俺は一度来た前世の異世界に今度は家族と共に戻って来た   作:岐阜の人

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第二話  鏡越しで見守る 後編

性懲りもなく私は鏡を見ているそう前世の記憶を持つ主人公と言う存在がどの様な結末を迎えるのか其れとどの様な改変シナリオを生み出すのかが気に成るからだ

 

そう人は大なり小なり人の観察をしたがると言う行為に走る其れは人を詳しく知りたいと言う感情や人を出し抜きたいと言う感情から来る

 

そしてあの人は多分だが私の様な自身の同族に否転生者や憑依者と言う

 

「あら又此の哀れな女の人生を聞きに来てくれたの・・其のありがとね私が知る中で此の世界で前世の記憶を持つ存在は今の所貴方しか居ないのよ

 

さて貴方に対して私は何処まで語ったかしら・・そう何しろ前世の記憶と言う物を私は鮮明に覚える事が如何やら出来なかったからさ自分がその時々の人生で忘れる事が出来ないことしか覚えてないのよね

 

ああそうそう話逸れちゃったね・・さて貴方に伝えなければ成らないのは私は前に述べた「並行世界の前世の記憶」そして「フランスでレジスタンの一員としてナチス相手に戦った記憶」の他に未だ二つ程の記憶を持って居て合計して4回輪廻転生をして居る事はる判るよね?

 

さて私が次に輪廻転生をした世界と言うのは端的に言えば「ローマ帝国が存在をしていた世界」と言えばいいかしらね・・そう早い話を言えば「ローマ帝国の市民」に成って居たのよね

 

だからこそ私の前世の世界から見て役だけど1850年前の世界に居たと言う訳・・だからこそ私の其世界線では後世では多分だけど歴史の教科書に記載までは行かないけど其の音楽史では記録が残るんじゃないかなと言うくらい色々な偉業を成し遂げたのよね

 

まああの世界は前のフランスの一レジスタンスとしてドイツ相手に戦って居た時よりかは確かに文明的そして技術的には劣って居たけども・・だけど私はあの偉大なローマ帝国の一員として生きて行く事が出来たからこそ

 

だからこそ今でもローマ帝国の一員として誇り高く生きる事が実感できた・・そう今まで私が生きてきた世界線の中で自分の国が偉大である事を周囲の国々そして周辺の民族を黙らす事が出来たからね

 

そう貴方も理解している通り此のイユロパ周辺の情勢から考えれば此の世界のローマ並びにイタリア半島を支配をしている「バチカン連合皇国」は此の世界のローマ帝国の様な権威も覇権を握るだけの存在しない

 

そうむしろ貴方も知っている様に同じアース教を仰いでいる物の総本山である筈のオリンポス皇国連邦と言う貴方でも知っている様に此の世界での東ローマ帝国又はビザンツ帝国の方が広大な面積を持ち合わせている上に

 

そして国力もバチカン連合皇国の数倍の差も開いている・・だからこそ正直な所ね此の社会情勢がまるでイスラム教と言う物が台頭をする前の東ローマ帝国の様ね

 

まあ其れ以上に広大な面積を支配をしているのが・・そう私たちの隣国に成るオスとランと帝国と呼ばれる此のオーラシア大陸に存在をする唯一無二の大帝国

 

そうあの帝国を端的に表すとナチス・ドイツの様に何もかも私の祖国と比べて圧倒的に凌駕し・・そうあの国がその気に成ったら此のダッチ王国は滅ぼすことが可能なのよ

 

・・何しろ彼の国は此の私の祖国を何時でも軍事侵攻をするだけの理由が有るのは貴族と言う職に就く人間の大半は理解している筈、だからこそオストラント帝国は此のダッチ王国に対して「貴様らの様な老いぼれ国家なぞ我が国は何時でも殺す事なんぞ造作もない事だが

 

だが仮に我が国が貴様を吸収したとしても旨味が一つも存在しやしない・・だからこそ我が国は貴様を侵略しないだけだ其れに其の為に我が国の人間を殺すのも惜しいしな」と言う感じなんでしょうね

 

だからこそ此の世界でのオストラント帝国は非常に厄介・・だけども其れ以上に厄介なのは「アルザス大公国連邦」と言う私の最初の前世の世界には存在しなかった

 

そして此の世界で一番謎に閉ざされた閉鎖国家・・そう私たちの国から見れば「ルクセンブルク湖」と言う自然の要害を挟んだ隣国そして約40年前に出来た新興国

 

そして何度も他国の干渉に対して其の尽くを退け国家・・そう正直な所言えばね私や貴女の様な存在が複数人又は過去に複数の人達がアルザス大公国連邦の中枢機関下手したら大公陛下や其のブレーンの人達の中に居たんじゃないのかなと思うのよね

 

だけど一番気に成るのは其の先の大戦期の時にダッチ王国がアルザス大公国への軍事進攻をした際に反撃をしてきて良い物を彼の国はその様な事をしなかった

 

だけど先のダッチ王国と断交状態に成ってからのアルザス大公国は直接的な攻撃手段を取らずにダッチ王国に対して行動を起こしているのよ・・勿論の事・陰謀論抜きで

 

