放浪騎士   作:赤い月の魔物

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…ああ、貴方は強い人だ。

ただ一人で、使命に向かっている。














第9話 一つの冒険を終えて

あれから、俺達は負傷した戦士と野伏を、僧侶と共に二人を背負って地上まで戻った。

僧侶が戦士を、俺が野伏を背負う。最初は肩を貸していたのだが、歩き難いので背中に背負った。乗っかるまでに若干の間があったが、体勢的に負担が掛かるからと言ったら渋々と言った感じに身体を預けてくれた。

 

幸い、地上までの道中は敵もおらず、何事も無く戻ってくることができた。

まぁこれで何かが出てこようものなら、いくら全員が手練れでも危なかっただろう。

ゴブリン相手に熟練者(ベテラン)がやられる事もあるのだ。

決して油断も、慢心もしてはいけない

 

外に出た俺は、空を見上げる。

空は炎のように綺麗な色に染まっていた。

もうすっかり夕暮れ時だった。

 

どうやら思った以上に、長く遺跡にいたらしい。

早朝から出発して、内部を調査して行った結果、

出くわしたのが「デーモンの王子」だ。本当に笑えない。

 

ギルドでは、場所にもよるが調査依頼を新人にもやらせることがあるそうだ。

あんな化物が出るかもしれない調査依頼を新人にやらせるとは…

 

報告がそのまま信じて貰えるかは分からないが、幸い奴の首は剣できり落としてソウルにしまったので、ギルドの報告の際に証拠の一つとして使えるだろう。

…まぁ使えたから何だという話ではあるが…

 

暫く歩いて昨夜野営をした場所まで戻ってきた。

そこには迎えの馬車が既に来ていた。戦士曰く、

 

「そこまで大きい遺跡じゃなかったからな。夕暮れまでには戻れるだろって思って言っておいたのさ」

 

あんなのに出くわすとは思わなかったけどな。と、苦笑いをしつつ付け加える。

全員が疲弊し、うち二人が負傷しているのを見て御者は驚いた表情をしていた。

無理もない。銅等級の冒険者が調査依頼でボロボロになって帰って来たのだ。何があったのか気になるのだろう。

 

俺は、今は聞かないでくれ。休ませてやりたいという旨を示して、負傷した二人に視線を向ける。

 

御者は何も言わず頷いてくれた。

 

背負っていた野伏を馬車に乗せ、僧侶に手を貸して戦士も乗せる。

その後俺と僧侶も馬車に乗り込み、街へとむかった。

 

 

まったく…とんだ「冒険」だ。

 

…だが、こうして全員無事だったのだ。

 

それだけで…充分だろう。

 

 

 

〜〜〜

 

 

 

「あっ、おかえりなさ…って皆さんどうしたんですか!?」

 

ギルドに戻ってくるなり、受付嬢が驚愕の表情で迎えてくれた。

まぁ全員が煤けた匂いと、明らかな疲労を顔に出し、ボロボロの様相で帰ってくれば、心配するのも当然である。

 

戦士が前に出て、報告をする。

 

「件の遺跡だがな、大してなんもなかった。お宝の類もなし。敵は恐らく住み着こうとしていたゴブリンが10。うち1匹はホブだった。そんで遺跡の最深部にはでけぇ地下空洞があったよ」

 

普段と変わらない口調で、戦士が調査の内容を報告していく。

 

「そうですか…でも皆さんの…というより戦士さんと野伏さんの怪我はゴブリンによるものではないですよね?」

 

受付嬢が怪訝な表情で戦士に問いかける。基本的に入念に準備をして、経験を積んだ冒険者が、ホブがいたとはいえ、10匹のゴブリン達にやられるわけはないと知っているのだ。まぁ油断と慢心が入ればやられることもあるが滅多な事ではやられることはない。

受付嬢の問いに顔を少しばかりしかめた戦士が口を開く。

 

「…地下空洞にな。悪魔がいやがったんだよ」

 

その報告がされた瞬間ギルドが、静まり返る。

 

