もし一輝が出会った人物がサムライ・リョーマではなく気高き碧い猛獣だったら   作:〇坊主

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 2019年と呼ばれる新年始めに投稿したので初投稿です。
 
 
 ※1月11日追記‐誤字があったため修正したので初投稿です。




一刀

 

 

 悔しい。

 

 それはまだ彼が幼少期であった頃に本心から思った感情だった。

 10年に一人ともいわれるほどの総魔力量が少ない彼という存在は、彼が生まれた名家・黒鉄家において存在してはいけない存在だった。

 

 毎度高ランクの騎士を輩出する黒鉄家から劣等生が出てしまえば、当家のブランドに傷がつくのだと。そう断言はされてはいないものの、彼に対する家族や親戚の態度を考えれば5歳というまだ幼い年齢であっても察してしまうものだ。

 元旦の日に家を抜け出し、裏山をたった一人で登っていく。

 それは実家には彼の居場所は存在していなかったことからへの行動だった。

 誰も彼に話しかけるどころか視界に入れようともしない。自分一人だけ部屋に押し込まれながら、隣ではほかの親戚らが会話と料理を楽しむ声を聴き続ける。

 そんな所が嫌になって彼は行動を起こしたのだが、そこで道に迷ってしまった。

 日が沈むにつれて、粉雪が吹雪に変わっていく。

 周りの風景も闇へと身を投じ、彼の視界を奪っていった。

 

 そんな中でも助けは決して来なかった。

 少し考えれば黒鉄家では当然のことだったのだ。そもそも5歳になろうとしている彼は存在すらしていないのだ。最初からいない者を探す酔狂な人間などいない。

 ここで凍死してしまったとしても誰も泣くことはおろか、妹以外は悲しむことすらしないだろう。

 

 

「どうして…」

 

 

 そんな現実を知ってしまった彼の口から自然と言葉が溢れてくる。

 嗚咽だけでなく瞳から涙を流しながら、周りの気温がいくら低下しようとも今の彼にはそんなことがどうでもよくなるほどの悔しさだった。

 

 

「どうしてみんなはぼくのことを信じてくれないんだ…」

 

 

 自分の才能がないことに対しての悔しさでは決してない。

 彼が一番感じているのは肉親が、家族が、自分を信じてくれていないことがなによりも悔しかったのだ。

 溢れ出てくる涙をぬぐいながらも歩き続ける少年であったが、積もった雪に足を取られてその場に倒れてしまう。

 凍える寒さで体力が削られ、動くことすらきつくなっていった…そんなときだ。

 

 

「どうした、少年よ。こんなところで涙を流したい気持ちはわかるが、少年にとってはここは少々危ないぞ」

 

 

 緑色の全身タイツを身に纏う、オカッパな男が逆立ちをしながら彼の前に現れたのは。

 普段であれば無くなった体力を振り絞って逃げ出すのが利口だったのだろう。

 吹雪の中で全身タイツの男が逆立ちをしながらこちらに近付いてくるのだ。実際目の当たりにしてしまえば相当なインパクトが存在する。

 でもそのときの少年は逃げなかった。その胸に秘めていた悔しさを誰でもいいから聞いてほしかったのだ。

 

 いくら努力をしても意味がないのではないか、と。

 

 そう涙をこぼしながら心境を打ち明ける少年に対して、彼はこう告げたのだ。

 

 

『いいか少年。――――自分を信じない奴なんかに 努力する価値はない!!』

 

「!!」

 

『己の可能性を信じられないのは、己の夢を実現できないのと同じ。己の夢を失えば、お前は今よりもずっと苦しむことになる…“忍道”を失うようなことがあれば生きていけない莫迦なのさ…オレもお前もな。

 それだけではない。お前はオレによく似ている…オレも昔は落ちこぼれだったんだが…今じゃ立派に伐刀者(ブレイザー)としても活躍している!だからお前も自分の道を信じて突っ走ればいい!オレが笑ってみていられる(・・・・・・・・・)ぐらいの強い男になれ!!』

 

 

 そう少年に告げた彼は、頭に積もった雪を払いながら笑顔で言い放った。

 彼からしてみればただの気まぐれで言ってくれたのかもしれない。

 見ず知らずの子供をあやす為にそれっぽいことを言ったのかもしれない。

 しかし少年は確かにその言葉で救われたのだ。その言葉をかけてくれたからこそ、本当に救われたのだ。

 少年の瞳に確かな熱が生まれたのを確認した彼は、再び逆立ちで離れていこうとする。

 

 

「あ…あの!!」

 

 

 それを呼び止めるのに、なんら抵抗はなかった。

 

 

「ぼくを…弟子にしてください!!」

 

 

 それが本来あるはずのない異常現象(イレギュラー)

