魔法少女リリカルなのはstriker〰️のび太と少年のストライカー〰️ 作:絆と愛に飢えるシリアス
ティアさんと結ばれて俺は今カリムお姉ちゃんと共に機動六課の仲間のいる方向に向かっていた。もちろんアポなしでそちらに向かっているのと前日にレジアスさん達に連絡したときすごい心配されて怒られたのも新しい
「体の具合はどう?」
「まだ片目の包帯も腕に力が入らないのも辛いかな。おまけに、足も痛めてるから本当にいつになったら歩けるやら・・・」
「今は車椅子での移動の上にご飯も私が全介助してるわけですしね」
「自分で食べれるのに・・・いだだだ!?!」
「両方の腕が力入らない事実があるのにどこに自分で食べれる根拠があるのですか?この腕の力が入らないのにですが?」
カリムお姉ちゃんが表情こそは笑顔だが言葉には刺が感じた。正直めちゃくちゃ痛いし、本気で怒ってないのはわかってるけど腕をぺしぺしするのはやめてぇぇ!?!
「ご、ごめんなさい・・・でもいいの?俺病院抜けて?」
「一時退院というよりも一時的な外出許可を降りただけですから問題ありません。しかし、蒼龍・・」
「ん?」
「本気なのですか?」
その問いかけに俺は何の質問なのかなんとなくわかっていたし、俺はその問いかけにまっすぐに返した
「うん。俺のなかでの覚悟はもう決めていたの」
「あなたのことをたくさん見てくれる人はいるはずよ?それにあなたはまだまだ若いのに……」
「お姉ちゃん、俺はあの時からもしもなにもかも吹っ切れて生きていたら、そういう風に俺は考えていたんだよ。それに、僕がこうしたいからきめたの」
「あのときの言葉と同じ言葉を・・・・そう。では私もきちんと話し合いに参加しますからね」
「騎士カリム、蒼龍。もう少しでつきます」
お姉ちゃんの言葉と共にシスターシャッハがクルマを運転しながらもう少しで目的地につくといってくれた。俺とお姉ちゃんは目的地付近になりそこで降りてシスターシャッハは別のところに書類を届けてくれるように動いていた
「ここに来るのも久しぶりな気がする・・・」
俺はその場所をなんだか長いこと帰ってきてなかった感覚になり、むずむずしてしかたがなかった
「とりあえずは行きましょうね」
カリムお姉ちゃんが俺を押しながらその中にはいると一人の職員が驚いてこちらに駆け寄ってきた
「か、カリム少将!?それに蒼龍!?」
「聖王協会少将のカリムグラシアが機動六課部隊長八神はやてに用があり、来ました。道は鳳蒼龍に案内してもらいますが、おられますか?」
「は、はい!おられますが、ご連絡しましょうか?」
「いえ、こちらがいくので大丈夫です。ありがとうございます」
カリムお姉ちゃんが一礼して俺を押しながら部隊長の元へと共に向かっていた。俺はとりあえずは押されながらも周りの目を確認すると多くの人がビックリしていた
「ここですね?」
「うん」
俺がうなずくとお姉ちゃんは俺と共にその部屋にノックした
「はーい、入っていいよー」
部隊長の声が聞こえたので俺たちはその声にしたが入ると部隊長はコーヒーをのみながら仕事をにらめっこしていた
「ごめんな~。今書類とか目を離せないからこれでしてるけどだれやー?」
「仕事熱心は相変わらずね。はやて」
「ん・・・ぎょぇぇぇ!?!か、カリム!?何でここにいるん!?!え!?連絡もらってないのやけど!?それにもしかってその車椅子で押されてるのは・・・」
「あはは・・お忙しいなかすいません。死神たちから嫌われて黄泉の国ならず三途川からかえってきた鳳蒼龍です」
「そ、そ、蒼龍!!!?!!!?!」
俺やカリムさんがここにいるのに驚き、はやてさんの絶叫が機動六課に響いていたのはまた別の話だ
「いきなりアポなしで来るなんてびっくりや・・・・」
「はいですぅ」
はやてさんとリインさんは驚きすぎて疲れたのかげっそりとしていた。そして、気を取り直して部隊長らしく向き合っていた
「でもいきなりアポなしで来るなんてよほど大事なことなんか?」
「いいえ、そこまで大事ではないけど・・・まずは保護者として謝罪したの」
「謝罪?」
「この度は義弟の鳳蒼龍がはやてをはじめとして機動六課の皆さんにご心配とお詫びを申し上げに来たの。ごめんなさい、この子が無茶しすぎて心配させて」
「あー、なるほどな。そこは気にしてないけど・・・」
カリムお姉ちゃんが俺の行いにたすることで謝罪するとはやてさんはなんとも言いにくそうな感じで謝罪を受け止めていた
「で本題はなんや?これだけのためだけに来るの違うやろ?」
「流石ね。早い話この子の件だけどこの子から話すわ」
「蒼龍の?」
カリムお姉ちゃんがそういうとはやてさんは疑問に思って俺を見ていた。俺ははやてさんにまずは謝罪をした
「まずは・・・・勝手に死んですいませんでした。結果的に生きていたとはいえ」
「それはもういいよ。蒼龍がきちんと今ここに生きてることが重要や」
「わかりました・・・では次を話します。まずは俺があの戦いで起きたことをどこまで把握してます?」
「ティアナ達からアンゴルモアにやられたこととかその後のことは大まかに聞いてるが、気絶している間のことは誰もわからないといっていたで」
