年明けの最初の投稿は新しい小説にしました。
もう1つの手掛けている小説と内容被らないようにしていきますが もしかしたら被ってしまうことが有るかもですが ご了承ください
それではどうぞ!
第一話
ある部屋に2人の男が居た
1人は中年で、もう1人は怪我をしたのであろう、右腕を吊った若い少年が...
そんな2人の男は向いながら話をしていた
中年「...戦争は終わった」
少年「....」
中年「俺達は戦いに勝ち 理想を実現し、忌々しい戦争に終止符を打った」
少年「...」
中年「だがな...俺達の戦いは、終戦をもって始まりを迎えた」
少年「....」
中年「...貴官が前居た部隊で行った作戦や、戦績等には目を通した」
少年「....」
中年「大した者だ...」
少年「....」
中年「...この戦績は『猛者』としか言い様が無い」
少年「....」
中年「...
この終戦を機に、貴官には違う任務に付いて貰いたい」
少年「...」
中年「貴官には 高等学校に通い 人を殺したことの無い人達と過ごし道徳心と倫理的な考えを身に付けて欲しい」
少年「...」
中年「コレが作戦指示書だ
...勿論、この街の警備任務にも付いて貰うし、有事の際は最前線で戦って貰う」
そう言うと中年の男性は懐から封筒を取り出し少年に渡す
少年「...」
中年「細かい事は後に確認してくれ」
中年「....」
少年「...」
少年「...この国は変わりましたね...」
中年「?」
少年「...此処に来るまでに何時間もバスを乗り、電車を乗って来ました
...窓の外の街中の風景は変わり
道を行く大人達は銃を持っている...
...こんなのは、俺が知っている自国じゃ無い...」
中年「...貴官の言う様に、ほとんどの帰還兵は同じ事を言うそうだ...
......貴官達の言う通りこの国は数年前とは違う
街中はテロリスト集団の巣が在る
勿論この区域も同様だ
...この国は今、病んで居るのだ」
少年「…」
中年「しかし、コレがこの国の『常識』になってしまった...
...我々は、今に順応しなければならない...」
中年「話が逸れたな」
少年「....」
中年「貴官は 今日から『香風』と言う家族の家にホームステイをして貰う
そこが今日から貴官の家になる
...貴官が目的地に着いた後に、香風家の情報を全て『水処理』してもらいたい...」
少年「.了解しましたが....」
中年「なに、心配は要らない その家の主人は『元傭兵』だ
我々の事にも理解がある」
少年「...了解しました」
中年「ソレと...
コレを君に返しておく」
そう言うと中年の男性は机の引き出しから何かを出し少年に渡した
少年「有難う御座います」
そう言いながら彼は受け取った『モノ』を後ろ側のズボンとシャツの間に挟めて有った物体に差し込み スライドを引き 本体を少しばかり弄り 起きていたハンマーを寝かせ、また ズボンとシャツの間に挟めた
中年「貴官は『コレ』を何処で...」
少年「....」
中年「貴官は 『現代軍』と戦ってたハズ...」
中年「あ、イヤ、忘れてくれ」
少年「...では、私はこれで」
中年「あぁ」
少年「左手で失礼します」
そう言い少年は左手で敬礼をし 外に出た
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眩い光が 目を眩ませる...
どうやらそこそこの時間を 個々で消費した様だ
そんな事を思いながら 後ろ...先程出てきた場所を振り返る
「...来た時にも思ったが どう見ても『城』だよな…」
そう言いながら 封筒の中から時間を掛け地図を取り出す
「...解り辛い」
だが 地図を見たことによって 大まかな地点が解る...訳が無い
ふむ...、聞きに戻ろう
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...どうやら 此処から『香風さん宅』まではそこそこ離れて居るらしい
なんで軍の地図って奴は分かりずらいのかねぇ...
まぁ、いいか 気を取り直して行きますか…
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「....」
やべぇ...迷った
落ち着け...まずは 状況を整理しよう
..先ずは 位置を正確に把握しなければな
そう思いながら石橋の手摺にもたれ掛かり ポケットに左手を入れ 地図を引き抜く...が、掴み方と掴み所が悪く 地図を落としてしまった
「ハァ...」
ため息を付きながら地図を拾うべく腰を屈めた、その時
ヒュ~
タイミング悪く、どっからとも無く吹いてきた風に地図がさらわれ 川の中に落ちた...
「....
俺は何時、ギャグ漫画の登場人物になったんだよ…」
...いくら 現実逃避をしようが水に浸かってしまったのは事実
水処理用の用紙であるからに 今から必死こいて用紙を拾い上げても無駄である
...始末書覚悟でもう1回本部に戻ろうか…
???「えっと...大丈夫?」
「ん?」
???「地図を無くしちゃった様に見えたけど...
