『あたしのドレイになりなさい』
ととんでもない言葉を放ったアリアを見て俺達四人は固まった。
そしてそんな俺たち四人を気にせずにソファーに座って
「コーヒー!エスプレッソ・ルンゴ・ドッピオ!砂糖はカンナ!一分以内!」
と人の部屋で偉そうに言った
キンジが仕方ない様子でアリアにインスタントコーヒーをだしたが
「これホントにコーヒー?」
とインスタントコーヒーを知らないようだ。
「それしかないんだから有難く飲めよ」
と言いキンジも自分の分をのんだ。俺たち三人もキンジの入れたコーヒーを飲んだ。そしてインスタントコーヒーを飲んだアリアの反応は
「変な味。ギリシャコーヒーに似てる…んーでも違う」
「味なんかいいだろ。それよりだ」
とキンジが言いだしたので俺たち三人はアリアとキンジの会話に耳を傾けた。
「今朝助けてくれたことには感謝している。それにお前を怒らすようなことを言ってしまったことは謝る。でも、だからってなんでここに押し掛けてくる」
そういったキンジにアリアは目だけをキンジに向け
「分かんないの?」
「分かるかよ」
「あんたならとっくに分かってると思ったのに。んー……でもそのうち思い当たるでしょ。まあいいわ」
良くはないだろとキンジや俺たちは思った。
「おなかすいた」
といきなり話題を変えてきた。
「なんか食べ物ないの?」
とキンジに聞いたがコンビニ弁当や白雪に作ってきてもらっているキンジの部屋には食べ物は基本何もない。
「ねーよ」
「ないわけないでしょ。あんた普段なにたべてんのよ」
「食い物は下のコンビニだ」
「こんびに?ああ、あの小さなスーパーね。じゃあ、いきましょ」
「じゃあってなんでじゃあなんだよ」
「ばかね。食べ物を買いに行くのよ。もう夕食の時間でしょ」
二人の会話を聞いていて俺は
「なあ。あの二人の会話噛み合ってないよな…」
と健吾と亮太に言うと
「ああ…」
「もうなんか、キンジの話が無視されてる気がする」
と俺たち三人がこそこそしていると二人が夕飯を買いに出て行こうとしたので、俺たちも夕飯をかいにコンビニに行った。
そして俺たちとキンジは弁当を買ってきたがアリアはももまんと呼ばれるあんまんを買い占めてキンジの部屋に戻った。
「……ていうかな、ドレイってなんだ。どうゆう意味だ?」
とキンジが聞くと
「強襲科であたしのパーティーに入りなさい。そこで一緒に武偵活動するの」
「ああ、ドレイって相棒(パートナー)のことか」
「でもなんでドレイなんだ?」
と俺が納得しかけたが健吾の新たな疑問を考えていると
「何言ってんだ。俺は強襲科がイヤで、武偵高でマトモな探偵科に転科したんだ。そして俺は一般高校に転校しようとしてるんだ。なのによりによってあのトチ狂った所に戻るなんて――――――ムリだ」
と従兄弟にトチ狂った所に居ると言われた俺は肩を落として落ち込んでいると
「あたしの嫌いな言葉があるわ」
「うわっ、人の話聞いてないよ…」
と亮太が小さくつぶやいた
「ムリ、疲れた、面倒くさい。この三つは、人間の持つ可能性押しとどめる言葉あたしの前で二度と言わないで。」
そう言うと最後のももまんを食べた。
「キンジのポジションは―――――フロントね」
「良くない。そもそもなんで俺なんだ」
「ま、確かにEランクをパーティーに入れようとするやつはいないだろうな特別な奴を除いて」
「朝にやらかしちまったからな、その特別に入るな」
ヒステリアモードをつかって
「さっきからキンジ質問ばかりで子供みたい」
「人の話を聞かないお前の方が子供だけどな」
と亮太がぼそっとつぶやいたら、銃声がなった。アリアが亮太に向かって発砲したのだ。亮太は口を閉ざしてしまった。
「とにかく帰ってくれ。俺は一人になりたいんだ」
「じゃあ俺たちも出た方がいいのか?」
健吾は小さくつぶやいた
「まあ、そのうちね」
「そのうちっていつだよ」
「キンジが強襲科でパーティーにはいるまで」
「でももう夜だぞ」
「なにがなんでも入ってもらうわ。私には時間がないの。うんと言わないなら―――――――」
「いわねーよ。なら?どうするつもりだ。やってみろ」
キンジがそう言うとアリアは睨みながら。
「言わないなら、泊って行くから」
「うわっ、キンジの奴ドンマイだろ女が泊るとか」
「だがほんとにあの女は泊るつもりだと思うぞ?」
「なんでそこまでパーティーを組みたがるんだ?」
と会話してると
「―――――――――――――戻ってくるな!」
とキンジがいつの間にか部屋を追い出されていった。
「遠山の方が追い出されていったぞ?」
「じゃ、俺たちも自分たちの部屋に戻るか」
「そうだな」
と俺たちが外に出ようとすると、アリアが何かに気づいたように
「あんた遠山金八よね」
「そうだが?」
「あんたもあたしのドレイになりなさい」
うわっ、俺もかよ。
「あんたは、今も強襲科のSランクでしょ」
「そうだ」
「だったら――――」
「断る」
と、俺もパーティーに入れようとしていたのがわかっていたので言い終わる前に俺は断った。
「……何でよ」
とキレ気味に聞いてきた。が俺は冷静に
「俺はもう組む相手が決まってるんだ、それに人の話を聞かない奴とは俺と合わない」
「そんなのやってみなきゃ――――」
「今まで何人もお前に似てるやつと組んだが結局だめだった」
といってキンジの部屋をでた。
更新は不定期になると思います