「うぃーっす」
奉仕部部室には部員の2人、雪ノ下雪乃と由比ヶ浜結衣が部活、もといお茶会をしていた。どうやら依頼は来てないらしい。
「あら、ようやく来たのねサボりヶ谷君。今日はもう来ないと思っていたわ。」
「ヒッキー!どうしたの?また平塚先生に呼ばれたみたいだけど・・・」
「へーへー遅れて悪ぅございます。まぁ遅れた言い訳って訳じゃないが、ちょっと色々あって呼ばれたんだわ。」
こうして俺はボーダー選抜に選ばれた事、出発日、しばらく戻ってこれないことに伴って部活に出れないことなどを2人に説明した。
「つまりヒッキーはそのボーダーってとこに行って働いてくるわけだね。」
「そういう事だ。守秘義務とかあるから詳しくは言えないんだがな。」
「そう・・・しばらくはその腐った目を見なくて済むわけね。少し寂しくなるわね。」
おい寂しくなるポイントそこかよ。まぁこいつなりに別れを惜しんでくれてるのだろう。
「こっちもお前の罵倒を聞かなくて済むのは気が楽ってもんだよ。」
「まぁまぁ・・・そうだ!送別会しようよヒッキーの!さいちゃんとか小町ちゃんとか読んでさ!・・・あと中二も」
おいなんだその間は・・・オマケ扱いの材木座に合掌―
「まぁ・・・そうねしばらく会わなくなる訳だし、いいのではないかしら。」
「決まり!じゃあみんなに連絡して予定合わせとくよ!」
言うやいなや慌ただしくメールを送り始める由比ヶ浜。さすが上位カーストこんな感じの事に慣れてるな。そんな様子を横目に雪ノ下が語り始めた。
「比企谷君。私達に出来ることがあるかは分からないけど、あるなら連絡しなさい。協力するわ。」
「ああ・・・ありがとな」
こうして出発までの時間は慌ただしく過ぎていった。由比ヶ浜主催の選抜隊送別会には小町の他に平塚先生や川・・・川なんとかさんも来ていた。材木座は忘れずに呼ばれていた。良かったな・・・
そして出発の朝、家族や雪ノ下達に見送られながら俺達はボーダー本部へ向けて千葉を出発した。本部までは平塚先生が引率するらしい。
「すまんが私がいられるのは三門市の駅までだ。本部は警戒区域の中にあるから一般人は入れないんだそうだ。そこから先は担当の指示に従ってもらう。確か担当は嵐山とか言ったかな?」
そんなことを言っていると三門市に到着した。とてもネイバーの脅威に晒されてるとは思えない普通の街だった・・・・・・
時折聞こえる閃光や爆音を除いてはだが。
おいおいマジかよ。なんでここの住人普通に生活してんだよ?慣れってやつだろうか。
こうして俺達は三門市に足を踏み入れた。
4話は少し感覚空きます