貴公、一時の力を手にするために、残り火を奪うがいい
それでこそ、火の無い灰というものよ
「奪う者」と「守る者」の戦いは終わることはない。
惨すぎる戦いだった。同族でひたすらに殺しあっているなどと…
最も、俺もその戦いに身を投じていた以上何も言うことはできないのだが。
夜の帳が降りて少し、村人達がすっかり寝静まった頃。
暗雲立ち込める空からは青白い雷が空を裂くように落ちて、雨粒が落ちた。
ざぁざぁとなる雨音があたりに響く中、それに乗じてゴブリン達は藪の中から這い出て、ニタニタと下衆た笑みを浮かべた。
普段は自分達に取って忌々しい雷雨も今日に限れば天からの恵みだ。
このゴブリン達は知っていた。人間共が喚いて野菜を千切っていたら食料を蓄えている前触れだと。
その後に踊って騒いで日が落ちたら襲撃をかければ食い物も、玩具も、女も手に入る。簡単な事だと。
彼らは巣穴を追われた者達が集まったものだ。自分達はいつ死ぬかも分からないで生きているのに人間共はのうのうと食い物も女も蓄えている。
許せない。何故お前達だけそんなにも豊かなのだと。ゴブリン達は考えない。それだけの物を得る為の過程など。
彼らは略奪でしか物を得ようとはしないのだ。
ギャイギャイと騒ぎながらゴブリン達は村への侵入を試みるが、その往く手を柵に阻まれた。
何故だ。こんな物は昨日まではなかった。偵察をしていたゴブリンが必死に弁解するが他のゴブリン達は聞く耳を持たずに偵察をしたゴブリンを囲んで動かなくなるまで殴り続けた。これで一人減った。だがたかが一人だ。一人減ったくらいならむしろ自分たちの取り分が増える。ゴブリン達はそう考えていた。
柵をよじ登ろうとするが、小柄なゴブリン達は届かない。周囲を歩き回っていたゴブリンが川から侵入しようとして串刺しになった。
そしてふと視線を上げた先では一箇所だけ紐で括られず通れる隙間が空いていた。
―間抜けな人間共め。
ゴブリン達は柵を壊さぬように村の中へと入り込んだ。
激しさをます雨音に紛れ、招かれざる者が近づいている事も知らずに。
~~~
夜も更けザァザァと雨が激しさを増す中、俺は村の食料庫に当たる位置で息を潜めていた。
日が落ちる前に青年と予め決めておいた配置に俺はついていた。
青年は食料庫から最も遠い位置に侵入路を、俺は食料庫に最も近い位置に侵入路を作りそこに誘い込む。収穫を意図的に早めて祭りをしたのは連中に食料を溜め込むんだというのを分からせるためだ。ならばゴブリン達の目的も食料の略奪が目的だろう。
戦力の分散は危険だがそれは奴等とて同じ事。それに…
連中に大しては油断も慢心もしない。ましてや手心など加えてやる必要もない。
家屋の影から侵入路を見ていると雨音に紛れて耳障りな声と共にゴブリン達が侵入してきた。だが…
(…思ったより少ないな)
数は一、二……六…?
…少ない、少なすぎる。戦力を分けるにしては比率がおかしい。仮にこれで半々で分けたとするならば青年のほうにも凡そ六体近くしかいない事になる。当初の見立てよりかなり数が少ない。本来なら喜ぶべきだろうが生憎そこまで楽観的に考えられるような生き方はしていない。
あるいは盗む目的だけを達成するという意味では少数にしたか?…いや、これも弱いな。
連中は身勝手だ。食料を盗んだ連中がそのままトンズラする事などを考えれば全員で最初からこちらに来るだろう。それこそ食料が目当てなら食料庫に一目散に押し入って取れるだけ取って逃げればいいだけだ。
それに奴等は個々の強さは弱い。数を頼みとするならば分散するのは悪手も悪手だ。分けるならそれなりに数がいなければいけないはず。ならば何故こんなにも数が減っているのか?
