魔法少女リリカルなのはstriker〰️のび太と少年のストライカー〰️   作:絆と愛に飢えるシリアス

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激化する戦場Ⅳ

――地上本部・管制ルーム――

レジアスside

首都防衛の指揮を取る地上本部の管制ルームでは、多くの局員が様々な情報を持って行ききしていた

 

「西部区画、残存ガジェットは2小隊!東地区はほぼ殲滅完了!順調です」

 

「市民の避難9割方完了!残る1割も30分以内に避難できます」

 

「よし、各地のガジェットの正確な残数の割り出しを急げ!避難誘導が完了した局員は、現地戦闘員の補佐に当らせろ!」

 

今、地上本部の指揮官として市民を安全確保するべく指示を出していた。状況は良くもないが悪くもない

 

「レジアス中将、お耳いれてほしいことがあります」

 

「ん、なんだ!」

 

次の状況をどうするべきか考えていると、指揮をとる場所に喧騒に包まれる管制ルームに明らかに局員とは別の格好をした大柄の男性と小人の様な赤髪の少女が勢いよく入室してくる

 

「全員!その場を動くな!」

 

「ッ!?ぜ、ゼスト!?ど、どうしてここに」

 

「・・・お前との約束を果たしに来た。そして近くにいるお前と事を構える気はしないから落ち着け」

 

ゼストの手には巨大な槍が握られており、近くには八神のところのシグナムという人物がそれを警戒し何時でも抜刀を行えるように構える

 

「さて、のび太!!どこにいるかわかるか!?」

 

「のび太!?」

 

『八時の方向にガジェットがいる!』

 

「わかった!!」

 

ゼストの差し出したモニターに映った男に驚いたシグナムは叫んでいたが野比のび太は何かを発見したように叫んでいた。すると、ゼストともう一人の局員が動いた

 

「はぁぁぁ!!」

 

「ふっ!!!」

 

ゼストともう一人の局員の女性が攻撃した場所にはいつの間にかガジェットが3体潜んでいた。そして、そのガジェットは二人の手によって破壊された

 

「・・・はっ!?レジアス中将大丈夫ですか!?」

 

「ワシは大丈夫だ!!」

 

その直後、時が止まった様に停止していた他の局員が慌てて動きワシの方に確認してきたが大丈夫だと伝えると皆はほっとしていた

 

「さて、お前は何者だ?」

 

「・・・・」

 

「レジアスを守ってくれたことに感謝するが、なぜとっさに動けた?」

 

「・・・・はぁ、仕方ないわ。降参よ、降参」

 

その女性は降参したと言う示しとして手をあげていた。そして、あきれた声で話しかけた

 

「そもそも、私が動いた理由は簡単よ。妹達を傷つけたあいつらを欺くためよ」

 

「妹達・・・まさか!?」

 

「初めまして。私の名は№2ドゥーエよ」

 

「「「「!!」」」」

 

「全員武器を構えるのはよせ!!」

 

№2ドゥーエの言葉に局員の何人かは武器を構えようとしていたがワシはそれを止めた。そんなワシの指示にドゥーエは怪訝そうに聞いてきた

 

「なぜ止めるの?あなたたちが相手してる敵の一人よ」

 

「確かにそうだな。しかし、助けてもらった恩を仇で返したくなくってな」

 

「・・・呆れた。本当に甘いわね」

 

「全員よく聞け!!このドゥーエは敵であるが今はワシらに敵意はない!武器を下ろせ!」

 

「・・・はぁ・・とりあえず私を拘束しないでいいの?」

 

「戦いを終えてからでもできる。そんなことよりも、野比のび太」

 

ワシはどうしても気になった少年に声をかけると彼の表情は緊張した顔つきなった。・・・いや、警戒していたと言うのが正しいだろうな

 

「そちらの状況はどうなんだ?」

 

『ブルーフェニックスとの対峙ですが、なんとかなります。しかし、ゆりかごに進んだ仲間の状況は現在把握できていません』

 

「そうか」

 

「のび太、レジアスの護衛は俺とその№2とで引き受ける」

 

「「「!?」」」

 

ゼストの言葉に全員が驚き目を見開いていた。ゼストは毅然とした顔つきで説明していた

 

「まず、№2ドゥーエがこの行動をとったのはどうやらもうひとつの組織が気にくわないというのがひとつの要因だ。そして、お前はそっちの方に集中してほしいからだ」

 

『・・・・わかりました。ご武運を』

 

「お前もな。のび太」

 

ゼストとのび太との会話が終えるとゼストはドゥーエに敵対の意思はないな?と確認をとると・・・

 

「ドクターたちと戦うのではなく、妹達を傷つけたあの同盟を倒すのなら協力する」

 

「そうか、その言葉を信じる。そして、レジアス・・あの時の約束通り、レジアス。再びお前の刃になりに来た。協力させてもらおう」

 

