というわけで、それがNoという方はブラウザバック!!
それでもいい方のみどうぞ!!
セシリアとの模擬戦の次の日の朝、クラスは転校生の話題で持ちきりだった。
「今日、転入生がこのクラスに来るんだって!!」
「話では中国の子って聞いたわよ」
「でも今になって転入なの?」
「それは、わたくしを危ぶんでの・・・」
『それはない』
「ひ、ひどいですわ・・・」
そこへ秋斗達が入ってくる。
「あれ?みんなどうしたの?」
「転校生の話題で盛り上がっているのだ~」
「ほんちゃんそれほんと?」
「ほんとほんと~。因みに同じクラスだって~」
「へ~」
本音と話していると千冬がやってきて席に着くよう促されて席に着く。
「今日は新たなこのクラスの仲間を紹介します。それではどうぞ」
そして山田先生に言われて出てきたのは・・・
「中国から来た代表候補生の鳳 鈴音よ。よろしくね!」
鈴だった。
「鈴・・・ねえ・・・?」(´;ω;`)ブワッ
「ただいま秋斗。約束通り帰ってきたわ!」
「鈴姉・・・ッ!!」(´;ω;`)ブワッ
「ほらほら、泣かないの。今日から一緒に居られるから。ね?」
「うん、うん・・・」
「よし、いい子ね」
「鳳、お前は織斑弟の隣だ」
「わかりました」
それプラス昨日の模擬戦の結果秋斗がクラス代表になったことが伝えられた。
「鈴姉!お昼!!」
「ええ、行きましょうか」
「あ!セシリアお姉ちゃん!!一緒にお昼ご飯食べよ!!」
「あら、秋斗ちゃんからのお誘いでしたら喜んで」
「秋斗~?私たちもいいかな?」
「一夏姉と箒姉もいいよ!!」
というわけで計5人での昼食になった。
「鈴姉!!いつ帰ってきたの!?」
「昨日よ。それよりもびっくりしたわよ~。秋斗がISに乗れちゃうなんて聞いたときは」
「なんか乗れるようになってたの!」
「そう、ならいいけど相変わらず食べる量は変わんないわね~」
「これくらい食べないと力が出ないの!!」
「言ってることも同じじゃない。よかったわ~、1年ぶりだけど秋斗は変わっていなくて」
「僕は変わらないよ?」(。´・ω・)?
「あ~!もう、かわいいんだから!!!お姉ちゃん、ぎゅ~してあげる!!」
「えへへ~。鈴姉のにおい~」
ぐりぐりと秋斗は顔を鈴の胸に押し付けていく。
「それより、秋斗ちゃん!鳳さんとはどいういう関係でして!?」
「秋斗、私にも教えろ!!」
「えっと、鈴姉は鈴姉だよ?」(。´・ω・)?
「いやいやいや!そうじゃなくて!!あ~もう!私が説明するね・・・」
秋斗があまりいい答えを返さないので一夏が説明することに
「鳳 鈴音、秋斗のセカンド幼馴染でこの中で私と千冬姉以外で一番秋斗の面倒を見てたの。だからなのか秋斗は鈴ちゃんに絶対的な安心感を抱いているんだけど・・・。」
「わ、私より面倒を見て居るとは・・・」
「で、でもまだチャンスはありますわ・・・」
「1年前に中国に帰ってその影響で2か月くらい夜中に泣いちゃってたね」
「そ、そんなことないよ!!」ヽ(`Д´)ノプンプン
秋斗から反論が飛ぶが・・・
「何を言ってるの?夜中に鈴姉~、鈴姉~って自分の部屋で大泣きしてたのはどこの誰でしたか~?」
「うッ!」
「あら、それほどに寂しかったの?ごめんね~!1年間一人にしちゃって~!!」
秋斗を膝の上にのせてかわいがる鈴
「うううううううううううううう・・・・」カオマッカ
顔を赤くしながら甘えていた。
放課後・・・
「秋斗君!お引越しです!!」
山田先生が突然言い出す。
「ふぇ?千冬お姉ちゃんの部屋じゃなくなるの?」
「はい!元々突然のことだったので部屋の都合がつくまでってことで織斑先生の部屋で過ごしてもらいましたが、都合がついたのでお引越しです!」
「ひ、一人・・・?」
「ひ、一人ですよ・・・」
「・・・・」(´;ω;`)ウッ…
「え?」
「ひ、一人はやだあああああああああ!!」( ノД`)ウワーン
「えええええええええええ!!!」
一人部屋だと聞いて秋斗は泣き出してしまい山田先生が困る。
「何事だ!秋斗!!」
「秋斗!!どうしたの!!!」
「秋斗!大丈夫か!!!」
「秋斗!!誰に泣かされたの!?」
「秋斗ちゃん!?お助けに参りました!!」
上から千冬、一夏、箒、鈴、セシリアの順で教室に駆け込んできた。
「お、おねえちゃーーーーん!!」
「山田先生?これはどういうことだ?」
