やはり俺のボーダー生活は間違っている   作:小野こまっち

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そこで、彼らは戸塚彩加の策に乗る

「さて由比ヶ浜に確認してもらった通り、残ってるのは俺達と早川隊が2人だそうだ。残り15分、分断された左側に行くかどうか・・・。」

 

敵を1人倒した後、俺は戸塚、材木座を集めて作戦会議をしていた。

 

「ふむ・・・。向こうに攻めるのはいっこうに構わんが、我は共には行けぬな。グラスホッパーもないし、先の戦闘でボロボロだ。足手まといにしかならんだろう。」

 

上手く逃げ回って決定打は防いだが材木座もそこそこに被弾していたらしい。こっちに残って生存点をとった方がいいだろう。

 

「行くなら僕と八幡の2人になるんだね。でも向こうもこっちが攻めてくるのは想定してるんじゃ・・・。」

 

「それなぁ・・・。」

 

実際、攻めるよりも守る方が色々と余裕が出来るのは事実。色々と対策なり待ち伏せなり仕掛けてくるだろう。ってか俺ならそうする。

 

「適当に引っ掻き回してタイムアップ狙うか?素直に凸って待ち伏せ食らってやられたら元も子もないし・・・。」

 

「ほむん。それがよかろう。しかし橋の残骸を渡るのは警戒されてそうだな」

 

「まぁ渡る可能性が高い場所だからな。」

 

「・・・・・・ねぇ2人とも。僕に少し考えがあるんだけど、僕が囮になって向こうの2人を上手くおびき出す。それで後から八幡が橋の切れ目から仕留めるってのはどうかな。」

 

「ほむん。今我らに出来そうな戦法と言えばそれくらいだろう。」

 

「大丈夫なのか?2対1だし向こうは同じ隊、連携だって・・・。」

 

「なんとかなるよ。一応予備に持ってきたメテオラもあるし、上手くやるさ。」

 

「そうか・・・。」

 

「時間もないし、早速やろう!」

 

「・・・ああ!材木座は橋に近い屋上から戦況を見てくれ、と言ってもこの天気だ。あんま見えないだろうけど。」

 

「承知。」

 

戸塚を先頭に橋に向かう。願わくば何事もなく終わって欲しいもんなんだがなぁ・・・。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「じゃあ始めるよ。」

 

「了解、気をつけてな。」

 

「ほむんほむん!武運を祈っているぞ!」

 

戸塚が橋の残骸を伝って対岸に渡る。敵を見つけたら戸塚から通信が入ることになっている為、それまでは待機だ。

橋を渡りきり戸塚が路地に入って行く。

 

 

 

 

 

 

 

「八幡!ごめん見つかった!完全に挟まれちゃった・・・。今逃げながら誘い出してるから位置に着いて!」

 

「了解、由比ヶ浜?今戸塚どこ逃げてるか分かるか?」

 

俺は急いで狙撃位置、橋脚の残骸へ。距離はギリギリ、何とかやってみるか・・・。

 

「えーっと・・・・・・。もうすぐ左の路地から出てくる。多分彩ちゃんの真後ろに1人敵がついてきてる!もう1人はバックワーム使っているからわかんない!」

 

「戸塚!後ろの奴は任せろ。」

 

戸塚にそう伝え、狙いを路地の出口に定める。

集中しろ。この場面外したらおそらく次はない。

呼吸をゆっくりと、銃口のブレを少なく・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戸塚が出てくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

続いて敵が1人出て来てアサルトライフルを構えて止まる。

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は引き金を引いた。

 

 

 

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