魔法少女リリカルなのはstriker〰️のび太と少年のストライカー〰️   作:絆と愛に飢えるシリアス

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抗う者と望まぬ戦い

私は真・ソニックフォームへとスタイルを替えて二刀流になった武器を構えた。それに対するジェイル・スカリエッティは微笑みながらこちらをみていた

 

「私はフェイト・テスタロッサ・ハラオウン。執務官として・・いや、機動六課の一員として!ジェイル・スカリエッティ!貴方を逮捕する!」

 

「素晴らしい・・・さあ、決着を付けよう!フェイト・テスタロッサ・ハラオウン!」

 

スカリエッティの言葉に反応する様に、トーレとセッテも構える

 

「(まずはこの二人を倒さないと!)」

 

「装甲が薄い!当たれば落ちる!」

 

「・・なっ!?」

 

トーレの言葉を聞きセッテも同様に構えた瞬間、まさに閃光と呼ぶにふさわしい速度でセッテに肉薄し、ザンバーを一閃させる。たったそれだけほんの一撃で、セッテのブーメランブレードは粉々に砕け、魔力刃がセッテの意識を狩り取った

 

「まずは・・・一人」

 

「セッテ・・・!?・・・ライドインパルス!」

 

しかしトーレも即座に自身のISを発動させ、私の方に向かう。一撃でも食らえば不味いが恐れることはない!

 

「く!?(一撃でも当たれば落ちるのに・・なぜ恐れない!)」

 

「・・・・」

 

私の斬撃がトーレの頬を掠め、一筋の血を流させたかと思えば、同様にトーレの攻撃も私の肩を掠り傷を作る。

 

「(強い!!)だけど、わたしも負けられない・・だから・・・ここできめる!!」

 

「・・・私は一人じゃない・・・バルディシュッ」

 

トーレは一度態勢を整える為に離れ、そのまま一気に加速してこちらに向かう。私はライオットザンバーを重ね合わせる様に持つ。その動作に反応して、ライオットザンバーがもう一つの形態二本の高密度魔力刃が一本に直結した大剣の姿へと変わる

 

「(一本になっただと!?それでもこちらは引くわけにはいかない!)ぉぉぉぉ!」

 

「はぁぁぁぁ!!」

 

「ぐーー」

 

一瞬刃を止めたものの、次の瞬間粉々に砕け、トーレの体は吹き飛び地面に叩きつけられ、そのまま意識を失う

 

「これで残すは貴方だけです」

 

「・・・・素晴らしい」

 

「・・・1つ聞きたい」

 

「なにかな?ひとつと言わずいくらでも聞いてきたまえ」

 

「なぜ、わざわざあんな事を?敵に塩を送らずいくらでも私を捕らえて倒すチャンスはいくらでもあったはずだ」

 

「あんなことを・・・とは?つまり、私が君に警告したことかね?」

 

「そうだ」

 

そう、あのまま怒っていた私を倒すチャンスはいくらでもあったはずだ。なのに、なぜあんな時間をかけて?

 

「強いて言うなら、私は犯罪者で自分の行いを正当化するつもりはないが・・・戦いには正々堂々としたいものなんだ」

 

「・・・ふふ、それは変わっていると言われませんか?」

 

「うむ、自覚はしているしよく言われるよ。・・・私からも二つ聞きたい」

 

お互いに当初の邪悪な雰囲気はなく僅かに穏やかな空気が流れていた

 

「二つ?」

 

「そんな時間をとらせないよ。1つは何が君を強くさせてくれたのかね?」

 

「私は強いて言うなら、家族、友達や仲間がいたから・・・私は強くなれたのですよ。助けてくれる友達や私を人としてみてくれた家族・・・そして、私の心のなかには()()()()()()()()が生きているから」

 

「そうか・・・。君は周りに恵まれたのだね。それともうひとつは・・・いや今は止めておこう。そろそろ再開しないとね」

 

