魔法少女リリカルなのはstriker〰️のび太と少年のストライカー〰️ 作:絆と愛に飢えるシリアス
——陸士108部隊・部隊長室——
108部隊の部隊長室ではゲンヤとクイントと査察に来ていたレジアスがモニターに表示される戦闘を見ていた
「なんとか今回の件は片付きそうね・・・」
「あぁ・・・どうやらもう少しで終わりそうみたいだな」
「だが・・・あまりいい状況とは言えないな・・・」
本来レジアスとナカジマ夫妻の階級の差はかなりあるが、付き合いはそれなりにあることとクイントとレジアスは以前話し合ったことでなんとか和解していたことで公共の場以外は普通の口調で話していた
「そうですね・・・。市街地上空でのこれだけの戦闘では・・・」
「確か、アインへリアルだったか・・?レジアス」
「あぁ・・・。今でこそ肯定と批判半々ぐらいだがこうなっては、運用強化が押し通る可能性も高い」
「でもあれはあまりにも強力な力だから危ないと思いますけど・・・あれの力を上の人はどうしてそこまで・・・」
「連中は絶対安全というのがほしいのだろう・・・。だが、クイントの言う通り・・・あれはあまりよくない力だ・・」
ゲンヤはモニターから目を離し、真剣な顔でレジアスに話しかける
「それと例の件は・・・?」
「・・・すまん。あまり尻尾はつかめていない」
「私と旦那も極秘で調べているけどなかなか進展はないわ・・・。隊長やメガーヌの事やあの子達の事を思うと許せないわ」
ゲンヤの言葉にレジアスは残念そうに首を振る。そして、クイントもその件で調べたが中々手がかりがつかめず落胆の声で話していた
「本当にすまないと思っておる・・・。クイント」
「・・・確かに真実を聞くまでは裏切られたと思ったわ。けれど、改めて聞いて貴方も被害者だとわかったわ」
「・・・・クイント・・・」
「だから、もう昔の話はやめて今できることをしましょう」
「・・・そうだな。今できることをしないといけないな」
クイントの言葉にレジアスも顔をあげて真っ直ぐと見ていた。そして、クイントは少しだけ考える素振りしてレジアスに話した
「ねぇ、ひとつお願いがあるの」
「言わずともわかっておる・・・。あの二人にも・・・真実を話すが・・・ほんとうにいいのか?」
「きっとあの子達も知りたがっていると思うわ・・・」
「・・・まぁ、この件の話はここまでにしてさあ、さっさと今後の対策を考えようぜ。その後、形だけとはいえ査察もしなきゃならねぇんだろ?」
「そうだな。全く、理由をつけねば訪ねる事も出来んとは、不自由なものだ」
ゲンヤの言葉に、レジアスは苦笑しながら話す。互いに立場的な忙しさもあり、プライベートでは殆どつかない
「さて、やるとしますか」
「あぁ。クイントも手伝ってくれ」
「分かりました」
三人はもうじき戦闘が終わると考えてモニターも切り、形上とはいえレジアスの仕事を協力していた・・・・
——廃棄都市区画——
廃棄都市区の一角、地下水路の真上に当たる場所では、ルーテシアの召喚虫、巨大な甲虫の姿をした地雷王が地面に電撃を放ち、局地的な地震を起こしていた
「駄目だよ!ルールー!これはまずいって!」
大きな威力を誇る地雷王の地震に対して、アギトが慌ててルーテシアに話しかける
「埋まった中からどうやってケースを探す?アイツらだって局員とはいえ、潰れて死んじゃうかもなんだぞ!」
「あのレベルなら・・これくらいじゃ死なない・・・ケースは、クアットロとセインに頼んで探してもらう」
「よくねぇよ!ルールー!あの変態医師とか、ナンバーズ連中なんかと関わっちゃ駄目だって!ゼストの旦那も言ってたろ?アイツら口ばっかうまいけど、実際の所私達をどう思ってるかなんて——!?」
アギトは言葉の途中で大きな音が聞こえ、地雷王の居る場所が大きくへこむ
「やっちまった・・・」
アギトはその様子を見て、呆れたように肩を落とし呟いていた。ルーテシアはそんなアギトを一瞥して、ガリューに話しかける
「・・・ガリュー、大丈夫?」
