神様の友達が夢見た世界   作:くにおか

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今回も見切り発車!!

NGな方は戻ってね!!

良いよって方はどうぞ!!!


第9話

勉強についていけていない秋斗は山田先生に補習をしてもらっていた。

 

「ここは~、こうなりますよ」

 

「あ、できた!」

 

「えっと・・・しっかりできてますね!えらいですよ~」ヾ(・ω・*)なでなで

 

「えへへ~」(∀`*ゞ)エヘヘ

 

丁度そこへ千冬がやってきた

 

「山田先生、秋斗はどんな感じですか?」

 

「織斑先生!秋斗君すごいですよ!!こんなに物覚えが良くて教えていて楽しいのは初めてです!」

 

笑顔で答える山田先生。

 

「山田先生!ここ教えて!!」

 

「あ、ここはですね・・・」

 

秋斗は山田先生に次々に質問しそれを丁寧に教える山田先生それにより秋斗は見る見るうちに知識を吸収して行く。

 

「今日はここまでにします。また分からないことがあれば聞きに来てくださいね」

 

「はい!」

 

丁度部活が終わる時間と同じ時間に終わりにし、剣道場へ向かい箒と一夏に合流する。

 

「一夏姉!箒姉!かーえーろー!!」

 

「秋斗か、丁度いいところだったね」

 

「こちらもいいぞ。それでは帰ろうか」

 

3人で寮へ帰っていった。

 

 

 

 

「千冬おねえちゃん!たばねえとお話しできる?」

 

「ああ、ちょっと待っていろ」

 

夜、千冬は束と連絡を取るために携帯を操作した。そして3コールの後・・・

 

『もすもす、ひねもす~。みんなのアイドル束さんだよ~!!やあやあ、ちーちゃん。今日連絡してくるってことはあっくんのことだね!』

 

「ああ、そうだ。まぁいい本人に渡すぞ」

 

『え!?あっくんに変わるの!はやくはやく!!』

 

「ほら、秋斗。束とつながってるぞ。」

 

「ありがとう!!あ、たばねえ?」

 

『おう~!あっくんげんき~?』

 

「元気ー!それより専用機!!僕の作ってくれるって聞いたけど!」

 

『うんうん、作るよ作るよ!楽しみに待っててね!月曜日には持っていくから!!!』

 

「うん!楽しみにしてる!!」

 

『じゃあ、楽しみに待ってててね!!月曜日、会えるからね!!』

 

「うん!久しぶりに会えるの楽しみだな~」

 

『じゃあ、月曜日にまた会おう!!またねあっくん!』

 

「またねたばねえ!!」

 

そう言って秋斗と束は同時に携帯を切った。

 

「はい、千冬お姉ちゃん。ありがとう」

 

「ああ。・・・よかったな、束が元気で」

 

「うん・・・うん・・・」

 

「おいで、秋斗」

 

「うん・・・」

 

「束は元気だった。それでいいじゃないか。月曜日に会えるんだろう?」ヾ(・ω・*)なでなで

 

「うん・・・よがっだぁ~」(´;ω;`)ウゥゥ

 

「よしよし」ヾ(・ω・*)なでなで

 

束の声を聴いて元気そうなのを確認できて秋斗は安心して泣いてしまった。

 

 

 

 

 

模擬戦当日、秋斗達はピットで束と専用機の到着を待っていた。

 

「もうすぐ・・・だよね・・・」

 

「大丈夫だ。あいつは必ず来るさ」

 

心配しているとそこへすごい勢いで人が秋斗へ突っ込んでいった。

 

「あっく~ん!久しぶりーーーーー!!」

 

「たばねえ!?久しぶりーーーー!」(≧∇≦)

 

二人して喜んでいるところに千冬の拳骨が束にさく裂した。

 

「ち、ちーちゃん・・・痛い・・・」

 

「千冬おねえちゃん、何するの~?」(´・ω・`)

 

「束、とっとと秋斗の専用機を出せ」(#^ω^)

 

「あ、ハイ~!!」

 

怒り心頭な千冬に急かされ束はコンテナを拡張領域から出した。

 

「それではみなさんご注目!!オープン・ザ・セサミー!!」

 