(途中で仲間割れでもしたか?…あるいは…)
可能性はいくつか浮かんだが、何れも確証の無い物ばかり。最も可能性が高い物を想定して―
(いや、今はいい。…だが最悪の状況に備えておく必要がある、か)
―意識をゴブリン共へと切り替える。まずはこいつらだ。
侵入路から入り込んだゴブリン達へ弓で狙いを定める。連中は食料庫しか見えていないようだ。それもそのはずこの村に来てからずっと幻肢の指輪をつけていたし、静かに眠る竜印の指輪で音を消すのも忘れない。
ドスッという鈍い音と共に矢が先頭のゴブリンの後頭部に刺さり地面に倒れ伏す。後ろにいたゴブリン達は突然の襲撃に慌てているようだが、その場でキョロキョロと周囲を見渡している時点でいい的だ。連中を射抜きながらも、居場所を変えるのも忘れてはいけない。定点射撃をしてはすぐに場所が割れてしまう。連中からは見えていないという点を生かしてあらゆる方向から攻撃すれば労力を大してかけずともこうして全滅させることができる。…昔では考えられない戦い方だ。慣れたものである。
連中は夜の闇と雷雨の音が自分達の味方だとでも思ったのだろうが、甘すぎる。
戦場の影響は時に自分たちに降り掛かるというのに。
六体全てが倒れ伏したの確認してゴブリンの頭をメイスで潰して回る。…周囲に生き残りはいない。どうやら俺の方は本当にこれで終わりらしい。だが、先程から拭えない不安がずっと俺の中に渦巻いている。今のところこういった不安や嫌な予感が外れた試しがない。
一先ずは青年と合流しよう。向こうは俺よりも早く戦っていたから連中にやられてさえいなければ問題なく合流できるだろう。
食料庫近くの進入路を塞いで、俺は青年の元へと急いだ。
~~~
「これで…十と二…」
周囲にいた最後のゴブリンを連中が持っていた槍を投げつけて仕留める。息を整えるべく肩で息をしていると後ろから声がかけられた。自身が世話になった「彼」の声だ。
「貴公も終わったか。数は?」
彼が来たことに気づいた青年はフラつきながらも姿勢を戻して彼の方へと振り向いた。力無く立っているその姿は一歩間違えれば暗闇を彷徨う幽鬼のように見えなくもない。
「…十二だ。あんたの方は?」
「六だ。…合わせて十八か」
「十…八…?」
周囲を見れば小柄なゴブリン達の死体。そのどれもがここを襲撃に来たゴブリン達であることは明らかだった。
「これで、全部か?」
「…想定より大分少ないが恐らくはな。私はもう少しここに滞在して増援が来ない事を確認してから戻るつもりだが、貴公はどうするんだ?」
「俺は…」
青年は何かを考えるように顔を俯かせて、言葉を詰まらせた。
「私と同じように村に滞在して休むか。それとも帰るのか…」
「…帰る?…帰る…」
帰る。青年はその言葉を噛み締めるように呟く。脳裏に浮かんだのは大切な人の姿。待っていると言ってくれた。ちゃんと帰ってきて欲しいと言ってくれた。大切な、幼馴染の姿。
「…貴公?」
心配そうに声をかける「彼」に青年は力無く、しかし確かな意思を込めて、
「ああ…帰る。待っている、人がいる」
その言葉に「彼」は、フッと笑い「そうか」と一言だけ言って。
「なら早く行ってやるといい。…帰るべき場所がある。それは、とても幸せな事なのだから」
どこか淋しげに「彼」は呟いた。まるで自分に無いものを羨むように。
「ああ…」
青年は未だに雨が振る暗闇を歩き出した。大切な人の元へ帰る為に。
~~~
青年を見送って後ろ姿が見えなくなって報告をしようと寺院に戻ろうとして足を止めた。
先ほどからずっと感じていた違和感。拭えない不安。このまま戻っていいのだろうか?いや、まだ駄目だ。先ほどから解決していない疑問がある。
何故ゴブリン共はあれほどまで減っていた?青年が言うには数が多いと。俺自身の見立てでも三十は来ると踏んでいた。だが実際に襲撃をしてきた連中は二十にも満たなかった。仲間割れをしたとしてもせいぜい一、二減る程度だろう。
――いるはずだ。ゴブリン達が減った原因が。
字面だけを見れば良い事だが、減らした奴が
…気が付けば雨は弱くなり、夜空には二つの月が顔を出していた。うっすらと月明かりに照らされる草花や木々が雨露を滴らせ、月の光に照らされて幻想的な雰囲気を晒し出している。だがそれも今の俺に取っては酷く不気味に思えた。
ふと地面を見ると草花が血に濡れている場所がある。…森の中へ続いているようだった。いつぞやに戦った山羊頭のデーモンを思い出す。もしあれと同じような個体であればさしたる苦労ではないだろう。二度同じ轍を踏むことはあるまい。
血の跡を辿って森の中へと入っていく。草の根を分けて進んでいくが先程から周りの風景が変わりばえしないためか進んでいないような錯覚を受ける。その時―
―――急に、血の匂いが強くなった。
案の定とでも言うべきか、そこにはまるで叩き潰されたかのような肉塊があった。
…やはりデーモンの仕業か?
