機動戦士ガンダム0087~ウロボロスの軌跡~   作:金国佐門

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登場予定のオリジナル機体です。


搭乗機体

高機動強襲陸戦型ガルバルディβ改

 メアリーの専用機としてカスタマイズされた現地改修型のガルバルディβ。

 射撃の苦手なメアリーのために、様々な格闘戦モーションに適した白兵戦特化の魔改造が施されている。

 至近距離までの移動中に必要な牽制攻撃用に、比較的当てやすい連射系の実弾武器が選ばれている。

 また、実弾武器ばかりなのは、その分スラスターを増やして機動性と運動性を高めるためでもある。

 鹵獲した機体や中破した味方機体の残骸から姿勢制御スラスター、増設スラスター、追加のブースターなどを調達し、増設している。

 ジェネレーターのみ、アッシマー用の高出力のものを調達して使用できるように改造が施されている。

 上空戦も含めた三次元機動、うつぶせのまま地面スレスレを飛行する推力、擬似ホバー移動などを実現している。

 上級者(エース)向けの格闘戦における機体運用試験データを取る事を目的としている。

 

武装

 

頭頂部60mmバルカン一門

 信号弾発射口のあった部位に頭部バルカンを一門設置。

 ケンプファーのようなうつ伏せのまま推力飛行する際の牽制、ミサイル迎撃に用いる。

 武術モーションの低姿勢状態などで近接格闘距離の対象へ撃つことで目くらましやかく乱などにも使える。

 

頭部60mmバルカン二門

 ガンダムやジム系のバルカンを頭部の左右に増設し、近接戦までの移動と、格闘戦時の牽制などに使用する。

 

90mmマシンガン×2

 ジム系の実弾マシンガンを流用。

 近接するまでの間、両手で持ちながら掃射して牽制する。

 敵近接戦闘ゾーンに入るか、弾切れ次第放棄、後で余裕があれば回収する。

 

マルチプルビームエッジユニット×10

 ジムガードカスタムなどで使用されているボックスタイプのビームダガー(両腕前甲部に取り付けたもの)ユニットを流用。

 各部位からビームダガーを出せるように改良したもの。

 脚部の爪先、かかと、さらに膝部の装甲先端と肘部装甲の先端からは曲げた際に、左右肩部からも一箇所づつ、それぞれ行動の阻害にならないよう、オンオフで切り替えて使用する。

 これにより、本来ならば牽制や補助行動であった蹴りモーションや肩からの体当たりなどがビームサーベルと同等の一撃必殺の武器へと昇華されている。

 短めのダガーサイズでの出力になっているのは、ジェネレーターの出力関係によるものだけでなく、動きの邪魔にならない事、なにより、背部バックパックまで貫いて誘爆させないためである。

 

ビームパタ×2

 ジムスナイパーカスタムの両椀部装甲先端に取り付けられた内臓型のボックスタイプビームサーベルユニットを移植したもの。

 銃を捨ててサーベルの柄を手に持つまでの動作が一瞬とはいえ隙になる、との事で増設された。

 出し続けていると活動に制限がかかるため、オンオフの切り替えが重要。

 

ビームクォータースタッフ

 まっすぐに伸びた長い柄の両先端からビームサーベルを発生可能な試験用武器。

 エース専用格闘モーションの杖術スタイル、神道夢想流杖術の手の内で滑らせて打ち込むモーションに適応しており、柄の握り手を器用に滑らして持ち手の幅を変えながら打つことで遠近両用の格闘戦が行え、ロングレンジ、ミドルレンジ、ショートレンジにまで対応できる。

 棒術モーションで旋回させるなど、対多人数戦用のモーションなども適応されている。

 ストライカー系のツインビームスピアを使用したパイロットから出た不満点を解消するために開発された。

 なお、リミッター機能によりサーベル部分が自機に当たりそうな行動を行う際は、危険領域まで動く直前にサーベルが一時的にオフになる。

 

 