コンテナが開かれるとそこにあったISは・・・

 

「白い・・・機体・・・?」

 

「この子の名前はガンダム!多分あっくんはいっちゃんと一緒に戦いたいって思ってるだろうから武装換装システムを導入したよ!!」

 

「うん!ありがとう、たばねえ!!じゃあ、乗るね!!」

 

そう言って秋斗はガンダムに乗り初期設定や最適化をさせる。

 

「束、時間がない最低限で済ませてくれ」

 

「大丈夫!3分で全部準備できるよ!!」

 

「そうか、ならやってくれ」

 

「イエッサー!!」

 

キーボードを神速で叩きながら設定を済ませていく束

 

「この子・・・僕を知っている・・・?」

 

準備途中に秋斗はそうつぶやく。

 

「でーきた!ちーちゃん準備は完了したよ!」

 

「そうか、なら秋斗!準備は整った。出撃していいぞ」

 

「う、うん!」

 

カタパルトに乗って発進体制に入る。

 

「お、織斑秋斗!ガンダム、行きまーす!!!」

 

秋斗の初模擬戦が始まった。

 

 

 

 

 

 

「ようやく、専用機の到着ですか。ってフルフェイス型ですか・・・?」

 

「うん、ごめんね待たせちゃって。これが僕の専用機ガンダムだから」

 

「そうですか。ではお互い有意義な模擬戦にしましょうね」

 

「は、はい!」

 

『試合開始!!』とアナウンスがしてブザーが鳴る。

 

「これを避けられますか!」

 

ブザーと同時にセシリアがライフルを撃つが秋斗は難なく避ける。

 

「さすがにこれは避けられますか」

 

「立ち合いの一撃目は普通にあり得るからね!」

 

秋斗はビームライフルを右手に展開、シールドを左手に展開して射撃戦を始める。

 

「そこ!」

 

「甘いですわ!」

 

ビーム同士で射撃戦が行われ始め、さらにセシリアはビットを展開

 

「ブルーティアーズ!」

 

「手数が・・・ッ!」

 

回避やガードを繰り返し防戦一方となる秋斗

 

「ティアーズの攻撃をここまで防げるなんて!」

 

「こっちは守るしかなくなってるけどね!!」

 

盾で受けると言っても前方しか防げない。囲まれては当たってしまうため囲まれないように動く。

 

「いい加減にお縄に着きなさい!」

 

「やだね!お姉ちゃんたちが見てるから!!負けてたまるか!!」

 

そして隙を突くように正面に開いた穴を全速力で駆け抜けセシリアに肉薄するが・・・

 

「残念でしたわね!ビットは4機ではなくて6機ありましてよ!!」

 

「わ、罠だったの!?」

 

至近距離でミサイルを放たれて爆発、大ダメージかと思いきや・・・

 

「あ、危なかった~」

 

「な、な、なんですの!?その姿は!!」

 

装甲が重装甲化され、右腕に2連装ビームライフルがマウントされてあり右肩にはキャノンをのせている姿になっていた。

 

「えっと・・・フルアーマーガンダム?」

 

「あ、あなたもしかしてそれが真の姿とでも!?」

 

「いいや、違う・・・。これはまだ形態の一つ・・・。じゃあ、残りは・・・!」

 

『ありますよ』

 

「!?声!!どこから!!??」

 

『久しぶりですね!秋斗君』

 

「ひ、久しぶりって・・・ISのコアで僕を知っているって・・・あの時の!?」

 

『そうですよ、秋斗君。あの時にあなたを乗せたISのコアです』

 

「久しぶり!えっと・・・何て呼べば・・・」

 

『あ、名前まだ言ってませんでしたね。私はセシア、セシア・ウェアです』

 

「じゃあセシア姉!」

 

『はい!よろしくお願いしますね!!』

 

「それよりも・・・今戦ってるけど・・・これであの機体に勝てる?」

 

『残念ながら難しいですね』

 

「じゃ、じゃあ・・・」

 

『ですから武装を換装させてTB仕様にします』

 

「T、TB・・・?」

 

『はい!フルアーマーガンダムを高機動化、高火力化させたものです』

 

「じゃあ、お願い!!」

 

