【 三次創作 装填騎兵エミカス ダージリン・ファイルズ 】   作:米ビーバー

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エネミーズショックにより筆が停滞していたので少し短め。パンチ弱めかもしれない


だから闇の低さを補うためにちょっと考えただけなので私はきっと無罪(希望)








―――私だけじゃなかった。

やっぱりみんな―――戦車道を捨てられなかったんだ!!


―――でもきっと、あの子が居なかったら、私はまだ諦めたふりをしたままだった。


―――だから行かなきゃ。あの子のところへ―――!!!





【 装填騎兵エミカス IF:小梅ルート ⑥ 】

 

 

――月――日

 

 

 私のせいだ。私のせいだ。私のせいだ。私のせいだ。私のせいだ。私のせいだ。私のせいだ。私のせいだ。私のせいだ。私のせいだ。私のせいだ。私のせいだ。私のせいだ。私のせいだ。私のせいだ。私のせいだ。私のせいだ。私のせいだ。私のせいだ。私のせいだ。私のせいだ。私のせいだ。私のせいだ。私のせいだ。私のせいだ。私のせいだ。私のせいだ。私のせいだ。私のせいだ。私のせいだ。私のせいだ。私のせいだ。私のせいだ。私のせいだ――――――

 

ごめんなさい赤星さん、ごめんなさいⅢ号の皆さん。

 

 

私のせいでごめんなさい―――――

 

 

 

――月――日

 

 

 私は彼女を守った。守ったはずだった。

あの日あの時の行動を後悔なんてしていない。

それでも命令違反だし、持ち場を離れたという罪は残る。

だから罰せられるべきだ。

 

 なのに皆は何故、被害者のはずの彼女を責めるの?

 

 

―――こんなのは絶対に間違っている―――

 

 

 

――月――日

 

 

 西住流の師範、西住しほさんがやってきた。私の行動を激しく批判した。

でもこれが当然の流れなんだ。私が責められたことで、彼女への風当たりが軽くなってくれると嬉しい―――だって彼女に罪はないんだ。彼女は悪くない

 

 

―――誰かを助けることが罪になるとは言わない。けれど今回罪と呼ぶべきものの所在は、私以外にあるはずがないんだ。

 

 

 

――月――日

 

 

 みんないなくなっていく……。―――あの日のⅢ号J型は乗員が誰も乗りたがらなくなってガレージの隅にしまわれたまま。この子も何も悪いことはしていない。事故は偶発的なもので、乗員のみんなの後遺症にしても、私が―――

 

 

―――なんだ。つまり私のせいじゃないか

 

 

 

――月――日

 

 

 最後まで残っていた赤星さんが、黒森峰を辞めて、戦車道の無い高校へ転校すると聞いた。

 

結局、みんないなくなっちゃった―――。

 

 

 

――月――日

 

 

―――私は、私の行動の責任を果たしたい。だからごめんね。自分勝手でごめんね

 

ごめんねみほ、ごめんねエリカ、ごめんなさい隊長。

 

私が圧し潰される前に、せめて赤星さんだけでも救いたい。

 

 

 

 

 

『#6 次はアンツィオ戦です!!~えぇと……カットされます!~』

 

 

 

 

 

 

――月――日

 

 

 いつもの5割増しで赤星さんがべったりだった件。

そして『日記を勝手に見てしまった』ことを平謝りされたうえで『貴女は悪くない。私は感謝している』と入念に説明を受けた。あと号泣された。

ああうん。ダミー日記見られてたかーいつ見たの?とは思ったが無造作に置いていた時期があったし、あるなら見るわな、誰だってそうする。俺だってそうする。

 とりあえずダミー日記は机の引き出しを二重底にして隠しておくことに決めた。夜神〇のようにシャー芯でロック解除する装置とか死ぬほどめんどいし、作れる自信がないし。

 あと人差し指の爪を自戒の意味も込めてベリっておく。死ぬほど痛いが己への戒めには成った、赤星さんには悪いが、あの日記を赤星さん以外―――みぽりんだのエリカだのが見ていた場合、赤星さんと同じ反応を見せていたと思うと、みほエリの芽が確定で死ぬ(確信)

 

 

――月――日

 

 

 第二次戦車発掘祭開幕!!

原作通り、ルノーB1bisとⅣ号のF2型の長砲身が発見され

 

 

 

――――武部殿が一年生と一緒に、迷子になった。

 

 

 

船底―――と言ってもサメさんチームがいるヨハネスブルグレベルのヤベー所ではなく、ただの倉庫みたいな場所だったなぁと記憶を洗っているところで―――

 

「―――助けに行きましょう!!」

 

声を上げたのは赤星さんだった。

 

 

 

******

 

 

 

ライト付きヘルメットで周囲を照らすグデーリアン秋山殿と、おばけが出ると聞いて蒼い顔をするまこりん、いつでもとにかく平常心な華さんのあんこう三銃士を引き連れたダルタニァンは―――

 

「―――す、すいま……せん……――――――はぁ――――――は、ぁ……はぁ……―――」

 

暗くて狭くてじめついていて水圧音と、戦車に酷似した機関室からの駆動音が疑似的な車内空間を彷彿とさせるのか、PTSDを発症して蒼い顔で壁に寄りかかるようにして――――それでも、前に進もうという気概を見せていた。

 

「赤星殿、大丈夫ですか?」

「無理はしない方がよろしいと思うのですが―――」

「……今にも倒れそうだ、地上に戻ったほうがいい」

 

三人の心配する言葉にも、

 

「―――へ、平気です―――。行かないと―――いけないんです。今度は、私が……」

 