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フルアーマーハイザックカスタム

 ジニー専用機として現地改修の魔改造が施されたハイザックカスタム。

 射撃に特化しており回避の苦手なジニー用に装甲が強化された中距離射撃戦と後方支援、狙撃に特化された機体。

 エース及びニュータイプ用に、狙撃機と後方支援機の開発試験運用データを取る事を目的としている。

 ジム2をベースにアッシマー用の強力なジェネレーターを使用し、ジムキャノン2の装甲や、頭部内の機構をジムスナイパー2のバイザー内機能である精密狙撃用センサーと高倍率カメラに換装し、ハイザックの頭部装甲をガワとして使用している。

 よって実質ハイザックと呼べるかどうかは非常に怪しい。

 狙撃モード解除をすると、装甲内部でスライドし、普通のモノアイを適用させるという器用な変態的改造処理がされている。

 中破した味方機の増加スタスター等を流用し増設する事で、重装甲にも耐えうる運動性と機動性を確保した。

 さらにチョバムアーマー(複合装甲)、スペースドアーマー(中空装甲)、リアクティブアーマー(爆発反応装甲)の三種を駆使した重装甲を追加している。

 ミルフィーユ式耐ビームコーティング(ジムキャノン2の盾などに利用されていた耐ビームコーティング処理を表面だけでなく増設した装甲の間にも施す)を試作として施しており、通常よりも若干ビームへの耐性が高い。(それでも数秒で溶ける)

 重装甲重武装だが、ジムキャノン2程度の運動性と機動力はギリギリ確保する事に成功している。

 

武装

頭部60mmバルカン4門

 左右に二門づつ上下に銃口を付け、4連掃射できるようにしたおなじみのバルカン。

 大破して残されていたジムヘッドのバルカン部分を流用。

 

肩部

240mm実弾キャノン二門

 大破したガンキャノン系のパーツを流用したもの。長距離支援砲撃が可能。

 

メイン

75mm実弾スナイパーライフル

 ジムスナイパー2の武装。倉庫に眠っていた余剰兵器をコネで頂いて有効活用している。実弾仕様の狙撃ライフル。

 

サブ

90mmマシンガン

 ジム系のマシンガンを改修し、下部に増設グレネードを追加したもの。

 中近距離の牽制と迎撃に使用する。背中の盾裏に設置してある。

 

脚部ミサイルポッド×2

 ハイザックの武装を流用した三連装ミサイルポッド。あると意外と便利。

 

増設武装

ビームベイオネット

 ライフル下部とマシンガン側面部に増設されている。先端からビームサーベルを展開できる。不意の近接戦闘時に有効。

 

グレネードランチャー

 マシンガン下部に増設されたグレネード。マシンガンで倒しきれない敵や戦艦、要塞攻略などに。

 

閃光グレネード

 大盾と盾の裏に3個づつ収納されている。マニピュレーターで投擲して使用する。あると安心。

 

隠し武装

アクシデント・ナンバー1

 下腹部下部前方に増設されたビーム射出口。エネルギーCAP式のビームスプレーガンを内臓させ、発射させられるように作成されている。現地改修魔王と天才メカニックコンビの変態技術により、装甲が開閉するようになっている。

 射程も威力もビームスプレーガン程度であり、本来のものと同様にシングル、バースト、レンジの三種使用が可能。

 万が一近接された時に、前面の敵を牽制、または撃破する。

 命中させると何となく気持ちが良いらしい。だがその分装甲がもろい。股間は弱点。はっきりわかんだね。

 

アクシデント・ナンバー2

 ガンキャノン系のハンドグレネード(ヒートナッツ)を下腹部最下部やや後方に格納したもの。

 落下させるために格納装甲を開いて射出すると、同時にスイッチが自動的に入る仕組みになっており、全力後退のブースト推力飛行時に落としたり、全力推進ジャンプ時に落とすなど、使い方次第では不意の大打撃を与えうる隠し武器。通称ビッグシット。

 

アクシデント・ナンバー3

 後背下部に取り付けられたスモークディスチャージャー。弾数は3。

 逃げるときなどに使用する、後方へと煙幕を射出させる。暴徒鎮圧の対人用に催涙効果も付与されている。

 ナンバー2との併用で煙幕と同時に落とし、牽制射撃で移動を妨げ爆破するという戦術も可能。通称スカンクボム。

 

