もし一輝が出会った人物がサムライ・リョーマではなく気高き碧い猛獣だったら   作:〇坊主

5 / 12
 
 
 シリアス?が難しかったので初投稿です。
 
 
 ちなみにこの作品で作者が好きなヒロインは綾辻絢瀬さんと東堂刀華さんが好きです。
 とりあえず一輝と蔵人はもげろ。
 
 


五刀

 

 

 大和撫子の言葉が似合う綾辻 絢瀬

 不良の言葉が相応しい倉敷 蔵人

 

 そんな対照的な二人が一輝の苦戦を見て仲良く苦言を呈している。

 嘲笑するような言葉ではなく、一輝の行動にアドバイスを加えているかの言動にステラは言葉が詰まった。少なくとも彼女らは、自分よりも黒鉄一輝という男を知っているとわかったからだ。

 

 何故八門遁甲を使わないのか。

 ステラが先ほど抱いていた疑問。

 それに関してもあの状況なら使えないなと言い合っていることから、すぐに気づいた。そして察した。

 

 

(…アタシってイッキのこと、全くと言っていいほど知らないんじゃないの…?)

 

 

 考えたことすらなかった事実にステラは愕然とする。

 ステラが破軍学園への入学手続きを済ませ、その後一輝との決闘を行なった後、多少の言葉を交わしあった。

 その際に一輝の口から自身に対する明確な好意を告げてから、ステラも一輝を異性として意識するようになっているのは確かだ。

 惚れた異性に対して幸せになってほしい、力になりたいといった感情を持つのは至極真っ当であり、ステラもその枠から外れることはない。故に一輝の隣へ並び立てるように一層奮起して猛特訓しているのだ。

 

 それにヨーロッパの小国であれども、ヴァーミリオンという一国の皇族は世界的にも有名だ。

 である以上第二皇女であるステラ・ヴァーミリオンという名も広まっている。あまりテレビを見ない一輝も知っていたほどだ。ある程度はステラのことを知っているだろう。

 

 

 だが黒鉄一輝はどうだ?

 

 

 ステラが知りうる情報は名門黒鉄家出身であるにも関わらず、劣等生の汚名をつけられてしまったFランクであるということ。そしてそれを覆すためにステラ以上の努力と研鑽を重ねたことで、ステラすらも打倒できるほどの猛者へと成長しているということだけ。

 

 一輝があまり話したがらないということもあるが、ステラは一輝がなぜ黒鉄家という名家から迫害を受けているのかすら知らなかった。破軍学園に入ってくる前のことであれば猶更わからない。

 自分が一輝のことを知らないだけではない。同棲を始めてから、彼の口からステラに己のことを何も告げてもらえていないのだ。

 

 

「――――ッッ……?」

 

 

 ズキッと内臓が刺されたかのような痛みが走った気がした。

 

 身体の不調かとも思ったが痛みは一瞬で終わり、通常通りの感覚になる。

 ステラは自分で感じた違和感に疑問を持った。だが思い当たる節がない。一体今のはなんなのだろうか。そんな疑問を掻き消すように周りの観客たちによる喚声が大きくなった。

 そこでステラは考えをやめた。

 これ以上は無意味だと、そう判断したからだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『く、黒鉄選手、桐原選手の攻撃を幾度と躱し、反撃の手まで打つほど健闘しておりましたが、『見えない矢』には全く反応できずに一方的な展開になってしまいました。しかし…黒鉄選手は未だ降参する気配を見せすらしません…っ!彼になにか秘策があるのでしょうか…っ!!』

 

 

 実況の声を聞いて一輝は苦笑する。

 

 

(無いことはない、…だけどなぁ…)

 

 

 確かに秘訣はある。

 それはステラとの闘いでも用いた技術 八門遁甲。

 そして一輝の伐刀絶技(ノウブルアーツ)である《一刀修羅》。

 

 この二つ、そのどちらかでも用いればこの状況を好転する可能性があるだろう。だがそれはあくまでも推測にすぎなかった。故にこの鬼札(ジョーカー)を切る判断に至れない。

 《一刀修羅》は兎も角、八門遁甲を今の一輝が使うにはリスクが高すぎた。

 

 全身を改めてみれば右太ももには風穴が空き、今でも血が溢れ出ている。

 両腕に風穴が空くのは何とか死守しているが少なくない傷があり、胴にも相応の傷を負っていた。

 この状態で八門遁甲を使ってしまえば、ただでさえ溢れ出ている血液が溢れ出して失血死の道を歩む可能性があった。

 かといって己の総魔力を一分に凝縮する《一刀修羅》も似たようなもの。

 一分間で見つけれさえすれば確実に勝てるだろうが、見えずそして気配もない相手だ。見つけれなければ自動的に一輝の敗北が確定する捨て身技を放つにも、桐原静矢がそこにいるという確信がなければそう打てない。

