前回までの「ガーディアン・オーブ」
高校への入学と同時に天原都市に上京してきた少年、赤崎 佚哉は住む所を探してる途中で運悪くギャングの男に追い回されるも、糸未原 サラ に助けられる。だが、彼女を人質にとられた佚哉はガーディアン・オーブを始める事を決意する。
始めてのガーディアン・オーブにピンチに陥るも、ピギナーズラックによって、初勝利を飾ったのだった。
そして、糸未原 サラに連れられ『天原都市事務所』に住む事になったが、佚哉は所長である高宮 明美に面接と称してガーディアンオーブでデュエルする事になったが、何とか勝利することができた。
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佚哉は高宮 明美とのファイトが終わった後、サラに連れられて自分が住む事になる部屋に案内された。
佚哉が住む事になる部屋は事務所の2階の個室だった。ちゃんとキッチンや冷蔵庫、炊飯器、レンジ、エアコン、タンスや棚などが揃っており、ただ住むだけなら充分すぎる設備だった。
佚哉「おお、凄い、ほとんど揃ってるな。」
サラ「ええ、いつか誰かが住んでもいいように準備だけはしてあるから。」
佚哉「へ〜………」
サラ「ある程度部屋の仕度が終わったら、事務所に降りて来て。」
佚哉「うん。」
佚哉は部屋の掃除を軽く終わらせてから、サラに言われた通り1階の事務所に降りて来た。
明美「お、佚哉君、部屋はどうだったかな?」
佚哉「はい。必要なものはほとんど揃ってるので、問題無いです。ありがとうございます。」
明美「礼なんて良いのよ。」
佚哉「それより、ここって事務所でしょ?いったい何をする事務所なんですか?」
明美「うむ、よくぞ聞いてくれた。この事務所はガディオブに関する案件を全般的に引き受ける事務所だ。」
佚哉「ガディオブに関する案件を全般的に引き受ける事務所?」
サラ「明美さん、説明がざっくりし過ぎて逆に分かりませんよ。」
明美「ん?そうね。まあ細かく説明しなくてもそのままなんだけど……、警察とかからガーディアン・オーブの事件とかの依頼を引き受けて解決しよう!って事務所よ。」
佚哉「ガーディアンオーブの事件………、じゃあさっきの実力を見る面接って………」
明美「そう、この事務所で働く以上、ガーディアンオーブの腕は確かじゃなければいけない。」
佚哉「…………明美さん、僕の実力はどうでした?」
明美「サラちゃんから聞いたわ、あなたさっきガディオブを始めたばかりの素人だって。」
佚哉「はい。」
明美「素人に負けた私が言うのも何だけど………、素人にしては筋が良かったわ。きっと飲み込みが早いタイプなのね〜君。だから、合格よ。君はこれからもっと強くなる。ウチの即戦力になるわ!」
サラ「良かったわね、佚哉君。」
佚哉「うん。」
明美「んで、早速だけど………今引き受けている依頼を説明するわね。」
佚哉「はい。」
明美「私達は今、警察側から直々に「バウンティギャング」の撲滅を依頼されているわ。」
佚哉「「バウンティギャング」………?」
明美「そう。『ガーディアン・オーブ』のサービスが開始されて、もう8ヶ月ほどが過ぎたわ。サービス開始当日から、「バウンティ・デュエル」と言うイベントが開催されたの。」
「バウンティ・デュエル」とは文字通り、賞金をかけて他のプレイヤーとデュエルするイベントだ。イベント内のデュエルで1勝する毎に3000円分のアプリマネーが運営から支給される。そしてリアルマネーを消費せずにアプリマネーのみでカードパックを購入できるシステムが取り入れられているのだ。
そして、バウンティ・デュエルでより勝率の高い人間同士で手を組む者達が現れ、いつしかそれは組織として拡大し、いくつものギャングチームが生まれたのだ。そしてギャングチーム同士の抗争や、一般人を狙った悪どいギャングチームも横行している。
佚哉「サラからも聞いたよ、そのせいで今、治安が不安定だって言うんでしょ?」
明美「なんだサラ話してたのね。その通りよ、んで私達は警察側からバウンティギャングを討伐するように依頼を受けたのよ。一昨日。」
