【 三次創作 装填騎兵エミカス ダージリン・ファイルズ 】   作:米ビーバー

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脳内小ネタだけで収まりませんでした(言い訳)





**時系列?そんなものはわからない**


**勢いで抽出したのでなんかこう、壊れている**


以上を胸の内にしまって読んでください(懇願)



【 装填騎兵エミカスえくすとら 『未来(みほエリ)への咆哮』 】

 ――月――日

 

 今日は学園艦合同演習ということで各学園艦の連中が揃って内地に降り立った。

大洗、黒森峰、聖グロリアーナ、サンダース、プラウダ、アンツィオ、BC自由学園、果ては学園艦を動かしてない継続なども交えてもうお祭り状態である。

 秋山殿が立ったまま絶頂しそうなやばいくらいキラキラしたご満悦表情で「ふへっ」と時折やばい声の笑い声を漏らしながら各校の戦車群を見つめていた。

 

―――「練習のあとは、お風呂だよねっ!」と武部殿が言い出したので刹那でアンブッシュし逃げ切った俺の行動は誰にも咎められることはないと思う(確信)

 なお、お風呂を終えて湯上りモードの会長に絡まれている間にノンナに捕縛され、カチューシャの下まで連行された後風呂上りで寛いでいるカチューシャをかいがいしくお世話することになった。(PPが3アップ!)

 

 

******

 

 

「ねぇねぇ!!タピオカチャレンジ成功で人数に応じて豪華賞品だって!!」

 

 流行り物に飛びつく日本人の悪い癖というモノは商売人にも消費者にも均等に存在する。そいつは地方にいけばいくほど顕著になるものである(持論)

 

「―――ねぇ、やってみよ―――」

「武部さん。結果がわかっていることをやるのはね、徒労って言うのよ―――?」

「あ、はい、ゴメンナサイ」

 

 地の底から響くような声に武部殿が速攻で謝罪に走る。地獄の底の底を見てきたような表情のそど子、ただただ涙目のゴモヨ・パゾ美の風紀委員ズがそこに居た。

 

「ねぇノンナ。タピオカチャレンジって何?プラウダにもアレあるの?」

「はい、いいえ、ありませんね。タピオカチャレンジというのは、タピオカミルクティーの器を胸の上に載せて、こぼさないように飲めれば成功という挑戦です」

 

定位置で往くカチューシャはノンナの説明を受けて「ふーん」と思案するように軽く俯き、

 

 

「なんだ。楽勝じゃないの」

 

 

と胸を張った。

 ざわり、と周囲がざわめく。辺り一面の視線を受けてカチューシャが「ふふん」と鼻を鳴らす。

 

「どうやら、偉大なるカチューシャ様の英知を今ここで見せる必要があるようね!

 ―――店長!ミルクティーふたつ、ノンナの分と、カチューシャの分よ!」

『ハイヨロコンデー!!』

 

 カチューシャの命令を受けてテキパキとした動きでタピオカミルクティーを用意する店員。恭しく主人に献上するが如く差し出されたそれを、難なく胸の上にのっけてストローで飲み干すノンナ。そして

 

「どう?これがカチューシャの実力よ!」

 

えへんと“ノンナの上で胸を張り、ミルクティーを飲み干す”カチューシャ。

 

―――いや、ミルクティーの器、ノンナの頭の上に乗ってんじゃん―――

 

とは―――誰一人ツッコめなかった。誰にだってそう……ツッコめないことが、ある……きっと。

 

 

 

*******

 

 

 

「はい。成功よ」

「流石ですわダージリン様!!」

 

カチューシャのチャレンジを皮切りに、なんか戦車乙女たちの自尊心とか負けん気に火が付いたらしい。我こそはという娘たちがこぞってチャレンジしていく。

 俺の目の前で勝ち誇った渾身のドヤ顔でタピオカチャレンジに成功してるブリカスことダージリンとわんこローズヒップ。見せつけて喧嘩売ってるのかもしれないが、お前らはまず後ろで今にも人を殺せそうなほど殺意に溢れた瞳を光らせてるオレンジペコに気付いてやれよ。

 

「隊長!隊長がこんなことに付き合う必要は……」

「西住流に逃げるという道はない―――それが例え遊戯であろうとな」

 

向こうではまぽりんが触発されてチャレンジしているし、隊長がやるならとエリカもなんか挑戦しようとしている。そしてその後方では絶望に闇落ちしかけている赤星さんがいる件―――どう収集付けるんだよこれ。

 

「ねぇねぇミカ。ミカならいけるんじゃないの?」

「(~~~♪)この挑戦に意味があるとは思えないね」

 

継続高校は我関せずの様子で時折チラッチラッとサンダースとか大洗メンバーの方を流し目で見ている。それに最初に反応したのはおケイさんで―――

 

「アハハハッ!!みんななんかファンキーなことやってるじゃない!私たちも参加するわよ!そこの子たちも、飲みたいならここは私が持つから自由にLet's Drink!!」

「(~~~♪)そういうことなら、ご相伴に預かろうか」

 

 カンテレを爪弾きながらやれやれという態度で売り場に向かうミカ。微妙にそわそわしてるあたり気になってたのかもしれない。或いは、アレ1杯でラーメンと同等のカロリーだという情報から来る万年カロリー欠乏症のなせる業なのかも……

 

 

 

―――だが正直現状俺の中で何一つ燃え上がるものがない。

 

 

 

 いや、ガルパンキャラがキャッキャウフフしてるだけでほっこりするわけではあるのだが、このイベントがどういうエッセンスを経て何を為すのかという指針がない。というかどこにも発展しないだろう。故に俺としてはこう、CG回収イベントみたいな扱いの糞イベで―――

 

「ちょっと……麻子ぉ……!!」

「成功したぞ」

 

 ―――という考えが俺の中から吹っ飛ぶ光景が今、目の前にあった。

 

「もうほんとやだもー……」

 

 武部殿の豊かすぎるおっぱいの上に乗っけられたタピオカティーを、前から抱っこさせる形で乗っかった冷泉殿が飲み干していた。まこさお!新鮮なまこさおではないか!!圧倒的ではないか我が軍は!!