肉塊ではあるが辛うじて人であったことまでは分かるくらいには面影はある。防具らしき破片や衣服と思わしき布地。少なくともゴブリンでは無さそうだ。ホブや
だが、この当たりまでデーモンが来ていたなら誰かが気づいてギルドへ依頼を出していてもおかしくないはずだ。つい最近このあたりに流れ着いたとしても潜む理由が―
そうして死体を物色しながら考えに耽っているとカラン、と軽い音がなった。
「…骨?」
人間の体でいう背骨があったのだが、ちょうど真ん中の当たりに
「………まさか」
カチャリと死体の骨を抜き取ってそれを眺める。兜の下で冷や汗が頬を伝った。
何の変哲もない…ただの椎骨だった。のだが…
…手にした椎骨を見ると嫌でも思い出す。穴倉に山と積まれた椎骨を。そしてそこで出会った黄昏の鎧を身にまとった狂った騎士の事を。
何より―あの世界で何度も戦った狂った連中を。
さっきから心臓の鼓動が急に早くなっている。落ち着かせようと深呼吸をするもこれといった効果を見せず、鼓動は早まるばかり。手にした椎骨をその場に捨てて立ち上がり俺は何かに導かれるように歩き出した。それと同時に理解した、してしまった。
自身が戦う相手が考えうる最悪の相手であることも。
歩を進めるたびに濃厚になる血の匂い。
…間違いない。
―いる。この先に。
―――
~~~
「………」
「GORB!?GORB!GO…」
グシャりと果物が潰れるかのように一匹のゴブリンが潰れた。勿論自然に潰されたのではなく何者かによって叩き潰されたのだが。
まるで岩の塊のような特大の剣を棒きれを振り回すかの如き軽さで振り下ろした騎士。フルフェイスの兜に一般的な
その全身が血に塗れていなければの話だが。
全身に付着した血糊は黒ずんでおり、もはや雨に濡れた程度では落ちぬほどに汚れ、かつての高潔な騎士の姿は見る影もない。
そんな全身血塗れの騎士は先ほど叩き潰したゴブリン
グチャグチャと気味の悪い音を鳴らしながらも少ししてゴキッと鈍い音と共に、血塗れの騎士は手を引き抜いた。
幾度と無く繰り返した行為。その行為に意味がなかろうと、血塗れの騎士は躊躇なく実行する。
誇りも矜持も失い、自身が何者だったのかさえ忘れたこの騎士は、本能に従うままに戦う狂戦士へと堕ちた。
「―――」
血塗れの騎士が徐ろに空を見る。未だに雨がしとしと振り続ける空の隙間から月を見上げていた。
何かを思い出すように。しかしその記憶はもう戻ることはなく。
夜空に浮かぶ二つの月はどこか悲しげに大地を照らしていた。
~~~
血の匂いが立ち込める森の奥。開けた場所に『其奴』はいた。
ぼうっと立ち尽くし月を虚ろに見上げているその姿は、俺がよく知っている「騎士」の装備を身にまとっていた。俺もかの灰の墓所で目覚めた時に着用していた物だ。
しかしその姿はドス黒い血に塗れ、俺の知る「騎士」とは大分違っていた。首周りを覆うようにして身にまとっているボロボロの外套も合わさって奴隷騎士のようだった。
血塗れの騎士が此方に気づいたのかゆらりと顔を動かして俺の方を見据えた。
…恐らく、もう
「…貴公、こんな所で何をやっている?」
「………」
血塗れの騎士は答えない。顔だけを向けた姿勢から相対するように向き合った。
「……………」
沈黙が場を支配する。ポツリ、ポツリと雨の雫が弱く滴る音だけが嫌に大きく聞こえた。
