あちらで昨年9月に投げられて3ヶ月越しの返答、本当に申し訳ありませんでした…言い訳すると文章が浮かばなかったんです。お兄さん赦して…
『ボス、基地正面に車が1台接近中。デリバリーかもしれない』
「了解、防衛計画4号発令、当直小隊員は直ちに持ち場に就け」
『『『了解!』』』
警報が鳴り響き慌ただしく正面玄関の警備員小屋でポーカーをしていた第6小隊ことWW2アメリカ銃組が駆け出し自慢の得物に弾を叩き込み迫りくるバンに銃口を向ける。同じく当直のWW2ソ連銃組の第3小隊も虎の子のT-34/85中戦車を動かすべく宿舎から走り出す。モシンナガンたち第3小隊がT-34/85のエンジンに火を灯した頃、ヘリポートの管制塔屋上に陣取ったPPKとG43は双眼鏡とスコープ越しにバンの運転手を覗いた。
「デリバリーはD08地区の方ですわ。直ちに警戒態勢の中止を具申します」
M2HBとM1919は顔を合わせた。事前の通告がない不審な車がやって来た場合は自爆車両と判断し処理するとマニュアルに書かれている。もし席に座る人物の特定が遅れていればD08の面々を重機関銃と戦車砲の十字砲火で木っ端微塵にしていたところであった。危ない。警報は解除したものの身分証の提示で本人確認が取れるまでは敵と判断するので、銃口を向けたままゲートで車を止めて身分証定時を求める。
「まーってまって、D08地区所属の人形ですって」
「G&K所属証明証……ほら、ドリーマーとロマネシアもさっさと出して」
「はぁい♪」
「ふふん」
胸の谷間からカードを出す姿にトンプソンは苦笑いしかできなかった。
基地に招き入れて応接室まで案内する間、随分とアンティークな戦車があるのねと言われた。一応補足しておけば、あのT-34/85はチェコ製の1969年型で攻撃力だけなら第2世代戦車と互角の性能を持っている。防御に関してはまともな対戦車火器を持たない鉄血やテロリスト相手には90mmの装甲厚でも十分だ。
応接室に案内し銃を突き付けて済まなかったと謝罪する。いいのよ~と鉄血のドリーマー……の胸を巨大にした彼女は言う。うーむ、ドリーマーが2体いる上に爆乳ってレベルじゃないほどの大きさ、社内報を読んで知ってはいたが実際に見るとあまりに異質である。あと417の胸が以前会った時よりも大きくなってる気がする。錯覚かな?
それからベイクドチーズケーキと上質な茶葉を貰ったのでご厚意に甘えてこの場で食すことに。
その後は近況報告。こっちは変わりないがカフェや育児の様子を聞きG3が聖書を引用してアドバイスをした。2人の仲は何処までいってるのと聞かれたのでG3を抱き寄せて「ご想像にお任せするよ」と言っておいた。G3は真っ赤になった。相変わらず私の嫁は可愛いなぁ。
すっかり話し込んでしまい気が付けば太陽が傾きかけていた。ベイクドチーズケーキと茶葉のお礼にスイーツを定期的に購入する契約を交わしてお別れとなった。
「しかし……」
「どうしましたか?」
「胸、大きかったな」