連載版 ハイスクールD×D ~タイコの戦士、異世界に現る~   作:アゲイン

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『双覇の聖魔剣(ソード・オブ・ビトレイヤー)』を造り出すために必要な………神器「魔剣創造(ソード・バース)」と神器「聖剣創造(ブレード・ブラックスミス)」……この二つの神器ってよォ~~~
神器「聖剣創造(ブレード・ブラックスミス)」ってのはわかる……スゲーよくわかる
代表的な神器は聖剣と相場が決まっとるからなぁ…

だが神器「魔剣創造(ソード・バース)」ってのはどういう事だああ~~~っ!?
魔剣が聖書の神様に創れるかっつーのよ―――――ッ!
ナメやがってこの設定ぇ超イラつくぜェ~~~ッ!!
神器で魔剣が造れちまったら矛盾が生じちまうじゃあねーか!
説明できるもんなら説明してみやがれってんだ!チクショ――ッ

どういう事だ!どういう事だよッ!クソッ!
神器「魔剣創造(ソード・バース)」ってどういう事だッ!
ナメやがって クソッ!クソッ!





という疑問に答えていただきたく、この後編を皆さんに捧げます。
ストックの心配はしないでください、睡眠をほんの四時間程度にするだけですから。何も問題ありません。
さあ!! いくぜパタポンズ!!
真の覚悟はここからだ!!



回想―――魔剣士の憂鬱 後半

 

 ―――その日は結局、そのまま解散となった。

 僕の頭の中には部長のことと、旗本奏平という人のこと。その二人のことがグルグルと回ってとてもではない考えがまとまらなかった。

 そんな状態のまま日が進み遂に婚約発表の当日。どうしようもない現実が目の前にあることを見せつけられているようで、なおさら無力感に苛まれる。

 だけど―――そんな僕たちの前に、予想外過ぎる驚きの展開が待ち受けていた。

 

 

 

△     △     △

 

 

 

 当日の会場に招待されていない僕たちは、結局何もする気が起きずそれでも惰性のように皆で部室に集まっていた。

 部室の備えられた時計を確認すると、時刻はそろそろ婚約発表会が開かれる頃となっている。そんな鬱々と空気が蔓延する部室の中へ、突然魔方陣が出現した。

 それは転移の魔方陣、もしやまたライザー眷属の彼女が来たのか?

一体何の為に? 

 だけどそんな疑問は、その中から出てきた人の姿を理解したときには驚きで吹き飛んでしまった。

 

 魔方陣から出てきたその人は、何と部長の義理の姉、魔王様の奥様であるグレイフィア様だったんだ。そんな人が何の前触れもなく、何故かイッセーくんと一緒に現れた。

 その突然の登場に混乱する僕たちを制し、グレイフィア様からこれから起こることの詳細を聞かされる。

 それは一縷の望みと言えるほど、か細い作戦だった。

 だけど、僕たちにそれ以外の方法がないことも確かだった。

 

 

 

 ―――その作戦とは、簡単に言えば”殴り込み”としか言えないものだった。

 この数日の間に神器の『禁手』に目覚めたイッセーくんがライザーを倒すことで、婚約者としての正当性を不確かにする、というもの。

 

 

 『下級悪魔に敗北してしまうようでは、魔王の血族の伴侶に相応しくはないのではないか?』

 

 

 難癖のようなものではあるが、実力主義の悪魔の世界では割と通じる手段ではある。

 それをパーティーに呼ばれた他の悪魔貴族たちに、魔王の妻であるグレイフィア様が訴えることで婚約破棄の流れを確かなものとするということだった。

 

 力技というにはあまりに乱暴な作戦であったが、このチャンスを見逃すわけにはいかない。彼女が動くということは、これは魔王様の意思でもあるはずだ。

 そのことが、僅かに湧いた希望を信じさせるのに十分なほどで。

 僕たちは部長の自由を彼に、イッセーくんに託したんだ。

 無事を祈る僕たちに見送られたイッセーくんの背中を見送り―――

 

 

 

 

 

 

 

 ―――そして数時間後、彼が昏睡状況であることを、冥界から帰ってきた部長から告げられた。

 

 いつもの部長ではあり得ない、薄汚れた格好の彼女の表情はひどく焦燥に駆られていた。その様子から、冥界でとんでもない事態が起きたのだということは簡単に理解できた。

 全ての疑問は二の次だった。急いで全員で冥界の彼女の家へと連れていかれ、そしてそれを見た。

 

 

 

 

 

 

 

 ―――そこには、全身くまなく包帯を巻かれ、ベッドの上で力なく倒れ伏す僕たちの仲間の姿があった。

 

 痛みに歪む顔。

 荒く震える呼吸。

 異常に吹き出る汗。

 

 何人もの悪魔が彼に回復魔法を掛けているようだったが、一向に状態が改善する様子はない。

 

 あまりの彼の姿に、僕は立ち竦むだけだった。

 アーシアだけは直ぐ様イッセーくんの側へと駆け寄っていき彼女の神器による治療を始めたが、子猫ちゃんは顔を青くしてその場に座り込み、朱乃さんはイッセーくんの側で呼び掛け続ける部長の体を労るようにして抱き支え涙を流していた。

 

 そんな中で、僕はグレイフィア様にどうしてこんなことになったのかを、イッセーくんから目を離さずに聞いていた。何故かは分からない。でも、その時の僕はそれを聞かなければならないんだと自然と考えていた。

 彼女はイッセーくんがこの状態になってしまった責任感からか、全てを包み隠さずに話してくれた。

 

 

 

 ―――発表会の場にたどり着いた時、既にライザーと旗守奏平との戦いが始まろうとしていたこと。

 

 ―――その戦いに横やりを入れるようにしたため、旗守により妨害を受けたこと。

 

 ―――それによって、イッセーくんが暴走してしまったこと。

 

 ―――それをライザーと旗本が、協力して抑えたこと。

 

 ―――暴走と戦いの後遺症で体が限界まで傷つき、寿命すら危うい状態になったということ。

 

 ―――フェニックスの涙や、旗守の持っていた秘薬によって一命はとりとめたが、それでも予断は許さない状況であること。

 

 

 また、イッセーくんが暴走してしまったことによって、そんな危険人物を不用意に連れてきてしまったことの責任をグレモリー家は追求されているという。

 これからその賠償について会議を開かないといけないとか、そのためにしばらく部長には学校を休んで貰わなくてはいけないとか。そういったことも聞かされていたけれど、頭の方にはまともに届いてはいなかった。

 目の前の光景と、かつての記憶が重なって、それどころではなかったからだ。

 

 

 

 ……そうして話が全て終えた後、僕は仲間に後を託し一人、人間世界へと戻った。

 やらなきゃいけないという、強い意思だけが、その時僕の心の中にはあった。

 その心が命じるままに、翌日僕は、同級生たちに囲まれる彼の前に立っていた。

 そして―――

 

 

 

 




読了ありがとうございました。

次の更新までまた日が空くと思いますが、それまで気長にお待ちくださいますよう。
回答がいただけるようでしたら感想欄でも活動報告のほうでもいいので、お好きな方に書き込んでいただけると助かります。
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