「そうですか。では単刀直入にいうとあのときの戦いで俺は師匠から禁止されていた技を使ったのです」
俺が使ったあの固有結界の話をきちんと話した。以前もやつに話したが、固有結界は術者の心象風景で現実世界侵食し世界そのものをかえさせることで、その内部でのみ通用する独自の法則を展開させることができる
「なるほどな。たしかにおいそれと多用するのは勧めないわな」
「それにあのときはもう既に満身創痍だったので己の命もフルに使ってやつを殺すつもりで出しきったが・・・共倒れにならずに俺は結果としてあのようになった」
「それこそ疑問ですが、なぜ最初からそれを使わなかったのですか?それに、それを使えば命フルに使わなくってもよかったのでは?」
「ご指摘のとおりなのですが、あまり多用に出来ない物だ。なにせ、世界を独自に変えるのと魔力を使うにはバカにならないから・・・」
「そうなん?」
「えぇ、それを最初から使えないこともないですが、あの戦いで決めていたのはあれは本当の最後の手段であって、それを使うときは・・・・・・己の命をすてる覚悟が出来上がったときだと決めていた」
俺は目をつぶりながらあの地獄のような怒りと憎しみの風景・・そしてそれのなかに立ち尽くして空を見上げる自分を思い起こしていた。あの世界は俺の憎しみそのものでもあり悲しみでもある
「だが俺はそれは後悔してないし間違えたとも思わない。あのときの決断は託せる人がいたから俺はあいつらにあがく選択をしたのです」
「そっか・・・・」
はやてさんもカリムお姉ちゃんと俺の言葉を黙って聞いてくれていた。本当に後悔してないとわかったのかはやてさんは納得していた
「で、他にある話は?」
「・・・・本当の本題は俺の今後の話です」
「まぁせやろうな。処分の件は聞いてるな?」
「はい。それとこれを」
俺はそれを差し出すとはやてさんはそれをみて目を見開いていた
「これはどう言うことや?」
「辞表です。処理するかしないかは任せますが・・・」
「却下や」
「はやくないですか!?理由を聞く前に否定!?」
「当たり前や。うちがイエスと言えば周りはイエスでNOといえばNOとなるんや」
「あなたはどこぞの独裁者ですか!?」
「なんなら女装してと命令したらしてくれる?」
「女装は断固拒否ですよ!?仕事の疲労でついにいま話題のやばいパワハラですか!?」
「はやて、冗談はそこまでしましょう。蒼龍の女装は見てみたいですがそれはまた別の機会にとりましょう?」
「カリムお姉ちゃん、さらとそれをいわないで止めて!?」
辞表を提出するはずがまさかの俺が女装する話にすり替えられて焦ったが、俺は絶対に女装しない!フラグでも何でもないからね!!
「とまぁ、オチャメなやり取りはここまでで、辞表は申し訳ないけどまだ受理はできないわ」
「なぜです!?俺はーー」
「やめる理由は自分は相手が犯罪者とはいえ人を殺そうとしたからやめるって言う理由やろ??」
「!?」
「うちはこれでもこの機動六課の部隊長や。部下のことはそれなりに把握してるし、それなりに理解してるよ。特に蒼龍の経歴も生き方もすべて知ったらなおさらな」
まさかのはやてさんに俺の考えを見透かされてると思わず俺はなにも言えなかった。俺がやめる理由は間違いなく犯罪者相手とはいえ殺意をもって戦ったのは問題があるし、これではエリオやキャロ、スバルさんやティアさんの今後の進路にも大きくか変わるからそれの責任をもってやめようと決めていた
「んー、よしゃ、ここまで言うなら部隊長特権での蒼龍の処分決めた!」
「はい?!」
辞表は受理してくれなかって処分の方に下すのですか!?!まさかの!?
「とその前にそこでこそこそと隠れて聞いてるFW陣顔出しや~」
「へ?」
「「「うわぁぁ!?」」」
俺はこの場所では部隊長とカリムお姉ちゃん以外に誰もいないはずなのになぜ?と思いながら振り向くとドアの方が開き見慣れた影たちが倒れた
「す、スバルさんにティアさんにエリオ、キャロとギンガさん!?どこまで聞いていたのですか!?」
「あ・・あはは」
「お兄ちゃんが部隊長に女装するかしないかみたいなところ辺りで・・・・」
「それほぼ俺にとっては聞かせたくないの聞いてるよね?!」
「あーはいはい。とりあえずは蒼龍の処分は正式に下すのは後でいうからとりあえずは・・・ティアナ」
「は、はい!」
「この怪我人と一緒に機動六課まわったりしてきなー。あ、もし仕事がきちんと終わってるならFW陣全員でもいいで?」
「「「「了解しました!」」」」
え?おれは了解しましたじゃないのですが・・・そのうえ車椅子だから逃げようにも逃げれないから俺は観念してティアさんたちにつれていかれた
「またあとでなー」
「はやてと折角なのでお話ししますね」
カリムお姉ちゃんと部隊長は笑顔で手を振っていたけど俺は頼むから女装させる提案しないでほしいと思ったのはここだけの話だ
気がついたらここまで書きすぎていた……。もうあと四話で170話目を迎えれるのはいつも暖かい皆様がいるからです!これからもよろしくお願いします!