魔法少女リリカルなのはstriker〰️のび太と少年のストライカー〰️   作:絆と愛に飢えるシリアス

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騎士と少女 Ⅶ

ーー廃棄都市区画・ビル屋上——

 

 

ーードゴォォォン

 

「うふふふ〜どぉ?この完璧な計画・・・と言いたいとこだけど〜セインは何ぐずぐずしてたのかしらね?」

 

ビルの屋上では、ヘリの飛んでいた方向から上がる爆煙を見ながら、クアットロが楽しげに話す。

 

「黙って。今命中確認中・・・あ、れ?まだ飛んでるよ・・・」

 

「え?」

 

クアットロに冷静に返したディエチは、ヘリの状況を確認するが煙が晴れて見えたのは、無傷のヘリと・・・・

 

「ずいぶんと姑息な真似をしてくれたじゃねぇか・・・おい?」

 

朱槍を構えながら不機嫌に呟く遊撃隊の副隊長の剛田武が空中で浮かびながら呟いた。そんな様子に攻撃した二人は唖然としながら驚いていた

 

「さぁて、少しおいたしすぎた連中を捕まえますか・・・な!!」

 

遊撃隊の副隊長は嬉々としながら武器を回しながら攻撃していた方向へと向かっていった

 

「あっら〜・・・何者ですか?アイツ・・・」

 

「こっちもフルパワーじゃないとはいえ・・マジで?・・・っ!」

 

そして続く様に二人のいるビルに、金色の魔力弾が雨のように降り注ぎ、二人は慌ててそれをかわして別のビルへと飛び移る

 

「見つけた!!」

 

「こっちも!?」

 

「速い!」

 

着地した二人の背後にフェイトが現れ、二人は慌ててその場から逃げる。すると、別の方向から砲撃が飛んできた

 

《アクセルシュータ》

 

「っうそ!?そんなところからも攻撃が来るの!!?」

 

「こちらも見つけた。市街地での危険魔法使用、および殺人未遂の現行犯で逮捕します!」

 

「エース・オブ・エース・・・!?」

 

クアットロは飛行して、ディエチはビルを飛び移りながらフェイトから逃げようとするが、フェイトは体の周囲に魔力弾を浮かべ攻撃の準備を始める。

 

「ッ!?IS発動!シルバーカーテン!」

 

それに気付いたクアットロは、慌ててISを発動させ自分とディエチの姿を隠す

 

「ッ!?はやて!」

 

『位置確認・・詠唱完了。発動まで、後4秒!』

 

「了解!」

 

はやての通信を受けたフェイトは、即座に身を翻しその場から離れる。

 

「離れた?なんで?」

 

「・・・まさか!」

 

フェイトが離れたのを見て、ディエチが不思議そうに呟くのと同時に、クアットロは慌てて後方を向く!

 

そこには、巨大な黒い魔力の塊が現れていた。

 

「広域空間攻撃・・・!」

 

「うっそ〜ん!?」

 

二人の顔が絶望に染まると同時に、はやての広域空間攻撃魔法デアボリックエミッションが発動し、巨大な魔力の塊が周囲一帯を覆うように広がる!

 

「「うわぁぁぁああ!?」」

 

クアットロはとっさにディエチを庇うように抱きかかえ、効果範囲から飛び出すが、体にはかなりのダメージが残る。そして、二人の目の前には魔法陣を展開したフェイトが立ち塞がる。

 

≪投降の意思なし・・・逃走の危険ありと認定≫

 

「「ッ!?」」

 

バルディッシュの言葉に、クアットロは空中で静止し慌てて後方へ逃げようとするがそこには同様に魔法陣を展開したなのはと魔方陣は整えていないも上へ逃げた場合のため朱槍を持ち構えていたジャイアンがいた

 

≪砲撃で昏倒させて捕らえます≫

 

「「・・・」」

 

「さすがに逃げ場はないだよ?ここまでだ」

 

前・上・後を挟まれ、打つ手がなくなった二人だったが、そんな二人に念話が届いた

 

〈ディエチ!クアットロ!じっとしてろ!〉

 

その声が聞こえるのとほぼ同時にフェイトとなのはの魔法が完成する。

 

「トライデントスマッシャー!!」

 

ファイトの手から雷撃を帯びた三又の砲撃が発射される。

 

「エクセリオンバスター!!」

 

そして、なのはのレイジングハートからは巨大な桃色の砲撃が放たれ、クアットロとディエチの居た場所で二人の砲撃が衝突!大きな爆発を起こす!