それもそのはず、悪魔はこの西の辺境ではあまり見られない。

都の方では、混沌の軍勢とやらで、悪魔と戦う機会が多いらしいが、辺境の街付近では殆ど見ない。いても下級も下級の悪魔だと聞いたことがある。

 

「ええっと…悪魔、ですか。下級の悪魔が沢山いたんですか?」

 

報告書に書くペンを片手に、恐る恐る尋ねる受付嬢。

戦士は首を振って真剣な表情で答えた。

 

「デケェのが1匹。だがあれは間違いなく上級も上級。下手すりゃ金等級のお偉いさんでも厳しいかもしれねぇ。贔屓目に見てもギルドにいる銀等級をかき集めて勝てるかどうか、ってとこか」

 

普段、気さくで豪快な笑いであたりを和ませながらも頼りになる冒険者の姿はそこにはなく、まるで地獄の底から生きて帰ってきた兵士のような顔をした戦士がいた。

 

周囲の冒険者は次々に、様々な事を口にする。

 

ーいくら旦那だからって…ほんとか?

 

ーいや、あの鎧の砕け方見ろよ。

どう見ても下級の悪魔の傷じゃねぇだろ。

 

ーでもよ、本当ならどうやって生きて戻ったんだ?

 

他にもヒソヒソと冒険者達が騒ぎ立てるが、報告を続ける。

 

「…それで、その悪魔はどうなったんです?」

 

銀等級を集めて勝てるかどうか。金等級で厳しい悪魔など、もはや災厄だ。

そんなものが放置されていたら、いずれ必ず被害が出るのでギルドとしても対処をしようと思っているのだろう。

 

「ああ…それなんだが…」

 

「デーモンなら討伐した」

 

横から、俺は簡潔に結果だけを報告する。

 

周りが再び騒めきだした。本当に騒がしいところだ。

 

「皆さんで…倒せたんですか…?」

 

さすがに受付嬢の顔も疑わし気な物になる。

報告が本当なら、この3人は生きて帰ってくるのは難しかっただろう。

だが、それを逃げ延びたのではなく、倒したと言ったのだ。

それも倒したと言った人が、鋼鉄級なのだ。周囲が騒ぐのも無理はないか。

 

「…いや、俺達は何もできちゃいねぇ。

コイツが殆ど一人で倒しちまった」

 

「貴公等も戦っていただろう。全員の功績だ」

 

「よく言うぜ。あの化物を一人で引き付けてそのまま倒す奴がいるかよ。俺達はなんもしちゃいねぇ…何も、できなかったしな」

 

戦士は表情が曇る。だがすぐに顔を上げ、元の表情に戻った。

 

「こいつがいなけりゃ俺達は今頃ペシャンコになってるか消し炭になってた。間違いなくな。俺に至っては毒を食らって、大量の出血も相まって生死の境を彷徨ったんだが…こいつのおかげで、俺は…俺達は命を拾ったんだよ」

 

戦士が俺の肩に手を掛ける。

受付嬢も真剣な表情で話を聞いている。

 

「…わかりました。後日調査隊を派遣しますので、

報酬はまた後日お渡ししま…」

 

「ああ、そうだ」

 

受付嬢が言いかけた所で俺は思い出したように口を挟む。

 

俺は、ソウルから(どこからともなく)デーモンの首を取り出し、カウンターの前に転がした。

 

周囲が一際大きく騒めいた。中には近くにきて興味深そうに見る者。顔を青くして恐ろし気に見る者。様々だ。

 

受付嬢も驚きと恐怖が入り混じった表情で、デーモンの首を見ている。

 

「討伐証明なら必要はない。首は取ってきた」

 

無造作に放り捨てたデーモンの首を示して伝える。

役に立たん物だと思っていたが、こういう時には役立つな。しかし何故消えなかったのだろう?

