指揮官とG3がお送りするドルフロ銃解説   作:スツーカ

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装備解説 ~各種弾薬と榴弾~

指揮官

「指揮官と」

 

G3

「G3がお送りする」

 

「「ドルフロ銃解説~」」

 

指揮官

「今回から装備について解説していこうと思う。今回は装備できる各種弾薬と榴弾だ」

 

G3

「MGやRFの方が装備できる徹甲弾、ARが装備できる高速弾、SMGやHGが装備できるホローポイント弾、私を始め416さんやFALさんなどが有するスキルで発射する榴弾についてですね」

 

指揮官

「では始めに徹甲弾についてだ。通常の弾丸は鉛の塊に表面を銅でコーティングしたものを使用している。芯になる部分をコア、芯を包む部分をジャケットと呼ぶぞ。先端まで全てジャケットで覆っているものをフルメタルジャケット、先端部分が覆われてないものをソフトポイントと呼ぶぞ」

 

G3

「フルメタルジャケットは映画の名前にもなりましたね。鉛は金属の中でも軟らかいため、より硬い銅でコーティングされました。軍用弾のほとんどはフルメタルジャケットで、ソフトポイントは警察向けが多いです。またソフトポイント弾の中でも先端を凹ませたものをホローポイント弾と言います。これは人体に命中するとマッシュルームのように潰れて運動エネルギーを効率よく人体に伝えることができます」

 

指揮官

「鉛を銅でコーティングした通常の弾丸は人体に対しては容易に貫通し大きなダメージを与えるが、相手がより堅牢な装甲板を装備すると貫通できなくなってしまう。鋼の方が銅と鉛より硬いからな。そこでより硬くて重い鋼を弾丸にした。これが徹甲弾だ。徹甲弾は英語でArmor Piercingと言い、APと略される」

 

G3

「弾丸の運動エネルギーは(弾丸の重さ)×(弾丸の速度^2)×(1/2)で算出します。つまり弾は重ければ重いほど、速ければ速いほど貫通できる厚さが大きくなります。ですが弾丸を重く速くするには、より大口径で発射薬を多くする必要がありますが、容易に行えることではありません。そこで弾丸の材質を変えました」

 

指揮官

「銃弾では鋼より重く硬い金属としてタングステンが使用されることが多い。余談だが戦車砲の砲弾にはタングステンの他に劣化ウランを使用する国もある。話を戻して、タングステンを芯に利用する場合は、ジャケットをより軽い軽合金で覆う。これによって通常の徹甲弾より軽くなり、同じ発射薬量でもより速くなる。こういった弾を高速徹甲弾と言う。英語ではHigh Velocity Armor Piercing、略してHVAP。もしくは硬芯徹甲弾、英語でArmor Piercing Composite Rigid、略してAPCRと呼ぶぞ。アサルトライフルが装備できる星5のAPCR高速弾のAPCRは硬芯徹甲弾の意味だと作者は推測している」

 

G3

「この高速徹甲弾は通常の徹甲弾に比べ軽いので、遠距離なると速度が急激に低下し貫通力が落ちてしまいます。高速弾に破甲が無いのは威力が減衰するからだと思われます」

 

指揮官

「では次に徹甲弾と対をなす榴弾について解説だ。榴弾とは砲弾の中に爆薬が詰め込まれた弾だ。榴弾は着弾すると爆発し、周囲に大量の弾の殻の破片を撒き散らして殺傷や破壊をする。要するに全周囲に散弾を撃つようなものだな。よく勘違いされやすいが、榴弾は爆発で発生した炎と爆風ではなく、撒き散らされる弾の殻の破片で被害を与えているんだ。無論、爆発も凄まじいがな」

 

G3

「この榴弾を手で投げれる程度の大きさにしたものを擲弾(グレネード)と言います。投擲(とうてき)の擲からきており、手榴弾のことを指します。ライフルやアサルトライフルから発射する方式としてライフルグレネードとグレネードランチャーがあります。ライフルグレネードは銃口に発射用のアタッチメントを付けて空砲等で発射し、グレネードランチャーは高低圧理論を用いた専用のグレネードを使用します。以下にグレネードランチャーのグレネードの模式図を示します」

 

 

【挿絵表示】

 

 

指揮官

「高低圧理論とは、高圧室で発射薬を起爆させてからノズルを通して燃焼ガスを低圧室に送り、低圧室から圧力をグレネードに加えて発射する理論だ。この理論なら圧力が一気に上がらないから反動が少なく、また弾の殻や砲身の強度を低く抑えれる。代償として弾の速度が低くなってしまうが、グレネードの威力は速度に依存してないからあまり問題にならないんだ」

 

G3

「ではグレネードの構造の解説です。信管(しんかん)とはグレネードの中の爆薬を起爆させる撃針のような部品です。ですが撃針に比べて大変複雑で精密な部品となっています。この信管には着弾した瞬間に爆発させる瞬発信管や当たってからほんの百分の数秒後に爆発させる着発信管があります。信管自体は時限式やレーダー式などがありますが、グレネードに使われていないためここでは割愛します」

 

指揮官

「次に爆薬だ。軍用に使われる現代の爆薬は高性能爆薬と呼ばれ、英語ではHigh Explosive、略してHEと呼ぶ。爆薬は発射薬よりも更に速く燃焼する火薬で、発射薬が燃焼してガスに代わるのは百から千分の一秒単位だが、爆薬は百万分の一秒単位でガスに変化する。爆薬にはTNT(トリニトロトルエン)やトリメチレントリニトロアミン、シクロテトラメチレンテトラニトラミン、PBX(Polymer bonded explosive)などがある。正直爆薬は良くわからないから気になる人は各自で調べてくれ」

 

G3

「続いて起爆装置です。これは雷管とほぼ同じ用途で、爆薬を起爆させます。低圧室、高圧室、ノズルは高低圧理論で解説したので省略します。雷管も同様なので省略します」

 

指揮官

「これで今回の解説は以上だ。いかがだったかな? それではみんな」

 

「「次回もお楽しみに」」

 

 

 

指揮官

「思ったんだがMGやRFと同じ弾ならARにも徹甲弾使える気がするんだが……」

 

G3

「ゲームバランスのためです、諦めてください」

 




作者
「ARが徹甲弾使えるならG36やAS VALとほぼ同じG36CやSR-3が高速弾や徹甲弾を使えないとおかしいですもんね。なお6P62とかいう異端児」

参考文献
Wikipedia 火薬 2019年2月13日閲覧
https://ja.wikipedia.org/wiki/火薬

Wikipedia 弾丸 2019年2月13日閲覧
https://ja.wikipedia.org/wiki/弾丸

銃の科学 知られざるファイア・アームズの秘密
著者:かのよしのり 発行所:ソフトバンク クリエイティブ株式会社

図解マニアックス・2 小銃百科増補版
著者:安田誠 発行所:株式会社 幻冬舎コミックス

武器と爆薬[悪夢のメカニズム図解]
著者:小林源文 発行所:株式会社大日本絵画

基礎から始める大砲のおはなし
著者:FHSWman, Jagd Chiha 発行:火砲本編纂委員会
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