真・ゲッターロボ ~黒き獣の在り方~   作:陰猫(改)

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第六話"ブラックゲッター出撃!"

 そして、五日後ーー

 

 修次はバイクに跨がり、エンジンを吹かせる。

 

「本当に一人で行くんですかい、兄貴?」

「ああ。大丈夫だ」

 

 修次は心配する辰三にそう言って前回、山坂組が暴れていた方角を指差す。

 

「俺が見た光景に間違いがなければ、彼処からまた来るだろう。

 お前は安田と共に住民の避難を行え」

「本当に来るんでしょうか?」

「備えあれば憂い無しだ。俺自身、半信半疑だがな。

 まあ、奴らに好き勝手されるよりはマシだろ」

 

 修次はそう言うとバイクを走らせる。

 

 今回、修次が一人で行く理由は山坂組の強奪したスーパーロボットを警戒しての事である。

 

 集団で行けば、守りが疎かになる。

 

 故に修次は単身で基地に向かう必要があった。

 

 無論、修次自身の守りが必要なのも事実だが、修次は敢えて、それを断った。

 

 そんな修次は荒れ果てた道をバイクで疾走して行く。

 

 ーーと、大型のミサイルが右側から降って来た。

 

 修次はバイクをジャンプさせて回避すると更にバイクの速度を上げながら、バックミラーをチラリと一瞥する。

 

 修次の予言通り、バックミラーにはゴリラを角張らせた様なスーパーロボットがズシンズシンと動いているのが映る。

 

 ゴリラ似のスーパーロボットはバックパックのブースターを吹かせると民家を破壊しながら、バイクで疾走する修次へと迫る。

 

(マズいな)

 

 修次は自身の置かれた状況を察知し、更に加速する。

 

 それでもゴリラ似のスーパーロボットの方が速い。

 

『きひひひっ!逃さないわよ!』

 

 その声を聞いて修次は更に危機感を覚えた。

 

 そう。そのゴリラ似のスーパーロボットに乗っているのはあろう事か、月岡組のシマを荒らした真下であったのだ。

 

 それも薬物投与しているのか、かなり狂っているらしい。

 

『きひっ!潰す潰す潰す潰す潰す潰す潰す!』

 

 真下は発狂しているかの様に叫ぶとスーパーロボットの手を上げた。

 

 修次の乗るバイクは至って普通のバイクである。

 

 直撃を食らえば、ひとたまりもないだろう。

 

 このままでは不利と修次は判断すると急ブレーキを掛け、いりくんだ細い道へとバイクを侵入させてアスファルトに叩き付けられるスーパーロボットの手を回避する。

 

『逃げるんじゃないわよ!

 あんたも壊してやるんだから!』

 

 真下は叫ぶとスーパーロボットに内蔵されているミサイルを発射した。

 

 ーー修次の誤算。

 

 それは火の海になるのが自身のシマではない事であった。

 

 そして、搭乗しているのが真下であり、狂った様に修次を狙っている事だろう。

 

 このままでは米軍の基地まで向かうのも困難である。

 

(さて、どうしたものかな?)

 

 細い道を何度も曲がりながら、修次はバイクをひたすら疾走させた。

 

 ーーと、そのスーパーロボットの頭部に何かが当たる。

 

 勿論、そんなものは微々たるダメージにならないものだったが、それは対戦車ライフルの様であったらしく、真下が乗るスーパーロボットの塗装を剥げ落とした。

 

 故に真下が修次から気を逸らせるには十分な理由であった。

 

『今の誰よ?』

 

 その問いに答える者はいない。

 

 その間に修次はバイクを再び道路に乗せ、真下から距離を取る。

 

 ーーと、そんな修次にもう一台のバイクが迫った。

 

 最初は敵かと思った修次だったが、バイクに跨がる人物は修次の乗るバイクの横に並ぶと一言呟く。

 

「行け」

 

 それだけ言うとバイクの人物は反転し、真下の元へと向かう。

 

 そして、バイクの人物はライフルを片手にスーパーロボットへと挑む。

 

(アドレナの使いか?)

 

 修次はバイクの速度を緩め、そちらをバックミラーでそちらを見る。

 

 バイクの人物はヘルメットをしていて解らないが、何か通じるものを感じた。

 

 バイクの人物はスーパーロボットと戦い慣れているのか、ライフルで真下を翻弄する。

 

 修次はそれを確認すると再びバイクを加速させた。

 

 時間が惜しいからと言うのもあったが、何かが彼なら大丈夫だと囁いたからである。

 

 そうこうしている間に修次は基地へと到着した。

 

「アドレナ。ブラックゲッターは?」

「今、換装が終わったところだ」

「そうか。あのバイクの男と言い、助かる」

 

 修次はそう言うとバイクから降り、ブラックゲッターへと乗り込む。

 

 そんな修次を見ながら、アドレナは首を捻る。

 

「……バイクの男?ツキオカは何を言っているんだ?」

 

 そうぼやきながら、アドレナは修次が起動するブラックゲッターを見詰めた。

 

「ツキオカ。操縦方法は解るのか?」

『解らん。いや、解らん筈なんだが……何故か解る』

 

 修次はスピーカー越しにアドレナにそう言うとブラックゲッターを前進させる。

 

『エンジンが変わったせいで内蔵武器は使えないのか……』

 

 修次はそう呟くと手頃な大振りの刀を手にする。

 

「おい。それはただの展示品だぞ?」

『問題ない。これを使わせて貰う』

 

 アドレナの言葉に修次はそう告げると真下の元へと駆け出す。

 

「お、おい!ツキオカ!」

 

 アドレナの叫びも虚しく、修次の乗るブラックゲッターは疾走する。

 




ふと、疑問、歳を取らなかった彼は百年も生きていられるのか?

ヤクザが主役のバイオレンスものの黒い獣はR-15でなく、R-18にした方が良いでしょうか?

  • R-15で大丈夫でしょう
  • いやいや、R-18になるでしょう
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