「え、えっと・・・その~」(((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
「山田先生?秋斗が泣いている理由を言ってください」
「それがですね・・・」
山田先生はさっきと同じようなことを言った。
「どうするも何も一人部屋になってもらうしかないが・・・」
学校の決まりというかなんというかあまり秋斗を長期間寮監室住まいもまずいし、かといって女子と同室も外見上あまりよろしくないので一人部屋になってもらうしかなくなっている。
「千冬さん!なら私が夜秋斗の部屋に行って寝かしつけます!!」
鈴が手を挙げる。すると・・・
「それは私がやろう!」
「わたくしがやりますわ!」
「ここは、姉である私の出番かな~?」
「お前たち、私がいると分かっていて言っているのか・・・?」
「ち、千冬さん・・・」
教師として怒られる。みんながそう思った時・・・
「私だって・・・ッ!私だってッ!」
「「「え?」」」
「私だってできることなら秋斗を寝かしつけてやりたい!!」
『ええええええええええええええええええええええええ!!!!!!』
千冬の予想の斜め45度上の叫びにみんなが困惑した。
『そいえば秋斗君、私を忘れてませんか?』
「え?」
突然秋斗の方から声が聞こえた。
「その声って・・・」
『はーい!秋斗君の頼れるISコア人格のセシア・ウェアです!』
「セシア姉!喋れるようになったんだ!!」
『ごめんね。時間がかかっちゃって』
待機状態の秋斗のISから立体ホロ映像が出てきて声の主であろう少女が映し出された。
「秋斗、これはどういうことだ?」
「紹介するね!僕のISのコア人格のセシア姉です!!」
『以後お見知りおきを』
紹介されてお辞儀をして答えるセシア
「それで?今出てきたということは・・・?」
『はい!私が秋斗君と一緒に居るので一人部屋で大丈夫ですよ!』
すると、周りに冷たい空気が流れ始めた。
「なに、ぽっと出のあんたに秋斗を任せなきゃいけないのよ」
「秋斗の世話は私がするのだ。コア人格と言ってるがここは引いてもらおうか?」
「秋斗ちゃんのお世話はわたくしの使命です。ですからここはお引き取り願えないでしょうか?」
『いえ、あなた方はあまり秋斗君の部屋に入ることはよろしくないと判断しますが?』
4人?の間に火花が散っているような気もするこのせめぎ合い。だが千冬だけは教師としての判断を下した。
「こうなってはらちが明かないが、セシア・ウェアといったか。秋斗を頼めるか?」
『はい!千冬さん、お任せください!』
こうして、セシアは秋斗のお世話をすることになった。(基本寝かしつけと朝起こすだけだが)
というわけで、カギを貰って寮の部屋へと歩く秋斗、隣には立体映像ではあるがセシアが歩いていた。
「セシア姉、そういえばさガンダムの武装換装ってフルアーマーとTB以外にどれくらいあるの?」
『詳しく分けると・・・格闘を主体にしたステルスモードのピクシー形態と格闘戦を主体とするプロトタイプ形態にプロトタイプより格闘は劣りますが汎用性を上げた格闘機G3形態あとは水中戦闘ができるアクアタイプとなってますよ』
「へ~、水中用の機体があるんだ~」
『原則に言えば水陸両用ですけどね』
「あれ?じゃあ砲撃とかができる機体ってフルアーマーしかないの?」
『もう一つありますよ。フルアーマー形態の物よりは少し威力は落ちますけど機動支援砲撃機のマドロック形態がありますよ』
「機動支援砲撃だから・・・フルアーマーより早いってこと?」
『そういうことです!えらいですね~!』
「えへへ~」(∀`*ゞ)エヘヘ
話している間に寮の部屋に着いた。
「ここみたいだから、開けるね?」
秋斗は何のためらいもなくカギを開けてドアを開ける。
『あ!まってくだ・・・』
「おかえりなさい!ご飯にします?お風呂にします?それとも・・・わ・た・し・・・?」
そこには裸エプロンの謎の人が居た。そしてこれにホラーが苦手な秋斗は・・・
「きゃあああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」(゚Д゚;)
悲鳴を上げた。
秋斗が悲鳴を上げた頃、一夏と箒は寮の目の前にいた。
「きゃああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
