恋愛ゼロキロメートル、木ノ本家の長男 作:M.K
アメリカ合衆国……そこは様々な文化が入り交じり、経済大国1位に君臨する世界のトップ。
この国には夢を見る若者たちがそれを叶えるためにやってくる正に夢の国。
「……日本の会社に就職をしたと思ったらすぐにアメリカに飛ばされるとは思ってもみなかったなぁ」
俺の名前は木ノ本幸、年齢は19歳。
本来なら大学に通っているであろう年齢だが、俺の実家である木ノ本家は母親1人で俺を含め妹5人を育てている母に大学に進学して母に苦労をかけるのが心が痛んだので、母は構わないと言ったのだが就職をして実家の家計を助けようと思ったため高校を卒業後就職をする道を選んだ。
それで日本の会社に就職出来たと思ったら、アメリカの映画会社に何故か飛ばされた。
……俺、何か悪い事したかなぁ?
とりあえず今、俺はロサンゼルスの空港に居るのだが、会社からは1つ遅れた便でもう1人今年映画会社に入社した女性と彼方の会社に向かうように言われているのでその便の女性が来るまで空港に待機している。
……その女性が乗っている便が来るまで時間が有り余って暇だしそれにお腹空いたし空港近くの喫茶店で何か食べられるものでも買ってこよう、そう思った俺は直ぐに行動を開始した。
↓
まさかハンバーガーとコーヒーを1つずつ買うのに30分以上も掛かるとは思わなかった。
……言っておくと俺は英語が苦手だ、英会話なんて特に論外、学生時代の英語の成績なんて毎回の如く赤点取ってた位。
ジェスチャーで言いたいことが通じてくれて本当に良かった、つーか俺の英語の成績は会社に伝わってる筈なんだが、英語が苦手な社員をアメリカに送るなんて何を考えてるんだうちの会社。
「確かそろそろ次の日本から来る便が到着するな、まだ会う女性の顔が分からないから会社から渡された飼料に眼でも通しとくか」
……確か名前は小鳥遊まどかさん……だったかな?名前だけは先に言われたから覚えてるんだけど、顔は知らないって言ったらロサンゼルス着いたら資料を見て確認してくれって言われてるんだよな。
幸は資料を見るためにトランクを開け、渡された資料に目を通し封筒に入った彼女、小鳥遊まどかの写真を見る。
……へぇ、随分童顔の人なんだなぁ。
向こうはこっちの顔は知ってるって言われてるから荷物取り場の目立つところに立ってれば小鳥遊さんも気付くだろ。
そう思った幸は彼女の便から荷物が流れてくる荷物取り場に立っていると写真の彼女、小鳥遊まどかが荷物取り場にやって来た。
幸は見間違えか何かと思って何度か手元の写真と、この場に現れた彼女を何度も見直す。
そんな事をしていると荷物取り場から彼女、小鳥遊まどか(?)が幸に気付いたのか段々と近付いてくる。
……待て、あのうちの妹よりも下手したらちっさい人が俺の同僚になる小鳥遊さん?嘘だろ身長なんて華と同じくらいか乃来亜と同じだと!いや、流石に実咲や咲耶レベルの美女とはいかなくても背丈は同じくらいだと思っていたぞ。
「……えっと、hello Mr.木ノ本?」
小鳥遊さん(?)が英語で話しかけてきたのでとりあえず返事を返しておこう。
「あ、日本語で大丈夫です。
高垣まどか……さん?」
「ふむ、ならない改めて……
おはよう木ノ本さん、同僚としてこれからよろしく頼むよ。
一様、ボクの方が年下ですから木ノ本さんが嫌ならこれからは敬語で話しますね」
「あー、入社時期は同じだから敬語とかは別に構いませんよ。
俺も君の事は呼び捨てで呼ぶから」
そうかそうかと小鳥遊が言うと早速……
「では幸君、早速ボクたちの職場に向かおうではないか」
「おう、でもタクシー捕まえたら交渉頼むな小鳥遊。
俺、英語出来ないからさ」
それを暴露したら、……そんな事なら任せたまえ、でも英語が喋れないと中々大変だからボクが後から基本的なものは教えてあげよう、何で事を言われて職場に着くまで軽い自己紹介やら色々世間話をしていた。
キスアトの学校は3年制の高校
ゼロキロメートルの学校は4年制の高校
二人とも卒業したら直ぐにアメリカに来たって設定なので、幸君とまどか先輩は年齢的に幸君の方が年上となっております