翌日
「………ん?朝か……」
目をこすって時計を見ると午前八時を示していた
「やばっ!遅刻じゃん!ハァ~……」
と落ち込みながら外に出ると
「おはよう」
「おはよ」
「あっ。健吾、亮太。おはよう。悪いな、寝坊しちまって」
これから学校に行っても遅刻になるので健吾に謝ると
「大丈夫だぞ。HSSを使った反動だろ?」
「ああ」
そう俺たちが会話していると
「あ、金八先輩。おはようございます」
「「おはようございます」」
「ああ、おはよう。悪いな、お前らにも迷惑掛けて」
健吾や亮太に謝ったように俺は後輩たちに謝ると
「大丈夫ですよ。ヒステリアモードを使った反動なんですから」
と杏がいい南と由紀も頷いた
俺がヒステリアモードを使うとその反動で眠ると次の日の朝はなかなか起きられなくなるのだ
「それじゃ、学校に行くか」
俺がそう言うと皆が頷いて車に乗った
車を学校に向けて走らしていると
「それにしても昨日言ってた早撃ちと銃弾を弾く技って詳しくはどうなってんだ?」
と昨日の強盗に使った技が気になったのか亮太が聞いてきた
「いいぞ、教えてやっても」
と俺が了承すると
「そんなに簡単に教えてもいいのか?」
健吾が驚きながら聞いてきた
「別に教えても簡単には対処できないからな」
と言うと俺はまず早撃ちの方を説明した
「早撃ちの方は『不可視の銃弾(インヴィジビレ)』て言って目にも見えないような速さで撃つ技であえてコルト・SAAで撃つのは装弾数、速射性能、命中率は自動式拳銃(オートマチック)よりはどうしても劣ってしまうが早撃ちは回転弾倉式(リボルバー)の方が適しているからだ。と言ってもヒステリアモードを使っているときの反射神経だからできることだけどな」
と言い
「銃弾を弾いたのは『銃弾撃ち(ビリヤード)』と言ってその名の通り相手が撃ってきた銃弾を撃ってその銃弾を弾く技のことだ。これもヒステリアモードのときにしか使えないけどな。どうだ、分かったか?」
と言うと
「どんな技かは理解したけど、いつ思いついたんだ?」
「思いついたんじゃなくて見た奴をまねただけだぞ」
「へ?いつ見たんだ?」
「『銃弾撃ち(ビリヤード)』の方は忘年会でキンジとは違う年上の従兄弟とじいちゃんが撃ちあってるのを見たのと『不可視の銃弾(インヴィジビレ)』は父さんや年上の従兄弟が使っているのを見たときだ」
と真似した時のことを言うと
「おいおい、忘年会で銃を撃つのかよ……」
「お前の祖父が銃を撃つなんて……」
「おいおい、何驚いてるんだ?武偵高では銃を撃つなんて日常茶飯事だろうが」
俺以外の奴らが驚いていることに俺は呆れた
「それにしたって家族の忘年会で銃を撃つ家なんておまえんちぐらいだろ……」
「そうか?」
健吾「金八、さっき説明した技は遠山の方も使えるのか?」
金八「ヒステリアモードだったらな」
と一通り説明していると
「お、そろそろ学校だぞ?降りられる準備しとけよ?」
「あ、ああ」
校門
「どうしたんだ?」
校門をくぐると生徒が数名出ていたが異様な雰囲気が漂っていた
「おい、何があったんだ?」
俺はたまたまクラスメイトがいたので話を聞くと
「『武偵殺し』が出たらしい。しかも、今回はバスジャックだ」
「なんだと?!」
「だれが出た?」
健吾は驚いたが俺は冷静に状況を判断するためにさらに訊いた
「神埼とキンジとレキだ。神埼は頭部を撃たれたらしい」
「なに?!」
さすがに俺もかなりの事件の大きさに驚いた
「Sランク二人がいてやられたのか・・・・・・」
「バスの方は?」
「けが人はいたが死者は0だ」
「そうか……、アリアの方が心配だな」
「神埼は武偵病院に運ばれたらしい」
「明日にでも行ってみるか。ありがとう、教えてくれて」
「いや、いいさ」
そして俺は教務科に強盗のことを話して寮に戻ってその日は休んだ