 

『ビンゴ!』

 

その様子を見て、通信でアルトが嬉しそうな声を出すがーー

 

「じゃない!避けられた!」

 

『ふぇ!?』

 

その言葉になのはが即座に反し、フェイトが続ける

 

「直前で救援が入った!」

 

「アルト!追って!」

 

『は、はい!』

 

フェイトとなのはの言葉にアルトは慌てて返事をして探索を開始する。そして、ジャイアンは回りに敵がいないか見ながら舌打ちをしていた

 

「そう簡単に捕まえさせてくれねぇか・・・ッチ」

 

《運良くというべきか逃げられたな・・・》

 

「運も実力というが・・・な。〈現在なのはさん達がヘリコプターに攻撃した連中を追跡てもらってる。それとヘリコプターは無事だ!〉」

 

ジャイアンはとりあえず心配してる仲間を念話で安心しろと伝えた

 

 

 

 

蒼龍side

——廃棄都市区画・ビル内部——

 

通信から聞こえた武兄さんの声に、一先ず安心する俺

 

「よかった、ヘリは無事か・・・」

 

「・・・貴様、何故俺の名を知っている?」

 

少し沈黙した後ゼストさんはのび太兄さんが名前を知っている事に少し驚き、警戒を強めて訪ねてくる

 

「・・・かって、ゼスト隊はクイント・ナカジマ、メガーヌの他に・・・二人の少年もいたことは覚えてますか?。」

 

「ッ!?まさかお前は・・・・」

 

のび太兄さんの言葉に目を見開くゼストさん。俺はのび太兄さんの方にゆっくり頷いた後、ヴィータさんに念話を送る

 

〈ヴィータさん、そちらの敵はどうなりました?〉

 

〈すまん、逃げられた・・・そちらは大丈夫か?〉

 

〈大丈夫です。こちらも『正体不明』の相手に攻撃を受けて吹き飛ばされましたが、大きな怪我はありませんが俺に攻撃をした相手もいなくなった様なので、すぐそちらに合流します〉

 

〈分かった〉

 

ヴィータさんとの念話を終え、俺もゼストさんに向き直る。

 

「のび太兄さん、ゼストさん。ルーテシア達は逃げたようです。俺達もすぐ合流しないといけないので詳しい話は後ほどにした方がいいですよ」

 

「・・・分かった」

 

俺の言葉の意図を察して、ゼストさんは頷いた後、槍を下ろし、連絡用のコードを表示する。それを俺とのび太兄さんは記録して、ゼストさんの横を通り、ヴィータさん達の居る場所へ向かう

 

その間ののび太兄さんがすごく落ち込んでいたのはここだけの話だ・・・・

 

 

 

 

俺たちがヴィータさんのいるところに戻るとちょうどはやてさんたちの方に連絡していた

 

「わりぃ、こっちは最悪だ・・・召喚師一味には逃げられて、ケースも持って行かれちまった。逃走経路も掴めねぇ・・・うかつだった・・・」

 

ヴィータさんは無念そうに報告をしていた。確かにルーテシア達を逃がしたのは痛いが・・・

 

「あ、あの〜ヴィータ副隊長——ッ!?」

 

スバルさんが報告しようとして、ヴィータさんにアイゼンを突き付けられ押し黙る

 

「ああ・・フォワード陣はベストだった。今回は完全に私の失態だ・・」

 

「リインもです・・・」

 

落ち込んだ様子で報告を続けるヴィータさんとリインさん。

 

「副隊長!あの〜・・・」

 

「なんだよ!報告中だぞ!」

 

今度は、ティアさんがおずおずと言った感じにヴィータさんに話しかけ、ヴィータさんは苛立ったように返す

 

「どうやら二人が言いたいのはレリックは無事ですよ」

 

「「!?」」

 

このままではダメだと思ったのか遠回しに言わずに言ったのび太兄さんの言葉に、二人は驚いたような顔になる

 

「実はレリックには私達で、ちょっとひと工夫してまして・・・」

 

「ケースはシルエットではなく本物でした。私のシルエットって衝撃に弱いんで、奪われた時点でばれちゃいますから・・・なので、ケースを開封して、レリック本体に直接厳重封印をかけて・・」

 

「その本体の方をティアさんがシルエットで偽装しました」

 

キャロがティアさんの言葉に続け、スバルさんがその説明に補足を入れる

 

「その中身は・・・」

 

スバルがそう言いながらキャロの帽子を取ると、可愛らしい花のヘアバンドが出てくる。

 

「こんな感じで!」

 

ヴィータさん達が首をかしげるのを見て、ティアが指を鳴らすとシルエットが解除され、レリックが現れる

 

「敵との直接接触が一番少ないキャロに持っててもらおうって・・」

 

「な〜るほど〜!」

 

「あは・・・あははは・・・(まさか味方まで騙されると思わなかったぜ・・・)」

 

皆が嬉しそうに話す中、俺は先程会ったゼストさんの事を考えていた。

 

「〈ゼストって・・・俺も聞いたことありますよ。いったいどう言うことでしょう?〉」

 

「〈わからないけど・・・この件は僕はもう二人に話しておきたい〉」

 

「〈なら、俺はある人物を呼びますのでその時に〉」

 

「〈ある人物?〉」

 

俺の言葉にのび太兄さんは怪訝な顔になっていたが、俺はレジアスさんが昔話してくれたことを思い出していた。・・・・どうやらなにかが動き始めているみたいだな・・・

 

 




ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願いします
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