 黒鉄一輝と“木の葉の気高き碧い猛獣”マイト・ガイの出会いだったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   ――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんな邂逅があってから幾星霜。

 当時5歳だった黒鉄一輝も今や立派な高校生。

 伐刀者(ブレイザー)と呼ばれる魔導騎士を育成する日本の中でも数少ない学園 破軍学園の一年生だ。最も一年であっても入学したてのピチピチ新入生ではないのであるが、それでも確かに一輝は破軍学園に在籍していた。

 

 ピチピチの新入生ではないのに、一年…まぁ隠しても意味がないので言ってしまうが、黒鉄一輝は留年していた。理由は必修科目の単位不足だ。

 これは一輝が故意でさぼったわけではなく、実家である黒鉄家が卑劣な手回しをしたことで授業そのものに出れなくなってしまったことが原因ではあるが、今はそれを置いておこう。

 

 

「…時間はあと5分で回れれば50周…。問題ない、僕ならできる。もしも失敗してしまったら次は3分の間に腕立て伏せを200回やる。“自分ルール”だ」

 

 

 一輝はそんな妨害も、今や持ち前になったポジティブシンキングで己の道を突き進んでいた。

 時刻は公園に備え付けられた時計で判断するところによると早朝5時すぎ。

 まだ肌寒い時間帯にも関わらず、一輝は外周5キロメートルはある公園を逆立ちで駆け抜けていた。それも一周ではない。カウントするなら今は47周目。なので残り5分で後3周。つまり全部で50周することが目標だ。

 もしこれを成し遂げられなければ、それ以上に厳しい目標をさらに短い時間で行うことを一輝は己に課していた。いわゆる“自分ルール”だ。

 

 傍から見れば頭がおかしいと言われる内容であっても、一輝は迷わず己に課す。

 それはこの“自分ルール”には二つの利点があるからだ。

 

・失敗したくないときに罰ゲームを設けることによって自分を限界に追い込むことで、より自分の可能性を引き出し、力を発揮することが出来る。

・例え失敗してしまったとしても、その罰ゲームで鍛えられることにより次の成功への布石にすることができる。

 

 この二つの利点を以て、一輝はこの約10年もの間に人生の師匠 マイト・ガイの考えや戦闘能力、そしてその熱意を見事なまでに受け継いでいた。

 当然ながらそれを好ましく思わないのは黒鉄家の手が伸びた教師陣営だ。

 いくら罵倒しようが、明らかに教師と生徒の枠を超えた言葉を投げかけようが一輝の反応は全て揃って『応援ありがとうございます!!』とポジティブな返事だ。

 仮にここで反論などしようものならそれに(かこつ)けて停学、可能なら退学にでもしようと考えていたのにも関わらず事の本人は眩しいぐらいの笑顔で感謝してくる始末。

 嫌味も一切通じず、溢れんばかりの笑顔で対応されつづけた教師側が逆に自分達との器量の違いをまざまざと見せつけられているようで、関わることが嫌になる教師もいるほどであった。

 

 

「よし……50周!時間は…丁度か。…うーん、達成したけどぴったしか…せっかくだし後5分素振りをしてから帰るか」

 

 

 そんなくそつよメンタルになった一輝は“自分ルール”を達成したにも関わらず、追加で鍛錬を開始することにした。それにより本来であれば早めに寮に入ったお姫様と起こるはずだったとらぶるをさり気なく回避する結果になる一輝であった。

 

 

 

 

 

 

 伐刀者(ブレイザー)となる魔導騎士は国家の戦力としての側面を担っている以上、魔導騎士たる者達は戦闘能力が求められる。

 それは国家間の戦闘だけでなく、テロリストらの反社会集団の脅威から市民らを護るためにも必須だった。

 そんな伐刀者を目指す一輝は明らかに憤怒の表情を隠さない美女と共に競技場の舞台へと昇っていた。

 

 

「では模擬戦闘を行う。双方、己の固有霊装(デバイス)を《幻想形態》で展開しろ」

「来てくれ。《陰鉄》」

(かしず)きなさい!《妃竜の罪剣(レーヴァテイン)》!!」

 

 

 レフェリーを務めるのは本学園の理事長であり、今の状況を作り出した元凶である新宮寺 黒乃。

 大剣型の固有武装を構えるヴァーミリオン皇国の第二皇女 ステラ・ヴァーミリオン。

 相対するは破軍学園でFランクと称された刀の武装を持つ黒鉄 一輝。

 

 世にも珍しいAランクの魔導騎士とあって、学園自体に人が少ない今の時期であっても興味を持った生徒達がちらほらと競技場へと集まっていた。

 最もほとんどの生徒は一輝が勝つとは微塵も思ってはいないのか一部を除いて彼を見ていない。

 そんな状況には慣れっこのためなのか一輝もそれに対して何も思うことがなく普段通りの姿勢だ。

 

 

――――LET's GO AHEAD(試合開始)!!