佚哉「へ〜、そうなんですか………って一昨日⁉︎」
サラ「ええ、それで私はさっきまでバウンティギャングを倒しながら、一緒に戦ってくれる仲間を探してたってわけよ。」
明美「さすがに私達2人だけってのはキツイからね〜〜」
佚哉「なるほど………」
サラ「赤崎佚哉君、あなたに改めてお願いするわ。私達と一緒にバウンティギャング討伐に協力してもらいたいの。お願いします。」
サラは行儀よく頭を下げて佚哉に改めてお願いする。
佚哉「まぁ、住む所も提供してくれたし………僕が戦う理由は無いけど………でも、今日だけでサラへの恩は幾つかあるからね。分かったよ、協力する。一緒に戦おう」
サラ「ありがとう、佚哉君。」
明美「佚哉君にはもう少しバウンティギャングについてお勉強してもらうわね。バウンティギャングは1つの大きな組織で纏められているわ。そして、ここらの全てのギャングを総括する大ボス的存在がいる。その人物は………通称『ルシフ』と呼ばれている。」
佚哉「ルシフ………?」
明美「ええ、私達の当面の討伐目標は、組織の総括『ルシフ』になっているわ。」
サラ「にい………、ルシフを倒さない限り、バウンティギャングはどんどん拡大していく。だから、ルシフを倒す為に、私達は『バウンティハンター』として戦わなくてはならない。」
佚哉「そっか………」
明美「って言っても、相手はバウンティギャングの大ボス、簡単には辿り着けない相手よ。まあ急がず焦らずじっくりと近づいていきましょう。」
サラ「はい」
佚哉「はい」
それから、3人で佚哉の歓迎会をして、その日は終わった。
ーーー
ーーー
???
「ルシフさん、
ルシフ「
ルシフと呼ばれた男は、白銀の長い髪をしており、後ろ髪を二つに纏めて結っている。口には黒いマスクをしており、表情はあまり分からない。赤色の綺麗な瞳をしており、顔立ちからも一見女性に見えるが、れっきとした青年の男性だ。
「あの、A地区を収めていた『ビーハイブ』のボスです。」
ルシフ「ビーハイブ………?ああ、あのイカツイ男か、そう、彼がね………」
「いかがします?」
ルシフ「僕の組織に敗者は要らない。彼はクビ………『ビーハイブ』は即刻解散だ。」
「承知しました。」
そう言うと男は闇に消えて行こうとしたが………
ルシフ「ちょっと待て。」
「何でしょう?」
ルシフ「彼は、誰にやられたんだい?」
「共にいた者から聞きましたが、赤い髪の少年と白銀の髪の少女が居まして………」
ルシフ「白銀の髪の少女………」
ルシフの脳裏にある少女の姿が浮かぶ。
「野湯は素人同然の赤い髪の少年に負けたそうです。」
ルシフ「そう、素人に負けたのか………なら尚更、彼は要らないね。」
「では、解散させてきます。」
男は闇に消えていった。
ルシフ「白銀の髪の少女か………サラ………」
ーーー
ーーー
翌日………『天原雑居事務所』
佚哉「んっ………うぅん………あれ?ここは………?そっか、僕、事務所に住んでるんだった………ん?」
サラ「すぅ………すぅ………」
目を覚ました佚哉が隣を見た時、サラが寝息を立てて隣で寝ていた。
佚哉「え? 何でサラが隣で………」
サラ「ん………んん………あら………佚哉君、起きたの?」
佚哉「う、うん………おはよう。」
サラ「おはよう、佚哉君」
佚哉「何で、僕の布団で寝てたの………?」
サラ「何故かしら………?今朝、佚哉君を起こしに来て、あまりにも良い寝顔をしてたからしばらく見つめてたの。気が付いたら私も眠ってしまっていたのね。」
佚哉「そ、そうなんだ………」
サラ「それより、佚哉君も私の寝顔を見たわよね、どうだった?」
佚哉「どうって………、まぁ………か、可愛かったんじゃない?」
サラ「そう、ありがと。」
佚哉とサラのやりとりを襖を少し開けた明美がのぞいていた。
明美「おーい、朝から夫婦円満なとこ悪いけど、さっさと朝飯食べなさーーーい。」
明美に促されて佚哉とサラは朝食を済ませ、さっそくパトロール………と言うか、警察の依頼通り、バウンティギャングを討伐しに行こうとした時、事務所の電話が鳴る。