良かったら見る?」
いきなり声を掛けられ 固まって居ると 再び声を掛けられた
「え?...あぁ、助かります」
そう言いながら 声を掛けた主を確認する
茶髪を明るくした感じの髪の毛と全体的に明るく可愛らしい 元気な見た目の女性がそこに居た
???「ハイ、どうぞ!」
「...すみません...拝借します」
地図を借り 改めて地図を見るが…
当たり前だが 他人の地図に自分の目的地が乗っている訳ない
「すみません...少し お時間を貰っても
いいですか?」
???「?、大丈夫だよ」
「有難うございます」
許可を取ったので 今まで担いで居たバックを下ろし 中から、1度本部に戻った時に渡された 無線機を取り出す
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周波数は...これで良し
『...田中から青木中佐、目標地点の住所を教えて下さい
どうぞ』
『..ズザ...青木から田中准尉、地図を見ろ
送れ』
『田中から青木中佐、地図をロスト
地図は風に吹かれ 川の中に落ちました
どうぞ』
『..ザザザ...青木から田中准尉、貴官は漫才師か?
少しばかり待ってて貰いたい
送れ』
『田中から青木中佐、了解しました
どうぞ』
『青木から田中准尉、目標地点の住所は、白兎二丁目4番18号...繰り返す、白兎町二丁目4番18号...
終わり』
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白兎町二丁目4番18号...
良し、覚えた...
白兎町...白兎町...白兎町...
心の中で何度も唱えながら地図をナゾる
近くにあった電柱に記されている住所から現在位置を特定し、何度も何度もルートをナゾる
「...すみません、有難う御座いまし...た?」
そう言い、地図を貸してくれた可愛い女性に地図を返す...筈なのだが...
???「無線機?」
「え、えぇ...珍しいですか?」
???「うん...今は皆コレを使ってるよ!」
そう言いながら女性はポケットから携帯電話(二つ折り)を出す
「...それも充分珍しいと思う...」
???「えへへ~
ソレもそうだね」
「...兎に角 助かりました」
そう言い地図を返し 頭の中から地図の記憶が消えない内に目的地に行くために歩き出す.....が
???「ちょっと待って!」
「?」
???「もし良かったら 付き添いした方が良いかな?」
「?」
???「腕、怪我してるでしょ?」
「....」
???「困ったら お互い様だよ!」
「もう困って無いので大丈夫です」
そう言い 可愛らしい少女を置いて目的地を目指すのだが…
???「私ね、今日からこの街で3年間暮らす事になったの」
「.....」
???「この街って本当に綺麗だよね!」
「...、...」
???「そう言えば 自己紹介がまだだったね」
「....」
ココア「私、ココアって言うの 宜しくね!」
「....」
ココア「君の名前も教えて貰っても良いかな?」
「.....」
ココア「オーイ! 私の声聴こえてる?」
「...何時まで 付いて来る気ですか?」
ココア「あっ、やっと反応した」
「...で、何時まで着いてくるんですか?」
ココア「私が良いって判断するまでだよ!」
「ハァ...」
ココア「で、貴方のお名前は?」
「...田中」
ココア「へぇ~、田中何君?」
「...俺の事は皆、田中と呼んでるので そう呼んでくれれば…」
ココア「え~、それじゃ他人みたいだよ~」
「イヤ、他人でしょ」
ココア「私のモットーは 『会って三秒で友達』なんだよ!」
「...友達って言っても他人じゃん」
ココア「あぅ...わ、私にとっては友達は家族、ファミリーと同じなんだよ?」
「....」
今、確信を持ったわ
コイツ(ココア)は アホの子だわ
「何故疑問形...
...まぁ、会って三秒で成った家族を家族として接する事は...無いな」
ココア「もー!もー!」
「...牛に成りたいんか?」
ココア「何でそんなに卑屈っぽいの!」
「何故って...そりゃぁ...」
ココア「?」
「...」
「...此処か」
ココア「え?」
「俺の目的地」
ココア「え、...あぁ、そうだったね!
ラビットハウス...兎の家!?
...喫茶店?!」
「そこで驚くのかよ…」
ココア「えへへ~
どんなお店かな?」
「直訳すると兎の家なんだから、店名通り 兎が沢山居るに決まってんだろ」
ココア「だよね!だよね!
私も同じ事を考えてたよ!」
「...あ、そう」
ココア「どうでも良さそう!?」
「別にどうでも良いし」
ココア「え~」
「...何がともあれ、有難う」
ココア「えへへ~」
「?」
ココア「コレで私と田中君は友達だね!」
「ハイ?」
ココア「敬語が無くなってるよ」
「...」
「....そりゃ、アンタがアホの子だからだろ」
ココア「え?そんな事無いよ?」
「...まぁいいか
じゃ、俺はコレで」
そう言い ドアノブに手を掛けた
ココア「待って!!」
「?」
ココア「...私も中に入って良いかな?」
「....」
「良いけど...自分の目的地は?」
ココア「実はさっきから 迷ってて...」
「自分が迷ってたのに 俺の心配をしたのかよ...」
ココア「で、でもね
私の目的地もここら辺のハズだよ!」
「...やっぱ アホの子だわ」
そう言いながら ドアノブに手を伸ばしドアを開けた