 

「ハァァァァアアア!!」

 

 

 だが試合が始まってから観客たちの表情が一変する。

 

 開始と同時に炎纏う大剣を一輝の脳天へと振り下ろす。

 力任せながらに振り下ろしたかのようにも見えるその一連の動作は一介の生徒では決して出せない鋭さを確かに放っていた。

 そこから生み出された威力は第三競技場そのものが激震した(・・・・・・・・・・・・・・)結果から言わずともわかるだろう。

 

 

「―――ハァ!?嘘でしょ!?」

 

 

 だがそれを黒鉄一輝は真正面から受け止めた(・・・・・・・・・・)

 大剣の一撃を刀で受け止める技量の高さは一輝の足元に大きなクレーターが出来ていたことからも現れている。

 

 

「なんてふざけた攻撃力だ。まともに食らったらひとたまりもないな」

「~~ッ!!防いだアンタには、言われたくないわよ!!!」

 

 

 それを挑発ととられたのか、ステラの攻撃は一層苛烈になっていく。

 だがその猛攻の中でも両者の頭は冷静だった。

 

 一輝はステラの斬撃をすでに見切ったためにいなすことが出来たため。

 そしてステラは一輝の魔力量が極小のために、無意識に体外へ出ている微弱な魔力すらも彼の《陰鉄》は越えられない事実に。

 

 

「どうしたんだい?まだ決着はついてないよ?」

「…どうしてアンタはそこまで出来るの?アンタは他の有象無象と違って強いわ。他でもないアタシが認める。誰にも文句は言わせない。でもそのうえで言わせてもらうわ。絶対に私に勝てない。何度もアタシに攻撃を加えてる。でもそのどれもがアタシの魔力防御を越えることすらできていないのよ。これが意味することをアンタが理解できていないはずがないわ」

「それは言われた通りだよステラさん。確かに僕の《陰鉄》では君を倒すどころか傷一つすらつけられはいないだろうね」

「―――だったらなんで」

「でもね。それはあくまでも常識で考えれば(・・・・・・・)の話だろう?」

「………は?」

 

 

 ステラは一輝が言っている言葉の意味が理解できなかった。

 事前に確認した黒鉄一輝という男のステータス。それは確かに総魔力量が常人よりも極めて少なく、それが原因で留年しているということ。

 

 魔力を持つ伐刀者(ブレイザー)は魔力を持たない攻撃では決して倒せない。それは無意識に漏れ出す魔力が自動で魔力のない攻撃を無力化するからだ。

 それが世間一般の常識であり、紛れもない事実である。

 一輝は微量ながら確かに魔力を持っている。しかしそれは魔力を持っているだけだ。いくら外傷を与えない固有霊装(デバイス)の《幻想形態》であったとしても、この戦闘中でステラに対して傷はおろか魔力によって刀先が制服に触れることさえ許されていない。

 それはステラの防御を突破できていないまぎれもない事実であり、その時点で決定打どころかダメージソースすら存在していない証明だ。それが今の状況を整理した結果だった。

 

 それなのに目の前の男は微塵も諦めていない。

 数多の挑戦者を真正面から叩き潰してきたステラだからこそわかる眼の違い。

 それに対してステラは直感的に悟る。彼は本気で自分に勝とうとしていることを。

 

 

「――そう。でもね、アタシだって負けるつもりなんて毛頭ないわよ!!」

 

 

 ステラは一輝の発言を決して挑発であるとは考えなかった。

 これまでステラに敗北した面々は口を揃えてこう言った。『努力をしたのに才能に勝てなかった』と。

 自分がこれだけ努力をしてきたというのにも関わらず、才能にふんぞり返っている奴に負けたと。侮蔑に近しい眼でステラを見た。ステラ自身が他の誰よりも影で努力をしていた事実に気づかずにだ。

 魔力に乏しい眼前の男も自分の魔力防御を突破できない現実を知った瞬間にそのような眼になるのだろうと思っていた。だが違った。彼の眼は輝いていたのだ。『こうでなくては困る』というかの如きその輝きに。

 

 ここまでの流れを観戦していた生徒達は気づいていないだろう。それは一輝に対して冷めた空気が漂っていることから明白だった。

 それに反してステラの額に冷たい汗が浮かぶ。その原因はこれまでの剣戟。

 

 一撃で大地を震撼させるステラの一撃は、問答無用で相手を押しつぶす一撃だ。その特性上、決して押されっぱなしなどという展開は起こらない。そもそも受け止めることさえ許さない(・・・・・・・・・・・・・)のだ。

