魔法少女リリカルなのはstriker〰️のび太と少年のストライカー〰️   作:絆と愛に飢えるシリアス

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悔いなく

私達はボロボロになって心臓も動かなくなってしまった蒼龍の体を抱き締めながら色々な思いを込み上げていたが、今は急いでこの暗闇から逃げないと!!

 

「………スバル、急ぐわよ!」

 

「う、うん!でも、蒼龍……「スバル!!」……っ!」

 

「蒼龍をまずは…地上につれていきましょう。……きっと、気のせいだったと思うから大丈夫だと思うから……」

 

「ティア……うん」

 

出口までそんなに離れてないから私達は急いで地上に駆けていた。本音を言えば、蒼龍の体・・心臓が止まっていたのは悪い冗談だと思いたいけど、まずは急がないと!

 

「もう少し!!」

 

私たちが出口に近づいていくと下からおぞましい手がこちらに向かってきた。私達はその道の末をはばかれてた

 

「な!?」

 

「そんな!?時間は止めていたはずよ!」

 

「怨念二・・・時間ハ関係ナイ」

 

「この声はアンゴルモア・・・!?完全に消滅していたはずなのに!?」

 

完全に消滅していたはずのアンゴルモアの声が聞こえて私達は驚いていた。そんな、ここまで来てまだ生きてると言うの!?

 

「くっ、私たちが今あいつと戦う力はないよ!」

 

「ここまできてまだ邪魔されるなんて……!」

 

私たちが絶望してるとアンサインドが私たちに語りかけてきた

 

《私達の残りの力であれを撃退する。あの程度ならまだなんとかなる》

 

「え?私達」

 

《残ってる魔力で刀を召喚するから向こうに投げてくれ》

 

「な、投げたらいいの?」

 

「でもあれを倒すのに時間をかけれないよ!」

 

《速く!大丈夫・・・あとは任せてほしい》

 

アンサインドはどういう策でそれを思い付いたかわからないが、私達は迫ってくるアンゴルモアに対して刀を投げた。その刀は水避けロープからでていき、アンゴルモアの怨念のをきっていた

 

「ナニ!?」

 

アンゴルモアは何で切られたのかわからずに戸惑っていると、二つの投げた刀がひとつにとどまりそこから光が走り炎が吹き荒れていた

 

「な、なに!?」

 

「くっ!」

 

「キ、キサマハ!?」

 

アンゴルモアの前に立ちふさがったのはいつもと変わらないバリアジャケットと両手に刀を持ちながらどことなく小さな体でありながらも守ろうとする背中を私達は知ってる

 

「蒼龍……?」

 

「バカナ!?死体ハ目の前にニアル!なぜ貴様がここにいる!?」

 

「えっ……蒼龍はいきていた?」

 

「ティア、蒼龍はここにいるよ!」

 

「どういうこと?」

 

私が目の前の出来事に頭の整理がついていけずに考えてると蒼龍は両手にある刀をひとつにまとめていた・・・

 

「ナニ!?」

 

「刀に光と炎が見える・・・」

 

「あれは・・・なに?」

 

蒼龍はしゃべることなく、両手で刀を添えてゆっくりと片足を前に出してアンゴルモアの方を見ていた。アンゴルモアの怨念は怯えていたのか大声をあげて攻撃しかけるも・・・

 

「オォォ!!」

 

「・・・終わりだ」

 

蒼龍は冷たくそれだけをいって刀を振り下ろすと、アンゴルモアの怨念はまともに喰らい飲み込まれ消えた・・・

 

「「す、すごい・・・」」

 

私達は蒼龍がした攻撃は見たことがなく鋭くきれいな一撃だった。そんな、蒼龍の手元にあった刀が消滅して、私たちの方に振り向いてきた

 

「そ、蒼龍生きていたの!?」

 

「いや、俺は生きてないのです。これは最後の技を出すときに念のために残していた魔力の思念体にすぎない・・・言わば、幽霊みたいなものです」

 

「幽霊!?」

 

