連載版 ハイスクールD×D ~タイコの戦士、異世界に現る~   作:アゲイン

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どうも、アゲインです。
顔合わせも一先ず済んだところで、ようやく学園に潜入です。

人界の魔境、駒王学園。
何かここまで変な奴らが多いと一般の生徒や教師に隠している意味ってのが薄い気がするんですけど、そこんとこどうなんですかね?


駒王学園、俺は異色の高校生

「―――と、いう訳で今日から皆と同じ高校生になった旗本 奏平だ。色々と事情があって今まで休学してたんだが、この度無事に復学するに至った次第だ。

 年は上だが君たちよりも学生として後輩だ、どうかお手柔らかに頼むぜ」

 

 オカルト部での邂逅から数日後、俺は黒板を背にしてこれからしばらくの間一緒の生活を送ることになる学生たちへと自己紹介を済ませていた。

 依頼主の伝によって俺は今まで病気によって休学していたことになっている。この学園の理事はあの悪魔に従ってはいるものの、そこまで融通が効かないわけでもないらしい。事情を話してみれば快く応じてくれたようだ。

 そんな学園側の協力もあってか、俺の潜入はとてもスムーズに進んでいる。

 

「それじゃあ、旗本の席はあそこの空いてる所だから」

「分かりました」

 

 彼の指示に従い空いていた席へと腰を下ろす。

 様々な視線がこちらに突き刺さってくるが、それを遮るようにして担任が手を叩いて注意を促す。

 

「はいはい、質問なんかは後にしてくれ。今の時間で皆に伝えなきゃいけないことがあるんでな。

 んじゃまずは……―――」

 

 そこからは特に言うことはなく、ただの連絡事項が伝えられていくだけだった。

 皆への第一印象もそこまで悪いもんじゃなかったみたいだし、上手く潜り込めたようで出だしとしてはまずまずといった所だろう。

 このままの調子でここの悪魔たちが普段どんな暮らしをしているかをじっくりと調べさせてもらうとしよう。

 

 

 

△     △     △ 

 

 

 

 それからは授業の合間に今までのことを質問されたり、逆のこちらから質問をしたりなどを繰り返して徐々にこの学園についての情報を得ていった。

 悪魔が根城にしているだけあって中々常識的とは言えない出来事もあったようだが、話を聞く限りでは奴等が何か悪事を働いているようなことはないようで安心と言えば安心だ。

 ……しかし。

 

「どうもにも、評判が悪いのが何人かいるようだな」

 

 悪魔がいる影響と言えばいいのか分からないが、はっちゃけが著しい奴がいくらかいるらしい。

 その中でもかなり評判が悪い男子三名、これには少しばかり頭が痛くなるほどだ。

 

「……何やってんだこいつら、モラルってもんがねぇぞ」

 

 いくら思春期の男子とはいえ、やっていいことと悪いことはあるだろうに。

 この年でまだ覗きなどをやってるのもどうかと思うし、それを見咎められて逆ギレするとか……どういう神経をしているんだか。他にも明らかになっている悪行の数々、そのほとんどが彼らの性欲による行動だ。

 

「しかもの一人がよりにもよってあの男かぁ……」

 

 兵藤一誠。

 あの時の元人間の転生悪魔、更には赤龍帝という危険物を身に宿す、今後というか既に騒動の中心になりつつある存在が、だ。

 そんな奴が、上位悪魔の庇護下にいるのだ。

 感情的に振る舞う主人、そしてそれを諌めることもない眷属たち。

 

「……これがまだ、理性的な性格なら良かったんだがなぁ……」

 

 身内に甘いというのも考えものだな、これじゃあ相手のことを省みるとかは期待できそうにない。

 

 ……まあ、まだ結論を出すには早すぎるか。

 俺はまだ周りの意見しか聞いていないし、結局は直接あいつらの話を聞くまでは何も決めるわけにはいかない。

 一先ずはこちらの地盤を固めながら、ゆっくりと情勢を伺わせてもらおう。

 幸い奴等はライザーとの戦いで忙しい、こちらにちょっかいを掛けてくるまではほっとくことにしよう。

 

 

 

 そうして奴等が帰ってくるまでの間、俺は拠点の内装造りや情報収集、仲間への連絡や別の依頼主などとの仕事の調整などを行いながら時間を過ごしていった。

 久々に煩わしさを感じずに行動できる幸せというのを噛み締めていたんだが、それを神様がよく思わなかったのだろう。

 

 

 ―――戦いを終えたらしい問題だらけの転生悪魔が、校舎を歩いていた俺の前にどう見ても面倒事を抱えてるって表情で出向いてきたんだからな。




読了ありがとうございました。

感想でパタポンのこと知っている方が多くて結構嬉しいですね。
もう少し先でないと要素が出せないのがもどかしいですが、どうかお待ちください。
それでは。
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