指揮官
「指揮官と」
G3
「G3がお送りする」
「「ドルフロ銃解説~」」
G3
「自律作戦から帰還しました。TMPさんが代わりにやってくれたみたいですね。ありがとうございました」
TMP
「い、いえ、こちらこそ勉強になりました」
指揮官
「これを機に人見知りな性格も改善されるといいな。さて、今回はマグナム弾について解説だ」
G3
「
指揮官
「マグナム弾とは今G3が言った通り、同口径の通常弾に比べ火薬量が多い弾を指す。主に民間向けとして猟銃や狩猟での護身用拳銃で、同じ大きさの銃でより大きな威力が求められ開発されたものが多い。拳銃用でマグナム弾の代名詞である.44 Magnumや世界最強の.500 Smith&Wesson Magnumがある」
G3
「拳銃弾のマグナム弾が開発された理由に狩猟でのサイドアームの威力増大が求められました。ライフルやショットガンで仕留めきれずに大型のシカやクマ、イノシシに近づかれた際に、近距離で確実に仕留めれる威力が求められたんです。ですが反動があまりに大きいので、マグナム弾を利用できるのは構造が頑丈なリボルバーが多いです。自動拳銃ではデザートイーグルやグリズリーがありますが、逆に言えばそれぐらいしかありません」
指揮官
「軍用拳銃では反動の強さや補給・更新の費用からマグナム弾を採用している拳銃は殆ど無い。一方ライフル弾のマグナム弾は少数ながら採用されている。.30-06Springfield弾の薬莢を延長した.300 Winchester Magnumや、LWMMGが使用する.338 Norma Magnum等がある。例として.30-06Springfieldと.300 Winchester Magnumの比較した画像が下だ」
G3
「薬莢自体の長さはほぼ変わりありませんが、くびれる部分までの長さが長くなっており、その分火薬量が多くなっています」
指揮官
「ライフル弾のマグナムは民間ではゾウやクマなど大型の動物を1発で仕留めれる威力が求められ、軍ではより長距離での狙撃のため威力と良好な弾道特性、12.7mmNATO弾より低反動な弾が求められ開発されたんだ」
G3
「WA2000やSV-98、T-5000さんなどはマグナム弾に対応しています。また戦術人形として実装されていませんがイギリスの狙撃銃L96の派生型のAWM、アメリカのM24などがマグナム弾を使用します。いずれも狙撃銃ですね」
指揮官
「火薬量が多いこと即ち反動が強いことだからマグナム弾は通常の兵士に持たせるアサルトライフルや機関銃には使いたくない弾だ。補給や更新する費用のこともあるしな。だが狙撃用なら連射しないから反動は気にしなくていいし、数も多く必要としない」
G3
「LWMMGさんが.338 Norma Magnを使用するのはM240機関銃とM2重機関銃の間を埋める中機関銃として開発されたからです。.338口径は8.6mm口径となり、7.62mmNATO弾より大威力長射程で12.7mmNATO弾より小型軽量になります」
指揮官
「今回はここまでだ。では最後にまとめだ」
・マグナム弾とは同じ口径の通常弾より火薬量が多い弾
・拳銃弾のマグナムは主に民間のサイドアームとして利用される
・ライフル弾のマグナムは主に大型獣の狩猟や狙撃銃に利用される
G3
「いかがだったでしょうか? それでは皆様」
「「次回もお楽しみに」」
指揮官
「IWS2000が1発で出ました」(コロンビア)
G3
「その割には資源が減ってますよね?」
指揮官
「それは…Mk48がなかなか出なくてだな…」
G3
「…指揮官さんには少々説教が必要ですね」
この後滅茶苦茶怒られた
参考文献
マグナム (実包) - Wikipedia 閲覧日2019年7月7日
https://ja.wikipedia.org/wiki/マグナム_(実包)
銃の科学 知られざるファイア・アームズの秘密
著者:かのよしのり 発行所:ソフトバンク クリエイティブ株式会社