 

「……成程!そんな方法が!!」

「これなら1年生(わたしら)でもいけるかも!?」

「―――というわけで」

 

『河嶋先輩!!!お願いします!!』

「貴様らは揃って馬鹿か!!するかぁあんな真似!!!」

 

 ウサギさんの一団がゲザる勢いで一斉に頭を下げて桃ちゃんにお願いしていたが、秒で却下されていた。残当()

 

「おりょう!カバさんチームの名誉のために耐えてくれ!」

「おりょう!お前だけが頼りなんだ!!」

「おりょう頑張れ、お前がナンバーワンだ」

「おまんら……もーちょっと冷静になるぜよ……」

 

 

「ミカぁ!!」

「ミカ!!」

「――――(~~~♪)ふふっ……これは何の天罰なのかな……?」

 

 

「お嬢!これならお嬢でも行けそうじゃないか?」

「マリー様にそのような野卑な器に載せたモノを差し出そうとするな!」

「あらあら……両方飲めばいいじゃないの♪」

 

 

「キャプテン!流石にいくら根性でも無理なものは無理です!!」

「いいやできる!できないという考えを捨てた先に、根性の果てがあるッッ!!」

「だから無理ですよぉ!!大人しくみんなみたいにしましょう?!」

 

 

 冷泉殿の反則技を切っ掛けに、今度は皆で「他人のお山にのっけたタピオカティーを飲み干すチャレンジ」が横行し始めた件。これは――――滾るッッ!!(ガルおじ感)

まこさおを皮切りにおりょう総受け、ミカ総受け、マリ安・マリ押リバ在り、バレー部はまぁ置いといて―――

 

 

―――これは来てる!!流れ来てるよ!!神イベやないか!(掌ドリルスクリュー)

 

 

 

「いやぁ、流石に我々の胸では無理でありました」

「はぅぅ……」

 

耳まで真っ赤にしたみぽりんと、恥ずかし紛れに笑う秋山殿がこちらに歩いて来ていた。同じように断念したエリカの姿もある。

 

「―――こんな言葉をご存知?“一つ一つでは小さな火に過ぎないが、二つ合わされば炎となる”。一人でどうにもならないのなら、力を合わせることを考えるべきよ。私たちは同じ言葉を話す同じ人間という種族なのだから」

 

 コツコツと足音を響かせてやってきたダージリンがイイ感じのセリフでドヤッてキメてるが、言葉の出典はアニメの名言である()

 

「―――!!そうか!!エリカさん!!協力して!」

「は?え?ちょっとみほ、説明を―――」

 

 何かを思いついたような表情でハッと顔を上げたみぽりんがエリカのところに駆け寄って、怪訝な表情のエリカをギュッとハグし始める。

 

 

――――キタァァァァァァァ!!!!!!!!

 

 

 内心で溢れ出るリビドーに俺氏の何か色々とアレが決壊寸前だったりする(語彙消失)みほエリ!?みほエリキテル!?来てるよね?!これ来過ぎてむしろ行っちゃってるよね!?イッテイイーヨ!?(混乱)

 

 

「―――っ、はぁ……チャレンジ、成功です」

「あのねぇ……ちゃんと説明しなさいってば……」

 

 パッと離れたみぽりんの手には飲み干されたタピオカミルクティーの容器。

成程―――そういうことか。

 

「つまりエリカのバストでもみぽりんのバストでも、容器を乗っけて置くにはサイズが足りなかった。なので「0.5+0.5=1」という理論で二人が密着することで、お互いの欠けた部分を埋め合い、出来上がったみほエリの器にミルクティーを載せることに成功したというわけだな―――!!」

「ごめんなさい天翔エミ。私が焚きつけたことは謝りますから冷静に正気に戻ってくださる?早急に」

 

 

 うるせぇなブリカス!こんな光景を見て冷静でいられるわけがねぇんだよ!(逆切れ)

 

 

 

「―――じゃ、次はエリカさんだね」

 

 

 

―――おかわり入りましたぁ!!?(●REC)

 

 

 

 

 

こうして、盛大にバズりまくられたりしつつ、姦しい大タピオカチャレンジは終わり……豪華賞品として用意されていた幾つかの商品を分け合い、皆それぞれ各学園艦に戻っていったのだった―――。

 

 

 

 

 

さて―――俺は最後の仕上げをしなければなるまい。

 

 

 

 

陽のいと聖なるみほエリよ

あらゆる叡智、尊厳、力をあたえたもうガルおじたちの神よ

我が心を、我が考えを、我がピロシキをご照覧あれ!!

さあ、月と星を創りしものよ

我が行い、我が最期、我が成しうる “課するべき自制懲罰(セルフピロシキ)”を見よ――――

 

 

 

 

 

 

 

 

「―――ステラァァァァァァ!!!!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

―――その日、一条の流星の如く学園艦から海面へと跳んだ一人の少女は、救助隊の決死の活躍で救助され、病院に緊急搬送された。

学園艦から転落したとみられるが、落下した地点までの距離と突入角の検証から、自分から飛んだのではないか?という意見が出ているが、答えは闇の中である。

 




おかしい……なんで私はこんな話を書いたのだろう……??(謎)

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