インフィニット・デカレンジャー~クールで熱い戦士たち~通常形式版   作:憲彦

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別に特別な理由があってのリメイクでは無いので、難しいこと考えずに軽い気持ちで読んでくれるとありがたいです。

昨日ある方にあらぬ誤解を与えてしまったのでここでハッキリと言っておきます。特に深い理由があってのリメイクではありません。

前からやろうと思ってたのと、現在書いている他の物が進まなくなったからです。箸休め的な感覚で書いています。なので気にしないで下さいね。

あ、感想もらえると嬉しいです。他の作品も含めて。しつこいようですが何度でも言います。この設定が無理、俺の作品が無理と言う方は読まずに早々にブラウザバックしてください。低評価や感想にbutを押しておくくらいなら何もせずに帰ってください。お互いにそれが1番良いんですから。


episode1

「それじゃあ、試験の結果を伝える。」

 

試験を受けてから2時間後、司が一夏の試験の結果が書かれた書類を見ながら、固い表情で結果を伝えようとしていた。

 

「ゴクッ!?」

 

一夏も生唾を呑み込み、結果を聞く覚悟を決める。

 

「姶良一夏、SPD入隊試験、筆記・体力テスト共に合格!!」

 

「ヨッシャァ!!!」

 

合格の声と共に、両腕の拳を一気に振り上げ、大声で喜んだ。

 

「おめでとう」

 

「おめでとう!いっくん!!」

 

2人から祝福の言葉も貰った。

 

「それでは、ブレスロットルを渡s……」

 

『ボス!!大変です!急いでテレビをつけてください!!』

 

司が一夏にブレスロットルを渡そうとした時、急に通信が入り、慌てた様子でテレビをつけるように伝えた。何事かと思い、急いでテレビの電源を入れると、そこには「世界初の男性IS操縦者」とデカデカと出されている。そのチャンネルが五月蝿かったので別のチャンネルに回すが、どこも同じニュースが流れていた。

 

『あのモンドグロッソの覇者、織斑千冬さんの弟である織斑千秋さんが、なんとISを操縦出来ると言うことが判明しました!これを受け、政府は他の男性IS操縦者も居るのでは無いかと言うことになり、明日からでも、全男性に試験を行う事を決定しました』

 

テレビレポーターが何か興奮気味に言っていたが、要約すると、「男性IS操縦者が見つかったから他にも探してモルモットにしよう」との事である。コマンドルームに居た3人は、そのニュースを聞いて露骨に嫌な顔をした。

 

「何でこんな忙しい時にこんな下らないニュースが起こるんだ?」

 

「全くだよ。人の都合も考えて欲しいよ」

 

ニュースの内容が気に入らない為、2人は悪態をついた。束の発言については完全に無理だと思うが。

 

「と言うか今全男性って言ってましたよね。俺達も含まれるんですか?」

 

「そりゃあそうだろ。とっととこんな下らない試験終わらせるぞ」

 

「ロジャー」

 

次の日、2人の居る日本支部に2機のISが送られ試験を行う事になった。その結果、日本支部内から2人も新たな男性IS操縦者が出てしまうことに……

 

「「はぁ……」」

 

「あぁ……えっと~……」

 

司と一夏が見事に引っ掛かってしまった。深い溜め息をつく2人を見て、束はフォローに困った。と言うよりもフォローする言葉が見当たらなかった。

 

「まさかIS学園行きとはな。牢屋に入れられる犯罪者の気持ちが分かった気がするよ」

 

「ISに関わるつもりは無かったのに……」

 

学園から支給された「必読」と書かれているISに関する本のページをパラパラとめくりながら呟いた。一応、2人には知識はあるため読む必要は無いのだが、目だけは通しておいた方が良いと思い渋々読んでいく。

 

「えっと~……頑張って?」

 

それ以外の言葉が見つからない。束の言葉を聞いた2人はまた深い溜め息をついた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数日後、2人は入学試験を受けるためにIS学園に来ていた。まぁ、試験を受けようと受けまいが、どの道入らされる事に間違いは無い。

 

「お待ちしていました。本日案内を努めます織斑千冬です」

 

「SPD日本署署長の久我司です」

 

「同じくSPD日本署所属の姶良一夏です」

 

2人が挨拶をすると、千冬は驚いていた。死んだと思っていた一夏の顔を見たからだ。

 