「ゼスト・・・ああ、よろしく頼む!」

 

ワシらの間にはそれ以上の言葉は必要ない。そして、ゼストは八神のところのシグナムの方を振り返り言葉を発する

 

「烈火の将シグナムだな?」

 

「・・・はい」

 

「こちらの防衛は俺が引き継ぐ。お前は、仲間の元に向ってやってくれ。ゆりかごでの戦い・・かなり苦戦している様子だからな」

 

「わかりました」

 

ゼストの言葉を聞き、シグナム自身一刻も早く戦場で戦う仲間達の元に向いたいという思いもあり、素直にし了承して踵を返すも、続けたゼストの言葉でその足は止まる

 

「それと、アギトを連れて行ってやってくれないか?」

 

「「え?」」

 

「以前ホテルで戦闘を見た炎の変換資質を使う古代ベルカの騎士はきっとお前と相性が良い筈だ」

 

「旦那!?で、でも私は・・」

 

「俺とお前ではユニゾンの適合率が悪く、随分と不自由な思いをさせてしまっていたからな、シグナムはお前のロード足りえる存在だと思う。きっとお前も、存分に力を振るえるはずだ」

 

「旦那ぁぁ・・・」

 

そんなアギトの心配を見透かしたように、ゼストはアギトの頭に軽く手を置き微笑みながら言葉を続ける

 

「お前のことだ。これで俺の繋がりが消えるとでも考えているのだろうが、安心しろ。お前は俺にとってかけがえのない『友人』だ。だからこそ、良きロードと共にあって欲しいんだ」

 

「・・・わかった。なぁ、私も、連れて行ってくれ・・・きっと助けになって見せる」

 

「ああ、頼りにさせてもらう」

 

シグナムもアギトとゼストの意思を感じ取り、軽く微笑みながらアギトの差し出した手を握っていた。そして、二人は託された想いを胸に戦場へと向かった

 

「・・・・よし、全員すぐに情報をあつめろ!僅かなことでも些細なことでもいい!とにかくこの場全員で力を合わせていくぞ!」

 

「「「はい!」」」

 

「№2とは呼びたくないからドゥーエと呼ばせてもらう。同盟相手の情報を集めることができるか?」

 

「・・・・そうね、すぐに調べてみるわ」

 

「頼む。ゼストは・・・」

 

「わかってる。俺はお前の右腕だからここで護衛をする」

 

ワシはその言葉を聞いて嬉しくなった。もう二度と叶わないと思っていたこのときが今は不謹慎に嬉しく思う

 

必ずこの街を守り抜いて見せる!!

 

 

 

 

のび太side

僕は目をつぶりながら今から出す技は僕がまだ出していないレアスキルとは違うけど、今持ちうる誇りある最大の一撃だ

 

「狙いは必中・・・であればあとは自分の精神的な問題と・・・・」

 

僕の体の中に駆け巡る魔力を集中しながら今も苦しんでるブルーフェニクスの方を見つめていた。自身をバインドして動きを押さえてくれているが、それも長くないだろう

 

「全員心の準備はできた?」

 

「「「「「「はい!!」」」」」」

 

僕の言葉にみんなも覚悟を決めてブルーフェニクスの方へと見つめていた。辛い思いや寂しい思いも沢山したのかもしれないけどそれももうお仕舞いだ

 

「じゃあみんな行くよ!・・・Dモード解除・・・!」

 

僕がそう呟くと共にティアナ達がブルーフェニックスの方へと動いてくれた。もう一度頭の中で作戦整理をしながら魔力を回していた

 

「来ます!!」

 

キャロの叫び声とほぼ同時にブルーフェニックスの炎が黒色に染まり、拘束から解き放たれたフェニックスがその両翼を広げる

 

「はぁぁぁ!!」

 

「!」

 

ギンガがウィングロードを解放するの同時にティアナは幻術を解放してウィングロードで僕らが上ってるようにブルーフェニックスに対して幻覚を仕掛けていた

 

「ギンガさん、極力魔力を控えておいてくださいよ!」

 

「ティアナもね!」

 

二人のやり取りを聞きながら徐々に体内の魔力がいい状態へと仕上げていくと共に視線の先では攻撃を開始したフェニックスにギンガとティアナとフリードが対応を行っていた

 

「フェニックスの動きに異変があると言うことは・・・そろそろ来るわよ!エリオ、準備はいい!?」

 

攻撃が通らない事に業を煮やしたのか、ブルーフェニックスが再び翼で体を包み込み、衝撃波を放つ態勢に入る。それを確認したティアナはエリオに指示出していた

 

「はい!」 

 

「エリオ!いざとなったら助けれるから思い切りやりなさい!」

 

「ありがとうございます、ギンガさん!」

 