両腕部小型シールド×2

 複合&中空装甲による増加装甲が施されており、表面にも間にも多重でビームコート処理がなされている。

 ジム2ストライカー用の余剰パーツを流用しているため、一部ルナチタニウム製。

 丸みを帯びた構造で弾丸をそらす形になっている。

 

両肩部シールド

 両肩にハイザックの肩シールドを二つ、複合装甲、中空装甲による増加装甲、間と表面には多重でビームコートが施され、丸みを帯びた構造で弾丸をそらす形になっている。さらに外周部ウェラブルアーマーが追加されている。重いが硬い。

 

現地回収型増設追加装甲式へヴィガーディアンシールド

 大破したジムガードカスタムが残した備品を流用し、複合装甲、中空装甲による増設装甲を追加し、合間にミルフィーユ構造式耐ビームコートを施し、さらにジムストライカーなどに使用された外周部ウェラブルアーマー(増設爆発反応装甲)も増設した大型の重盾。

 現地改修魔王達の変態技術により、ちゃんと丸みを帯びた構造で弾丸をそらす形になっている。

 重さによる取り回しの難しさを考慮し、側面にスラスター、補助ブースターが増設されており、パージするまでは本体の電力によるスラスターやブースターの運用が可能となっている。(ビームサーベルのように盾の持ち手から電力が供給される仕組み)

 緊急防御時の取外しや、サイドステップなどの補助にも、戦術としてシールドバッシュも可能。

 スラスターの誘爆だけが懸念点として改善案を模索されている。開発者いわく「裏側だから平気平気」

 

現地改修型増設追加装甲式シールド

 主に背中に取り付けており、メインの盾が破壊された時に使用する保険の盾。

 ジム系の最新式シールドを装甲増設&多重ビームコートしたもの。やっぱり丸みを帯びた構造で弾丸をそらす形になっている。

 背後からの攻撃に対する増加装甲にもなりうる。

 

 

 

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高機動強襲型ジムⅡアサルトバレット

 

 ユマ専用機にカスタマイズされたジムⅡ。

 フルアーマーガンダム7号機で取れたデータを生かすべくオーガスタ研で研究開発された。

 オールドタイプのエースのために試作されたモビルスーツ試験機。

 本機は、モビルスーツにおける拡散メガ粒子砲の有用性及び、オールドタイプエースパイロットへの高機動機としての試験機を兼ねており、いくつかの現地改修を得て試験した結果による、パイロットからの要望をフルに取り込んだ傑作機となっている。

 装甲など、主な構造はジム2のものを流用しているものの、ジェネレーターには高出力のアッシマーのものを魔改造の末ねじ込み、サブジェネレーター、テールスタビライザー、バックパック、スラスターなどはガンダム7号機に使用されていたものとほぼ同等の余剰パーツ(若干の失敗作として使用されなかったもの)を思い切って改修して使用。

 また、生産ライン上で余っていた予備のパーツ、主にジムカスタムのもの等、比較的最新かつ高性能のものをいくつか流用し、アポジモーターや姿勢制御バーニア、スラスターなどを改造して増設している。

 また、テールスタビライザーは左右に一対、扇形に開くような改良された形状で取り付けられている。

 さらに、ガンダム6号機用に使用されていた脚部ホバーユニットの予備パーツを使用し、ホバー走行を可能としている。

 結果、全体的に運動性と機動力を高め、高機動型に改造されている。

 

 頭部デザインは「余剰パーツで適当に作らせるから好きなの選んで」と言われた結果、ユマの趣味でジムスナイパー2の余剰パーツが流用されている。理由は「これが一番かっこいいから」との事。ちなみに、狙撃用バイザーの中身は不要なため抜いておりただの飾りとなっている。

 

 若干装甲を減らして軽量化も施してあるが、そもそもサブジェネレーターが増設装甲扱いのパーツ部分に内臓されており、本来の使用法とは異なり取外し不可なように改修設計されているいるため、全武装装備中のみ動きが若干鈍る。