「どうしました?幽霊でも見たみたいな顔をしていますが」

 

「な!何でもありません。試験会場はこちらです」

 

何とか冷静を保ち、試験会場まで案内をした。

 

「部屋は別々の様だな。一夏、あの時渡せなかったこれを渡す。今日が初使用になるが、大丈夫か?」

 

「問題ありません。使いこなして見せます!」

 

ブレスロットルを受け取り、自信満々に左腕に付けた。

 

「それじゃあ、頑張れよ」

 

「ロジャー!!」

 

その後、2人は別々の部屋に入り、各自試験を受けた。

 

「試験を担当させてもらう山田 真耶です。よろしくお願いします」

 

「久我司です。本日はよろしくお願いします」

 

「それではISを展開してください」

 

軽い自己紹介を終わらせ、司にISを展開するように伝える。

 

「エマージェンシー!デカマスター!フェイスオン!!」

 

マスターライセンスのボタンを押し、司はデカマスターに変身した。

 

『それでは始めてください』

 

試合開始の合図と同時に、司は真耶との間合いを一気に詰めた。因みにディーソード・ベガの封印は解除していない。

 

「デリャ!!ハァ!」

 

「速い!?クッ!」

 

真耶は持っていた武装で何とか攻撃を受け止めたが、受け止めた際に生れた一瞬の隙に後ろに回り込まれ、攻撃を受けてしまった。

 

「フン!ヤァ!!」

 

司は相手を蹴り付け、距離を取り、勢いを付けて斬った。

 

『そこまで!ラファール、シールドエネルギー0。勝者、久我 司!!』

 

「まさか初撃を受け止められるとは思いませんでした。専用機だったらどうなっていた事やら。良い勝負が出来ました」

 

変身を解き、倒れている真耶に手を差し伸べた。

 

「あ、ありがとう、ございます」

 

「また手合わせ願います」

 

真耶の手をつかんで立たせると、そう言い残して部屋から出ていく。外では一夏がベンチに座って待ってた。

 

「そっちはどうだった?」

 

「バッチリです!これをしっかり使いこなす事が出来ました。」

 

「そうか。今日の予定はこれで終わりだ。日本署に戻ろう。」

 

そのまま2人は日本署に戻り、残っている入学の準備をした。そしてその頃、学園では、

 

「一夏が生きていた!これでまた家族で暮らすことが出来る!しかし、あの男は一体……一夏とどういう関係なんだ?まぁ良い。邪魔をするようなら潰す。待っていろよ。一夏」

 

大好きなおもちゃを手に入れる寸前の子供のような表情を浮かべながら、ありもしない未来を想像してニヤニヤと笑みを浮かべていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

入学式が始まる1時間前、IS学園に向かっていた司と一夏だが、

 

「そこの車!停まれ!!」

 

「これ以上は危険だ!早く停まれ!!」

 

何故かカーチェイスの真っ最中だった。何があったのか簡単に説明すると、

 

・準備が終わったので余裕を持ってIS学園に向かう

・途中で銀行強盗に遭遇する。

・SPDの車に乗っていた為、周りの警察から協力を頼まれる。

・犯人逃走。

・追い掛ける←今ここ

 

平日の朝からとんでもないイベントに巻き込まれる2人だった。

 

「一夏、少し距離を開けろ」

 

そう言うと、窓を開けてSPシューターを窓から出して、逃走車のタイヤを狙う。

 

「フン!」

 

撃った弾は見事にタイヤを破裂させ、中に乗っていた連中も逮捕した。

 

「まさか、朝からこんなことに巻き込まれるなんて」

 

「俺達の平穏な日常は何処に行ったのやら」

 

全くだ。その後、日本署に報告を終え、IS学園に向かった。だがもう既に入学式は終わり、各クラスで自己紹介を始める所だった。学園側も事情は知っていたので特に問題は無かったが、初日から遅刻してしまった。

 

「2人のクラスは1年1組だ。私が呼んだら入ってきてくれ」

 

そう言い、千冬が教室に入った瞬間、悲鳴の様な声が辺りに響き渡った。

 

「この学園って、防音効果のほどこされた壁を使用していた筈なんだけど……」

 

「音響兵器でも配備されてるんじゃないか?」

 