スカリエッティは両手にグローブがついてる右手を引きながら構えていた。私もまた大剣を構えながら動きを見極めていた

 

「(恐らくあの人は短時間で私のスピードを見極めている可能性がある)」

 

「(恐らく私が逆の立場ならそう何度も動けない。ならば・・・)」

 

「「(勝負は一瞬!)」」

 

二人の間から音が消え、強く踏み出すと同時にスカリエッティは左手を握りしめ横になぎ払った。その直後に目で捕らえられない程の速度で迫り大剣を振り下ろした大剣に、スカリエッティが攻撃パターンがわかっていたかのように置いていた左手が当り、大剣を横に弾く

 

「!」

 

「(とった!これでおわりだ!)」

 

スカリエッティは勝利を確信しながら右拳を突き出すが……

 

「何!?」

 

突き出されたはずの右拳の前に見えたのは、私の背中だった。そんなことを予想してなかったスカリエッティは驚きの声をあげるとももに私は体を捻りながら、スカリエッティの方へ一回転していた

 

「これで・・・おわりだぁぁぁ!!」

 

「ぐぅぅ!」

 

スカリエッティはそのまま吹き飛び、通路の壁に直撃しその衝撃で壁が大きくへこむ

 

「・・・がはっ・・・」

 

「はぁはぁはぁ・・・・(立たないで)」

 

「・・・」

 

しかしスカリエッティは倒れなかった。壁にぶつかった衝撃で口から血を吐いたものの、即座に体勢を立て直して地面に着地する

 

「くっ」

 

「・・・降参だ」

 

「・・・・・・へ?」

 

両手を上げ負けを認めるスカリエッティの言葉を聞き、私は驚いた。そんなスカリエッティは笑いながら言葉を発する

 

「どう頑張ってももう私の敗けは確定してるからね。今の体は痩せ我慢をしてるにすぎないし、恐らく次もやられる可能性を考えたら降参するのがいいよ」

 

「・・・は、はぁ・・・・」

 

「ほら、私を拘束しないでいいのかね?」

 

「あ、はい!」

 

穏やかな口調で話すスカリエッティの言葉を聞き、フェイトは慌ててバインドでスカリエッティを拘束する

 

「いやはや、いまなら捕まる人の気持ちはわかるね」

 

そして拘束されたスカリエッティを見て、穏やかな笑みを溢しながら言葉を告げる

 

「やっぱりあなたは変な人ですね」

 

「ははは、誉め言葉として受け止めよう」

 

「それでもうひとつの質問はなんですか?」

 

戦うまえに二つの質問があるといっていたのを思い出して私は質問した。すると、スカリエッティは今までに見たことがない顔で聞いてきた

 

「鳳蒼龍のことでだ」

 

「!」

 

「私もあとからになって彼の故郷が・・・いや、平行世界の地球とやらが失くなったことは大変残念に思う」

 

「・・・」

 

「だが同時に私は彼のからだが本当に大丈夫なのか気になった」

 

「どういうことですか?」

 

「なにせ、平行の世界で次元漂流者。さらにいえば、地球とやらが爆発する瞬間までその世界にいたとしたら?そもそも、ほんとうに次元漂流したのかあやしい。これまでのあの戦いでもよく生きてきたと思うよ」

 

「何が言いたいのですか?」

 

「・・・考えたくはないが・・・彼は本当に生きているのだろうか?」

 

「!」

 

私はスカリエッティの言いたいことがわかった。いや、わかってしまった

 

「つまり、あの蒼龍は・・・」

 

「・・・信じられないかもしれないがその可能性もあると思う。もちろんその目で見てないからなにも言えないがね」

 

蒼龍のようなケースは確かに珍しいし、どのような状態なのかよく知らないのも事実だ。それにそれが当たらなかったとしても・・・

 

「彼のことは私よりも君がよく分かってるのではないかね?」

 

「蒼龍はまさか・・・・!?」

 

