ガイアーク戦記   作:麗紫 水晶

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初めての方もそうでない方も初めまして。(ほとんどそうかなと思いまして)
多々文章足らずな面がありますが、飽きずに読んでいただけると大変嬉ぅございます。
先ずはプロローグにて。



☆☆プロローグ☆☆

斬ッ!!

相手を袈裟斬りに叩き斬り、すぐさま次の相手を探す女性剣士がいた。

銀色の甲冑に身を包んだ女性剣士は、次に襲い掛かってきた相手に対し、剣を突きだし、絶命に追い込む。前のめりに倒れてきた相手をかわし、更に次の相手と剣を交えて行く。

綺麗な顔立ちと銀色の髪の毛をポニーテールに束ねて闘う彼女の名はレザリア…。そう、後に銀髪の英雄と呼ばれ、国を他国からの侵略を守り抜いた女性剣士その人であった。

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

 

「ガザト王!」

 

一人の兵が玉座の間にやって来る。

そして王の前で方膝をついてしゃがみ、頭を垂れる。その脇に、オリジナルで造らせたのだろう、特長のある剣を置いて。

 

「どうした、何があった、大隊長ラザックよ。」

 

「はっ。たった今、北方の国ザイルークを陥落したとの報告が。」

 

「おぉ、そうか、そうか。ルーク王め、ワシの傘下に入ることを拒みおって。素直に訊いておれば、無駄な血を流さずに済んだものを。して、ルーク王はどうした?」

 

それなりの歳に見えるガザト王ではあるが、鍛えられた腕や脚、服に隠れてはいるが、引き締まった腹筋と胸板は、王の威厳を保つのに十分であった。只、長く伸ばした髭だけが白くなったことを除けばだが。

 

「はっ、ルーク王は今回の戦いに敗れ、戦死したとのことです。」

 

「ほう、あのルークがか。面白いのぅ。その者に褒美を摂らせよ。それから、妃を連れて参れ。」

 

「はっ、分かりました。では。」

 

「うむ。」

 

大隊長ラザックは立ち上がり、颯爽と玉座の間より出ていった。

 

「ふむ。ザイルークの妃は絶世の美人だと聞く。ワシの妃に迎えるのも悪くない…ふぁっはっはっはっはっは!!」

 

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

 

青く光輝く晴天のもと、南方に位置する国アユラ国は巨大な岩山の上に城があり、手前の麓には城下町が。その反対の裏手は海が広がっていて、変わった地形をしていた。

その城下町をゆっくりと眺めながら、武具屋へ向かうレザリアの姿があった。

いろんな住宅街や商店街があり、人々が行き交い、子供達が遊び回っているのが、穏やかで癒されるのだった。

(他の国では、戦ばかりで大変だろうに、どうしてこの国のように平和に暮らせないのか)

そう想いながら、武具屋に着く。今日は頼んでおいた剣が出来上がる日であった。

何を言ってもこのご時世。平和に暮らしてもらう為には他国の侵略を防がなければならない。ゆえに武器を防具を身に付けると自身に言い聞かせ、武具屋の扉を開けて中へ進む。

 

「らっしゃい。おぉ、あんたか。たった今完成したところだ。今持って来るから、待っててくんな。」

 

そう言うと、武具屋の主人は奥の部屋に入っていった。しばらくすると、一本の細身の剣を持ってきた。握りの部分は白糸でクロス状に織り込んであり、鞘は全体に白色で、体の長い龍が巻き付いた飾りが施されていた。そして鞘の口のところと握りの一番後の所に、白いボンボリが2つずつ付いていた。

レザリアもその綺麗さに心奪われる。

 

「剣を抜いてみな。」

 

と、主人が自慢気に言うので、鞘から剣をゆっくりと抜いていく。

 

「おぉ…。」

 

感嘆の声を漏らしつつ、剣を抜いて、垂直に構える。刃の方は一点の曇りなく、刀身の方には長い龍の彫り物に赤色のルビーが龍全体にはめ込まれていた。

益々魅了されてしまうレザリアだった。

大枚をはたいた甲斐があった、と大満足で、鞘に納める。

 

「ありがとうご主人。大満足の出来だ。この剣でなら敵が来ても恐くない。」

 

「そこまで喜んで貰えたなら、こっちも大満足さ。必ずあんたを守ってくれるさ。」

 

「そうだね。頑張るよ。じゃ。」

 

と剣を背中に装備して、扉を開けて出ていく。

武具屋の主人も武運を祈るとばかりに手を挙げてレザリアを見送った。

気持ちのいい日差しを浴びながら、武具屋を後にした。

これから起こりうる大いなる戦いの前のひとときの休息のようでもあった。

 




読んで頂けて嬉ぅございます!なんだ、こんな程度か。と嫌わずに、お付き合い頂けたらと思います。なかなか更新が亀なのですが、頑張りますのでよろしくお願いいたします。 では。
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