 

あれだけ過去に戦ったものとほぼ同じ動きをしてきたのに対して、

死体は消えず、ソウルも手に入らなかった。まぁソウルがあっても今は困るだけだが・・・

 

「これは・・・わかりました。これを討伐証明としてギルドで引き取らせてもらいますが、

構いませんか?」

 

「ああ、その為に持ってきたからな」

 

少ししてギルドの職員が来てデーモンの首を布に包んで持っていく。

討伐証明ということで提出したが、デーモンの生首なぞ何に使うのだろうか?

 

「他に何かありましたか?なければ後日に報酬をお渡ししますが・・・」

 

「他・・・他はなんかあったか?」

 

戦士が俺達に確認を取るが、全員首を横に振る。

報告できることは報告した筈だ。

 

「では、これで依頼完了となります。お疲れ様でした、ゆっくり休んでください」

 

「ああ・・・そうさせて貰うわ・・・お前らはどうする?」

 

「私も休むわ・・・さすがに堪えたし・・・ね」

 

「拙僧は神殿へ・・・と言いたいところですが、今日の所は休息をとりますかな。放浪殿は?」

 

僧侶が俺の方に向いて、このあとの予定を聞いてくる。

 

「依頼を・・・と思ったがやめておこう。受付に何を言われるかわかったものじゃない」

 

依頼を受けると言いかけた途端に、受付嬢から睨まれてしまった。

さすがに今日は自重するとしよう。

 

「全くもう・・・とにかく皆さんゆっくり休んでくださいね。死んだら元も子もないんですから」

 

その言葉を皮切りに俺達はギルドを出て各々解散した。俺も篝火の所に戻ろうとしたところで

野伏が声をあげた。

 

「あ、そうだ」

 

思い出したようにこちらに振り返って俺の方に歩いてくる。何か忘れ物だろうか?

 

「あの時・・・助けてくれてありがと。・・・ふふっカッコ良かったわよ」

 

恐らくデーモンから庇った時のことだろう。別に気にしなくてもいいものを・・・

それじゃまたね、と言って駆けていく野伏を見送る。

 

心なしか頬が赤く染まっているように見えたが、気のせいだろう。

 

俺も篝火に戻るとしよう。俺は螺旋剣の破片を取り出して、篝火の元へ帰還した。

 

 

 

~~~

 

 

 

篝火の近くに座り込みエストや消耗品を補充する。

 

・・・初の一党として受けた仕事だったが、その結果はいいとは言えない物だ。

 

遺跡調査自体は問題ない。それ自体は順調に行えたと思う。

 

問題はあの「デーモン」だ。それも極めて凶悪な「デーモンの王子」。

 

それが何故あんなところにいたのか、疑問は尽きない。

 

しかも倒しても奴はソウルを落とさなかった。

 

この世界にいる「デーモンの王子」に極めて近い存在。というのが

現状で最も可能性が高く、簡単に行き着く答えだろう。

 

・・・本当に危なかった。一歩間違えれば全滅待ったなしの状況で、全員が無傷とは言えない物の

生き残ったのだ。それだけで十分かもしれない。

 

不死人は眠る必要はなく、食事も取る必要はない。だが…

 

だが、今日くらいはいいだろう。

 

横になって、空を見上げる。雲一つない綺麗な夜空に、星が散りばめられていた。

 

・・・いい空だ。昔はこんなふうに空を見上げることなんてなかった。

精々が、古龍の頂で太陽を見上げたくらいか。

 

暫くして一息ついて俺は眠りについた。こんな俺でも、命を救うことが出来たのだ。

少しはかつての仲間達に誇れるだろうか・・・

 

 

 

夜空の星々は一つの冒険の終わりを祝福するように密かに輝いていた。

 

 

 

~~~

 

 

 

翌朝、いつも通りギルドへ向かうと受付嬢に手招きをされた。

何かあったのだろうか?

