魔法少女リリカルなのはstriker〰️のび太と少年のストライカー〰️   作:絆と愛に飢えるシリアス

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派遣出張⑧

ーー女湯ーー

ティアside

私達は今、目の前の光景にすごく圧倒されて感嘆の声をあげていた

 

「うわぁ〜すご〜い!きれ〜!」

 

「ホント・・・こんなにたくさんあったら一日で入りきれないわね」

 

「うん・・・」

 

地球でなのはさん達の提案により、スーパー銭湯に初めて来たけどミッド育ちの私達二人はその様子に感動していた

 

「スバル、ティアナ、おいで。お湯の使い方とか、作法とか教えてあげる」

 

「「はい!」」

 

こんなにたくさんの種類あるなんて・・・楽しみね♪私達はなのはさんに呼ばれたのでそちらに向かった。・・・あれ?そういえばキャロは更衣室にはいなかったわね・・・

 

どこにいったのかしら??

 

 

 

 

ーー男湯ーー

俺とエリオは武兄さんから温泉のロッカーの鍵の使い方を聞いていた。時期なのか時間帯なのか、他に客はほとんどいなく、ほぼ貸し切りだった

 

「こうして、カギは腕に付ける。わかったか?」

 

「成る程です」

 

「はい!」

 

「ジャイアンがまともに教えてるのって違和感あるよね?あれでも面倒見がいいのはしっているけど」

 

「まぁ・・・昔のジャイアンを知っていたらね。確かに面倒見はいいけど」

 

「聞こえているぞ。のび太にスネ夫・・・(ポキポキ)」

 

「「あ・・・」」

 

そんな一幕もありながらも説明も終わり、いざお風呂へと服を脱ごうとしていたら・・・

 

「は〜い、どうぞ」

 

「ありがとうございます」

 

「「え?」」

 

「「「へ?」」」

 

俺とエリオが振り向くと、体にタオルを巻いたキャロが居た。のび太兄さんに武兄さんスネ夫さんも固まっていた

 

そこにいたのは・・・

 

「エリオ君!お兄ちゃん!」

 

キャロが嬉しそうにこっちへ来ていたのだ、俺は何とか平静を保つが、エリオは完全にパニックになっていた

 

「きゃ、きゃきゃきゃキャロ!キャロ!?」

 

「?」

 

「ふ、ふふふ、ふく!?服!?」

 

「うん、女性用更衣室の方で脱いできたよ。だからほら、タオルを——」

 

「「「「「前は開くな。そのまま体に巻いてなさい」」」」」

 

「え?あ、はい」

 

キャロがタオルを取ろうとしたので俺達が止めるとエリオは真っ赤な顔でキャロに話しかける

 

「てゆーか、あの、こっち男性用なのになんで!?」

 

「あーもしかって・・・キャロはあの注意かかれていたの逆手にとったということ?」

 

「どういうことだ?のび太?」

 

「はい!女の子も11歳以下は男性用の方にも入っていいんだって係りの人が教えてくれたからこちらに来たのです!」

 

「「「なるほど・・・・」」」

 

確かに女の子が11歳以下でも此方にしてもおかしくはないが・・・エリオ・・・・そんな絶望な顔をするな

 

[諦めろ・・・・。エリオ]

 

[で、でも・・・]

 

[今残されてる選択はキャロと一緒に入るか、お前が女湯に行くかだ・・・諦めも肝心だ]

 

[うぅ・・・]

 

がっくりとうなだれるエリオと嬉しそうなキャロが目の前にいたがとりあえず俺達は服を脱ぐとエリオとキャロが驚いたようにのび太兄さんと武兄さんの体を見ていた。

 

「あ・・・あの・・・」

 

「のび太隊長達の体って・・・」

 

エリオとキャロがのび太兄さんと武兄さんの背中や前の傷も見て驚いていた。その声に聞こえた武兄さんが苦笑しながら答えてくれた

 

「ん?あぁ・・・この傷か?まぁ・・・少しやんちゃしすぎたんだよ」

 

「「・・・・・」」

 

「おいおい、ふたりがそんな面するなよ」

 

「こんな状態でいたら風邪を引いちまうし、2人とも行こうか」

 

「「・・・はい!」」

 

武兄さんとのび太兄さんがエリオとキャロを連れてお風呂場へ連れていった。残った俺とスネ夫さんは服を脱ぎ終わり、話をしていた

 

「あの二人の体の傷は気になりますが・・・納得している部分もあります」

 

「なんで?」

 

「あの殺意ですよ。いつも実践的なので武兄さんが殺意出しながら俺と戦うのですが、全く歯が立たないのです」

 

「あー、ジャイアンは野性的な部分も含めて強いからね・・・。ところで聞きたいのだけど・・・」

 

お風呂場へ向かう最中、真剣な顔でこちらに見てきたので俺も真剣にそちらを見た

 

「・・・君はジャイアンシチュー食べたことがある?」

 

「・・・・ジャイアンシチューかはわかりませんが・・・武兄さんの手作り料理で死にかけたのは覚えています」

 

「そっか・・・。君もその年でジャイアン相手に苦労してるところがあるんだね・・・」

 

「・・・はい」

 

俺とスネ夫さんは誰にも語られることがないあついいあつい握手を交わした・・・

 

お互いに無言で力強く頷いていたのはここだけの話だ

 

 

 

 

その後は武兄さん達と合流して、頭を洗ったりはいり方の作法も教わり、現在は5人とも湯船に使っている状態だった・・・

 

「あぁぁー・・・・いいお湯だ・・・・」

 

「全くだ・・・・」

 

「天に昇る・・・・」

 

「「「はい・・・・・」」」

 

ものすごくリラックス状態になっています。すると、のび太兄さんが思い出したようにエリオとキャロに教えていた

 

「そういえば、子供露天風呂ってのがここにあるんだよ」

 

「「子供露天風呂ですか?」」

 

「うん。外にある大きなお風呂だといえば分かりやすいかな?そこにいってみたらいいよ」

 

「エリオ君!いってみょう!」

 

「うん」

 

「「「「気を付けてねー」」」」

 

そういいながらエリオ達に手を振りながら見送った。そして、このタイミングで武兄さん達が湯舟から出ていった

 

「俺達はもうお風呂は上がるが、蒼龍はまだゆっくりしてていいぞ」

 

「折角だから、あそこの露天風呂入ってみたらいいじゃないかな?僕はサウナいってからあがるから」

 

「わかりました。武兄さんにスネ夫さん」

 

「僕はもう少しはいるよー。ってか折角だから蒼龍と露天風呂いく?」

 

「はい!」

 

「そうかー。俺達は外で待ってるなー」

 

そういって武兄さん達はサウナへいき、俺とのび太兄さんは外の露天風呂へと入った・・・

 

 

その後お風呂でまさかの悲劇が起きるとはこの時俺達は思っていなかった・・・




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