「色々と言いたい気持ちはあると思うが、最低限の最後の仕事で守れただけでもよしとしてほしい」

 

「・・・・最後って何をいってるの?まるで別れの言葉のようにいって・・・」

 

「まるで・・ではないです。俺とティアさん達はここで別れるのです。地上に戻れるのは、ティアさんとスバルさんと死体になった俺だけです。二人の魔力やアンサインドの残した魔力が思念体の俺を呼んでくれたが、二人が地上に行くとこの思念体も消える」

 

そんな・・・本当に蒼龍は死んでしまったと言うの?だれよりも辛く生きていた蒼龍は何も報われずに死ぬの?

 

「それは違います。俺はティアさん達のお陰で今日まで生きてこられた」

 

「蒼龍・・・」

 

「戦いで俺はあいつに負けたが、ティアさん達が最後まで戦ってくれたお陰で俺も安心して消えることができる……我が生涯に悔いなく……」

 

「「っ、蒼龍!!」」

 

私達は蒼龍の思念体をこちらに寄せようとしていたが見えない壁に阻まれて叩くしかなかった。何度も蒼龍の名前を呼びながらも蒼龍の思念体が侵食されていた

 

「あぁ、もう顔が見えないな。………別れを長引かせるのはあまり良くないのだけど、今回ばかりは大目に見てほしい」

 

「っ!それじゃあ、あんたがいつまでたっても報われないでしょ!」

 

「そうだよ!!頑張って頑張って今までやって来たのに報われないでしょ!!?」

 

「参ったな………。聞こえますか?二人とも……俺がほしかった幸せを機動六課や二人からたくさんくれた………ありがとう、生前俺が欲しがった夢を……幸せをみんなが教えてくれた……」

 

そんなお礼を聞きたくない!!まるで今私抱き締めていた蒼龍は死んでいて、目の前にいる蒼龍も、遺言のように消えるなんて!

 

「ふざけないで!まだあなたは生きないとダメなのよ!!」

 

「そうだよ!!まだ間に合うはず!!」

 

「もういいのです。俺はあの戦いですべてを出しきった。それに・・・もう俺の人生はここまでだったのですが、幸せでした」

 

私達は地面にへたりこみながら思念体の蒼龍をみていた。もう、本当に蒼龍は死んでしまったのと言うことに・・ショックを受けて立てなかった

 

「顔あげてほしい」

 

「っ」

 

「こんな結末になってしまったが俺には後悔はしていません」

 

思念体の蒼龍は手を前に出すと私たちの囲んでいたものが光走るように輝いていた

 

「色々な困難があると思いますが、思念体の俺が言えるのはただひとつ!恐れずに進め!・・・人は誰もが荒野に進むものだから」

 

「蒼龍」

 

「さ、こんなうす暗いところにはいないであなたたちの助けを待っている人たちが多くいるのだから」

 

思念体の蒼龍がそういうと私たちの包み込んできた光がやがて地上へと飛んでいった。私達は思念体の蒼龍を見つめながら最後を見届けていた

 

さようなら・・・

 

それが私たちとの会話だった

 

 

 

 

 

 

思念体の蒼龍は私たちが上に行くのを見上げると共に寂しげに笑いながら空を見ていた

 

「きっと、死体になった俺は生き返ることはできないと思う。だから、俺の思いも残っていた全てもティアさんらに伝えた・・・。さて、汚物は最後まで処理をしないとな」

 

「ァァァ・・」

 

「本来死んだ者ならば、お互い死んだもの同士としてここで共に死ぬべきだろ?さらばだ、アンゴルモアよ。ハァァァ!!」

 

「オノレェェェ・・・!!闇は消えない!必ずまた復活を・・・・・してや・・・る」

 

「闇があるようにまた光もある・・・。俺たち人はまた立ち上がれるのだからな・・・」

 

思念体の蒼龍は自ら残ってる魔力をつかってアンゴルモアの怨念と共に爆発したのを私達は知らない・・・・

 

 

 

 

 




ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願いします
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