「貴公、その手に持っている物は…」
分かっている。もうここまで来れば答えは自ずと出る。それでも、それでも聞かずにはいられなかった。自分の中の僅かな希望に縋りたかったのかもしれない。その可能性があるのなら。
「……お前で」
顔の一切が見えない兜の奥から底冷えのするような声が発された。くぐもっているが声の調子からすると男のようだ。血塗れの騎士はその手に持っていた骨を捨てて地面に突き刺さっている自身の得物を引き抜いた。あの、武器は―
「お前で、二十八人目…」
「ッ…!」
その言葉を皮切りに血塗れの騎士から殺気が溢れ出た。即座に打刀を抜いて戦闘に備える。
血塗れの騎士が身の丈以上の岩の如き巨大な剣を振り上げ、重量を感じさせぬ勢いで軽々と跳躍する。
「受け入れろ。死ぬ時間が来ただけだ」
轟音が夜の森に木霊した。
~~~
「あ~…疲れたぁ…」
多くの冒険者が疲労を顔に出しながらも思い思いの姿勢で休んでいる。
腕を肩から吊っている者。包帯を巻き横になっている者。形は様々だが皆が皆激しい戦いの後だと伺える様相が広がっていた。
その後死傷者は多少出てしまった者の大多数は生き残り無事
「改めて…お疲れ様。誰一人欠ける事なく生き延びた事を喜ぼう」
「
「…貴方が気にすることじゃないわ。私達だってどうにかできたわけじゃないし」
神殿の隅で数人の冒険者達が中を見渡しながら談笑をしている。圃人軽戦士、男斥候、森人野伏である。多くの場数を踏んだ彼らも今回のような大掛かりな
「あのー…皆さん大丈夫ですか?」
三人で今日の成果を話しているとふいに声を掛けられる。そこにいたのは継当てだらけの地味な法衣を来た小柄な少女だった。透き通った青空のような青い瞳にきめ細やかな金色の髪を背中のあたりまで伸ばしている。恐らくまだ見習いの侍祭、といったところだろうか。その手には薬草や清潔な包帯の入った籠を抱えていた。
「ええ、私達は大丈夫よ。気持ちだけ受け取っておくわ。他の人達のところに行ってあげて」
森人野伏が手を横に振って遠慮する。少女は三人の状態を見ると
「え…ですが、皆さん傷だらけで…」
「…いいっつってんだからいらねぇよ、他の連中んとこ行ってこい。俺ぁ聖職者の世話になりたくはねぇからな」
男斥候はシッシッと手で追い払うような仕草をして侍祭の少女から顔を背けた。少女は戸惑ったような心配をするような感情の入り混じった暗い表情になると別の冒険者達の所へと歩いて行った。
「…君が聖職者を嫌ってるのは知ってるけどあんな言い方はなかったんじゃないかい?」
圃人軽戦士が顔を顰めて怪訝な表情で男斥候をたしなめた。
「こればかりはお前らに分かって貰おうとは思わねぇよ。過去に受けた仕打ちは絶対に忘れねぇってな。それがひでぇもんなら尚更さ」
その言葉に森人野伏と圃人軽戦士は溜息を吐いた。彼は聖職者が関わるといつもこんな風に不機嫌になる。理由を聞いてもいいようにはぐらかしてしまうのでいつも分からずじまいだった。
「訳なしの冒険者の方が少ない…か。本当、言い得て妙よね」
森人野伏が神殿の中を見渡しながら呟く。それは自身にも当てはまるからなのか、それとも実際にそうだからなのかは分からなかったが。
「何事もねぇ平和な人生過ごして冒険者になった奴は大体すぐに死んじまうさ。夢ばっか見て現実なんて見えてねぇ」
