▶️《このまま防いでもらう》
(令呪を使っても、使えるかどうか分からない……)
さっきみたいな痛みがまた来るかもしれないと思うと、出そうとした右手が引っ込んでしまう。
嫌だ。令呪を使う度にあんなのを味わうなんて。あれじゃ使っただけで死にそうだった。
ここはどうにかキリエライトさんに耐えてもらって、エクスカリバーをやり過ごさないと……!
「――くううぅぅぅぅぅっ!!!!」
エクスカリバーが盾にぶつかり、辺りへ魔力や光が降り注ぐ。まるでマグマにでも焼かれたような焼け跡がそこらじゅうにでき、投影されたとのだとしても、とんでもない威力なのだと見せつけてるようだ。
対し、キリエライトさんはなんとか受けて、持ちこたえていた。
……これなら、ひょっとしたら?
もしかしたら、耐えきってくれるかもしれない。
そんな考えがふと、頭の中に浮かんだ――
「たわけが。食い止めただけで、終わる筈がなかろう」
何故かその時、エミヤのそんな言葉が聞こえた気がした。遠くにいる筈の、あいつの顔がやけにはっきりと見えた。
口が動く。言葉を紡ぐ。
武器へ魔力を暴走するまで流し込んで使い捨て爆弾とする。
今回の場合はそれが偽物だが、神造兵装レベル――
「あっ――」
気づいた時、目の前は光で覆い尽くされていた。
光、ヒカリ、ひかり。
何処までも口を開いた金色の閃光に、言葉を言い終えることすら出来ずに、飲み込まれた。
デンッ!!!!
タイガ
「こんにちはー! サクッと死んだアナタを一から鍛え直す夢のレスキューコーナー! タイガー道場師範、藤村大河でーす」
イリヤ
「はーい。ホントはこんなところに出る必要ないし、早く本編でサーヴァントとして登場したいイリヤでーす」
タイガ
「どりゃぁぁぁぁぁ!!!!」
バチコーン!!!!
一捷
(……死んだらまたタイガー道場に来ていた。んでいきなりイリヤが叩かれてるんだけど……)
タイガ
「違うでしょーが! この道場では貴様の名は弟子一号! 勝手に変えるんじゃありません。あと私も本編早く出たい」
一捷
「貴女もイリヤもしばらく先なのでは」
タイガ
「ちぇすとぉ!!!!」
バシィン!!
一捷
「グッボァ!?」
イリヤ→弟子一号
「流石はタイガの妖刀虎竹刀……人間一人を吹き飛ばすなんて楽勝みたいね」
フォ~ン……(SNで武器が更新された時のアレ)
『武器辞典に『虎竹刀』が加わりました』
タイガ
「? 今なんか変な音が……ま、いっか。さあ立て主人公! 今回のエンドとテーマについて説明するわよ!」
一捷
「おねげーします……」
タイガ
「今回のエンドは令呪を躊躇ったことによる死亡。君の場合、士郎と違って令呪は回復するんだから、躊躇うのはNG。ここぞというときには使わないと。ズバリ! NP不足で後輩ちゃんが宝具を使えなかったからであーる!!」
一捷
「メタいな理由! でも使おうとしたらめっちゃいてぇんですが」
タイガ
「ちぇすと」
バッシーーーン!!!!
一捷
「いてぇえぇぇ!! ちょっとォ! それ竹刀だからスゲェ痛いんですけど!? 違うのないんですか!」
タイガ
「んなもんはない。今回の教訓は、楽な道に逃げるな! 例え痛くても堪えろ! 堪えた先に、活路は開くのだ!」
イリヤ
「そして油断しないこと。Fateでの油断は死と心得なさい。まだあの後輩は宝具が使えないんだから、しっかりサポートするのよ」
タイガ
「てな訳で第二回はここまで! あ、そうだ。前回渡すの忘れてた虎スタンプカード渡しとくわ」
フォ~ン……
『虎スタンプカードを手に入れた』
タイガ
「道場に来る度にスタンプ押してあげるから。全部が埋まる頃には、君も立派なへっぽこマスターよ!」
弟子一号
「そのくらいには私達も出てるといいなー」
一捷
「……あのー、これ総数どれくらいで埋まるの? すっっっごいスペースあるんだけど」
タイガ
「その答えは自分で確かめるべし。全ては旅路の先にある……」
弟子一号
「じゃあ戻りなさーい。えいや」ポチっとな
――ゴォォォォォォォ!!!!
一捷
「なんだあのでっかい扇風機――あーーーーーーーーーっ!!!?」
ヒュ~~~~……キラン★
タイガ
「では皆。次のタイガー道場でまた会おう!」
弟子一号
「第三回は意外と早いかもしれないよー。じゃ、またねー!」