気丈にそう答えて前に進もうとする赤星さん。

 おそらくは、あの日の事故のことを思い出しているのだろう。そしてそれがよりPTSDを強く引き起こす引き金になってしまっている。だが逆にこれを奇貨として、武部殿を救う=赤星さんの症状が緩和する という等式で赤星さんのPTSDに改善の兆しが見られるかもしれない。とも思う。

 そうすれば大会を勝ち抜き、廃艦を撤回させた後で、完全復活した赤星さんを黒森峰に帰し、俺は大洗で劇場版に備える名目でフェードアウトが可能かもしれない―――!!見えた!エンディングまでのルート!!(セカイ感)

 

『グデーリアン、西を探せ』

「西部戦線、ですね!了解しました!」

 

カエサル殿からの通信が来たということは、発見フラグも追加されたし。勝ったなこれは―――

 

 

 【武部殿+一年生ズ救出――――!!そして、ポルシェTを発見した!!!】

 

 

 

******Emi → Koume

 

 

 

「―――遭難、したそうだ」

 

冷泉さんが携帯電話のメールを読み上げながら、そんなことを口にした。

 

「船の底の方らしい、が、どこにいるのかわからないと」

「何か目印になるものがあるはずだ、それを探して連絡しろと伝えろ!」

 

怒鳴る河嶋さんと、冷静にそれをメールで送信する冷泉さん。けれど、その行動の遅れは―――あの日の私たちと

 

―――あの日のエミさんを生みそうで――――――

 

「―――助けに行きましょう!!」

 

思わず、声を上げていた―――。

 

 

 

*****

 

 

 

―――辛い。

 

「―――はぁ―――はぁ……は――――はぁ……はぁ……ぁ……」

 

全力疾走後の陸上選手が肩で息をするような、不規則な呼吸音を響かせて、私は壁に寄りかかる―――。

 

―――身体が重い。

 

―――空気が重い。

 

―――暗い―――狭い―――まるで、“あの日の戦車の中に居るよう”―――

 

「赤星殿、大丈夫ですか?」

「無理はしない方がよろしいと思うのですが―――」

「……今にも倒れそうだ、地上に戻ったほうがいい」

 

秋山さん、五十鈴さん、冷泉さんが私に口々に帰るようにと進言している―――けれど、帰るわけにはいかない。

 

 

―――今度は、私が【救う】番だから―――!!!

 

 

壁に手を付き、立ち上がる。ゆっくりと、通路を奥へ進む私の視線の先に、独り先行して危険を確認しているエミさんの姿が見えた。

 私の方を見て、心配そうにしているように見える―――

 

 

―――大丈夫です。エミさん―――私は、大丈夫。

 

 

エミさんを心配させないようにと必死で取り繕っては見たものの、きっとぎこちない笑みになってしまっていることだろう。まだまだ先は長そうで―――

 

「この先に倉庫らしき区画があった。そこに居るかもしれない」

「さっさと行って、帰ろう。もうこんな薄気味悪い場所は嫌だ」

 

スタスタと先行していく冷泉さんの後を、秋山さんと五十鈴さんが駆けて行く―――。

 

よろよろとした足取りで追いかける私の横に、エミさんが―――

 

「ほら、急ごう?もう少しだ」

「あ―――」

 

そっと手を差し出してくれるエミさんの手をとり、深呼吸する―――

 

「―――――――ありがとうございました。もう、大丈夫です」

 

エミさんの手を握っていると、安心できる。でもそれだけじゃいけない。

彼女に頼っているだけじゃ、あの日記のまま。エミさんを救うことはできない―――。

 

このままじゃ、エミさんはどこかで何もかもを犠牲にしてしまう。私を助けようとした時の様に―――それは、嫌だ。

 

 ぎゅっと強く手を握るとびっくりしたような顔で振り返るエミさんがいた。

ごめんなさい、決意表明です。いつかあなたに頼られるようになりますから、まだ今は、この距離で私を見守って居てください―――。

 

 

 

*******Koume → Emi

 

 

 

――月――日

 

 

 やるべきことはやった。さぁ、いよいよアンツィオ戦だ――――!!!

 

相手は軽戦車CV33がメインの高校―――八九式だけではなく、ルクスも最大に光り輝く大舞台に違いない!!熱い戦いの予感だ!!

 

 

 まぁ俺は装填しかできないけど!!!

 

 

 

 

*******

 

 

 

同じ頃、二回戦を先に終えた黒森峰にて―――

黒森峰のPJに身を包んだ西住まほが、黒森峰の制服を着た少女たちと会見していた。

 

 

「―――決心は―――」

『はい。変わりません』

 

 

4人の言葉は完全に重なった。まほはただ静かに息を吐く。

 

 

「―――正直、君たちの身体、精神を考えると推奨はできない―――が、

 

  ―――どうやら、想いは同じようだ」

 

 

まほの視線が彼女たちから離れ、ガレージの奥へと顔を向ける。彼女たちがつられるように、そこへ視線を泳がせれば

 

 

――――あの日、あの時から時が止まったような姿のままの、戦車が在った。

 

「―――彼女の力になるのであれば、必要だろう?誰も乗りたがらず、ガレージで朽ちるよりは良いだろう」

『――――――――ありがとうございます!!』

 

 

 黒森峰学園艦から、飛行船が飛び立った。その内に、強い意志を宿す4人と、一輛の戦車を載せて―――。

 

 

 

*******

 

 

 

――月――日

 

 

ぼくはいま、びょういんにいます。

 

 

 





新しく増えた戦車と、調整が終了して改装されたⅣ号F2型。
ただし次の相手は豪雪地帯。因縁深いプラウダ高校!!

地吹雪とブリザードに襲われ大ピンチの大洗!
その時、会長が告げる真実とは――――!?



次回!『#7 次はいよいよプラウダ高校です!~負けたら我が校は無くなるんだぞ!?~』

に、パンツァー・フォー!
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