 だが一部武装を弾切れにしてパージする事で最終的には機動性を高められるようになっている。

 

 また、ホバー移動の弱点を克服するために、特製のフィギュアスケートモーションを使用し、ホバーによる移動中の撹乱戦術および三次元機動を実現している。

 エース向けのトリッキーな動作、アクロバットモーションなどの併用により、三次元機動中の動きをさらに予測不能にしている。

 

武装

頭部バルカン

 60mm頭部バルカンを二門。いつものアレ。

 

ビームパタ

 ジムスナイパーカスタムで試験運用された両椀装甲上部に内臓されたボックスタイプのビームサーベルユニット。

 武器変更の無駄な時間をできる限り減らしたいらしい。

 

ハンドビームガン

 両腕装甲前下部に一門づつ取り付けられた内臓型ビームガンユニット。

 アバオアクー攻略作戦時にガンダム4号機の1550kwのジェネレーターで試験運用されたもの。

 スラスターや他のビームの出力とジェネレーター関係のため、有効射程は低く、近接戦闘用。

 掌を開いて発射すると見た目なんか格好良いと好評。スタイリッシュらしい。

 

90mmジャイアントガトリングガン

 ガンダム五号機に使用されていたとされる両手で持って使用する大型ガトリングガン。

 生産ライン上で予備に余っていたパーツを頂戴して作成された。

 装弾数3000発、ケースレス弾を使用し毎秒50発の連射が可能。

 左腰にドラムマガジンを装着し、給弾ベルトで本体に接続する。

 バレルの焼きとめ防止のため。5秒のトリガーリミッターが施されている。

 全弾発射後はパージし、後で可能な限り回収する。

 

90mmマシンガン×2

 背部ラックに設置してあるジムマシンガン二丁。使用後は破棄して、戦闘後にできるだけ回収する。

 

グレネード

 マシンガン下部に増設されたグレネード射出口。まずは撃ちつくせ。それからだ。

 

腰部二連装ミサイルポッド

 ミサイルを発射後、パージする。これもできるだけ後で回収する。

 

フットミサイル

 連邦式の4連装ミサイルポッドを脚部に取り付けられるようにしたもの。

 なるべく早めにぶっぱなしてデッドウェイトを軽減させるのが使用のコツ。

 後でやっぱり回収する。ハイザックの武装を改造して流用。

 

リアクティブフレアスカートアーマー

 増設した二段目の増設スカートアーマー。

 さらに一番下の段のスカートアーマーは稼動式に魔改造して長さも増設する事で防御力を高めている。

 

淑女のたしなみ

 リアクティブフレアスカートアーマーに内臓させたハンドグレネードを4個、アーマーごとパージして爆破する。

 ボタン一つで落とす際に自動的にスイッチが押され一斉投下できるよう加工されている。

 主に近接戦を仕掛けられた際に逃げながらばら巻きつつ後方へ撤退して使用する。隠し兵装の一つ。

 または上方へと推力飛行上昇しながらばら撒くなど。通称スカートクラッカー。

 パージしたアーマーは後でできるだけ回収すること。

 

胸部拡散ビーム二門

 胸部の左右に一門づつ内臓されたもの。ビームスプレーガンの銃口と機材を流用、改造して取り付けてある。

 前面の敵に武器を構える余裕が無い時の目くらまし用だが、ジムのビームスプレーガン拡散モードレベルの火力はある。

 余談だが、リックドムⅡの出力1219kw(0080~0083)時点で、すでに拡散ビームは最低限の攻撃威力を持つことに成功している。

 

リトルブラザー

 下腹部前方下部から放出される、高出力かつロングサイズのビームサーベル。

 腕を動かす時間的余裕が無い時、かつ不意の近接戦闘状態や鍔迫り合いといった極限状況において前面へと不意打ちが行える。

 高出力かつロングでビッグなモノゆえに、長時間の使用はできない。オンオフ切り替えて緊急時のみ使用すべし。

 ジェネレーター出力が足りていればビームライフル級の射撃兵器にして欲しかったとの事だが、現時点では無理。

 