 

「おはようございます、放浪さん。早速ですが昇級試験を受けて貰いますが構いませんか?」

 

和かな笑顔から一転、すぐに真剣な表情になり用件を言った受付嬢に唖然とする。少し前に鋼鉄になってもう昇級か…

 

「…私の記憶が間違っていなければ、鋼鉄級になってまだ何日とたってない気がするのだが…」

 

「早朝に戦士さん達の言葉に嘘がないかの確認が取れまして、討伐証明の悪魔の首からも、かなりの上級悪魔の物だとわかりました。ですので、戦士さん達と同じ、銅等級への昇格を行うことになったんです」

 

「等級を3つ飛ばしか…しかし何故?それでも普通なら一つずつ上げていくのだろう?」

 

俺の疑問に受付嬢は顔を寄せて口元を手で隠し小声で伝えてくる。

 

「…本当は一つずつ上げるべきだって監督官も言っていたんですけど、金等級の人でも厳しいだろう悪魔を単独討伐。それだけの功績ならすぐにでも金等級にして都に移らせる。なんて話も上がったそうです。ただ本人の意思に関係なく金等級を与える訳にもいかないってわけで…

なら銀等級はどうかって話もそれだと他の3人も上げなくちゃいけない。でも他の3人は殆ど何もしてないっていうのも事実だったので…」

 

成る程。つまりギルドとしても丁度いい落とし所として銅等級への昇格ということで落ち着かせたらしい。

 

「…まぁそういう事なら、御厚意に甘えさせて貰おうか」

 

「はい。でも決して無理をしてはいけませんよ?今回は無事でも次も無事とは限らないんですから…」

 

笑顔ではあるが声に悲しみを滲ませて心配する受付嬢を一瞥して、

試験を受けに行く。思わぬ近道もあったものだ…

 

〜〜〜

 

試験を終え、銅のプレートを受け取る。これで第四位。

社会的にもかなり信頼されている事になった。これに恥じない働きをしなければな。

 

「あ、おーい!こっちこっち!」

 

聞き覚えのある声が誰かを呼んでいるようで、そちらを振り向く。

そこにはテーブルに座っている一党を組んだ3人だった。森人野伏が立ち上がって手招きしている。あれからしっかり回復したようだ。

 

「聞いたぜ、お前さん。もう俺達と同じ銅等級になったんだってな?大出世じゃねぇか」

 

「あの悪魔を討伐してみせたのですから、当然でしょう。自信を持っていいと思いますぞ」

 

「と言うわけで、お祝いしなくちゃね!せっかくの縁だし、ほら貴方も」

 

そう言って椅子に座らされ、酒の入ったジョッキを渡される。まだ昼にもなっていないのだが…まぁ(不死人)は酔わないので関係はない。

 

「そんじゃこうして出会えた縁と、早くも俺達と同じになった奴に。…乾杯!」

 

「「乾杯(かんぱーい)!」」

 

ジョッキをぶつけ、中を飲み干す。…悪くはない。

 

「そういやお前さんはこれからどうすんだ?俺達は昨日の依頼の報酬をさっき受け取って暫くは「冒険」しなくてもよさそうだからな」

 

ゆっくりさせて貰うけどよ、と言って再びジョッキを傾ける戦士。

 

まぁ確かに今までの依頼とは比較にもならない枚数の金貨を渡されたが…それでも俺のやることは変わらない。

 

「頃合いを見て余った依頼でも受けるとするさ。どうせ街にいてもやることなどないしな」

 

「ストイックだなぁおい・・・まぁ止めはしねぇけどよ。無理して死んだりだけはすんなよ?まぁ昨日の悪魔んときの手際を見る限りじゃ、そこいらの奴等相手に死ぬこたぁねぇとは思うがな」

 

野伏と僧侶もうんうん、とでも言うように頷いている。

 

俺にとっては下手をしたらゴブリン共のような数で攻めてくる連中の方がよっぽど恐ろしいと思う。

・・・まぁそれは今は置いておいて。

 

自分の分の酒を飲み干した俺は席を立つ。

 

「あら?もう行くの?」

 

「ああ。等級も変わったことでどの程度の依頼が受けられるのかも見ておきたいからな」

 

「そう・・・それじゃまたね!野伏が必要になったらいつでも声をかけてちょうだい?」

 