明美「ちょっと待った!………………はい、もしもし?」
『おう高宮、朝早くから悪りーな。』
明美「よお、石川警部。事件か?」
石川『ああ、今B地区の方でギャングが1人暴れてんだ。そっちの部下に対処してもらいたい。』
明美「OK〜!今ちょうど新人君をパトロールに出そうと思ってた所だ。」
石川『新人だぁ? 大丈夫なんだろうな?』
明美「ウチの事務所に雑魚は居ないわ。実力は保証済みよ。」
石川『お前がそう言うなら、その新人君とやらに任せようじゃねーか………、今すぐに対処してもらいたい。』
明美「はいはい、今向かわせるわ。」
そう言って明美は電話を切る。
明美「話は聴こえてたわね?今すぐB地区に行ってバウンティギャングを止めて欲しい。初仕事頼むよ佚哉君、サラ。」
サラ「分かりました。行きましょう佚哉君。」
佚哉「ああ………」
サラと佚哉はB地区に向かう。
ーーー
ーーー
B地区………
「うわぁー!ギャングだ………逃げろ〜〜!」
「今日はやたらと荒れてるな〜〜!」
野湯「ちくしょーー!あのガキにさえ負けてなきゃ………俺はーー!必ず見つけ出して昨日の報復をしてやる!!!」
組織で野湯と呼ばれていたイカツイ男が街で騒ぎを起こしていた。理由は単純、素人同然の佚哉に負けた事で、組織から追放されてしまった為だ。そして、それに怒りを覚えた野湯は佚哉に復讐をしようとしらみつぶしに暴れながら探しているのだ。
「野湯さん。」
野湯「ああぁ?てめぇ俺を追い出した奴だな⁉︎今さら何の用だ!」
「あなたをクビにしたのはルシフさんの命令です。私の意思ではない。それより、君を負かした少年に復讐したいのでしょう?」
野湯「ああ、ガディオブで叩きのめして、この街から追い出してやる!」
「ならば少し手伝ってあげましょう。このカードを使いなさい。」
謎の男は野湯にホログラム化したデータカードを1枚野湯に渡した。
野湯「このカードは………?」
「そのカードはあなたにとって、とてつもない戦力になるでしょう。ではまた………」
そう言って謎の男は人混みに消えて行った………、それと入れ違いに佚哉とサラが現場に到着する。
佚哉「あの男は⁉︎」
サラ「昨日、佚哉君が倒した人ね。」
野湯「やっと現れたかクソガキ、俺とまたデュエルしろ!次は俺が勝って、この街に居れないようにしてやる………!!」
サラ「なるほど、復讐と言うやつね。」
佚哉「一度負けたぐらいであんなにキレるか?普通………」
サラ「負けたせいで組織から追い出された、とかじゃないかしら?」
佚哉「その腹いせって事?迷惑だなぁ………」
サラ「でも、今のあなたは昨日とは違うわ。デッキを組み変えたんでしょう?ならいけるはずよ。自分に自信を持って。」
佚哉「サラ………、ありがとう。戦ってくるよ。」
野湯「いつまで、話してやがる?言っとくが逃げる相談は無意味だぜ?」
佚哉「いや、逃げないよ。」
野湯「昨日は名乗ってなかったな、俺は
佚哉「赤崎 佚哉だ。」
野湯「ふん。強制デュエルシステム起動!これでお互いに逃げ場はない!」
強制デュエルシステムの起動により、周りが薄白い光に包まれる。そしてデータ化された電脳空間に変わる。さらに、佚哉と野湯の脚が鎖で繋がれてその場に固定される。デュエルが終わるまで、この鎖は消えない。
佚哉「こんなシステムまで………⁉︎」
野湯「さぁ始めようぜ………赤崎佚哉ーー!!」
アプリ起動………ガディオブ リリース!
佚哉 LP5000
野湯 LP5000
今回も感想を是非‼︎
『ガーディアン・オーブ』のカード提案のテーマを設けます。
属性テーマ【土】
種族テーマ【岩石】
デッキテーマ「岩重兵」
「岩重兵」の特徴
【ガーディアンスキル】
◼️【相手のバトルフェイズ中】
このガーディアンのパワーを◯00アップする。
必ずこの能力をつけてください↑↑
後は自由です。
今後登場する新キャラクターのカードになりますので、みなさんどうかご協力お願いいたします。
『ガーディアン・オーブ』カード提案!の活動報告にお願いします。