スカンクショット二門

 左右テールスタビライザーの間にある後背部装甲に取り付けられた射出口。

 ジムスナイパーカスタムが使っていた二連ビームガンを流用したユニットで、射出口の構造と設定をスプレーガンの拡散モード時のものとして改良が施されており、常に拡散モードのビームを二門同時に射出できるようになっている。後ろを取られた時などの緊急時に噴射する。

 後背部装甲の稼動域を増やす事で、ある程度の射角変更も可能。

 テールスタビライザーやバックパックを巻き込まないよう拡散射出時の角度調節が行われている。

 

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高機動強襲型アッシマー

ロナウド専用にカスタマイズが施されたアッシマー。

現地改修により、ビームライフルの使用をやめる代わりに姿勢制御バーニア、増設スラスターによる高い機動性と運動性を確保。

ダブルビームソード二刀流と90mmジャイアントガトリングガンを使用する。

 

武装

90mmジャイアントガトリングガン

 ユマ機の物と同じ。どちらかというと、ユマ機が紛失した時用のスペアを使わせてもらっている。

 

ダブルビームサーベル×2

 先端から普通のビームサーベル、柄後頭からはビームダガーを発生させる事ができる。

 オンオフ切り替えが可能で、都市格闘戦用シラットをベースにしたダブルスティックモーションや逆手ナイフモーションで使用する事により、二刀流によるハイレベルな近接戦を可能としている。

 上記複雑な動きに対応すべく、自滅防止用の誤作動キャンセル機能が制御コンピューターに組み込まれている。

 これは自身の機体を破壊しうるモーション時に、危険な領域に放出されているサーベルやダガーが各自、自動的にオフにされるといった機能である。

 よって、このサーベルによる自害はできない。

 

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乗り換え(予定機)

 

高機動強襲型ギャプランER

 0087年中盤以降のメアリー専用機。

 強化人間にしか乗りこなせない厄介な性能に対して上からの評判が悪かった上に、一般兵でも乗れるようデチューン命令が来た事に憤慨したオーガスタ研から譲り受けた先行量産型ギャプランのプロト機(試験運用に使われた)のフレームに量産機レベルに改修が施されたものをベース、ギャプラン用の余剰パーツを用いて、高機動強襲型ガルバルディβの武装や増設スラスターなども分解して組み込んで現地改修されたもの。

 量産されたギャプランよりも高機動、運動性重視。半面、操作性最悪の性能となっており、性能の限界まで出し尽くさないと本領を発揮できないどころか機体に振り回される。

 また、パイロットの安全を度外視した設計のため、耐G用ヘビーパイロットスーツを着用しなければ強化人間でも耐え切れない。

 戦闘後は目が充血して紅く染まっているため味方からさえ『血涙のバニー』『殺戮狂兎(ヴォーパル・バニー)』のあだ名が付けられ恐れられる事に。

 

フルアーマーマラサイカスタム

 0087年中盤以降のジニー専用機。

 武装にジムスナイパーⅢのものが追加され、増加スラスターなども最新型でエース仕様の物に一新された。

 中身はマラサイ。実弾だけでなく、ビームスナイパーライフルも同時に持ち運び、使用できるようになっている。

 武装や装甲はフルアーマーハイザックのものを流用している。

 

高機動強襲型ジムスナイパーⅢバレットマスター

 0087年中盤以降のユマ専用機。

 装甲をマラサイのものに強化しており、中身と頭部はジムスナイパーⅢのデータを元に製造されたものに変更されている。

 武装は高機動強襲型ジムⅡアサルトバレットの物を流用。

 

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乗り換え(予定機2)

 

ギャプランER

 宇宙編以降のロナウドの専用機。

 メアリーのギャプランを宇宙用に再改修し、マイルドにデチューンしたもの。

 武装も白兵戦のみではなく、射撃武器などをバランスよく追加している。

 

 

 