「む!?これは秋斗の悲鳴!!」
「急ぐよ!箒ちゃん!!」
「ああ!!」
走って悲鳴が上がったところへ行く。
時を同じくして・・・
「今のは秋斗ちゃんの悲鳴!!今助けに行きますわ!!!」
セシリアが食堂でお茶をほっぽり出して走り出す。
一方鈴は・・・
「秋斗!?助けなきゃ!!」
悲鳴を聞きつけて部活動見学を切り上げてダッシュで秋斗の元へ向かう。
千冬はというと・・・
「秋斗の悲鳴が聞こえたのでな。行ってくる」
職員室を音もなく立ち去った。
「お、お化け!!お化けがでたああああああああああああああああああああああああ!!」
「お、お化けって・・・」
『秋斗君!落ち着いてください!!』
「嫌!嫌!来ないで!!来ないでええええええええええええええええ!!!」
カギがかかっていたのに人が扉の前にいる。このことから秋斗はこの少女を妖怪か霊の類かと判断してしまった。
そして、腰を抜かしてしまい手を使って後ずさるが壁にぶつかってまともに動けなくなる。
「って、まずい!早く何とかしないと!!秋斗君!!来なさい!!」
秋斗の手を取って謎の少女は秋斗を部屋の中へ引き込む。まともに抵抗できずに部屋へ引きずり込まれそうになったその時、どこからか木刀が謎の少女の秋斗を掴む手を狙いって飛んできた。
「っく・・・!邪魔が入った!!」
「秋斗!大丈夫か!!」
「秋斗!!大丈夫!?」
「秋斗ちゃん!!ご無事で!?」
「秋斗ー!助けに来たわ!!」
「お、おねえちゃあああん!!!」
秋斗は4人がいる方向へゆっくりとだが動き出す。
「不埒者!覚悟!!!」
箒が先陣を切り、
「秋斗に手を出すなああああ!!」
鈴が続き・・・
「秋斗には指一本触れさせない!!!」
一夏が仕掛ける。
「秋斗ちゃん!もう大丈夫ですわ!!」
セシリアが秋斗を保護した。
そして、謎の水色の少女VS箒、鈴、一夏の1対3の戦闘が始まった。
「秋斗ちゃん、もう大丈夫ですわ。私がここにおりますわ」
「おねえちゃあああん!!ああああああああああああああああ!!!」
秋斗は泣きじゃくってセシリアにしがみつく。
「よしよし」ヾ(・ω・*)なでなで
「怖かったよ~!おねえちゃあああああん!」
セシリアの母性の塊に埋もれて甘えていた。
一方で一夏たちは苦戦を強いられていた。
「っく・・・。ここまで耐えられるか・・・」
「相当の手練れのようね・・・」
「この人、何者・・・?」
「さすがに3人が相手じゃきついか・・・耐えるので精一杯だわ・・・」
戦いは平行線になっていたがここでとある人物の増援で終幕を迎える。
「たーてーなーしー?お前は秋斗に何をしたんだ~?」(#^ω^)ピキピキ
「ヴぇ!?お、織斑先生・・・?」
「理由はしっかり話してもらうからな~?」(#^ω^)
「え、えっと・・・」
「つべこべ言わず付いてくる!」(# ゚Д゚)
「は、はい~!!」
謎の少女は千冬に連行されていった。
謎の少女が千冬に連行されたため一夏たちは秋斗と一緒に部屋に入って秋斗を宥めていた。
「お化けごわがっじゃのおおおおお!!」( ノД`)
「大丈夫ですわよ。もうお化けなんていませんわ」
秋斗はセシリアにまだしがみついていた。
「それで?どうするのよ、秋斗はこうなったら意地でも私たちから離れようとしないわ」
「ここは、わたくしの部屋で面倒を見ますから。他の方は帰っても構いませんよ?」
「わーお、ここぞとばかりにセシリアが抜け駆けしようとしてる・・・」
「だがずっとというわけにもいかんだろ。1か所に留まってしまうといつかは千冬さんにばれる可能性が高くなってしまう」
「じゃあ、今日はセシリアだけど明日は私って感じで当番制にしていけばいいんじゃない?」
「それが一番だろう」
「みんながそれでいいていうなら私は反対はしないよ」
「じゃあ決まりね!今日はセシリアで、明日は私、明後日に箒で回しましょ」
「わかった。ではセシリア。今日は頼んだぞ」
「わかりました。それじゃあ秋斗ちゃん、今日は私が一緒ですからね」ヾ(・ω・*)なでなで
「うん・・・」ギュ‐
こうして、1年生寮のお化け騒動は幕を閉じたのであった。
次回予告!
ついにやってきたクラス代表戦!
秋斗は皆との練習の成果を発揮する!
だが!代表戦に突如謎のISが舞い降りた!!
次回もお楽しみに!!