先ず最初に最初にオストラント帝国経由で私の祖国のダッチ王国に対してもたらした情報で滅んで居たオランダ公爵家の4男ハンス・オランダがアルザス大公国の高官に成って居ると言う情報が流れたんだ

 

そしてアルザス大公国軍の軍隊を借りて彼の家族が代々治めていた彼の島を占領をしてアルザス大公国連邦の諸公国として影響下に置くという事をすると言う情報を流したらしいわよ

 

まあ後20数年間に此の世界で言う所のアイルランド本島に相当をするヒベルニア空中島に嘗て存在した国家ヒベルニア共和国とも国交の樹立をしたのよ・・まあ因みに先程のヒルべニア共和国と言う国を国と認めたのは「カレドニア連合国・オリンポス皇国連邦・アルザス大公国連邦そしてノルド諸国連合」の4か国だけね

 

そう此の世界のスコットランド地域に相当をする地域が独立国としてなったカレドニア連合国と共に対エングレス王国共同防衛戦線を築いていて・・そして最終的にはダッチ王国を始めとした「異教徒討伐連合」と言う物を結成をしたのよね

 

まあ其の異教徒討伐連合に参加をした国は「バチカン連合皇国、オストラント帝国、エングレス王国、フランク王国、ノース大公国」が参加をしたのよ・・まあ早い話で言えばねアルザス大公国連邦以外はね

 

まあ当然の如くアルザス大公領の独立戦争の際にオストランと帝国とオリンポス皇国連邦以外の国々によって攻められて苦渋と辛酸を舐めさせられる様な状況下に置かれたアルザス大公国連邦は直接的な軍事行動を侵さずに武器や食料等の支援に徹したり・・国が支援をする傭兵の投入をした事が後に分かったのよ

 

だからこそ一部では先程述べたヒルべニア共和国そしてカレドニア連合の政府高官や軍人達をオルレアン大公国連邦に匿いそして何れ起きる可能性がある「エングレス王国の動乱」の際にアルザス大公国連邦はカレドニア連合とヒベルニア共和国の復活を指せる積りだと私は思うのよね

 

さて辛気臭くだるい政治の話は此処までにしときましょうかね・・其れで私の前世の世界は「留守エリカ」と言う名前の早い話は「日米のハーフ」と言う存在だった

 

だけどね私の前世の世界では有坂平治と言うべき人間は存在していたけど・・だけど私が生まれたのは彼が死んでから22年後に生まれたのよね

 

そう此の前世の世界の有坂平治は有名なミュージシャンだったけどもアルゼンチンのブエノスアイレスでの公演中に訪れたショッピングモールでの共産主義を掲げる勢力の銃撃事件で流れ弾に当たり帰らぬ人に成って居たのよね・・だから私はね其の時神様を恨んだのよ

 

さて「木橋瑞枝さん」否此の世界の「ジョゼット・ダルクさん」私の話を聞いてくれて態々聞いてくれて有り難うね」そうマリーさんは述べて居たなあ

 

俺事平賀才人とは所謂転生者である・・そう俺自身は一番最初の前世では「異世界で大事な人と出会いそして成り上がって最終的に幸せな家庭を築けた」と言う世界線だった

 

そして次の世界線は早い話は一昔の週刊少年ホープとかで連載をした下天の夢 天下統一記やアメリカとかで流行ったダーティーワールド2の様に現代の先進諸国の都心部的な高度文明等が地球の環境ロボ確か名前は「ノア」によって文明が崩壊し地上が荒廃をした世界だったのだ・・そう俗世間的に言うデストピアと言うべき世界がそこにあったんだ

 

まあ前世の前世の世界では陸上で泳ぐサメが居れば逆にサーフィンをする骸骨もいたりした・・そしてに4足歩行で動く大根もあれば軍艦と草食の首長竜が合体をしたのもいる様な世界だった

 

だが俺自身はその様な生態系と言う物が狂ったような地球で生きていた・・だが何でだろうなああの世界が時々だがよく思えている自分が存在するんだよな

 

そう何しろあの世界は縛りとか規則と言う物が町以外には存在しなかったんだ、だからこそ賞金首の連中を狩るのは非常に面白おかしく生きる事が出来た・・そう自分と言う物を縛るようなものが無いらこそに柵も少ない状態なのでに己に正直に生きる事が出来たんだ

 

其れで其の世界線では最終的に老衰と言う事は出来ずに・・まあ早い話は殺されたんだよな、そう誰かを守るために誇り高く死ねたんだよな

 

だからこそ享年で行けば43に成るのだろう・・まあ孫も見れたし短くも太くて濃い人生を歩む事が出来た、なあミシカ其れにレナこんな俺を愛してくれてアリガトナ

 

其れで後に平沢実から聞いた話では彼の前世の世界線では「ギアーズオブハート2リターンズ」と言うタイトルで出たゲームの内容に似ていると言われたんだ・・まあだからこそ俺はまさかファンタジーの世界からゲームの世界に輪廻転生をすることが出来るとは思わなかったと言うのが率直な感想だ

 

