魔法少女リリカルなのはstriker〰️のび太と少年のストライカー〰️ 作:絆と愛に飢えるシリアス
のび太side
僕とジャイアンが一足早く目的地に着くと出迎えの人が来た
「お久しぶりですね・・・。野比のび太様と剛田武様・・・」
「「お・・・お久しぶりです・・。シスターシャッハさん・・」」
明らかに怒ってますという雰囲気出しながら僕らに挨拶していた。対する僕らは気まずさもあるのだが、挨拶された以上はきちんと挨拶し返した
「挨拶はここまでで・・のび太と武・・・いえ、特に武は分かってますね?」
「・・・あぁ、逃げないできちんと挨拶しにいこうと思ってな・・・だが、その前に謝らしてくれ・・・すまん!!」
「・・・その言葉は彼女に言ってあげてください。一番ショックを受けていたのは彼女でしたから・・・」
「分かってる・・・」
僕は口挟むことなく聞いていて、ジャイアンは神妙な顔で頷いていた。本当の所ジャイアンはすぐに謝りたかったのもあったんだと思うけど・・・ね。ゆっくりと歩きながらも僕らは会話する事はなかった・・・
扉の前になるとシャッハさんはこの場で失礼すると頭を下げて行った・・・。僕らはシャッハさんがいなくなるのを見届けると扉の方をノックした
ーーコンコン
「どうぞ」
「っ・・・」
ノックした際に扉越しからの声を聞いたときジャイアンは今までにない不安そうな顔になりながらも意を決して入った
「「失礼します」」
僕らはきちんと断りをいれて入ると・・・
先まで書類等をしていたのかわからないがきれいに整理されていた。そして、開けた扉の目の前には優雅に佇んでいた人が微笑みながら挨拶してきた
「・・・・久しぶりですね・・のび太さん」
「お久しぶりです。カリム・グラシアさん・・・いえ、少将でしたね」
「昔の呼び方で良いですよ・・・。そして・・・」
「・・・」
カリムさんは僕に微笑みかけながら、そしてジャイアンの方に振り向くとジャイアンは気まずさもあるのかなかなか挨拶ができそうになかった
そんなジャイアンにカリムさんはゆっくりと近づきーー
ーーパァン!!!
「っ・・・」
「・・・・今なんで殴られたか分かりますか・・・?」
「・・・あぁ・・・」
「8年前・・・あなたが私の前から帰ってくることなく消えたあの日・・忘れたとは言わせません・・・・!」
「ごめん・・・」
「っ、ごめんではありませんでしょう!私がどれ程心配していたと思うのですか!?あの日のあの部隊に所属していた貴方やのび太さんが・・・どんな思いだったかは私にはわかりません・・・」
カリムさんは溢れる涙が止まらないながらもジャイアンに今までの思いをぶつけている。ジャイアンはなにも言えなかった
「ですが・・・ですが・・・!恋人の貴方の身に起きた時、どれ程胸が張り裂けそうな辛い気持ちになったか・・・貴方が何も言わずに辞めて地球へ帰ったとき・・・どれ程寂しかったと思ってるのですか・・・」
「ごめんな・・・ごめんな・・・寂しい思いさせてごめんな?カリム・・・」
「本当に寂しかったですよ・・・。でも、やっと・・貴方に会えて嬉しかったです・・・」
カリムさんはジャイアンにしっかり抱きついているとジャイアンも強く抱き締め返していた・・・・
暫くしてカリムさんとジャイアンは抱き締めるのをやめて少しだけ恥ずかしそうに顔を真っ赤にしていた
「あ・・・あの・・・のび太さんに武・・・・遅くなりましたけど・・・」
「「?」」
「・・・・お帰りなさい!」
「「・・・ただいま!」」
カリムさんは花が咲くようなきれいな笑顔で僕らに言うと僕らも笑顔で返事した。
暫くして何気ない会話を続けているとーー
ーーコンコン
ドアのノックする音が聞こえたのでカリムさんが入っていいと言うとノックした本人は入ってきた
「久しぶりや・・・カリム」
「いらっしゃい、はやて」
「「お疲れ様です。部隊長(タイミング良すぎな気がするけど・・・きのせいかな?)」」
そう疑問に思いながらも部隊長・・・もとい、はやてさんと共に、テーブルへ移動し、部隊の話を始める
「ごめんな、すっかりご無沙汰してもうて」
「気にしないで、部隊の方は順調みたいね」
「ふふ、カリムのおかげや」
「ふふふ、そういうことにしておくと色々お願いもしやすいかな」
「なんや?今日は会って話すのはお願い方面か?」
はやてさんの言葉にカリムさんは真剣な表情になり、端末を操作しカーテンを閉め、モニターを出す
「これは・・・もしかってガジェット新型なのか?」
「今までのⅠ型の他に2種類で戦闘性能は、まだ不明だけど・・・このⅢ型は割と大型ね。・・この件は本局にはまだ正式報告はしてないわ。監査役のクロノ提督には、さわりだけお伝えしたんだけど・・・」
「「「!」」」
これは・・・・
モニターに映る一つの物体を見つけ、僕ら全員が表情を険しくする
「これは・・・超高エネルギーの塊であるロストロギア・・・レリック・・・!?」
「その可能性が高いわ」
「Ⅱ型とⅢ型が発見されたのは?」
「昨日発見されたわ」
昨日から・・・・
「ガジェットがレリックを見つけ出す予想時間は・・・?」
「調査では早ければ今日明日・・・」
その言葉に、はやてさんは少し考えるようなそぶりを見せてカリムさんに疑問をぶつける
「せやけど、おかしいな。レリックが出てくるのが、ちょっと早いような気がする」
「だから会って話したかったの・・・これをどう判断すべきか、どう動くべきか・・レリック事件もその後に起こる事件も対処を失敗するわけには・・・いかないもの」
思いつめたようなカリムさんを見て、はやてさんは手元の端末を操作しモニターを閉じ、カーテンを開ける
「はやて・・・?」
「まぁ・・・なにがあってもきっと大丈夫!カリムが力を貸してくれたおかげで、部隊はもういつでも動かせる。即戦力の隊長達はもちろん、新人フォワード達も実践可能・・予想外の緊急事態にも、ちゃんと出来る下地が出来ている!それに・・・」
「俺やのび太もいるからな!!!!」
「うん!」
はやてさんがこちらを見たのに気づいたジャイアンが力強く言うと僕も力強く頷き、カリムさんは一安心をしていた
「そうね・・・いまはのび太さんや・・・武もいるものね・・・」
「せや、カリムと武君はどんな関係なんや?」
「「え?」」
「だって、さっきカリムがのび太くんにはさん付けで武君には武と呼び捨てしてるけど・・・ま、まさか・・・恋人ではないよな・・・?」
はやてさんが恐る恐る聞くと・・・
「あ、はい。俺とカリムは恋人ですよ」
「ちょ、武!?」
「今言うの!?ジャイアン!!」
僕らが今言うのかとジャイアンに突っ込みをいれると・・・
「・・武君が彼女出来るなんて・・・ありえへん・・・ありえへん・・・」
ジャイアンの予想外のカミングアウトを聞いてしまったはやてさんは固まっていた・・・このタイミングでバラすのは無いよ・・・
ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願いします!