そういって以前と変わらぬ笑顔でウインクをする森人野伏に見送られ、俺は受付に向かった。

後ろから、「ようやく春が来たかぁ?」「いやはや目出度い・・・」「だから!そんなんじゃ・・・」と何やら言い合っているようだ。まったく昼間から酒を飲んで元気なものだと思う。

 

俺は受付嬢に向かって、声をかける。

 

「何か依頼はあるか?」

 

「あ、放浪さん。丁度いいところに。等級も上がったことですので受けられる依頼が増えた貴方に、

ギルドの方から任せたい依頼があるそうですよ」

 

どうやら先日の功績もあってか、実力だけは認められたらしい。

受付嬢が依頼書を見せてくる。のだが・・・

 

俺の見間違いでなければ、また悪魔(デーモン)の討伐依頼の気がするのだが・・・

まぁ今のところ討伐依頼を直接受けたわけではなく、偶然遭遇したデーモンをシバき倒していただけなのだが。

 

「・・・今度は直の悪魔の討伐依頼か?」

 

「受けてもらえますよね?」

 

笑顔で伝えてくる受付嬢。和やかな表情から、何か妙な圧を感じる・・・。

 

「いや、さすがに昨日の今日でデーモン討伐は下級でも勘弁して欲しい。何か別の物を・・・」

 

「受けてもらえますよね?」

 

「いや、だから別の」

 

受 け て も ら え ま す よ ね?

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

笑顔に影が落ち始めて圧が増した。一先ず黙って依頼書を受け取る。

 

・・・北の方にある都市の周辺で下級の悪魔が出没しているらしい。あちらでは確か迷宮があったはずだ。

 

恐らく等級の高い冒険者は皆そちらに行って、周辺の討伐に人が回っていないのだろう。

それでたらい回しにされた依頼書が巡り巡って俺の元に来たわけだ。・・・まぁ仕事を選ばず受けまくっていたせいで何でもやるという噂が広がってしまったせいかもしれない。

自分が周りにもたらす影響を甘く見ていたかもしれない。

 

「・・・ありがとうございます。正直に言うと、私も昨日の今日でまた悪魔退治に行かせるのは気が引けますが…下級でも悪魔はすごく危険な上に、少しばかり遠いところにある依頼なものですから、受けてくれるであろう冒険者さんが貴方くらいしかいないんですよ」

悪魔退治じゃなくても、実入りのいい依頼はありますから。と彼女は苦笑いをする。

 

…どうやら先の彼女の圧は上からの指示だったようだ。

恨みがましく思ってしまった自分を殴りたい。

 

だが、それにしては妙に楽しそうだったような…いや気のせいだろう。

 

「まぁ事情は分かった、すぐにでも出発しよう。報酬は向こうで受け取ればいいのか?」

 

「はい。向こうのギルドでも受け取れますし、こちらに戻ってきて受け取りでも構いませんよ。向こうで手続きするなら現地で人を募るのもいいかもしれませんね」

 

下級とはいえ悪魔の退治に名乗りを上げる人がどれだけいるか…蛮勇な者か、媚びへつらいそうな奴しか来なさそうな気がする。

不屈の男みたいな。

 

まぁいい。考えるのは後だ。現地についてからでも考えることはできる。

 

しかし知識としては知っているが、直接行くのはこれが始めてだ。

 

 

 

「城塞都市…か…」

 

 

 

 

 




『デーモンの薪』

廃遺跡の奥深くに眠っていたデーモンの薪。
かつて王子の片割れに討たれ、人を呪い、
消えかけた炎を灯しながらも、灰と戦い敗れたそれは、
別な神々によって四方世界へと流れ着き、
仇敵の気配により目覚めた。

失った誇りを、自らの魂を、再びその手に取り戻す為に。





繋ぎ回。のはずなのに妙に長ぇ。

感想・評価・ご指摘ありがとうございます。
お気に入りが900超えてました。評価もしてくださって…

こんな稚拙な作品を読んでくださる皆さんに感謝を \太陽賛美/

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