「・・・・(コクッ)」
ルーテシアの言葉にガリューは頷いていた。そして、ルーテシアはガリューに優しく微笑んで話していた
「・・・ここはもう大丈夫だよ。アギトがいるから」
「・・・(コクッ)」
ルーテシアが続けた言葉にガリューは頷き、足元に出現した送還用の魔法陣でその場から消える
「地雷王も・・・!?」
ルーテシアがガリューと同様に地雷王も戻そうとした瞬間、地雷王の足元に桃色の召喚魔法陣が現れ、そこから出現した鎖が地雷王を絡め取る
「何だ!?いったい何が起きたんだ!?あっ!?」
アギトが驚いたように声を上げた視線のはるか先にはキャロが魔法陣を展開しており、その左右から二つのウィングロードが一直線にルーテシア達の方へ伸びてくる
「あいつら生きていたのかよ!?」
そして、ウィングロードの上を走ってスバルとギンガが、二つのウィングロードの間を飛びながらヴィータが急速に接近してくる
「ッチ、迎え撃ってやる!!・・・!?」
「っ!?」
アギトは迫る三人に対して迎え撃つ体勢を整えようとすると横から魔法弾が飛んできて二人は回避をとり、アギトはティアナの方に攻撃を入れようとした
「このままやられるかっーーなっ、剣!?!どこから!?」
ティアナに反撃をしようと火炎弾を出現させたアギトの眼前を剣が通過してアギトが慌てて剣が飛んできた方を見ると、遥か彼方に手を下ろして立ち尽くす蒼龍がいた
「あそこから剣を投げた!?」
「っ!?」
アギトは蒼龍の攻撃に驚き、その横ではソニックムーブにより高速接近したエリオが、ルーテシアの胸元に槍を突き付けていた
「ここまでです!」
「く!!・・・ッチ・・・ここまでか」
「・・・・」
アギトはバインドを解こうと抵抗するが、拘束は硬く……諦めてゆっくりと地上に降りる。そして、その前にヴィータがゆっくりと着地しながら告げる。
「ふぅ。子供いじめてるみてぇでいい気分はしねぇが・・・市街地での危険魔法使用に公務執行妨害、その他もろもろで逮捕する!」
ーー廃棄都市区画・ビル屋上——
「ディエチちゃ〜ん。ちゃんと見えてる〜?」
「ああ、遮蔽物もないし、空気も澄んでる……よく見える」
間延びした声で訪ねるクアットロに冷静に答えるディエチ。その目には遥か彼方を飛ぶ護送ヘリが映っていた
「でもいいのか?あのヘリに攻撃して・・」
「うふふふ、あのマテリアルが当りなら・・本当に聖王の器なら、砲撃で死ぬのはせいぜい数人だし大丈夫よ〜」
「そうか・・・。インヒューレントスキル、ヘヴィバレル・・発射準備」
「フフフ・・・うん?」
「うん?」
するとそこで、クアットロにウーノから通信が入る
『クアットロ。ルーテシアお嬢様とアギト様が捕まったわ』
「ああ〜そう言えば例のチビ騎士に捕まってましたねぇ〜」
『今はセインが様子を伺ってるけど・・・』
「手伝った方がよろしいと?」
『あぁ、たのめる?』
「お任せください」
ウーノの言葉に、とぼけた様子から鋭い眼へ変わったクアットロは静かな声で話す
ーーのび太sideーー
僕はジャイアンに念話しながら目的の場所へと走っていた
「〈ジャイアンはそのままあそこへ!最悪の想定を考えてお願い!〉」
〈わかった。のび太の方は?〉
「〈さきほど蒼龍のほうに念話で僕が合流することを話したからその場所にいまむかってるよ!〉」
〈了解!おれはお前の例の力を疑っていないから信じていくぞ!〉
「〈おねがい!〉・・・アンネット・ガン。目的地までもうどれくらい?」
《目的地まで、あと二分です。前方に敵はいません》
「敵はおらないんだね?了解」
《しかし、マスター・・・今回の件は明らかに偶然ですかね?》
「・・・わからないけど・・・とにかく急いでみよう!」
《OK》
僕はアンネット・ガンに全速力で走ると伝えるとアンネット・ガンは了解して周りを警戒してくれた。・・・この嫌な予感が外れてくれたら嬉しいな・・・
ここまで読んで頂きありがとうございます!!!次回も宜しくお願いします!