これはショートストーリー系クロスオーバーです。
こころは名前しか出ません。
最後まで行けばクロスの内容もわかります。
似た物同士
スッハ、ハァ。スッハ、ハァ。スッハ、ハァ。
最近一月程だが朝6時ごろから一時間ほど走るようになった。始めてまだ一週間だが意外と俺に合っているらしい。今では寝ぼけていても家を出る30分前には目が覚めてジャージを着るのだから極めて健康的だが阿呆だと思う。そのお陰で商店街のおじさん達と話すことが増えるようになった。なんでも仕込みをしているらしく休日は手伝わせてもくれる。
しかし、この無愛想な俺を結構頻繁に仕込みの手伝いをやらせてくれる。地域評の中では物を壊したりくすねたりする可能性もあるはずなのだ。基本的に俺たち四人組は悪ガキなのだから。その知名度は町の中でも随一だからなぁ、嫌っている人と好いている人が半々というような状況らしい。なんちゃらパーティーのライブの時は『葉叢の四人組にお気をつけください』なんてアナウンスが流れたのを翌日クラスメイトからも聞かされた。
傍迷惑な話だがここ数年でやらかしたことで言えばズ○コケ三人組や忍た○乱太郎よりも派手で迷惑だからな、仕方がないと言えば仕方がない。正直、荒唐無稽さで言えばまだ勝てないのは解決ゾ○リぐらいじゃないかと思ってる。あんな巨大ロボットは俺に作れないし。
「……こころがロボット作ってなんて言わなきゃいいが。……下手したらこれもフラグだな」
走りながらも俺は特訓を忘れない。面白いからと渡された本にあった特訓法。マスクの下で笑顔だがマスクはないのでただ笑ってみる。しかし、表情筋は動いている気がしない。取り敢えずククク笑いの練習をしてみると向かいを走って来る人から怯えられた。魔王でも見たかのような怯え方だった。……相変わらず、俺の表情は変わっていないらしいな。
ジョギングコースの中盤かつ休憩所の公園にやって来た。水筒は持ち合わせてないので自販機に寄ってお茶を買うのがここ一週間の習慣である。元気で勇ましい声が聞こえて自販機の影から出どころを探ると高校生だろうか?えらい体格のいい男子が一人。頬に傷があって優男的なイケメンにワイルドさが加算されている。めっちゃイケメンだ。それを見る小柄な女の子もニコニコ笑って元気そうに見える。こころ程ではないが大層可愛らしい。朝っぱらから元気だなぁ。
俺には無理だな、と一つ屈んでお茶を取った。
「……見ない顔だな」
!!!ビックリした!気配を感じなかった。あれだけ馬鹿なことをして追いかけられている俺が微塵も。こやつできる!、的なテンションになりながら声をかけて来た男を仰ぎ見る。
平均より少し高めな俺に似て無愛想な男だった。ただ顔の造形だけは俺と月とすっぽんレベルで違うイケメンだ。カッコいい。
「どうも」
「……」
「……」
「……おはぎ食うか?」
「いや、唐突だな、アンタ。しかもそれどっから出した」
ジャージのポケットから出したぞこの人!!
「……潰れてないはずだが」
「会話が通じないな。……だが旨そうなので貰う」
なんとなくシンパシーを感じた俺は取り敢えずベンチに誘うことにした。話を聞くのは嫌いじゃないから。
「中学か高校で教師でもやってるのか?」
「……高校で、体育を教えている」
「そうか。うちの体育の教師は生徒から結構嫌われていてな「俺は嫌われてない」……そうか、嫌われてるn「嫌われてない」……嫌われて「ない」……」
「……」
暫くの無言。しかしこの人、もしかしたら嫌われている自覚があるのかもしれないな。俺みたいに。
「……今度俺の家に来るか?うちは何もしなくても賑やかになる」
「……同僚を連れて行ってもいいか?」
「構わない。(できれば花音さんが驚かないように)恋人を連れて来てくれ」
「(誰かが驚いてしまうのかもしれない。それなら姉ではなく妹を)連れて行こう」
……恋人がいるのか。ちょっと羨ましいな。俺なんてこころに話しかけてももうすでに家族扱いなんだよなぁ。恋愛対象に見られたいのに。
「……そう言えば自己紹介をしていなかった。吉野千里だ、よろしく」
「冨岡義勇だ。よろしく」
その後二人はベンチで少しの間お茶を飲みながらだらりと時間を潰した。
似過ぎてて書いちゃいました。義勇さんはうまく表現できてるでしょうか?
ということでクロス内容は鬼滅の刃(キメツ学園)でした。
自分はオリジナルストーリーを描くのが取り敢えず苦手だとわかったのでこういうお茶を濁したような作品をいくつか書いてみようと思います。
バンドストーリーが終わった後は……
-
イベントストーリーを見たい
-
オリジナルストーリーを見たい
-
主人公たちの過去編を見たい
-
その他(中身は感想欄に)