 

 だからこそ一輝はまず自身を攻撃する見えない矢をどうにかしようとしていた。

 しかしそれを嘲笑うかのように桐原は大声をあげる。

 

 

「ククク、フフハハハハハ!!みっともない!なんて汚らわしい!なんて真剣な表情なんだ!それでは駄目だよ黒鉄君。笑顔さ!笑顔で頑張ろう!頑張るだけの理由が君にはあるはずだ!そうだろう?この試合は君の卒業がかかっているんだから(・・・・・・・・・・・・・・・)!!」

 

『えっ……』

 

 

 桐原の思いもよらない言葉に観客が息をのむ。

 それは事前に進路には影響はないと聞いていた生徒達が主な反応源であった。

 その反応にあぁ、すまないと一言添えた桐原は続けて全員に向けて言葉を言い放った。

 

 

「安心してくれみんな。卒業がかかっているのは彼だけさ!ここにいるFランクの騎士様である黒鉄一輝君は能力が低すぎて普通だと卒業できそうにない。だから新理事長は条件を出したらしいんだよ。『七星剣武祭で優勝し、そして七星剣王になれば卒業させてやる』ってね!!」

 

『『『 …ぷ、あははっはっははははっははは!! 』』』

 

 

 その言葉にほとんどの観客が吹き出した。

 嘲笑が訓練場を支配する。

 もう試合を観ていた先ほどの真剣な空気が無くなり、悪意ある笑いが一輝へと向けられていた。

 

 《七星剣王》は日本全てに置ける学生騎士の頂点。

 

 その歴代はほとんどBランク騎士が名を馳せており、稀に出場するAランクが剣王になる以外には至極稀にCランクが剣王の名を勝ち取っている。が、それ以下がなった話は一切聞かない。

 破軍学園にいる生徒達も大半がD~Eランクの騎士たちであり、Cランク相手に一矢報いることすらできないのが現状だ。そんな中で10年に一度の劣等生と言われるFランクが優勝するなど、常識的に考えれば笑い話にしかならない。

 

 常に生まれながら恵まれたステータスを持つものを羨み、常に見上げ続けるのが彼らだ。そんな中で数少ない見下せる『Fランク』が大それた目標へと進むことすら烏滸がましい。自分たちが諦めているのだからお前も諦めろと、存外に言っているのだ。

 

 

「おやおや散々な言われようだね黒鉄君。だけど仕方ないさ。分不相応な夢をみるから反感を買うのさ。『身体強化』なんてみみっちい能力で頑張ったところで僕の《狩人の森(エリア・インビシブル)》には敵わない。これが現実なのさ。わかるかい?生まれ持った格が違うんだよ黒鉄君!!どれだけ粋がったところで見苦しいだけなんだよ!!」

 

『そうだ!見苦しいんだよお前は!!』

『桐原君の言う通りよ!』

『引っ込め七光り野郎!!』

『さっさと諦めろよ落ちこぼれ野郎!!』

 

 

 桐原の煽りに乗る様にして観衆は呼応して、一輝へ声の重圧をぶつけにかかる。

 現状を見れば結果は明らかだ。

 一輝は満身創痍であるにも関わらず、対する桐原は制服の裾が切れただけで明確なダメージを負っていない。

 音も、気配も、匂いも、そして姿すらも消し去る《狩人の森(エリア・インビシブル)》に対して一輝が反撃の手段を持っていないのは観客たちの眼からすれば明らかだった。

 

 誹謗中傷の雨あられ。

 一輝の心が折れるまで、それは続く。

 

 

 

「な…なによ…それ……」

 

 

 ステラは桐原から放たれた言葉に衝撃を受けた。

 七星剣王に成れなければ卒業できない?なんだそれは?彼を卒業させる気が学園にはないのかと。

 ただでさえ学園側の圧力で授業に出れず、一輝は留年しているのだ。それだというのにさらに七星剣王に成らないと卒業できない?ふざけるな!卒業させないの間違いではないのか!