『はい!それでは換装!!』

 

すると機体の一部が化粒子化され再展開された。すると、両腕に2枚さらには背部のアームに2枚のシールドが展開し、右腕のシールドの下にはミサイルランチャーがマウントされた。

 

「武装の換装ですって!?」

 

驚くのも無理はない。なぜなら第3世代機体の武装の換装は今までなかったのだから。

 

「これで、まだ戦える!!」

 

「っく!武装が変わったくらいで調子に乗らないでくださいまし!!」

 

試合が再開、秋斗は腕部ミサイルで牽制しつつビームライフルを連射。さらに超高速で突っ込む。

 

「ティアーズ!!お行きなさい!!」

 

セシリアはティアーズを展開、迎撃するも肩部のアームシールドで横からの攻撃がほとんどガードされてしまう。

 

「そ、そんなことが・・・」

 

「僕は・・・僕は!約束通り、強く!!なるんだあああああああああああ!!!!!」

 

秋斗は接近戦に持ち込みビームサーベルを振るう。

 

「い、インターセプター!!」

 

とっさの判断で近接武器を取り出すセシリア。だが、秋斗は止まらない。

 

「いっけえええええええええええええええええ!!!」

 

横凪にビームサーベルを振って高速で抜けて行った。

 

『セシリア・オルコット、シールドエンプティ!勝者、織斑秋斗!!!』

 

『おおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!』

 

秋斗が勝った。それだけの事実が会場を沸かせた。

 

 

 

 

 

「なぜ・・・なぜわたくしが・・・」

 

ピットに戻り専用機を解除したセシリアは茫然としていた。

 

「なぜ・・・負けたのですか・・・?」

 

わけが分からなかった。なぜ負けたのか、ただ覚えているのはあの少年は強い目をしていたということだけ。

 

するとそこへ秋斗が走ってやってきた。

 

「オルコットさん!」

 

「お、織斑秋斗さん・・・?なんですの?負けた私を笑いに・・・」

 

「今日はありがとうございました!!」m(__)m

 

「え?」

 

「今回は機体の性能で勝てましたけど・・・普通なら負けていました」

 

「ですから次にやるときには負けてしまうと言うのですか?」

 

「い、いや!そういうわけじゃなくて・・・その・・・えっと・・・」

 

「ふふふ、すみません。あなたを見てるといじりたくなってしまいますわ」

 

「ふぇ!?ひ、ひどいよ~」(´;ω;`)ウッ…

 

「ふふふ、まぁこう言っておきますわ。次にやるときはお互いに強くなってからですわね」

 

「え?」

 

「私も慢心していたからここでは負けてしまいました。ですからお互いにまた研鑽をしてから再戦を致しませんか?」

 

「うん!僕絶対に強くなってもう一回セシリアさんに勝って見せるよ!!」

 

「待っていますわ。わたくしも強くなるので今度こそは勝ちますわ」

 

「じゃあ!約束!!」

 

「ええ」

 

セシリアとの再戦の約束と一緒にあることも言われる。

 

「え、えっと・・・秋斗さん?その、よろしければですが・・・。」

 

「なに?」(。´・ω・)?

 

「わ、わたくしのことをお姉様と呼んでみてくださいまし」

 

「え?い、いいけど・・・えっと、セシリアお姉様?」

 

「はうッ!!」

 

顔を赤くして悶えるセシリア。

 

「だ、大丈夫!?」

 

「大丈夫ですわ・・・。ですからできれば普段からお姉様と呼んでくださいまし・・・」

 

「えっと、じゃあお姉ちゃんでいい?」

 

「そ、それでもいいですわ」

 

とりあえず、セシリアお姉ちゃん呼び決定

 

 

 

 

 

 

 

「秋斗さん・・・いや、お姉ちゃんと呼ばれるのですから秋斗・・・くん・・・いやちゃんで行きましょう」

 

秋斗への保護欲が沸き上がったセシリアであった。




次回予告!
 セシリアは秋斗に対する好感度を上げるためにあの手この手で好感度を稼ぐ

 だが!そこへ鈴音が帰ってきた!!

 どうなる!秋斗争奪戦!!  

  次回もお楽しみに!!

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