ニュータイプ専用高機動強襲型可変モビルスーツ『ヴォーパル・ハウンド』

 ニュータイプ専用高機動強襲型可変モビルスーツとして生産された先行量産型試作機プロト・ハウンドだったが……。

「猟犬どころか、はねっかえりのじゃじゃ馬じゃないか」

「縛ってしまいたいところだが、それじゃあ狩りには出せませんしなぁ」

「困ったものですな」

「はっはっは」

 といった茶番があったらしい。

 そんな感じであざ笑われ、せっかくのニュータイプ用改修部分を全て没案にされた挙句、平凡なエース(という矛盾した謎言語)にも使いやすいよう機体をデチューンするよう決定がされた。

 挙句、ハウンドドックの名称のはずだったが、縛り付けてバインドドッグにするべきだ、と迷走した末、はねっかえりだからバウンドドックでいかがでしょう、と名づけられ笑われた。

 憤慨したオーガスタ研は再度、自分たちの正当性を認めさせるべく、RIP隊に設計図とフレーム、装甲などが送られる事となる。

 その結果生み出された怪物機。

 装甲などの変化による軽量化、および多くの最新式スラスターなどをふんだんに増設した贅沢な機体。

 射撃が苦手なメアリーのために格闘戦用にカスタマイズされており、余分なビーム射撃兵器をオミットする事で、スラスターなどの増設や出力強化により機動性と運動性をさらに向上させている。

 やはりパイロットの安全を度外視しており、耐G用ヘビースーツを着た強化人間にしか使いこなせない。

 武装はメアリー専用機のものを乗せ変えて使用。

 

トワイライトデスティニー

 とある研究所から鹵獲奪取したモビルスーツ。

 ペイルライダー計画とGP計画の機体ノウハウを用いて極秘裏に開発されたアナハイムの特殊機体だったが、エゥーゴに届けられる前にティターンズに気づかれ、エゥーゴとの繋がりを否定するために基地ごとデータは破棄され、無かった事にされた。

だが何とか奪取に成功していたRIP隊がNT研に届け、NT研が研究開発していたタナトスシステムの運用試験を兼ねてRIPが身元不明の機体として鹵獲機扱いで使用する事になり、フェイウォンの専用機となる。

搭載されていたブラックボックスにはプロトタイプのバイオセンサーが取り付けられている。

 

タナトスシステム

 N研が極秘に開発していたエグザムやハデス計画を元にしたデータで動く特殊な準サイコミュ。

 ニュータイプが乗り込むと強力な力を発揮し、パイロットの性能を最大限に引き上げる。

 何度やっても上手くいかなかったが、鹵獲したトワイライトデスティニーによりなぜか完成してしまう。

 

ヒュプノス計画

 演算能力の高いニュータイプ『眠り姫』をスリープ状態にさせ、その頭脳や脳波を用いたシステムを使用してサポートする事で、タナトスシステムを動かすためのプロジェクト。

 エグザムとハデスを基盤としたニュータイプ強化用小型サイコミュ&特殊戦闘用プログラム。

 

 

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乗り換え(予定機3)

 

ヴォーパルハウンド・ヒュプノスドライブ試験搭載型

 “ある人物の死”により壊れた心を安定させるために再強化されたメアリーが駆る専用型試験MS。

 

 タナトスシステムの強化人間用改修プログラムである、ヒュプノスドライブを搭載している。これはトワイライトデスティニーを奪取した際に得た予備パーツのブラックボックスに入っていたバイオセンサーによって偶然運用に成功したもの。

 ヒュプノスドライブにより、ベルセルクモード(過去のトラウマを思い出させ狂気によりパイロットの能力を限界以上まで高める)の発動が可能となっている。

 また、サイコミュシステムの運用により実現された、先端にビームダガーを取り付けたサイコミュ式10連ヒートロッド(有線ビームアーム)により周囲に対するオールレンジ範囲格闘攻撃を可能とした。

 増加装甲の設置により追加されたサブジェネレーターで出力を高めた結果、さらに増設されたスラスターや、バーニアは、さらなる高機動と運動性をもたらし、パイロットの生存性を試すかのように驚異的な動きを行えるよう強化されている。

 

 10連ヒートロッドは後背部にフェニックスの尾のように垂れ流しにされており、地上での運用は考えられていない。

 試作された上記サイコミュ兵器は、インコムなどの試作として生まれた原型を用いている。

 

 


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