ハッキリ言って直ぐに帰りたい。それが2人の心境である。そんな事を考えていると、千冬から呼ばれた。ここまで来たら仕方がないと思い、教室に足を踏み入れた。教室に入り、自己紹介をするために教卓付近に立つと、周りからとんでもない視線を浴びせられた。普通の人なら緊張で声も出せなくなる位の視線だ。しかし2人はこれくらいの事にはなれているので問題ない。

 

「SPD日本署署長の久我 司だ。仕事の為たびたび学園に居ないことがあるだろうが、よろしく頼む。」

 

「同じくSPD日本署所属の姶良 一夏です。特技は家事全般、趣味は料理です。俺も仕事の都合で学園に居ないことがありますが、よろしくお願いします。」

 

無難に自己紹介を終わらせた2人だが、次の瞬間、音響兵器が発動した。

 

「キャァァァァ!!!!」

 

「「グッ!!」」

 

とっさに耳を押さえたが少なからずダメージを受けてしまった。

 

「片方は堅物系でもう片方は爽やか系よのイケメンよ!!」

 

「男子が全員このクラスだなんて!!神様ありがとう!!」

 

「携帯の番号教えて!!!」

 

等と色々騒がれた。迷惑なことこの上無い。だが、最初に居た男子生徒とある女子生徒がこちらに敵意のある視線を向けていたが、問題ないので無視した。

 

「静かにしろ!!早く1時間目の準備に移れ」

 

クラスを黙らせ、準備に移らせた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よう。出来損ない。まさか生きていたとはな。しかもSPDに居るなんて」

 

「貴様!今更どの面を下げて人の前に現れているんだ!!」

 

授業が始まるまでの行間休み、2人の生徒が司と一夏に突っ掛かってきた。1人は世界初の男性IS操縦者、織斑千秋。そしてもう1人はISの開発者、篠ノ之束の妹、篠ノ之箒である。死んだ筈の一夏がここに居ることが気に入らなかった様だ。

 

「初対面の人に失礼じゃないですか?俺はあなた方が知っている一夏ではないんですが」

 

「とぼけるなよ。その顔、まんまアイツじゃないか。他人のそら似にしては似すぎている」

 

一夏はしらを切ろうとするが、しつこく付きまとう。余りにも邪魔なので、隣で作業をしていた司が声をかけた。

 

「仕事してるのが見えないのか?静かにしろ。」

 

資料に目を通しながら伝えた。

 

「お前!!千秋に対してその口の聞き方は何だ!!ふざけているのか!?」

 

「まぁいいよ箒。SPDもこんな出来損ないを入れるなんて堕ちたもんだな。……署長さん、こんなヤツクビにして俺の事をSPDに入れてくれないか?こんなヤツよりも絶対に得するぞ」

 

「入りたいなら試験に合格しろ。まぁ、無理だろうがな」

 

「それはどうかな?それじゃあねぇ~」

 

それを言い残すと、自分の席に戻っていった。篠ノ之は相変わらず敵意のこもった視線を向けてるが、関わるのは面倒なので無視した。2人が離れるとチャイムが鳴り、そのまま授業が始まった。まず授業の感想を言おう。真耶のすごく分かりやすかった。これ程の腕を持ちながら何故副担任なのかが理解出来ない。生徒1人1人を気遣いながらではあるが、遅れることはなく、丁寧に教えている。

 

「ここまでで分からない人は居ませんか?」

 

聞いてみるが誰も手を上げない。全員がちゃんと理解している証だ。分かりやすい授業が終わって再び行間休み、司と一夏の2人は日本署から送られてきた資料に目を通している。SPDに入っている以上、この作業とは切っても切ることが出来ない長い付き合いになる。離職原因・体調不良原因の理由ナンバーワンである。と言ってっても、離職してもまたこの仕事に戻る人はかなり多い。待遇が良いからである。それに慣れればどうと言う事は無いからだ。

 

「ちょっとよろしくて?」

 

「「よろしくない帰れ」」

 

作業をしている2人に、また迷惑なヤツが来た。

 

「何ですの!?その口の聞き方は!?この私、セシリア・オルコットに声をかけられるだけでも光栄な事なのですよ!それ相応の態度と言うものがあるのでは無いですか?」

 

