番のような音楽を鳴らしながらスナップライドビルダーが現れて前に赤色のモヤのハーフボディ、後に紫色のモヤのハーフボディが形成される。

 

[Are you ready?]

 

「変身」

 

腕を胸の前でクロスしてから腕を前へ突き出すと前後のハーフボディが俺に統合して火星を滅ぼした最悪な悪のライダーの誕生

 

[コブラ!コブラ!エボルコブラ!ふっはっはっはっはっは!]

 

俺はエボルに変身完了して目の前の光景を見る。そこは書斎だった。壁際に整然と並んだ書架に座り心地の良さそうな椅子。執務机には高級ブランドの燕尾服をまとった男性が腰掛けていて、ぐったりと上体を倒している。そして、その周囲を、襟の高い黒衣に身を包んだ数十人の男たちが取り囲んでいた。

 

セント『表社会の人間じゃないな…しかも結構、武装しているし』

 

おっさん「……ぞっとしねえだろ?」

 

直後、黒衣たちが一斉に拳銃を突きつけてきた。

 

セント『わおー、戦力の差分かってないなこいつらw』

 

クーファ「笑ってないで殺るぞ!エボル!!」

 

セント『わかってるぜ!相棒!!』

 

十数発の弾丸が飛んでくるのと同時にクーファは腰に提げていた刀を抜いて弾丸以上の速度で一つ残らず弾き返していく。最後の一発を切り飛ばしたとき、遅れてきた銃声が鼓膜を叩いた。

 

セント『相変わらず、えげつないなお前の抜刀術』

 

クーファ「お前には言われたくないな!この化け物!!」

 

おっさん「おい、お前ら敵を前にしてコントしない」

 

セント・クーファ「『クソ、クソオヤジ(おっさん)に言われるのは屈辱だーーー!!』」

 

おっさん「酷くない!?」

 

まぁ、こんな茶番をしながら俺はビートクローザーを取り出してボトルの挿入口にフェニックスフルボトルを入れる。

 

[スペシャルチューン!]

 

[ヒッパレー!ヒッパレー!ミリオンスラッシュ!]

 

柄尻を二回引っ張りると、ビートクローザーの刃の部分が赤く燃え上がり、黒衣たち目掛けて斬撃を飛ばすと斬撃が不死鳥(フェニックス)のようになり敵を焼き殺す。

 

セント『これで一掃出来たはずだ』

 

だが、炎の中で平然と立っていたやつが一人いた。まるで亡霊のように裾がぼろぼろの黒外套をまとい、フードを目深にかぶって素顔を隠している。身長は俺らと同じくらいに高い。おそらく正体は男性であろう。

 

フード?「僕の部下を一瞬足らずで……その闇色の軍服と怪しげな全身装甲、きみたち正規の騎兵団(ギルド)じゃないね?」

 

予想に違わず、奴はフードの奥から青年の声音で語りかけてきた。

 

クーファ「そう言う貴様らはどこの組織だ。その怪しげな黒外套、今すぐ引っペがしてくれる」

 

クーファは瞬間的に蹴りを叩き込んだ。黒外套のふくらはぎ、脇腹と左側頭部を神憑り的なバランス感覚で連続的に蹴りつける。岩盤を叩いているかのように揺るがない。

ならば返す踵を顔面にーーー打ち込もうとした寸前、軸足に何かが絡みついた。

黒外套の袖から伸びた、包帯である。青年が床に引きずり倒されるのと同時、黒外套が鋲付きブーツを高く上げた。全力で踏みつけられた踵はーーー書斎の床を粉砕する。

 

セント『危ねぇ!!』

 

クーファ「助かったわ。ありがとなエボル」

 

高速移動でクーファの襟元を掴んで後退して躱したけど、あいつはヤバーい。

 

フード?「?何だ?今のは?何かのスキルか?見た事ないな」

 

セント『敵に教えると思うか?』

 

フード?「そりゃそうだな」

 

セント『相棒!こいつの相手は俺がする』

 

クーファ「あぁ、頼むぞエボル」

 

俺はビートクローザーとは別の武器で黒い変わった形の拳銃《トランスチームガン》を取り出し、フード?に攻撃した。だが、エネルギー弾は外套の裾から飛び出した包帯によって弾かれる。

ゆるりと振り返った黒外套は袖や裾から育筋もの包帯をたなびかせていた。

あの意志を持つような挙動に並外れたら呪力ーーークーファの黒刀や俺のビートクローザー、トランスチームガンを以てしても貫けない防御力の正体は、あの奇妙な包帯だろう。クーファは刀とナイフの二刀流を構え、俺はビートクローザーを構え、おっさんはリヴォルバーを油断なく突きつけたまま、どこか面白がるように煙草の煙を吐いた。