「あれを止める方法は私も知らないが・・・聞けばあの世界の生き残りは彼一人だ。いくら、仲間でも彼の本当の気持ちは誰もわからないよ」

 

「・・・それでも」

 

「うん?」

 

「それでもあの子は勝ちますよ。なにせ・・信じてますから」

 

私の言葉にスカリエッティはキョトンとしてやがて大きな声で笑っていた。その笑い声は嘲笑うとかそうではなく・・

 

「やはり、君たちはすごいよ。バルディッシュだったかな?ここから先の発言は録音しておいてくれ。法的証拠能力のある発言と思って貰って構わない」

 

「・・・バルディッシュ」

 

《yes,Master》

 

私はスカリエッティが抵抗する意思もないのを分かってバルディッシュに指示をすると、バルディッシュも録音をとり始めた

 

「今回の事件に対し私は全ての罪を認め、如何なる裁きも受ける。この事件は()()()()()()し、ナンバーズ達に()()()()起こした物だ。勿論、ナンバーズ達が犯した犯罪にも罪はあるだろうが、主犯はあくまで私だ。いいね?」

 

「・・はい」

 

「ありがとう」

 

スカリエッティの言わんとする事、それに込められた想いを感じ取ったフェイトは静かに返事を返す。その表情は、娘達の未来を心配する父親の物だった。そして同時にシャッハとヴェロッサの方も逮捕できたと通信があった

 

 

 

 

なのはside

私は今目の前に敵として立ちふさがっているのは・・・

 

「ヴィヴィオ・・」

 

「勝手に、呼ばないで!」

 

私は防戦を優先しながらヴィヴィオを呼び掛けるも操られているヴィヴィオはその言葉を無視し、両手に虹色の魔力弾を作りこちらに発射する

 

「(これは利用できる!)」

 

魔力弾は、周囲の壁を巻き込みながら大きな爆発を起こすが、私はその爆発で生まれた煙を利用してヴィヴィオの後方に回り込む

 

「ッ!?」

 

≪チェーンバインド≫

 

地面から出現した桃色の鎖がヴィヴィオの体を拘束するが・・

 

「こんなの、効かない!」

 

しかしヴィヴィオは、そのチェーンバインドによる拘束を力任せに引き千切ると、再び魔力弾を発射させる

 

「くっ!?(拘束を千切るなんて!!)」

 

≪ラウンドシールド。WAS、エリア2終了、エリア3に入ります。後、もう少し≫

 

その魔力弾を右手の前方に防壁を出現させて防ぐ。レイジングハートから探索魔法の結果を聞きながら攻撃を防ぐとヴィヴィオが拳を構えて接近してくる

 

「ブラスター2!」

 

「!?!?」

 

ブラスター2の膨大な魔力の余波を利用してヴィヴィオを後方へと弾き飛ばす

 

「ブラスタービット・・・クリスタルケージ・・ロック!」

 

 

二つのビットから生まれた2本の魔力糸がヴィヴィオの体を縛り、その後ヴィヴィオの周囲に展開して魔力による三角形のケージを形成し、2重ロックする

 

「これも・・もう覚えた!」

 

ヴィヴィオはそんな拘束魔法に対し、体を縛っている魔力糸を難なく引き千切り、周囲を覆うケージに向かって拳を繰り出す

 

「くぅっ!?一撃一撃が重い・・・!」

 

ヴィヴィオの魔力が込められた拳の一撃で魔力のケージが揺れる。このままでは私はヴィヴィオを助けれずやられてしまうと思ってどうしょうかと考えてると・・・

 

「はぁ!」

 

「しまっ・・!?」

 

「はあぁぁ!!」

 

「くぅ・・・っ」

 

怒涛の如く繰り出されるヴィヴィオの攻撃を必死に防御するが。体の中から生まれた痛みに思わず顔を歪ませる

 

 

速く・・・速く見つけないと・・・・!!




ここまで読んでいただきありがとうございます!現実では流行の病気の話題が多く疲れますが皆様も体調気を付けてください!
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