さて今の俺から見て前世の世界と言うのは日本の戦国時代の様な世界だった・・そうだったという言い方が正しいのだろう

 

そう何しろ織田信長や豊臣秀吉そして徳川家康などの天下の三英傑等が存在し武田信玄や上杉謙信、北条氏康、長曾我部元親、伊達政宗、毛利元就、島津義弘等の地方の有力大名も存在した

 

だが俺がルイズとあった世界線での日本の戦国時代とは少し違っていたのだ・・そう例えば北条氏康は70歳まで生きていない筈なのに確か彼が死んだ死んだ後に起こる筈の小田原の北条攻めに北条軍の総大将として参陣をしていたり

 

そして関ヶ原の戦いの際にも前年に死んだ筈の長曾我部家の当主長曾我部元親も生きているし・・そして何より元親の格好が非常に奇抜である事は忘れられないのだ

 

そう何しろ彼の格好は端的に言えばビジュアル系バンドの格好をしている上に其の上彼の代名詞である槍では無くて改造を施している三味線なのだ

 

そして関ヶ原の戦いの時の東軍の総大将である徳川家康自身の武器もあれだ槍なのに大砲と言うかバズーカが合体をした様な状態に成って居るのだ

 

そして西軍には東軍の本田平八郎忠勝と共に天下に名が知れている剛勇鎮西一として知られる立場宗成の奥方で後世の文献で名が知られる立花誾千代其の人が居たのだ

 

だが元来彼女は九州の立花領で九州の東軍大名と戦って居る筈だ・・まあ何故かは知らないが加藤清正も此の関ヶ原に居るのだ・・だからこそ俺は確信したんだ並行世界の戦国時代だと

 

まあ最終的に俺の前世は1573年生まれの尾張の国と成るだろう・・そして死んだのは1631年と言われた最終的には徳川家の旗本に成る事には成功をしたんだ

 

そして俺の前世の世界も如何やらの情報から俺の同胞の宮川佳代そう彼女自身の前世の世界で発売をされた「合戦乱舞シリーズ」と言う戦国時代を題材にしたアクションゲームの世界線で生きていたと言う事も解ったのだ

 

そして今現在の世界に生まれての来たと言う訳だ・・・そして現世はあのマリアと会う事が出来た世界線とはまた違う世界線の現代日本に来たと言う訳だ

 

だが俺自身と同じ様に前世の記憶を持つと言う境遇に置かれた仲間所謂「同胞」が出来た事は俺としては非常に有り難いと思っている

 

其れで今現在俺が合って交流できたのは俺を除いて3人だ、其れで其の三人で今この秋葉原の地に居ると言う訳だ・・因みにだが此の同胞との関わり合いは死ぬまで続ける積りで居る

 

そう俺除いて5人は所謂「家族の契り」を結んだ中なのだ・・だからこそ所謂相互扶助並びに転生者や憑依者と言う同じ身の上同士を介入したり連絡を取り合って居るんだ

 

さて其の俺以外の5人の名前と簡単的な紹介を述べていこうと思う因みにだが俺の精神年齢は200歳を超しているのだ

 

さて述べるか「 平沢実 そう現世での年齢俺と同い年 転生憑依回数4回 累計精神年齢数 250歳」、「宮川佳代 現世での年数 同い年  転生憑依回数3回 累計精神年齢数 80歳」、「小山香織 現世での年数同年 転生憑依回数6回 累計精神年齢数 108歳」この俺含めた4人が今秋葉原に居る

 

そして其の他に「山下修一 現世での年数38歳 自営業 転生憑依回数8回 累計精神年数 430歳」そして最後に「緑川菜奈 現世での年齢26歳 コラムニスト 憑依転生回5回 累計精神年数 189歳」で表向きは「祖国発展会」と 言う組織で繋がっているのだ

 

さてこの秋葉原の街に来たのも端的に言えば皆で面会をして食事をする為に此の街に来たと言う訳だ・・まあ本当は俺自身は一番最初の前世の世界線の様にマリーと会えればと言う思いで此の街に来たのは皆には内緒にしている

 

だが如何やら神と言う存在は悪戯が好きなのか其れとも奇跡を望むものに祝福を贈る物かは判らないが

 

だが俺は目の前に見える宙に浮く鏡を見て神は存在するんだなと思った・・だからこそ俺は一番最初の前世とは違い戸惑いも躊躇も無く迷わず飛ぼうとしたが

 

だが他の同胞が特に年長者の修一さんが「なあ平の字よ流石に長年生きたがこの様な事は早々此の世には無いから一度親や学校そして警察に報告してからでも良いんじゃないか?

 

其れに仮にこの向こうがどの様な世界に繋がって居るかは判らない以上は早い話ある程度の装備をして行った方がいいぞ」と尋ねたので・・そうして俺は親や関係者に事のあらましを述べて

 

そして数日後に俺は装備をして向こうの世界に行ったんだ・・そう同胞と共に大きい志を持ち最初の前世よりより良い世界を造る為に」

 

 

さて此の鏡の中で一通り見て神様が「其の世界が気に成るのであれば御前も行くがよい」そう述べたので行く事にしたのだ

 

 

 


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