 

おっさん「よう兄ちゃん!不倫調査か?何かめぼしい情報は見つかったかい?」

 

フード?「さあね、自分でそこにいる主人に聞いてみれば?」

 

吐き捨てると、黒外套は膝の高さにあったテーブルを蹴り飛ばしてきた。クーファはたやすく斬り払うが、敵はその隙を利用して窓に飛び込んでいる。

けたたましい音を立ててガラスをぶち破り、黒外套は闇のなかへと逃げ去っていった。クーファはすぐさま窓に駆け寄るものの、もう標的の姿はどこにも見つけられない。

 

セント『追えるが、追うか?』

 

おっさん「今はいい。ーーーふい~、ありゃ強いな。ステータスだけならお前らとタメ張ってたぞ」

 

おっさんが肩から盛大に力を抜いて、長大なリヴォルバーを懐に戻した。クーファは、そこではっと気づいた。

 

クーファ「そうだ、エルスネス卿は……」

 

おっさんは無言で執務机に歩み寄ると、そこに突っ伏していた燕尾服の男性の髪を掴んだ。乱暴に引き上げて、顔を覗き込む。すぐに手を離し、やれやれと首を振った。

 

おっさん「死んでる」

 

セント『……つまり、エルスネス卿が《クロ》だったということか?』

 

おっさん「どうかな。なにも知らずに死ぬまで拷問されたのかもしれねえし、秘密を喋ったあと口封じに殺されたのかもしれん。ーーーだから言ったろう?もう事態は切迫してるんだ!」

 

扉の前に落としていた羊皮紙の束を拾い上げ、おっさんはそれを投げつけてくる。クーファは片手を振って受け取りつつ、あらためてそこに綴られている任務の概要を眺めた。

 

クーファ「メリダ=アンジェルか……」

 

破滅的なステータス。貴族にもかかわらずマナが使えないという異端の存在。さらにはそんな少女を至上の騎士に育成せよという、クライアントの無茶な要求……。

加えて注目すべきは、その時期だ。家庭教師としての就任予定は、今から約三年間。三年後に待ち受ける全養成校卒業生による統一トーナメントでなんらかの成績を残し、彼女が滞りなく聖フリーデスウィーデ女学院の卒業式を迎えるまでーーーかつてない長期任務。

こんな諜報活動が生ぬるいぐらいの、ハードな三年間になりそうな予感がする。

 

クーファ「……仕方がないな。この無能才女、メリダ=アンジェル嬢の家庭教師、たしかに引き受けよう。」

 

おっさん「お前はどうだ?エボル」

 

セント『俺も引き受ける』

 

クーファ「しかし、どうしても気になっていることがもうひとつ」

 

おっさん「なんだ?」

 

クーファ「この任務ーーーそもそもどうしてウチなんだ?メリノアさまの身辺調査ならまだしも、家庭教師なんて仕事は表ギルドの、まっとうな部隊(・・・・・・・)の連中に回せばいいだろう」

 

クーファが至極当然の疑問を口にすると、おっさんは返り血の浴びた頬をかき、煙草に火をつけた。

 

おっさん「……どうでもない。こいつはまぎれもなく、お前ら向けの仕事だよ」

 

クーファ「どういう意味だ?」

 

おっさん「おいおい、すっとぼけるなよ!俺たちに相応しい仕事なんてたったの一つだろうが」

 

その場所は、闇に満ちていた。

切り刻まれた家具。大量に散らばる亡骸。むせかえるような死の臭い。

夜を凝集したような軍服と、ぬめり気を帯びた鮮血を全身まといながらーーー

杖を突いた男は、こう言ってわらった、

 

おっさん「ーーー暗殺さ」




作者 対 セント・エボルトのバトル開始から5時間が経過

作者「ハァハァ。やるなセントくん、エボルト」

セント「そっちこそ、まさかジオウの力を80%も引き出すとは恐れいった」

エボルト『俺は納得いかん。なんで俺のライドウォッチを持っている!!』

作者「え?それは[ピー]行って[ピー]のお前からもらったんだが?」

エボルト『ピー音で聞こえない』

作者「あれ?なんでだ?」

セント「多分、ネタバレになっているからじゃないのか?」

作者・エボルト「『そうゆうことか』」

セント「そうなると出すのか?ジオウ?」

作者「(`・ω・´)b」

エボルト『ややこしくなるな』

セント「それな( ´-ω-)σ」

作者「さて、次回予告しますか」

セント・エボルト「『マイペースたな!?おい!』」

作者「「金烏の目覚め Part1」気長に待ってて下さいね(´>ω∂`)☆」




※ピー音を鳴らしたのは本物の作者です
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