なんだこの形式( ˙꒳˙ )
ー由比ヶ浜sideー
あたしは自分がちょっぴり好き。いつも周りには友達がいてくれて、勉強は出来ないけど自分を認めてくれる人がいてくれて、...ちょっと胸があるところとかが。
あたしは自分が大嫌い。その友達の空気だけ読もうとする自分がいて、つまり学習能力がなくていつも周りに迷惑かけてばかりいる自分がいて、もっとそれ以外にも理由はある。
ヒッキーと出会ってあたしは変われるのかなーなんて思ってた。
けど結局、あたしはあたしのままだった。いつもゆきのんとヒッキーの顔色を見てばっかだった。
この前を気に、もっとそれが分かった気がする。
はぁ...。
「...結衣聞いてんの?」
「え、あぁ、ごめん...。」
優美子に呼ばれて我に返る。
今はHR前。とはいえどそろそろ先生が来る頃だ。
「そういえば今日はヒキタニくん来てないべー?さっきの結衣、ひょっとしてそれが理由だべー?」
戸部っちの口から唐突にヒッキーの名前が出て、一瞬ビクンっと身体が動いた。
「え!?あぁ...うん、そうかも...。」
「ヒキオでも休むことくらいあるっしょ。それよりさっさと席つきな。時間来てっしょ。」
「あ、そうだね。」
あはは...と苦笑いをして席へ向かう。
HRが終わった。ヒッキーはやっぱり休みなようだ。
けど、さっきのHR中、ヒッキーの休みの連絡があった時に大岡くんと大和くんの方から
「休みかよあいつあれだけで...」
「流石にやりすぎたんじゃね?」
なんて聞こえてきた。
なにか不吉なことでも起きてなきゃいいけど...。
やっぱり心配だ。
さて、1時間目は移動教室だからなるべく早く移動しよう。
そう思ってた時、チャイムがなり、生徒の呼び出しがあった。
「2年F組の大岡、大和は生徒指導平塚のところまで来てくれ」
たったそれだけの言葉。でも、今のあたしの平常心を砕くにはその一言で十分だった...。
いつの間にか放課後になっていた。何も考えてなかったのか、今日は何を習っていたか全く覚えていない。
グループの方は呼び出しの一件からずっと黙ったままの状況だ。隼人くんも少し落ち着きが欠けてるように見える。
結局、1時間目開始前に呼ばれた、大岡くんと大和くんが戻ってくることはなかった。
「なぁ...比企谷にいじめがあったってマジ?」
「さぁ...?マジなんじゃね?」
クラスメートからボソボソっと声が聞こえる。
嫌だ、今はここにいたくない。
とりあえず、誰かに話を聞いてもらいたい。吐き出してスッキリしたい。
ゆきのん...。
あれから部活に顔を出しにくくなって行く回数が減ってしまったけど、ゆきのんは聞いてくれるかな...。
迷っても仕方がない。今は行こう、奉仕部へ。
部室前に着いた。鍵はかかってない。どうやらゆきのんは今日もいるみたいだ。
ガラガラッ
少し元気ない音でドアを開ける。ゆきのんはいつもの場所に座っていた。
「あら由比ヶ浜さん。いらっしゃい。」
「や、やっはろー...。」
少し気まずそうに自分の席へ座る。ゆきのんは今日も変わらず文庫本に目を通している。
...ゆきのんは噂のこと知ってるのかな?
少し聞きにくいけど聞くしかないよね...。
「あ、あのさゆきのん...。」
「どうかしたの由比ヶ浜さん。」
ゆきのんは読んでる本を置いて話に反応してくれた。
「あのさ...ヒッキーの事だけど。噂になってるあれって...本当なの?」
するとゆきのんは不機嫌そうな顔をして言った。
「分からないわ。けど、彼にもしそれがあったとしたら、《自業自得》としか言えないわね。」
えっ...?
その言葉は今まで聞いた全ての言葉より冷酷で、鋭かった。
なんなの?それ...。冷たすぎるよ...。
そのとき、もう一度部室のドアが開いた。
「本当に、雪乃ちゃんはそう思ってるの?」
さっきの声よりはるかに冷たい声がする。
そこに居たのは...。
ー陽乃sideー
大学が終わり、潰すべき予定は全て終わった。
1回病院へよるくらいの時間はあったけど、そんな毎回毎回比企谷に会いに行ったら嫌な顔しそうだしやめておいた。
よし、じゃあ向かおうかな。懐かしい母校、総武高校へ。
私の大学から総武高校もそう遠くはない。なので歩いて数分、すぐに総武高校へ着いた。
一応静ちゃんに挨拶をしに職員室へと行く。けど今は静ちゃんはいないようだ。
「なんだ、雪ノ下姉か。悪いけどお目当ての平塚はいねぇぞ。多分生徒指導の方行ってるはずだ。」
「あ、そうですか。ありがとうございます。」
私の在学中から居た、少し親しい先生が教えてくれた。
まぁいいや、今は向かうべきはここじゃないからね。
私は奉仕部の部活へと向かって歩いた。
さてと、部室前には着いた。さっきガハマちゃんが入ってくのを見たから、ちょっと様子を見て入ろう。
「あ、あのさゆきのん...。」
「どうかしたの由比ヶ浜さん。」
おっ、早速話し始めたぞ。
内容は比企谷くんの事かな?
