指揮官
「指揮官と」
G3
「G3がお送りする」
「「ドルフロ銃解説~」」
指揮官
「今回はマシンガン(以下MG)の解説をするぞ。広義の機関銃にはアサルトライフルやSMGなども含まれるが、狭義の機関銃は持続射撃を前提としフルオート射撃が可能なものを言うぞ。では解説に移ろう。下の画像を見ながら聞いてくれ」
G3
「画像はイギリスのブレン軽機関銃ですね。最初に銃床です。機関銃はアサルトライフルよりも強力な弾を長時間発射するため、より頑丈で射手に負担がかからないような形状になっていることが多いです。また、銃によっては射撃時に肩から外れないよう肩当てがあるものもあります」
指揮官
「一方、M2やM1919のような三脚や車両に搭載することを前提とした機関銃は銃床が無いものもある。次は照準器だ。機関銃は数百から最大で3000mもの長距離射撃を行う場合が多いから、照準器もこれに対応している。中にはスコープを搭載して狙撃銃のような精密射撃を有してる機関銃もあるぞ。日本の九二式重機関銃やアメリカのM2などは狙撃銃に迫る精度を有してるな。肉厚の銃身と銃自体の重さが射撃時の反動や跳ね上がりを抑えるから精密な射撃が可能なんだ」
G3
「次にピストルグリップです。多くの機関銃はピストルグリップがありますが、銃床が無いものと同様にピストルグリップが無いものがあります。M2やマキシム機関銃とその派生型などはピストルグリップが無く、トリガーが引くタイプではなく押すタイプのものとなっています」
指揮官
「コッキングレバーは省略して次は弾倉だ。画像のような箱型弾倉を使う機関銃は第二次世界大戦ごろの軽機関銃に多い。バナナ型の弾倉が一般的だが、中には円盤形状のパンマガジンというものある。DP28軽機関銃や日鯖未実装だがルイス軽機関銃がパンマガジンだ。パンマガジンは平べったい形状だから伏せて撃つ時に目立ちにくいが携行しにくい欠点があり、弾倉の携行を考えない航空機用の機関銃を除くとあまり採用されてないな」
G3
「軽機関銃は主に箱型弾倉でしたが、多くの機関銃は
指揮官
「次はキャリングハンドルだ。キャリングハンドルは文字通り銃を運ぶ時に使うハンドルだ。銃によってはキャリングハンドルが銃身に固定されていて、銃身交換する際の持ち手となる」
G3
「続いて銃身です。機関銃は連続して射撃するため、発射時の熱によって軟らかくなったり、ライフリングが摩耗したりします。この状態で撃ち続ければ熱がこもって発射薬が自然発火するコックオフが発生したり、銃身が曲がったり溶け落ちます。これらの事態を避けるため、ほとんどの機関銃では銃身を交換できる機能があります」
指揮官
「銃身は金属を軟らかくするほど高熱になるから、銃身交換に耐熱手袋が必要なものが多い。だが最近の機関銃は耐熱手袋が要らないような設計をしているのが多いな」
G3
「次にガスポートとガスチューブです。ガス圧利用式の中でもピストン式やリュングマン式の機関銃やアサルトライフルでは発射時に出た燃焼ガスを利用して排莢、装填をします。この燃焼ガスを取り込み遊底へ送る部品がガスポートとガスチューブです」
指揮官
「歴史編で登場したオチキス機関銃を始めM1918、M60、M249、MG4、MG5、ネゲヴ、PKなど多くの機関銃がピストン式のガス圧利用式だ。M2やM1919、MG34やMG42などの反動利用式はガスポートとガスチューブが存在しないぞ」
G3
「最後に
指揮官
「と言ったところで機関銃の解説は終了だ」
G3
「いかがだったでしょうか? それでは皆様」
「「「次回もお楽しみに」」」
指揮官
「人数増えてきたし編成変えて部隊を増やそうと思う」
G3
「確かに4個小隊では任務を効率よく出来なくなってきましたし、いい判断だと思います」
指揮官
「編成が決まったら設定を一部変更するぞ」
作者
「特に解説に関係ないけど設定を今度変えようと思います。あと新しく「はい!こちらG&K市民相談窓口です!」ってのを書き始めました。ネタが思いついたら書くので不定期更新ですがよろしくお願いします」
はい!こちらG&K市民相談窓口です!はこちら→https://syosetu.org/novel/182024/
参考文献
図解マニアックス・2 小銃百科増補版
著者:安田誠 発行所:株式会社 幻冬舎コミックス