ギンガの言葉にエリオは一気にフェニックスに向って走り出す。そしてフェニックスが翼を広げ放った衝撃波に向け、自身の全魔力を込めてストラーダを振るう

 

「(魔力を全部使い果たす!)いくよ、ストラーダ」

 

《イエス!》

 

「これが僕の全力全開の・・・攻撃だ!!」

 

acoustic velocity shock(音速衝撃)

 

エリオの叫び声と共に放たれた衝撃波は、轟音と共にブルーフェニックスの放った衝撃波にぶつかり、しばしの押し合いの後、相殺する

 

「エリオ!」

 

「あぶない!!」

 

エリオ自身も自分の放った衝撃波をまともに受け凄まじい勢いで後方に飛ばされるが、ギンガかカバーをしてくれた

 

「いたたた・・・ありがとうございます。ギンガさん」

 

「どういたしまして。よく頑張ったね、エリオ」

 

「はい!・・っとと」

 

ギンガにお礼を言って立ちあがろうとするエリオだが、先程の一撃で魔力を使い果たしたようでそのまま膝をつき肩で息をする

 

「エリオ、大丈夫?」

 

「す、すいません・・・少しきついです」

 

「のび太隊長!」

 

エリオの様子を見たティアナが、次に衝撃波が来れば受けきれないと判断して俺の方を向き叫ぶ

 

「三人ともありがとう。スバル、キャロ!」

 

足元に完全に魔法陣が展開し、準備が完了した俺は両脇に待機するスバルとキャロに声をかける。

 

「はい!ウィングロード!!」

 

「はい!全力で行きます!我が乞うは、疾風の翼。強き戦士に、駆ける力を・・」

 

≪ブーストアップ・アクセラレイション≫

 

スバルは即座にウィングロードを展開し青い魔力の道がフェニックスの中心部に伸びる。それと同時にキャロも交差させた両手を広げ、ブースト魔法の詠唱に入る

 

「猛きその身に、力を与える祈りの光を・・」

 

≪ブーストアップ・ストライクパワー≫

 

さらに続けた詠唱にもう片方のグローブにも光りが灯るが、キャロはまだ詠唱を止めず、次は自分の体の中心に光りを集めて詠唱を続ける

 

「強きその心に、祝福の光を!」

 

≪エンチャント・フィールドインベイド≫

 

加速、威力、フィールド貫通補助の三つのブースト魔法の詠唱を終え、キャロは強く目を見開き俺の方に手を向ける

 

「トリプル・ブースト!!」

 

キャロの補助魔法を受け、アンネット・ガンにこれ以上ない補助魔法を受けて魔力が火花を散らし始める

 

「・・・ありがとう、キャロ」

 

「はい!!」

 

そしてブーストがかかったのを確認したスバルは、右拳を引いて構えマッハキャリバーに叫ぶように言葉を発する

 

「行くよ!マッハキャリバー!!」

 

≪はい、相棒!≫

 

発動と同時にマッハキャリバーの左右に光る青い翼が展開され、スバルはそのまま拳を構えブルーフェニックスの方へ駆け込んでいた

 

「(自分がもちうる最大の攻撃でブルーフェニックスの殻を破るのが役目!)マッハキャリバー!私たちはまだまだ走れるよね!」

 

《yes!》

 

「必ずのび太隊長に繋げるんだから!」

 

そのままスバルは、走りながら腕の先端に魔力を収束させることで収束砲発動までの時間を短縮し、ブルーフェニックスの炎の体に触れる直前で拳を強く突き出す

 

「ディバイン・・バスター!!」

 

打ち出された砲撃はフェニックスの炎の体を貫き体の中心に車でも余裕で通りそうな大穴をあけ装置を露出させる

 

「よく頑張ってくれたね・・・アンネット・ガン!」

 

≪Dモード解除完了。武器変換完了。いつでも一撃を叩き込めれます≫

 

僕の言葉と共に銃が変換して拳に纏っていた。接近用の道具でDモードってのは・・・

 

「世界一の親友の頭の固さを真似して作り上げた固さと攻撃を特徴!魔力を込めてその装置を叩き込む!」

 

友情の拳(Friendly fist)

 

装置に僕の拳をふるい落とすと装置が砕けた。それを見て僕は嬉しく小さい声で喜んだ

 

「よし!」

 

《マスター、すぐに出ないと!》

 

「あっ・・・」

 

すぐに脱出しょうと思ったが、今ブルーフェニックスの体内にいるの忘れていた

 

「しまった!(装置を破壊したのはいいけど、脱出しないといけないと忘れていた!!)」

 

《〈マスターの馬鹿ーー!!!〉》

 

「〈ごめんなさいーーーー!!!〉」

 

相棒でもあるアンネット・ガンに謝罪しながら怒られてると突如コアから噴き上がった『蒼い炎』が僕を包み込んだ…

 

 




ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願いします
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