「あのさ...ヒッキーの事だけど。噂になってるあれって...本当なの?」
...やっぱりもう広まってたか。
それにしてもさっき思ったけど静ちゃん、行動早いでしょ。ああは言ったけどさ...。
さて、雪乃ちゃんはどう答えるのかな?
彼のことをどう思ってるのかな?
けど...
『分からないわ。けど、彼にもしそれがあったとしたら、《自業自得》としか言えないわね。』
その答えは、私が望んでるようなものじゃなかった。
自業自得...?
何もやらなかった雪乃ちゃんがそれを言うの...!?
ふざけないで!
彼に言われた話を思い出し、私の中の何かが切れた。
気がつけばもうドアを開けていた。
「本当に、雪乃ちゃんはそう思ってるの?」
「...姉さんっ!?」
「雪ノ下さん!?何でここに居るんですか!?」
2人は一斉に驚きの声を上げた。私はと言うと変わらぬ剣幕で部室内へと入っていく。
「ねぇ雪乃ちゃん、もう一回だけ聞くよ。今のはあなたの本心?」
「...ええ。本心...のつもりよ。」
一瞬間を置いて雪乃ちゃんはそう言った。それが本心にしろ偽物にしろ、もうどうでもいい。
もう全てが終わった気がした。
彼はこんな所にいてはいけない。
彼は自分を幾度なく犠牲にして依頼を、この場所を守った。でもこの部活はもう腐っている。理由は間違いなく雪乃ちゃんだ。
私は雪乃ちゃんが好きだった。自分の背中を追ってついてくることがめんどくさい事もあったけど、それでもまだ妹を好きだと思っていた。
けれど。
今ここにいる雪乃ちゃんは、もう顔も見たくないほど大嫌いだ。
始めて親しかった人間を心から軽蔑した気がする。
「何もしなかった、自分のやり方でさえ見せなかった雪乃ちゃんが、《自業自得》ねぇ...。言えると思う?今更。」
「...姉さんに何が分かるの!!」
「分かるよ。何があったかはもう全部《彼》に聞いた。確かにこれは彼自身が招いた結果かもしれないよ。だけど、どうしてその答えになったの?どうしてそうせざるを得なかったの?...ねぇ雪乃ちゃん。一体誰のせいだと思う?」
怒りに任せて全てをぶつける。そうでもしないと自分の中にもっとどす黒い感情が溜まってしまいそうだったからだ。
「...!そんなの....」
「じゃあ教えてあげようか、それは「待ってください!!」
気がつけばガハマちゃんが叫んでいた。
「...1分だけ話を聞いてあげる。」
「雪ノ下さんは...ヒッキーの現在についてどれだけ知ってるんですか...?」
「全部だよ。多分ガハマちゃんが知りたいことも全部。」
「今、ヒッキーに会うことは出来るんですか...!?」
「出来るけど、彼はきっと拒むよ。君たちのことを。」
「どうしてですか!」
ガハマちゃんが涙を目にいっぱい溜めながら幾度となく叫ぶ。けど残念。もう時間だ。
「はいここまで。ガハマちゃん、続きは自分で見つけてみてね。...さて、私はもうここにはいたくないから帰るんだけど、雪乃ちゃんにさっきの答えを教えるね。それは...」
『雪乃ちゃん、君自身だよ』
雪乃ちゃんはもう何も言ってこなかった。放心状態か何かだろう。
けど妹のそんな姿でさえ彼の辛さに比べればどうでもいいものだった。
薄情?構わないよ別に。
「じゃあね、次会う時が最後になるかもね!」
そう言って私は奉仕部部室をあとにした。
さてと比企谷くん。下準備は終わったよ。
確認もできた。君を助けるにはあと一手でいい。
もう全部、壊してもいいよね?
「SSに本物なんて...あるのかな」
「ないです(即答)。」
(原作10巻抜粋)
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今回は由比ヶ浜視点を入れてみました!というかまた比企谷八幡がいないパートになってしまった...。それと報告ですが、明日の投稿は出来ればしますが出来なさそうです。というのも、何しろ主は高校生なので模試の勉強しなくてはいけないのです!無念。それと、ちょっとネタが詰まりかけてるので一旦整理もしたいつもりです。
疾走はするけど失踪はしません。(宣言)
今回もまた駄回になってしまいましたが、次こそは上手くやってみせます。
なのでまた次回もよろしくお願いします...!!!!!