ポツりポツりと唐突に斥候は語りだした。神妙な顔つきは普段のおちゃらけてふざけた態度からは想像も付かない。
けどな、と言って斥候は続ける。
「だが訳のある人生送ってきた奴だって冒険者ってのはすぐに死ぬんだ。昨日隣で笑ってた奴が次の日に死んでた、なんて事もよくある話だろ?俺はそれがちょいと違う形だっただけだ」
まるで自らを嘲笑うようにふっと笑って男斥候は立ち上がる。これ以上話すことはないかのように。
「俺はそろそろ行くぜ。こんなとこにいつまでもいたらおかしくなりそうだ。今でさえこんなに口を滑らせちまったのに」
じゃあな、と言って後ろ手を振りながら斥候は立ち去る。その後ろ姿を見て残された森人野伏と圃人軽戦士は顔を見合わせて苦笑いを浮かべた。
「彼があそこまで喋ったのは珍しかったわね。私達も少しは信頼されたのかしら?」
「どうだろうね。でも悪いようにはならないと思うよ。僕は彼が
「ほんと…『彼』含めて皆ブレないというかなんというか…それに、私は貴方みたいな圃人は始めてみたわ。今更かもしれないけれど圃人らしくないわよね」
「『彼』にも言われたよ。『お前みたいな圃人は初めて見た』ってね。…まぁそれは僕自身が理解してるさ。他の圃人を見ると僕がおかしいんじゃないかって悩まされたしね。それでも『彼』はおかしくなんかないって言ってくれたよ。それはお前だけが持っている尊い物だってね」
昔を懐かしむように目をつむってしみじみと語る圃人軽戦士を見て森人野伏はここにいない『彼』を思い浮かべた。
今頃は『彼』も依頼を終えた頃だろうか?もしかしたら帰り際に別の怪物と戦っているかもしれない。『彼』が一人で出発したときは大体依頼とは関係ない
よし、と気を持ち直すようにして、ぐっと伸びをして身体をほぐすと森人野伏も立ち上がって、
「私も、宿に戻るわ。報告は明日に全員でしましょ。今日は皆疲れてるでしょうし」
「そうだね。僕はここで休んでいくから、また明日ギルドで集まろう」
ひらひらと手を振って戦いの疲労を感じさせない足取りで森人野伏を見送る。
何はともあれ自分達は今日を生き延びた。圃人軽戦士にとってはそれで十分だった。皆それぞれの理由がある。そんな自分達を引き合わせた『彼』にいつか追いつくためにも。自分が目指す高みへと至る為にも。…今日は思いっきり休もうか。折角開けてくれたのだから厚意を無駄にするのは野暮というものだろう。彼にも宿はある。だがそれでもここで休むのにはもう一つ理由があった。
「グゴーッ…グゴーッ」
「…ある意味、君が一番ブレないよね。僕らの中で…」
視線の先で玉葱兜の男騎士が大の字になって寝ていた。やれやれと思いながらもその端正な顔立ちに笑みを浮かべて圃人軽戦士も横になって目を閉じた。
未だに神殿の中は忙しなく動き回る神官達でいっぱいだ。皆忙しいからだろうか。あるいは人が多かったが故に気付かなかった。
神殿の端の方で、壁にもたれ掛かるように眠っている青年に一人の少女が奇跡を行使した事に。
一週間以内に挙げられなかったorz
それもこれもゴブスレTRPGの世界観設定が面白すぎるせいなんだ。
相変わらず話進むの遅すぎっていう…
久々に輪の都を白で大冒険してきました。最初からぶっ通しで1時間越え。
楽しかったです。やっぱいる人はいるもんですねぇ…