 そんなステラの感情を察してか、黙って周りの嘲笑を聞いていた絢瀬が口を開いた。

 

 

「ステラさんは知らなかったんだね。でも桐原君が言ったことは紛れもない事実だ。ボクや蔵人も黒鉄君自身の口から聞いたからね」

「ふざけてるの!?七星剣武祭って言ったらアタシの国でも聞くぐらいの名よ!そこの頂点に立つことが卒業条件だなんておかしいにもほどがあるわ!!」

「それはなぜだい?」

「な、なぜって……」

 

 

 絢瀬の冷静な声がステラに冷や水をかけた時の様な錯覚をさせた。

 なぜ絢瀬がここまで冷静なのかがステラには理解できない。自分は今すぐに腹の中で暴れまわる熱を周りへぶつけたい気持ちがあるというのに、彼女は大海の如き双眼でステラを見つめていた。

 

 

「黒鉄君の忍道は『己に課した圧倒的な努力が、天才を上回ることを証明する』こと。ならば手っ取り早い方法は一つだけだ。《七星剣王》になればいい。それが何よりも黒鉄君の夢であるし、新宮寺理事長にとっての目標でもあるんだ。つまりこの条件は双方の利であっても障害にはなっていないんだよ?それなのになぜキミはふざけていると言い切るんだい?」

「っぁ…」

 

 

 絢瀬が告げる言葉にステラは今日何度と食らった衝撃を受けた。

 いや今までで一番のショックだったのだろう。ステラは眼を見開いて言葉を失った。まるでバケツの水をかぶったかのように寒気を覚えた。

 それは先ほどまでのステラの考えが何よりも、一輝を否定するものだったからだ(・・・・・・・・・・・・・・・)

 

 

「キミが黒鉄君に好意を抱いているのはさっきの様子からわかる。周りに怒りを感じてくれているのが何よりの証拠だろう。でも、だからこそ。余計な世話になるかもだけど、ボクは言わせてもらうよステラさん。今考えていたことをこれからも彼に抱くのであれば、キミは彼から離れるべきだ。そうでなければ黒鉄君にとっても、ステラさんにとっても重石にしかならない。夢を否定する付き人ほど、不要な存在はないよ」

「…ッち、がう。違う!!アタシは、アタシは…っ!!」

 

 

 両手で頭を抱えて否定する。

 さっきまで怒りを覚えていたとはいえ、なぜ七星剣王は不可能などと暗に言ってしまったのかがわからない。

 だが一輝の努力そのものを否定するようなことを口に出して言ってしまったことは紛れもない事実。

 自分で言ったことを信じ切れず、感情が真紅(ルビー)の瞳から涙が溢れ出てくる。

 

 一体どうしてしまったのか。

 試合前には一輝が苦戦する姿なんて想像もできないなどと言っていたというのに、今は彼がこれ以上傷つく姿を見たくない。

 嘲笑う観客に囲まれた一輝は今でも諦めず、狙撃を警戒して構えている。それならば一輝を応援している自分は彼の名を口に出して応援するべきだ。それなのに、簡単なはずのそれが出来ないのだ。

 彼の実力を直に受けたステラは一輝が負けると考えているわけではない。だがそれ以上傷ついていく道を応援することが躊躇われてしまう。

 

 試合に勝ってほしいのに、これ以上戦ってほしくない。

 

 そんな矛盾した思考が頭の中を塗りつぶす。

 なんだこれは。自分は一体どうしたらいいのだ。

 

 

「――――やっぱり、というか当然というか、だね」

 

 

 項垂れるステラに絢瀬は納得したようにうなずいた。

 彼女を刺激しない様にゆっくりと。絢瀬はステラの頭を撫でていく。

 長年刀を振るってきたであろう絢瀬の掌は固い。だがそれを想わせないほどに優しく感じた。

 

 

「ステラさん。キミは黒鉄君が大好きなんだね」

「―――ッッ!」

 

 

 その言葉にステラは顔を涙で腫らしながらも絢瀬の方を向く。

 視線の先には微笑みながらステラをしっかり見据えた絢瀬がいた。その表情はまるで妹を宥める姉のように、しかし嫌な気分にはならなかった。

 

 

「キミは黒鉄君が傷つくのを見るのが嫌なんだろう?だけど黒鉄君が進んでいく道のりは険しい。だから傷つかないなんてことはない。キミはそんな苦難の道を諦めずに進んでいく彼に尊敬の念を抱いているんだろう。でもそれだけじゃない。彼のためにそこまで怒り、そして悲しむことが出来るステラさんは、ほかの誰よりも黒鉄君のことを思っているよ」

「で、でも…アタシは…イッキに対して、ひどいことを…」

「ふふっ。確かにさっきボクはキミを責めるようなことを言ったけどね。でもひどいことなんて思っていないよ。むしろ嬉しく思う」

「えっ…」

「黒鉄君はさ、家族から迫害を受けていたらしいんだ。そんな家が嫌になって抜け出して、そこでマイト・ガイっていう恩人と出会って彼に保護されたんだ」

「そ、そう…なの?」

「うん。本人から直接聞いたからね。で、その恩師のおかげで今の黒鉄君がいるんだけど…正直な話、彼はね。抱え込みすぎているんだ。なにもかもね。ボクの問題もそうだったけど、蔵人の想いも彼は受け止めて、一手に引き受けたんだ」