ハッキリ言って面倒くさい。この様に、「女=偉い、だから男は女に媚びろ」と言う女尊男卑の風潮に染まった人を相手にするのはかなり面倒くさい。その為、2人は先程の様な対応をしたのだ。まだ騒ぐつもりなのか、2人の側に居るのでどんな対応をしようかと頭を回していたが、結局とる対応は1つ。無視である。面倒くさいヤツを相手にするときはこれに限る。

 

キーンコーンカーンコーン。

 

そんな事をやってる内に次の授業のチャイムがなった。

 

「また来ますわ!!逃げないことね!!」

 

2度と来んな。心の中でそんな事を思いながら次の授業を受けた。

 

「それではこの時間は実践で使用する各種装備の特性について説明する」

 

今度は真耶ではなく、千冬が教卓に立っている。授業の内容について軽く説明して、始めようとしたとき、思い出したように連絡した。

 

「ああ、その前に再来週行われるクラス対抗戦に出る代表者を決めないとな。クラス代表者はそのままの意味だ。生徒会の会議や委員会への参加、所謂クラス長だ。自推他推は問わない」

 

この言葉にクラスがざわめいた。そして、

 

「はい!織斑君を推薦します!」

 

「私も!」

 

「私も!!」

 

「私は姶良君を!!」

 

「私は久我君を!!」

 

この様に予想はしていたが男子に推薦が集中した。

 

「では、候補はこの3人か。他に居ないならこの3人で代表決定戦を行うぞ。」

 

「ちょ!待ってくれよ!!俺はそんなのやらないぞ!!」

 

「他推されたものに拒否権は無い。」

 

「イヤでも!」

 

まだ反論を続けようとしていたが、突然甲高い声が響いた。

 

「お待ちください!納得が行きませんわ!!そのような選出は認められません!大体、男がクラス代表だなんて良い恥さらし!このセシリア・オルコットにその様な屈辱を1年間味わえとおっしゃるのですか!?」

 

机を叩いて立ち上り何か演説を始めた。自推他推はかまわないと言っていたのに随分な物言いである。

 

「実力から行けば私がクラス代表になるのは必然。それを、物珍しいからと言う理由で極東の猿にされては困ります。私はISの事を学びに来たのであってサーカスをする気は毛頭ございませんわ!大体、SPD等と言う連中に任せられる訳が無いですか!!」

 

「随分と勝手な事を言ってくれるな」

 

五月蝿かったので司が口を挟んだ。

 

「今になって反論ですか?少し遅いのでは無いですか?そんなんで国を守れると?笑い話も良いところです!」

 

「何を勘違いしているかは知らんが、俺達SPDは国を守る訳ではない」

 

「何ですって?」

 

司の言葉に、クラスの皆が驚いた表情をした。一般的な認識としてSPDは国を守る組織になっているからだ。そこに国を守る訳ではないと言われれば誰もが驚く。

 

「俺達SPDは人を守っている。そこに住み、平和な暮らしを求める人のために戦っている。国なんぞと言うちんけな物のために戦ったことなど1度もない。それに、1つ言っておこう。お前のさっきの発言は戦争を引き起こす可能性があるぞ」

 

「な、何を根拠にそんな事を。嘘ならもっとまともな嘘をついたらどうですか!」

 

司の言葉に一瞬戸惑ったが、嘘だと言い平静を保った。

 

「そうかな?お前は代表候補生。ここにいる限りお前の発言はイギリスの発言になる。俺がさっきのお前の演説を両国の政府に聞かせればどうなると思う?最悪戦争。良くてもお前達イギリスはかなりの被害を受けることになるだろう」

 

「な、な!?そんな…………」

 

「まぁ、俺に伝える義務は無いけどな。教師は知らんが」

 

この言葉で少しは黙ると思ったが、

 

「け、決闘ですわ!!よくも私に恥をかかせてくれましたわね!!この罪、あなたの一生を持って償わせますわ!!」

 

と訳の分からない事を言い出した。この手のヤツと関わると本当にろくなことが無い。結局1週間後に代表決定戦を行うことになった。司とオルコットの場合は決闘になるが。負けたら司はオルコットの奴隷になるそうだ。逆の場合は特に何もない。オルコットが指定しなかったからだ。自分が100%勝つと思っているからだろう。




2000文字と少なかったので次の話も一緒に乗っけました。リメイク版は少しでも1話の文字多目で行きたいと思います。

次回もお楽しみに!感想やお気に入り登録もよろしくお願いします!!
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