 だというのに初撃は完全に受け切られ、今もステラの剣技だけでは決定打になっていない。

 それはすなわちあしらわれている(・・・・・・・・)ことに他ならない。

 

 《陰鉄》を見事に操り、ステラの力を込めた斬撃は受け流され、行動を制限するための行動は受け切られる。

 まるでステラの行動パターンが見透かされているようだ。

 いや実際に見透かされだしているのだろう。互いの剣が重なりあう回数が増え、それに比例してステラの足が僅かながら、しかし確実に後退させていた。

 

 

「お、おい…なんか皇女さまが押されてないか…?」

 

 

 観戦していた生徒達もようやく異常に気付き、ざわめき始める。

 最初は気のせいだろと認めなかった生徒も数撃、数十撃と一輝が刀を振るい、それをステラが受ける姿が多く視界に入ってからはなんとも言えない表情へと変わっていた。

 

 いくらこちらが攻撃を繰り出そうが動きを読まれ、逆に利用される。

 

 

(だったらそれをこちらが利用する!!)

 

 

 これまでのステラの行動は全て攻撃に集約されていた。

 向こうもそれを前提に行動を読んでいるはずだと仮定し、その裏を掻く――!

 

 数撃交わした後に初めて見せた『逃げる』という挙動。

 一輝は彼女の剣技を見切った上で刀を振るっていたが故に大きく空振りをしてしまう。

 

 

(かかったッ!!)

 

 

 そのタイミングを見逃さない。

 斬り上げの空振りで発生したがら空きの脇腹をめがけて《妃竜の罪剣(レーヴァテイン)》で薙ぎ払う。

 斬りあげた一輝の《陰鉄》の刃は上空に泳いでいる。確実に防御に使われるよりもステラの攻撃が当たるほうが早い。

 《妃竜の罪剣(レーヴァテイン)》の刃はそのまま一輝の脇腹を深々と薙ぎ払う。そのはずだった。

 

 

「それは甘いよステラさん!」

「!??」

 

 

 一輝は刀で防ぐ選択肢を取らなかった。

 しかし受け切ったのではない。

 刀を斬り上げた動きの流れを利用し、その場で跳躍。大剣《妃竜の罪剣(レーヴァテイン)》の腹を滑る様にして回避していたのだ。

 

 

(一体どんな反射神経してるのよコイツ!?)

 

 

 ステラの視界にはすでに蹴りを繰り出そうとしている一輝の姿が映っている。

 剣でガードをしようにも、大きく振り払った影響で確実に間に合わない。

 

 

「木の葉旋風!!」

「ッ~~!!?」

 

 

 相手の武装を無効化しながらの回し蹴り。

 横腹を狙った蹴りであったが、薙ぎ払う動作のままステラは防御ではなく、回避を選択。

 だが身を捩る程度の不完全な回避では蹴りを完全に避け切ることが出来ず、回し蹴りはステラの左肩に直撃(・・)し、そのまま蹴りとばした(・・・・・・・・・・)

 

 

「ほう…流石“碧い猛獣”の弟子だけあるか。よもやアイツを蹴り飛ばすとは…」

 

 

 クリーンヒットとは言えない蹴り。だがその不完全な当たり方をした一輝の蹴りを喰らったステラは客席の方へと吹き飛ばされ、壁に直撃する。その衝撃を壁面は受け止めきれずに円を描くように罅が入り、傍にいた生徒達の悲鳴をあげさせた。

 FランクがAランクの騎士を蹴り飛ばす。そんな通常ではありえない結果を目の当たりにした生徒達は唖然とし、黒鉄一輝という青年を知っている黒乃は改めて一輝の実力に舌を巻く。

 

 

「~~~ッッ!!」

「ステラさん。ステラさんの剣技はすごく研ぎ澄まされていて素晴らしいと思う。一朝一夕で身に付けられるレベルの技量ではなかった。一挙手一投足からステラさんが培ってきた努力を感じ取ったよ。

 でもそのうえで言わせてもらう。僕はステラさんを越える」

 

 

 壁へと直撃したステラが立ち上がるのを視認しながら追撃を行うようなことはせず、一輝はステラの実力を純粋な気持ちで称賛し、宣言した。貴方を倒すと。

 完全にステラが立ち上がり構えなおしたのを確認して、一輝も左手を腰に廻し、そのまま軽く腰をおとして右の手に刀を構えた。

 

 

「そして僕は証明する。例え恵まれていなくても、己に課した圧倒的な努力が、天才を上回ることを!」

 

 

 それは黒鉄一輝が初めて人前で言い放った己の“忍道”であった。

 

碧い猛獣のライバルはいる?

  • 登場してほしい
  • 設定だけ。登場はいらない
  • むしろ別のキャラ出して
  • 混ざりすぎるの嫌だから不要
  • ちくわ大明神
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