「…フンッ」

 

 

 絢瀬が苦笑しながらそう言うと、後ろで黙って聞いていた蔵人はつまらなさそうに鼻を鳴らした。だがなぜかすこし恥ずかしそうにしているようにも見えた。

 

 

「でも黒鉄君は自分が抱えている悩みは決して話してくれなかったよ。吹っ切れてるとは言っていたけど、迫害なんていう簡単に切れるはずのない問題が起こす自分の悩みを誰にも話さなかった。自分の恩人にもさ。ボクだって彼に救われた恩もあったよ?でもね、ほかの誰でもない黒鉄君がそれを望んでいなかったんだ。ボクが力になるって言ったとき、なんて言ったと思う?『応援ありがとうございます。でも心配いりません』の一辺倒さ。……あぁ、なんだか無性にイラついてきた」

「ちょ、ちょっと…大丈夫なの?」

「ほっとけ。絢瀬の持病みたいなモンだ」

「うるさいよ蔵人。で、そんな周りを気にせずに進んでいた彼と久々に連絡を取ったとき、なんていったと思う?」

「えっ…そ、そうね…『お久しぶりです』とか?」

 

 

 蔵人の言い分に対して抗議を挙げながらも話を続ける。

 そこで聞かれた問いに対してステラは常套句を答えにあげたが、その解答に絢瀬はそうじゃないと笑ってこう言った。

 

 

「『僕に好きな人ができた』だよ。ふふっ、愛されてるねステラさん」

「…――ー~~~っっ?!?!」

 

 

 電話越しでも一輝の喜びの感情を感じ取れるぐらいだったと語る絢瀬の言葉に、先ほどまで暗く沈んでいたステラの感情が一気に浮上する。

 確実に今の自分の顔は人に見せられない状態になってしまっているだろう。先ほどと真逆の理由で俯いてしまった。

 今の彼女は熟れたリンゴにも負けないぐらいに真っ赤になっているだろう。

 

 

「ボクも彼と出会って2年だけど、あんなに喜ぶ声を聞いたのは初めてだったよ。その時に理解したんだ。彼にも心を開ける大切な人が出来たんだ、…てね。だからボクはステラさん、キミと黒鉄君の関係を喜ばしく思う。キミは黒鉄君を支えられる唯一の人物になれる。ボク達では無理だった。だから彼の友達として、ステラさんにお願いするよ。彼を、黒鉄君を宜しくお願いします」

 

 

 座りながらも深々と頭を下げる絢瀬にステラはすぐに返答をできなかった。

 一輝から想われていたことは嬉しいが、そこまでだとは思わなかった。そして一輝に対してそこまでできる友人がいたことにステラは感動を覚えていたのだ。

 

 自分の胸に手を当てる。

 自分よりも遥か高みを目指し、日々猛進する黒鉄 一輝という青年に追いつくのは簡単な話ではない。

 だが彼に負けた時、自分は彼に追いつくと誓った。

 

 その言葉を修正する。

 

 

(アタシは、イッキを越える(・・・・・・・)!)

 

 

 追いつく。それだけではだめだ。足りない。ならばどうするのか?

 

 簡単だ。彼を追い越して、追い越されて、互いに競い合って自分という存在をイッキの心に刻み付ける。

 それが出来て初めて彼の隣に並び立てたと声高に叫ぼう。

 隣に立って彼を支えていくことこそが、彼を支えれる唯一の存在だとまで言ってくれた絢瀬に報いる方法だ。

 

 

「…ありがとうアヤセ先輩。アタシ、決めた。この想いをイッキにぶつけるわ」

「そっか。なら黒鉄君は、もう安心だね」

 

 

 ステラの瞳に光が宿る。

 それを感じ取った絢瀬は心底から安心したような表情を浮かべた。

 

 彼の周りには障害が多い。

 だけどそれを跳ね返す力を持っている。

 そこからさらに支えてくる存在を見つけた。

 

 

(ステラさん。ボクの初恋の人を、幸せにしてください)

 

 

――――もう安心だ。

 

 

「イッキーーーー!!!」

 

 

 嘲笑の嵐を吹き飛ばす勢いで彼の名を叫ぶ彼女を見て、絢瀬自身も自分に刺さっていた棘が確かに抜けた感じがした。

 

 

 

碧い猛獣のライバルはいる?

  • 登場してほしい
  • 設定だけ。登場はいらない
  • むしろ別のキャラ出して
  • 混ざりすぎるの嫌だから不要
  • ちくわ大明神
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。