俺が校門についた時にはもう不知火は待っていた。
「悪い、不知火。後輩たちと話してたら遅れた」
「大丈夫だよ、僕も今来たところだから」
「それじゃ、行こうぜ」
と俺たちは銀行に向かった。
「暇だな……」
とつぶやいたように俺は暇だった。警備員が一気に三人辞めたので人手不足になったので武偵高に警備員の代わりを頼んだらしい、と依頼のことを考えていると
「動くな!!」
と声がしたのでその声がした方を向くと銃を持った黒い覆面をした強盗が二人いた。
「金八君、どうする?」
「俺が二人の持つ銃を撃つから、お前はその後拘束してくれ」
「了解」
俺と不知火が話し合いをして俺が二人の銃を撃つことにした。
「いくぞ」
と言い俺はCz75を抜き二人が持つ銃を狙い撃った。
一発づつで二人の持つ銃を破壊した。すると不知火が強盗との距離を詰めて片方の強盗の鳩尾に肘打ちをして気を失わせもう片方は背負い投げをして気を失わせた。
「お疲れ、不知火」
「金八君もね」
「さてと、こいつらを尋問科(ダギュラ)に渡すか」
「そうだね」
と強盗を俺と不知火は尋問科に任せて依頼で決められた時間まで銀行にいた。
依頼は六時までだ、現在五時五十分なのだが強盗が来たので少し早目に閉めたらしい。
「不知火、このままどこかで夕飯でも食べて行かないか?」
「いいけど、何食べるつもり?」
「そこらへんのレストランでいいだろ」
「いいよ」
二人でレストランに入って適当に頼み少し早いが夕食をとった。夕食を食い終わるとそのレストランで別れた。
「不知火、また明日な」
「うん、また明日」
翌日俺は教務科(マスターズ)に呼び出された。
「失礼します…」
教務科は前歴が自衛隊、警察OB、特殊部隊、傭兵、マフィア、殺し屋らしき人物まで多数在籍している
東京武偵高の「3大危険地域」とよばれ他の二つは強襲科と地下倉庫だ。俺も危険地域に入るのは遠慮したいが教務科からの呼び出しがあったのできたのだ。
「おう、きたか。こっちにこい」
と言ったのは強襲科の教諭の蘭豹(らんぴょう)だちなみにマフィアのボスの愛娘で化け物みたいな人だ
「金八、おまえに任務だ」
「任務ですか…」
優秀な生徒には教務科からの指名があるんだがこれが余程の理由がない限り断れないのだ。そのかわり単位が大幅にもらえて試験免除されるのだ
「どんな任務ですか?」
「昨日、お前の捕まえた銀行強盗がいるだろ」
不知火との依頼のことだ
「はい」
「そいつらが仲間のアジトをはいたんだ、だけどな」
少し間をおいて
「Aランクが五人で行ったんだが返り討ちにあったやつらなんだ」
「Aランクが五人もいて……」
Aランクは優秀な奴らしかいない。その優秀な奴らが五人いてもダメだったなんて
「だからSランクの俺にいけと」
「ああ」
SランクはAランクが束になってかかっても勝てないのだ。Aランクは武偵でもエリートの中に入るがそれに比べSランクは特殊豚一個中隊と対等に戦える強さがある。だからSランクは化け物ぞろいと言われる
「だが、一人だときつそうだから他にSランクの奴を―――――」
と蘭豹が言いかけたところで俺は
「Sランクじゃなくてもいけますよ」
と蘭豹にいった
「だれのことだ?」
「健吾と亮太とその二人の戦徒と俺の戦徒の五人がいればいけます」
「そうか。なら、そいつらを連れて行け」
学校側としてもSランクを何人も行かせるのはあまり良くないのでAランク以下の奴らを連れて行ってもらった方がいいのだろう
「分かりました。失礼しました」
と言い俺は任務のために五人を呼びに行った